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2006.03.17

「スカイマークに厳重注意修理期限9カ月超過問題」間抜けなニュース2題。

◆記事1:<SKY機>修理行わず9カ月運航 国交省が厳重注意へ

スカイマークエアラインズ(SKY)のボーイング767型機が、航空機メーカーから指示されていた必要な修理を行わず9カ月にわたって運航を続けていたことが分かった。

スカイ社の調査で機体前部ドア付近に亀裂の兆候があることが判明。国土交通省は、飛行を続けた場合は亀裂につながる可能性もあったとして、スカイ社を厳重注意する方針。

国交省によると、問題の旅客機はスカイ社が04年11月、ブルネイ航空から中古機としてリース契約で購入。

ブ航空が同年6月、機体を台湾の整備会社に搬入した際に、右前客室ドアの下側外板にくぼみ(縦6センチ、横1.5センチ、深さ1ミリ)があることが分かった。

整備会社は製造元のボーイング社の指示に基づき、アルミ製の補強板で修理。ボ社はこの際、「1年以内に再度修理を行う」との条件を付けた。

スカイ社は同年12月から羽田―鹿児島線などで運航を開始したが、ブ航空から引き継がれた修理期限について記された文書が社内で共有されず、

05年6月の修理期限に気づかずに運航を続けたという。

今月9日になって、スカイ社の技術担当者が資料整理中に、修理期限が発覚した。スカイ社は同日から運航を停止し、国交省に報告。日本航空に整備を委託、補強板に亀裂の兆候があることが分かった。

補強修理は13日に終えた。

国交省は「安全面への支障は見つかっていないが、必要な情報が共有されていない問題があった」としてスカイ社を厳重注意する。

スカイ社は「傷のあった状態で飛行したのは本来はあってはならないこと」と説明している。(毎日新聞) - 3月13日22時37分更新


◆コメント:まかり間違えば、人が死ぬのに「厳重注意」で終わりですか。

近頃、世の人々が様々な問題の重大性、深刻さを正しく認識出来ていない。

「偽メール」事件ではマスコミが世論を挑発するものだから、民主党各議員の事務所への抗議メール、抗議電話がすごいのだという。

それも分かる。

しかし、スカイマークエアラインズは、飛行機の製造元、ボーイング社から、指示されていた修理を行わずに運航を続けていた。

何も起きなかったのは、たまたま運が良かっただけでしょ?こちらには抗議メールは殺到しないのだろうか?いや、知りませんよ。

こちらにも、利用者からの抗議が殺到しているというのなら分かるが、日本の世論はマスコミに誘導されて、一度に一つの事件しか意識しないことが非常に多いと思うのである。



ところで、スカイ社は、人命に関わる怠慢なのに、「厳重注意」で終わり? 国交省の役人の天下り先だから?

スカイマークが使っている旅客機は全部で確か8機でしょう?国交省が全ての機体を緊急点検するべきだ。

そしてその間は、運航の安全が確認できないから、業務停止命令を出すべきだ。当然、困る客は出るだろう。

しかし、飛行機が落ちるよりいいだろう。スカイマークは信用と顧客を失うだろうが、それぐらい痛い目に遭わないとダメだと思う。

何ですか、厳重注意って。何もしていないに等しい。


◆記事2:<与謝野担当相>大手行と消費者金融の提携に不快感

与謝野馨金融担当相は15日の参院予算委員会で、「高い金利で貸すサラ金が、テレビコマーシャルを堂々としていることと、

かつては超一流だと思っていた銀行がサラ金と一緒に広告を出していることは不愉快」と批判した。共産党の大門実紀史議員の質問に答えた。

(毎日新聞) - 3月16日2時52分更新


◆コメント:銀行と消費者金融の提携は2000年から既に始まっていたのに、ボーッと見ていた金融庁。

質問者の意図も、金融相の言いたいことも分かりますよ。

よりによって、かつての財閥系大銀行が、こともあろうに「サラ金」と手を組むとは何事ですか?と多くの人は思ったはず。

最初は2000年。UFJとモビット(プロミス。プロミスは周知の通り、今は三井住友銀行と組んでいる)。

その次が、三井住友銀行とアットローン(三洋信販系)、東京三菱とアコムがそれぞれ提携している。悪夢のようだ。

サラ金からカネを借りるようになったらお仕舞いなのに、銀行が後押しをしている。



しかし、与謝野金融相も相変わらずボケてますね。

「銀行と消費者金融の提携を不快に思う」そうだ。

じゃあ、何故今まで放置していたんだ?

そりゃ、与謝野さんが金融相になったのは、昨年9月の衆議院選挙の後だが、そういう言い訳は通用しない。与謝野大臣の前は伊藤、その前は竹中。その前は柳澤伯夫各氏が大臣だった。その下に位置する金融庁という役所はこの間ずっしりと存在し続けて、銀行と消費者金融が提携することに、「待った」をかけなかった。そして、銀行の収益が充分でないと、「業務改善命令」を出す。

そうしたら、この間ずっとゼロ金利だったのだから、銀行は普通のことでは、収益を上げることが出来ない。

どんな手を使っても収益を上げようとしますよ。当たり前ではないか。金融庁がし向けたようなものなのだ。

金融庁は、金融機関の監督官庁として職務を全うしていない。

今頃になって「不愉快」だ、などという個人的かつ情緒的答弁をされても何にもならない。

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