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2006.06.23

喜ぶのはまだ早いと米有力議員=米業界、『日本は信頼できぬ貿易相手』←欧米人との接し方

◆記事:喜ぶのはまだ早いと米有力議員=米業界、「日本は信頼できぬ貿易相手」

【ワシントン21日時事】米貿易政策に大きな影響力を持つグラスリー上院財政委員長(共和)は21日、米国産牛肉の輸入再開をめぐる日米合意について

「喜ぶのはまだ早い」とする声明を発表した。同委員長は肉牛生産地であるアイオワ州の選出。

委員長は「事前査察の実施の約束が輸入再開を意味するものではない」と指摘。「引き続き科学に基づいて日本が実際に輸入を再開するまで圧力を掛け続ける」と述べた。

一方、業界団体の全米肉牛生産者協会(NCBA)のジョン会長も声明を発表。「日本は信頼できない貿易相手国だ」とし、

8月末までに輸入が再開されない場合に対日制裁を発動する法案への全面的な支持を表明した。 (時事通信) - 6月22日7時1分更新


◆コメント:欧米人というのは、こういう論理なんですよ。

この記事を日本人の普通の感覚で読むと、

「なんだと? 特定危険部位の混じった肉を送ってきたアメリカ人こそ『信頼出来ない貿易相手』だろう」

と怒りがこみ上げる。

日本が米国産牛肉を輸入再開するに際し、アメリカは、「日本に送る肉から、異常タンパク質プリオンが蓄積しやすい、脊髄、脳などを除去し、除去されていることを点検すること」を条件にした。

それにも関わらず、昨年12月に輸入を再開して一ヶ月もたたないうちに、一目で脊髄と分かる骨がついた肉を送ってきた。約束を破ったのはアメリカである。



米国農務省の報告書によると、食肉処理・加工業者も、税関の担当者もその条件を知らなかったというだ。

但し、そのときの会社と食品医薬品局の検査官がその最も大事な条件を知らなかったのは、極めて例外的であり、他の食肉処理・加工業者は大丈夫だ。というものだった。

他は大丈夫である根拠は記されていなかった。全然、「報告」になっていない。繰り返すが、「信頼出来ない貿易相手」とはアメリカのことである。



実は、この「米有力議員」もそのことは分かっているのである。

ところが、彼の「地元」が畜産業の盛んなアイオワ州なので票を失わないためには、「日本が悪い」と言わざるを得ない。

欧米人社会では謝ったら負けであるから、たとえ自分に非があることを100%自覚していても、何とか、無茶苦茶な論理であっても滅多なことではそれを認めず、相手に責任転嫁しようと試みるのである。



誰が見ても、この議員の主張は正しくないが、だからといって日本人の感覚で「相手にしない」で黙っていると、それは、相手の主張を受け入れたと見なされてしまうことに注意するべきである。

したがって、馬鹿馬鹿しいことこの上ないが、官房長官、又は、農水相若しくは外務相は、グラスリー議員の主張は完全に誤りであること。

「お客」である日本の要求に従おうとしない、「売り手」、米国食品管理当局が悪いのだ、と大げさなぐらい怒ってみせること。

絶対に謝らないだろうが、グラスリー議員の発言の取り消しと謝罪を要求する。さもなければ、今回の輸入再開も無かったことにする、日本が「制裁」を受ける理由は無い、

と強硬に反論するぐらいで丁度いい。欧米人を相手にすると言うことはそういうことである。

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