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2006.10.16

「<北朝鮮核実験>「あったの」「なかったの」依然未確認」←にもかかわらず、「周辺事態」だと騒ぐ政府の危なさ。(予算委員会音声追加)

◆記事:<北朝鮮核実験>「あったの」「なかったの」依然未確認(毎日新聞) - 10月15日9時20分更新

北朝鮮の核実験発表から5日後の14日、米側から朝鮮半島周辺上空で放射性物質を検出したとの知らせが日本政府にもたらされた。

実験の可能性を示した「揺れ」以外で、初めての証拠となるのか。

国連安保理は、制裁採決へ向け協議を続ける。瀬戸際外交が専門の北朝鮮は、再実験に踏み切るのか。その可能性を探った。

■米軍が「北朝鮮周辺」で放射性物質検出したが

「米軍が朝鮮半島周辺の上空で核実験を行った際に検出される放射性物質を確認した」。

実験発表以降、初めてとなる放射性物質検出のニュースが14日、飛び込んできた。

しかし、核分裂反応で生じる放射性物質が大気中から検出されたとしても、それだけで核実験があったと断定するのは難しい。

宇宙から常に地球に降り注いでいる放射線(宇宙線)が大気中の物質に当たって生じたり、原子炉から放出された可能性もあるからだ。

地下核実験で検出されやすいのは、核分裂の際に出てくるキセノンやクリプトンなどだ。

「希ガス」と呼ばれるこれらは、他の物質に吸着しにくい性質を持っているからだ。

しかし、地球の大気中には欧州などの核燃料再処理工場から放出されたクリプトン由来の放射能が1立方メートル当たり1.5ベクレルあり、

微量の検出では実験実施の根拠にはならない。また、ヨウ素131やバリウム140などが検出されれば、核実験の疑いが高いとされる。

その元素が存在できる期間の目安となる「半減期」がヨウ素131は約8日、バリウム140で約13日と、

いずれも寿命が短く自然界では本来観測されないからだ。ただ、これも検出量が微量な場合は確認が難しい。

こうしたごく微量な放射性物質の変動を見極めるには、各観測点で定期的に大気中の放射性物質を測定して、基準となる量を知っておく必要がある。

核実験全面禁止条約(CTBT)に基づく監視・観測では、24時間放射性物質の量を測っているため、異常な変動があれば分かるが、

今回国内の観測地点で変動は確認できていない。また、国内の基地から飛んだ米軍の観測では、

そうした日常のデータが蓄積されているか分からず、変動をキャッチできたかは不透明だ。

過去にも核実験があったと疑われたが、観測できなかった例がある。核兵器を秘密裏に開発、保有していた南アフリカのケースだ。

79年9月に米偵察衛星が南アフリカ沖のインド洋上で核爆発が疑われるせん光を観測。

米政府は、放射性物質の確認作業を続け、豪州の羊の甲状腺からヨウ素131を検出したが微量だったため、

核実験によるものかどうか判定できなかった。


◆コメント:事実認定があいまいなまま、急速に戦時体制へ移行しようとしていますよ。結構危ない状態だよ。

14日、アメリカが、北朝鮮が核実験を行ったという場所で、放射能を検出した、と発表した。

私は、放射能は普通の状態でも存在するのだから、それだけでは、北朝鮮が核実験を行ったことの物的証拠にはならないとかいた

そのことを更に詳しく説明しているのが、上の毎日新聞の記事である。

要するに、未だ、真実は明らかとなっていないのである。

しかし、さすが、タカ派の安倍首相。北朝鮮が核実験を行ったとの声明を発表したこと自体が、

有事法制で言うところの「周辺事態」だ、と言い始めています。政府見解によれば、周辺事態とは、

放置すれば直接の武力攻撃に至る恐れのある事態など、日本周辺地域における日本の平和と安全に重要な影響を与える事態

というのである。。

何度も書くが、いまだに核実験が本当にあったのか否か、確認できていない。

そういうことを一番精密に24時間監視している、核実験全面禁止条約機関(CTBTO)は、

放射能や、核分裂の際に発生する物質(キセノンやクリプトン)を検出していない。

酒乱で有名な自民党の中川政調会長は「日本の核保有議論は、大いにあって良い」などとテレビで発言している。

北朝鮮にかこつけて、急速に日本が右旋回しそうである。


◆週刊現代の記事について質問され、怒鳴りまくった安倍首相

10月11日、参議院予算委員会で、民主党の森ゆうこ議員が、安倍首相の拉致被害者奪還の具体策を問い質したが、具体案は何も出てこない。

そして、週刊現代のスクープについてきかれたときの激怒は普通ではない。

これが、10月11日参議院予算委員会で週刊現代の記事に関する佐藤議員の質問と安倍首相の「激怒」の一部である。明らかに、一部カットされている→
なにか、怪しい。

なお、電子ブック書店のeBookJapanでは、過去の週刊現代、週刊ポストの記事を、「記事単位」で購入できる。

毎週木曜日にその週の月曜日に発売された最新号が電子ブック化される。ここに、週刊現代がある。

安倍首相の記事だけ、42円で買うことが出来る(前もって、クレジットカードを登録する(他の支払方法もあったはず)、

専用ソフト(ビューアー)をインストール(無料)するなど、若干の手間はかかるが、大したことはない。

ただし、当然ながらここからプリントアウトしたり、ファイルコピーは出来ない。

念のために、一言かきそえるが、私はこの書店と利害関係を持つ者ではない。


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