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2006.10.11

「政府・自民、北の核実験に懐疑論=外務省首脳『怪しいと思う』」←やっぱり。まだ真実は分からない/バッハ「シチリアーノ」

◆記事1:政府・自民、北の核実験に懐疑論=外務省首脳「怪しいと思う」

北朝鮮が実施したと発表した核実験について、観測された地震は核実験によるものではないとの見方が10日、政府・自民党内に浮上した。

外務省首脳は同日夜、「(核実験に伴い空気中に放出される)放射性物質は初日に一番出るはずなのに、全く出ていない。

今後出るとも限らない。最初から怪しいと思っている」と述べた。

また、自民党の国防族幹部も同日、「(核実験ではない可能性が)濃厚になってきている」と語った。

同幹部は、日本や米国などが進めている分析作業に少なくともあと2~3日はかかるとの見通しも示した。

(時事通信) - 10月11日1時0分更新


◆記事2:<北朝鮮核実験>「ミサイル搭載数年かかる」 米専門家分析

【ワシントン和田浩明】北朝鮮の核実験を受け、核弾頭を運搬手段の弾道ミサイルに搭載できるまで小型化する技術を持っているかどうかについて、

国際社会の懸念と関心が高まっている。米情報機関は「(小型化技術保有の)理論的な可能性はある」と分析しているが、

搭載実現には少なくとも数年はかかるというのが大方の専門家の見方だ。

米中央情報局(CIA)や国防情報局(DIA)は04~05年にかけての連邦議会への報告で、

北朝鮮による核弾頭のミサイル搭載の可能性に言及している。しかし、搭載の実例を確認したとの公式情報は出していない。

北朝鮮が7月に試験発射に失敗した「テポドン2号」についてCIAは発射前、「核兵器規模の有効搭載量を持ち、

米本土に到達する潜在能力を持つ」と分析していた。

米民間シンクタンクのカーネギー国際平和研究所によると、米国が1950年代に配備した最初の大陸間弾道弾に搭載されていた核弾頭は4~5トン。

これを1トン前後に小型化するのに6~8年かかっている。米ソ冷戦のさなかで米国が核軍備強化に注力していた時代のことだ。

米不拡散研究センターの今年3月の推定では、北朝鮮が保有する弾道ミサイルの有効搭載量は「ノドン」で700キロ前後、

98年に日本上空を飛行した「テポドン1号」ではより低いと見られている。

プルトニウムを使った核分裂爆弾を小型化する手法として、重水素と三重水素の混合ガスを弾頭中心部に注入する方法がある。

だが、米国の民間研究機関「核脅威イニシアチブ」によると、三重水素は高価で扱いも難しく、

「北朝鮮がミサイル技術を提供しているパキスタンから三重水素を入手した可能性はあるが、入手や独自生産の証拠はない」という。

北朝鮮の弾道ミサイルの命中精度はノドンで推定2~4キロと低く、「軍事的な脅威は相対的に低い」(同センター)。

しかし、核弾頭を搭載できなくとも、核物質や生物・化学兵器の搭載は可能と見られ、

在日米軍基地の攻撃などに使われた場合、周辺の人口集中地区に大きな被害が出る可能性も懸念される。

(毎日新聞) - 10月10日19時26分更新


◆コメント:まだ、核爆発があったかどうか、わからないのですよ。

昨日書いたばかりでくどいようですが、人間はミス・リードされやすいのですね。

ミス・リードとは、英語の“mislead”で、誤った情報へ導く、欺す、というような意味です。

勿論、「核爆発が無かった」、と断定するのことも、現時点では出来ません。



但し、昨日、私は「北朝鮮核実験」←まだ真実の全貌はわかっていないのです。という記事を書きました。

昨日の「記事3」を読んでいただくと分かるように、核実験を監視する専門家が、まだ十分なデータが揃っていない昨日の時点で、

「核爆発かどうか怪しい」とNHKのインタビューに答えた、との話を読んで、私は「???」と思いました。

分からないなら、専門家は、通常、「まだ、何とも言えない」とコメントします。

外れたら面目がたたないですから、その専門家が昨日、違うかも知れないと言ったのは、

本心は「多分違うだろう」と言うことだったのかも知れません。


◆「思いこみ」が起きるのも無理はないのですが・・。

どうして、皆、やたら慌てたかというと、北朝鮮はとっくの昔、2002年にアメリカの特使に、

核爆弾を持つために必要なウラン濃縮計画を行っていると公言しているわけです。

そして2005年4月には核拡散防止条約を脱退しました。

そういう「歴史的経緯」があり、先週水曜には「近々、核実験をやるつもりだ」とわざわざステートメントを首領様が発表したわけです。

これで、まず、「思いこみ」が始まります。

やるとしたら、安倍首相が中国と韓国を訪問する8日か9日だろうと言われていました。

そして、まさにそのタイミングである昨日、ロシア、韓国、日本で地震計が揺れを観測し、北朝鮮自身が「核実験に成功した」と発表した。

それだけなのですが、どうしても思いこんでしまいますね。



しかし、皆さんご承知のとおり、平気で嘘をつく国ですから。

国家指導者が日本人拉致を命じているくせに、部下が勝手にやった、と発言したり、

拉致被害者は死亡したといって、偽物の「遺骨」を送ってきたり、偽米ドル札を作ったり。



繰り返しますが、私は北朝鮮は核実験を行っていない、と言っているのではありません。

「何が真実か、まだ分からないから、国連憲章7章制裁(第7章は「平和に対する脅威」についての規定です。まず、経済制裁など非軍事的制裁、それでも言うことをきかなかったら、多国籍軍派遣による軍事的制裁)を検討するのはもう少し待ってからでもいいでしょう。」

と言いたいのです。

記事2を読んで下さいよ。ミサイルに搭載するためにはまだ、数年かかる、という見解があるぐらいですから。


◆しかし、核爆弾はミサイルでなくても運搬できる。

一応、両方(核実験失敗、成功)のケースを想定すべきですから、書きます。

核弾頭を小型軽量化出来ない段階でも、ミサイルを使わないで運搬することは可能だ、とイギリスのThe Economist誌が書いていました。

例えば、船で運んできて、日本に上陸して、ドカンと爆発させることはできる、と。

なるほど・・・・。核兵器と言えばミサイルというのも「思いこみ」ですから、盲点ですね。

標的を韓国にした場合は、より一層、運搬が容易です。何しろ地続きですから。



日本に話を戻しますが、海岸線が長いから、海上保安庁の方はさぞや監視が大変だと思いますけれども、

警戒していただきたいですね。無論、自衛隊と米軍も見張ります。


◆抑止力として保有するのだから、まず、やらないでしょう。

やらないと思うけどなあ・・・。やったらお仕舞いですからね。必ず、アメリカに報復されますから。

それは、同盟国日本がやられたというより、在日米軍基地のアメリカ人まで被爆するから、必ず、仕返しをされる。

北朝鮮の核保有(が本当だとしたら)は、「抑止力」を目的としているわけです。

核を持てば、アメリカから先制攻撃を受けることはない、というのが、首領様の思惑、というか、確信に近いものがあるでしょう。

イラクを見ていて痛感したのでしょう

。あそこは核を持っていなかったので、滅茶苦茶にされた、と。やはり持たなきゃダメだ。というのが、

北朝鮮が核保有をアピールするひとつのきっかけになったのはまず、間違いないでしょう。

とりあえず、もう少し様子を見ます。


◆今日の名曲:バッハフルートソナタから「シチリアーノ」

何とももの悲しく美しい曲です。

シチリアーノは、リズム形式を指す言葉で、他の作曲家も沢山書いています。

どうも、バッハになりますけど、やはり特別なんですね。

何というか・・・、世俗を忘れることができます。音楽には人を慰める力があると思います。

なお、伴奏している楽器は現代のピアノよりちょっと前の段階の「フォルテピアノ」という楽器です、

ピアノに比べると、残響が短い、乾いた感じがしますが、訥々としていて、なかなか、この曲に相応しいようにおもいます。

こちらです。→

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