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2007.01.13

「イラク増派計画、6割が反対=米」←ブッシュがアホなのは世界の常識だが、ライス国務長官も意外にアホだね。

◆記事1:イラク増派計画、6割が反対=米 (1月12日16時0分配信 時事通信)

【ワシントン12日時事】12日付の米紙ワシントン・ポストによると、同紙とABCテレビが共同で実施した世論調査の結果、

約6割がイラクへの米軍増派計画に反対していることが分かった。

調査は、10日にブッシュ大統領がイラク新戦略を発表した直後に実施された。

それによると、イラクへの2万人以上の部隊増派に反対するとの回答は61%に上り、賛成は36%にとどまった。

また、53%が議会多数派の民主党は増派を阻止すべきだと答えた。阻止すべきでないとの回答は44%だった。


◆記事2:<米国>イラク新政策でライス長官に集中砲火…上院外交委 (1月12日11時15分配信 毎日新聞)

【ワシントン及川正也】ブッシュ米政権のイラク新政策発表を受け、連邦議会は11日、関係委員会で公聴会を開いた。

米軍増派に反対する民主党や共和党の一部から不満が噴出し、上院外交委員会で証言したライス国務長官が集中砲火を浴びるなど、

新政策は「政権対議会」の対立を一段と際立たせる格好となった。



11日の上院外交委。ブッシュ政権のイラク政策に批判的な共和党のヘーゲル議員が「米軍増強についてだが」と口火を切ると、

ライス長官が「増強とは思わない。数の問題ではない」と反論したことで緊迫感はピークに達した。

ヘーゲル議員は「ベトナム戦争以来、最も危険な外交政策の誤りだ」と決め付けた。

新委員長に就任した民主党のバイデン議員は「大統領の新戦略は悲劇的な誤りだ」と酷評した。

ライス長官は増派部隊の駐留期間などをただす矢継ぎ早の質問に「明確なことは示せない」などとかわしたが、

長官と議員の応酬は徐々に過熱。女性のボクサー議員(民主党)が独身で子供のいない長官に

「増派で犠牲になるのは米兵だ。あなたには家族の中に犠牲になるような人はいない」

と指摘したことを発端に米兵死者数の見通しなどを巡り舌戦となった。

上院共和党の大勢は新政策に理解を示しており、増派を認めない決議案を採決する姿勢を見せている民主党に対して、

採決を阻止するために審議打ち切りを認めない議事妨害で応じる構えだ。


◆コメント:ブッシュのバカがライスに感染って(うつって)しまったのだろうか。

10日にブッシュが新しい対イラク政策を発表する、というニュースが流れたときに、全く期待はしていなかったが、

まさかここまで完璧にアホな政策を打ち出すとは思わなかった。

ブッシュは何も分らないアホだが、ライス国務長官はもう少し知恵が働くかと思ったのである。

因みに、ライス国務長官とはあのおっかない顔のオバサンであるが、知能は高い

(IQ=知能指数が200だと言われているが、それは「伝説」に尾ひれがついたのではないかと思われる。アインシュタインが170ぐらいなのだ)。

あまりにも頭がよいので15歳にして飛び級で大学に入り、26歳の時に史上最年少で名門スタンフォード大学の教授になった人物である。

また、ピアノがプロ級だという噂で、これも「伝説」だろうと思っていたら、

チェロのヨーヨーマと、何か合わせて(合奏して)いるのを聴いたら、本当に上手いので驚いた。



話がそれたけれども、要するに、頭が良いのに、何故、増派などというのか(ライスが言い出したに決まっている)不可解だ。

イラク戦争が長引き、戦死者が増えて支持率が下がっているというのに、さらに2万以上の兵隊を送る、などと言ったらどうなるか。

太平洋を挟んで遙か彼方にいる外国人の我々ですら予想がつくことが、分らなくなってしまったのだ。



記事2に載っているライスの

「(米軍)増強とは思わない。数の問題ではない」

という発言を読むと、本気で心配になってくる。

増強ですよ。数の問題ですよ。

先日、イラク戦争開戦以降のアメリカ兵死者数が3000人を超えたことがニュースで流れましたよ。

日本人でも知ってますよ。これ以上殺す気ですか?ライスさん。


◆世界中をアメリカにしようとする思想が、根本的に間違っているのです。

アメリカ中枢部を牛耳っていたチェイニーとかこの前止めたラムズフェルドらを「ネオ・コンサーバティブ(新・保守主義者)、ネオコン」というが、彼らの思想は、

「中東に争いが絶えないのは、民主主義が根付いていないからで、民主主義を教えてやれば、平和になるのだ」

と言うものである。この場合の「民主主義」とは「アメリカ式民主主義」を指す。この考え方を変えて貰わないと困る。

私が学生の時に国際法の教授が、
「如何なる国の体制も、歴史的、民族的な背景・必然性があって、現在に至っている。これを他国が力ずくで変えようとしても、結局無理なのだ」

という意味のことを仰った。

内部から革命でも起きて体制が変化することはあるが、強引に外から押しつけても、どこかで無理な力が働くので失敗する、ということである。

講義を聴いてから20年以上経って、教授の言わんとしたことが良く分った。

アメリカはまさにその「無理」な事をして失敗しているのだ。

それなのに、決してそれを認めようとしないので、「イラクのベトナム化」が起きつつある。


◆石油が欲しかっただけでしょ?

しばしば、アメリカの要人が「反米イスラムテロを掃討するまで」というたぐいの発言をする。

「反米テロ」は「米」がいるから、出てくるのだ。

「米」軍が皆引き揚げれば、論理的に考えて、少なくとも中東で「反米」テロを起こしようが無い。

アメリカがイラク戦争を起こしたのは、要するに世界一の埋蔵量を誇るイラクの石油が欲しかった為であるのに、

「中東に民主主義を植え付けたい」などと見え透いたことをいうから、世界の顰蹙を買っているのである。


◆「ブッシュ妄言録」という本を知っていますか?

何年か前に一度書いたが、ブッシュの無知、英語の出鱈目な程度はすさまじく、だからアホだと言われるのだが、

そういう発言ばかりを集めたサイトがあり、それが本になって何冊か出ている。

下手なお笑い芸人より余程笑わせてくれる。電車の中では読まない方がいい。

曰く、

「日本とアメリカは過去150年間、良好な関係を保っている」(・・・・)

「メキシコとカナダに国境紛争が生じたことはない」(確かに・・・・)

(テレビ討論で)「良いかね?本当に信念を持っていれば、どんな質問にも答えられるんだ。君の質問には答えられない」(・・・・ということは・・・・。)

極めつきは、語法の誤りで、あのひとは、

misunderstand(ミス・アンダースタンド。誤解する)という単語と、

underestimate(アンダーエスティメイト。過小評価する。低く見積もる)

という単語がどうしてもごっちゃになってしまうのである。

「君は私を誤解している」、と言いたいときには、

I think you are misunderstanding me.

というが、ブッシュは、

You are misunderestimating me.

"misunderestimate"という、新しい単語を作ってしまった(お分かりと思うが、misunderstand と underestimateが、ドッキングしたのだ)。

ところが、あるとき、片方の単語を、単語自体は正しい(造語ではない、ということ)が、意味を間違って使ってしまった。

要するに、「私はバカじゃない。君たちは誤解している」といいたかったのに、

I think anybody who doesn't think I'm smart enough to handle the job is underestimating.

(私が、大統領を務めるには、頭が悪いと思っている人たちは、その事実をまだまだ甘く見ている)

「俺のバカさ加減はこんなものじゃないぞ」ということだ。なるほどね。

「へい。甘く見ておりやした。恐れ入りやして、ごぜえやす」。

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コメント

Reneさん、こんにちは。

私は、ライス長官は知能は高いかも知れないけど、聡明ではないと思います。

「黒人」「女性」に対して、なんだかんだ言っても偏見があるのがアメリカで、それに
対して「負けてたまるか」という意識を本人は否定するでしょうが、無意識下に抑圧し
ている。

また、他の国の如何なる女性政治家にも言えることですが「女性だから甘い」と言われ
まい、と力みがちになり、結果として男性よりも強硬な思想を表明することがよくあり
ます。

女性には、子どもがいようがいまいが、本能的に「母性」=「優しさ」があるのですか
ら、「自分が女性であることを意識から排除する」のではなく、つまり、男性と同じ方
向を目指すのではなく、「優しさ」を政治に反映させた方が存在意義があると思います。


それにしても、ブッシュとは家族ぐるみの付き合いということで、アホのブッシュが世
界中に迷惑をかけることを手伝ってはいけませんね。

投稿: JIRO | 2007.01.14 11:25

ライス長官の個人的な背景。。。
法律違反を起こさない限りは、個人的な事情はこの人ばかりではなくても、ニュースやネットには出てこないのか、表立って聞いたことはありません。

もしかしたら、ジェイ・レノとかの夜のトークショーなどで短いジョークに使われたりするのかも知れませんが、どっと笑っておしまい。アメリカ人はとても単純思考で、陰口と根拠のはっきりしない噂話を毛虫のように嫌うようです。

去年末に共和党のフォーリー議員が研究員の若い男子学生に違法な性的なメールを送っていたことが発覚して、大騒ぎになりました。フォーリーは特に子供の性的虐待に反対し行動していたので、波紋は大きく、結局議会から身を引くことになりました。法律を犯した場合は、容赦ない国ですね。

ドクター・ライスは、議会に入る以前から、保守強硬派としてとても有名な人でした。長官就任以前に一度、テレビで彼女の1時間インタビューの特集があり、彼女の意見をじっくり聞くチャンスがありましがた、女とは思えない強硬さ、切れ味にびっくりしました。そんな彼女の就任に国民の間に不安が広がったのを覚えています。ブッシュとは家族ぐるみのつきあい。最も従順なブッシュの取り巻きの筆頭ですね。

投稿: Rene | 2007.01.14 07:24

Reneさん、こんにちは。

「ブッシュ妄言録」は日本ではWEBサイトがあり、文庫本になるぐらいです。

今日、新しいのが届きましたが、相変わらず笑いを堪えきれません。

ブッシュの新・イラク政策と、それを考えたライスにはあきれますが、

Reneさんが仰るように、共和党の相当部分が、ブッシュを見捨てていますね。

こういうところは、日本より健全です。

ご存知の通り、2005年の衆議院選挙で、小泉は郵政民営化に反対した議員を許しませんでした。

同じ政党でも個人により異なる意見があるのは当然なのに、許さないというのはファシズムの一種です。

このような風潮は、歴史を読むと戦前と同じです。

日本人は、「周囲と同じように行動すること」が行動規範になるので、間違った方に一旦走り出すと危険です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ところでライスですが、イランに対して非常に強硬的な発言をしますが、

「学生時代の彼氏がイラン人で、彼にフラレたことがトラウマになっているのではないかと言われている。」

と、「妄言録」に書いてあるのですが、これは、そちらでは良く知られた話ですか?

投稿: JIRO | 2007.01.14 00:14

今を去ることウン年前、大学の生協に、正確なタイトルは忘れてしまいましたが、ブッシュのインチキ英語を使って文法の勉強をする本が並んでました(苦笑)。


こんな使い方をすると笑われる!で、この場合はこんな言葉を使いましょう、みたいな感じでした。それで一冊本が作れるんだから、ブッシュのアホさ加減は見事なもんです。

投稿: Nべ | 2007.01.13 22:25

ププーッ(≧m≦)ノ_彡☆バンバン!
読んでいて、噴出すくらい的を得てますね!
「妄言録」実はこの本のファンです。
死者が出ていない頃は、ただ笑い転げていられたけれど、
今となっては、笑い事では済みませんよね。
しっかし、アホ!です。まったくアホ!
ブッシュのアホがライスに伝染して、
新しく就任した国防長官のゲイツも、
アホ丸出し!
頭から湯気が出てくるくらい怒り狂っている今日この頃ですが、
議会で戦費予算を拒否しますので、
その後ブッシュはどう出るでしょうか。
アメリカ兵もすでに2度、3度と十分な休みもなく、
繰り返し派兵されていて、疲労の極地です。
一般市民に召集がかかることのないようにとの配慮ではありますが、
何とかブッシュを止めないと!
共和党の30%がブッシュを見放したので、
増兵は、不可能だと信じたいと思っています。
ブッシュはオイルもその通りですが、ここで引いてしまえば、歴代大統領として最低の評価、失敗した大統領、アメリカの汚点として歴史に残るのが嫌なだけ。自分のことしか考えていない最悪の人間ですね。
かなり頭に血がのぼってしまい、
まとまりのないコメントでごめんなさい。

投稿: Rene | 2007.01.13 16:26

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 最近またしても鬱の症状が悪化してきている。折角去年は調子が良かったのであるが、 [続きを読む]

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