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2007.01.12

「心臓移植:渡米のさくらちゃん、手術成功 術後も順調 /東京」(毎日新聞)←よかったですね。

◆記事1:心臓移植:渡米のさくらちゃん、手術成功 術後も順調 /東京(1月11日11時0分配信 毎日新聞)

難病の拘束型心筋症で心臓移植のため渡米していた三鷹市の団体職員、上田昌弘さん(54)の長女さくらちゃん(4)が、現地で移植手術に成功した。

支援者らでつくる「さくらちゃんを救う会」はホームページを通じて「ここまで来られたのはご支援くださったみなさまのおかげ」と感謝している。

同会によると、さくらちゃんは昨年12月11日に渡米。今月5日未明(現地時間)、ドナーが見付かりカリフォルニア州内の病院で移植手術を受けた。

術後は順調で、歩行訓練も始めているという。

同会と両親は昨年9月から手術費用などのため都内各地で募金を呼び掛け、総額約1億5662万9695円が寄せられた。


◆記事2:難病女児の募金に批判 ネット掲示板 (産経新聞) - 9月28日8時0分更新

重い心臓病におかされた女児の救済募金が、インターネット上の巨大掲示板「2ちゃんねる」などで激しい批判の対象になっている。

女児の両親と有志が手術に必要な1億3600万円を目標に募金活動を始めたが、

ネット上では父親がNHKに勤務していることなどを理由に募金が必要なのかなど疑問を投げかける声が続出している。

募金の事務局は「募金は親としての最大限の努力をした上、足らなければ助けてもらう大前提で行っている。

ポスターやホームページは説明が足らなかった。両親が集めた負担額を計算し、近日中にサイトを書き換える。

募金収支などの情報公開は全部ガラス張りにしたい」と話している。

救済募金は東京都三鷹市の上田さくらちゃん(4)のための募金。難病の「特発性拘束型心筋症」で、米国での心臓移植しかない状況といい、

21日には「さくらちゃんを救う会」が都庁で会見し、手術費や渡航費などをまかなう募金への協力を訴えた。


◆コメント:「ネット上で批判」を伝えた産経新聞は見て見ぬフリをする気ですか?

まずは、手術成功おめでとうございます。とご両親に申し上げたい。


さて。

上田さくらちゃんのご両親が手術費用の寄付を募ったとき、「さくらちゃんを救う会」のサイトには連日猛烈な嫌がらせメールが届いた。

産経新聞は、さくらちゃんの病状や手術適応かどうかに関しては全く触れず、2ちゃんねるを中心に「批判が起きている」事だけを伝えた。

私は、これはミスリーディング(誤解を招きやすい)だと思い、記事を書いた。



エンピツではここに、

ココログではここに載せた。

私が述べたことの要点は


  1. 医療の専門家でも無いのに、『本当は移植は必要なさそうだ』と書いたブロガーが大勢いるが、根拠も無いのに、無責任にそういうことを書くべきではない。

  2. 募金したくなければしなければよいのであり、募金活動を邪魔するべきではない。

  3. これらの「嫌がらせ」の事実のみを伝えた産経新聞(産経だけではないが)の報道は騒ぎを徒にエスカレートさせたようなもので、正しくない。

ということであった。


◆あのときに、散々騒いだ人々はどうするつもりか?

1番目に関しては、もう答は出ている。

移植を本当に必要としている人はアメリカにも沢山いるのだから、さくらちゃんへの移植手術が不要だったなら、実行するわけがない。

やはり移植は必要だったのだ。

無責任にもネット上で「手術は不要なのではないか」と書いた者は、潔く謝罪するべきだ。



次に、

「手術が必要だとしても、一億円以上も必要な筈はない。寄付を募るほどのことではないだろう」

という意見をムキになって主張していた人たちは、今でも疑っているのだろうか?

そういう方にはご覧頂きたいサイトがある。

あの時の騒動というか興奮状態のときに、これ以上嫌がらせが増えては大変だから、

日記とブログで紹介しなかったが、「さくらちゃん騒動」よりもずっと前に、

さくらちゃんとは全く縁もゆかりもない医師が作ったサイト、かかりつけ医通信ホームページである。

読めば分るが、この中で、熱中症について 心臓移植にかかる費用という一文がある。

これは、2002年(さくらちゃんが産まれた年)に書かれた文章だが、このときすでに、
最近の海外渡航の心臓移植の費用(募金目標額概算)は数千万から1億円以上かかるようです。

また、自己資金で移植を受ける人はあまりいないようで、ほとんどが募金によっています。

とはっきり述べている。

さらに、一般論として、「アメリカの医療費」について説明している。

あの「さくらちゃん移植募金騒動」において、「1億円もかかるはずがない」と決めつけた人は何か根拠があったのだろうか?

非常に疑わしい。



今回、この資料を読んでも、まだ、「さくらちゃんの心臓移植に必要とされる費用が一億円以上とは認められない、

と主張する方は反証(アメリカにおける医療費は、もっと安いという証拠)を示していただきたい。

そして、最後に新聞
徒に「ネット上に批判」だけを報道した、産経新聞はプロなのだから、自らの不明を恥じ、

何かコメントを発するべきではないか、と私は考えている。


◆【追記】死ぬ死ぬ詐欺とはなんですか。

はてなブックマークにこの記事を登録するのは勿論自由だが、タグを見ると「死ぬ死ぬ詐欺」となっている。

何故、そういうひどい言葉を使うのか。

この稿は、


  • 「さくらちゃん」の手術は医学的に必要であったこと、

  • 費用が1億円以上の高額になることは、医師のサイトを見る限り、決して法外とは言えないこと。


を示しているのだが、この期に及んで、まだ、「さくらちゃんを救う会」を「詐欺」呼ばわりするとは、一体どういう神経なのか。

そこまで他人を信じられないのか。

理解に苦しむ

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コメント

JIRO様 政務調査費の件では私の意見を採り上げてくださり、ありがとうございます。

さくらちゃん 大きな危険を伴う心臓移植の手術が成功して、本当に良かったですね。さくらちゃんも、よく頑張ったと思います。
日本では移植手術が必要な方がまだまだたくさんおられるとのことですが、法律の問題もあって、特に小さなお子さんは
海外での移植に頼らざるを得ないのが現状だとか。
このさくらちゃんのニュースが、移植待ちをしておられる人や子供さんのご両親にとって、少しでも勇気づけられることを願います。

また今回、誤解を招きやすい報道をしたマスコミには、この移植医療の現状をもっと真摯な態度で報道してもらいたいですね。
世間をいたずらにあおるような採り上げ方は慎むというか、絶対やってはいけないことだと思います。

投稿: あつし@帰宅前 | 2007.01.12 17:25

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