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2007.03.21

ボンバルディア機の車輪出ず、手動で出して着陸」「ボンバル機変更せず 全日空」 国交省はANAに業務停止命令を出せ。

◆記事1:ボンバルディア機の車輪出ず、手動で出して着陸…熊本

20日正午ごろ、天草空港(熊本県天草市)発熊本空港行き天草エアライン201便

(ボンバルディアDHC8―Q100型機、乗客15人、乗員3人)が熊本空港に着陸しようとしたところ、

3本すべての車輪が出ず、手動で車輪を出して着陸した。けが人はなかった。

双発プロペラ機のボンバルディア機を巡っては、同系列機で一回り大きいDHC8―Q400型機が13日、高知空港で前輪が出ず、胴体着陸した。

国土交通省は20日、原因調査のため大阪航空局の専門職員を熊本空港に派遣した。天草エアラインの保有機はこの1機のみ。

1999年製で2000年から使用し、車輪は油圧装置で出し入れする。

この日は午前中、天草―福岡間を2往復したが、運航前の点検や、高知空港での胴体着陸後の緊急点検では異常は確認されなかった。

同社は原因を究明し安全性が確保されるまで運航しない方針。

(3月20日21時32分配信 読売新聞)


◆記事2:ボンバル機変更せず全日空本部長

全日空のボンバルディアDHC8―Q400型機が高知空港で胴体着陸した事故を受け、

国土交通省が国内航空会社と19日開いた安全対策会議後、全日空の伊藤博行・整備本部長は

「考え得る最大限の努力をし、より安全にとやっている。機体(高知線などに就航しているQ400型機)の変更は考えていない」とあらためて述べた。

特定機について対策会議が開かれるのは異例。

会議では、ボルトが脱落していた前輪格納扉部分の点検間隔を、Q400型は従来の飛行4000時間ごとから400時間ごとに、

100―300型は5000時間ごとから500時間ごとに短縮する整備規定の改定を徹底した。同シリーズは国内で36機就航。

内訳は100型5機、200型2機、300型7機、400型22機。

( 高知新聞 20日11時4分)


◆コメント:「考え得る最大限の努力をし」ても、一度飛行機が落ちたらお仕舞いだろう。

このニュースを取り上げているブログをいくつか読んだ。

勿論悪意は無いのだろうが、「何とかならないものですかねえ」などと暢気なことを書いている。

若い人は、1985年8月12日、日航123便の事故の悲惨さを知らない

(知識としては知っていても、あの時の悲惨な雰囲気は分からない)からだろう(仕方ないけどさ)。


先週、高知空港で胴体着陸したボンバルディア社(カナダ)の同系列機は過去7件もの胴体着陸事故を起こしていたという。

そういう危険な機種だと知りながら、業務にこれを使用していた全日空の良識を疑う。

また、それを看過した国交省の監督責任は大きい。

いままで、死者が出ていないのは、単なる偶然である。

着陸時にギアダウン(車輪を格納庫から降ろすこと)できるかどうか、

やってみなければ分からない飛行機に客を乗せるとは何事だ。


◆ボンバルディアを使用禁止にするか、全日空に対して業務停止命令を発するべきだ。

業務停止命令、行政処分がいちばん多いのが金融庁だ。

やれ、インサイダーだ。保険料不払いだ、リスク商品の説明が足りないといっては、

金融機関に業務停止命令を出す。

それはそれで構わない。

そして金融庁と国交省は別の役所だが、行政府の一部である点において同一である。

カネの話で業務停止命令をだすのに、落ちるかも知れない飛行機を飛ばしている航空会社に業務停止命令を出さないのは、

明らかに事の軽重を見誤っている。若しくは、バカである。

誤解を恐れずに書くならば、金融庁が監督するのは、たかがカネの話である。

一方、国交省が監督している航空会社は、云うまでもなく飛行機を飛ばしている。失敗は人命に直結するのだ。


どうして、早く業務停止命令を出さないのか?

最近、特定のメーカーの航空機が、大事故につながりかねない故障を連続して起こしている。


記事1と記事2では、時系列的には、記事2が先だ。

昨日(19日)、国交省と国内航空会社との安全対策会議が開かれ、その後、ANAの整備本部長は、

「考え得る最大限の努力をし、より安全にとやっている。」

と述べ、ボンバルディアを飛ばし続けると公言した。

そうしたら、記事1のとおり。今日、またやった。

先週胴体着陸した機種とは違うが、前輪トラブルが発生した。

「考え得るあらゆる努力をする」のは、商売だから当たり前なのだ。

飛行機だろう。一回落ちたら終わりなんだよ。

航空会社も、国交省も20歳以下の坊やで構成されている訳じゃないだろう。

123便を覚えているだろう。

国交省は全日空に対して、
「全てのボンバルディアを替えろ。それが済むまで業務を禁止する」

ぐらいの厳しい態度で臨むべきだ。

くどいようだが、繰り返す。

事故が起きてからでは、遅いのである。

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