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2007.05.04

「首相、憲法改正に強い決意…施行きょう60年で談話」←憲法記念日に「改憲の決意を表明」するバカ総理。

◆記事:首相、憲法改正に強い決意…施行きょう60年で談話

日本国憲法は3日、施行60周年を迎えた。

安倍首相は同日付で談話を発表し、憲法改正に向けた強い決意を表明した。

首相が憲法記念日に談話を出すのは、施行50周年当時の橋本首相以来2回目。

首相は談話で、我が国の社会は憲法制定時には想像もつかなかった変化に直面しており、

「憲法を頂点とした、行政システム、国と地方の関係、外交・安全保障などについての基本的枠組みは、

このような大きな変化についていけなくなっており、見直しが迫られている」

と憲法改正の必要性を強調した。

首相は「憲法の基本原則を不変の価値として継承しつつ、戦後レジームを原点にさかのぼって大胆に見直し、

新しい日本の姿の実現に向けて憲法について議論を深めることは、

新しい時代を切り開いていく精神へとつながる」とし、国民的な憲法改正論議の高まりに期待感を表明した。

5月3日5時3分配信 読売新聞


◆コメント:安倍さんね。あんた憲法擁護義務があるんだよ。

こんなバカな首相は日本史上初めてだと思ったら、橋本も言っていたとは、知らなかった。

但し、橋本氏は本気じゃなかったが、安倍のバカは本気だから、始末が悪い。


何故、バカか。

昨日も説明したとおり、憲法は国会議員や公務員の憲法遵守義務、擁護義務を規定している。

国政の最高責任者である内閣総理大臣がよりによって憲法記念日に「改憲の決意を表明」するとは、

「あんた、気は確かか?」と問い質したくなるほど、滑稽である。

これこそ、安倍晋三内閣総理大臣が憲法を分かっていないなによりの証左である。

憲法が分かっていなくて、よく、憲法を変えよう、などといえるものだ。


◆憲法は国の「あるべき姿」を明記したものである。

それにしても、「首相談話」はあまりにも抽象的である。

「わが国の社会は憲法制定時には想像もつかなかった変化に直面しており、」

って、当たり前だろ?

60年前に今の日本を予言できた人間がいるわけないでしょ?

さらに、ここからがバカの一つ覚えなのだが、
「憲法を頂点とした、行政システム、国と地方の関係、外交・安全保障などについての基本的枠組みは、このような大きな変化についていけなくなっており」

異議あり。

憲法が社会に「迎合し」てはいけないのです。

憲法は、国のあるべき姿、理想、目標を掲げているのである。

先日、日記を書き始めて、今日(15日)で満五年になります。

の中で、「あること」(Sein=ザイン)と「あるべきこと」(Sollen=ゾレン)という概念を説明した。

社会の現状が、「あること」Sein(英語なら、be)であるのに対して、

憲法は「あるべきこと」(Sollen=ゾレン)を謳っている。

従って、社会と憲法が乖離したのであれば、

社会(「あること」)を憲法「あるべきこと」に合わせなければいけない。

次のように例えることもできる。


憲法とは次元が違うが、現在の日本では刑法によって、殺人は犯罪とされている。

つまり、「人を殺してはいけない」(数少ない例外:死刑の執行などをのぞく)のが「あるべきこと」(Sollen)である。

現実には、殺人は減らないどころか、増えている。これが、「あること」(Sein)である。

仮に、殺人が更に増え、今の五倍、十倍の件数になったとして、その現実=「あること」に合わせて、

刑法から殺人罪を削除する、と政府が宣言したら、貴方は賛成だろうか?

違うでしょう?

「殺人は犯罪である」、人を殺してはいけない、という「あるべきこと」は変更するべきではない。

殺人を減らすような方策を考えねばならない。

「あること」を「あるべきこと」に近づけなければならない、とは、そういうことだ。

憲法とて、同様である。

憲法を制定した頃よりも、世界で紛争が増えたから、日本も紛争に加わり、海外へ軍隊を派遣して、

海外で日本の軍隊が他国民を殺して良いことにしよう、というのは、

上の例において、殺人罪を刑法から削除することに等しい。

「あるべきこと」を変えてはいけないのである。


だから、安倍首相の思想は、憲法の本質に鑑み、論理的に誤っている。根本的に間違っている。



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コメント

てんけいさん、こんばんは。

>「現憲法下における内閣総理大臣として、(三権分立における)行政府の長として、そ
>のような御発言は如何?」と、ツッコむ政治記者はいないのかなー----。

おっしゃるとおり!

政治記者はそうじゃなくてはいけないんですよ。

昔は総理大臣の番記者と言ったら、スゴ腕のベテランが担当し、鋭い質問を容赦なく浴びせていましたが、

今は、何だか駆け出しの若い奴ばかりで、全然突っ込まないのですよ。

小泉首相のときにはじめたぶら下がり会見を安倍首相も一応やっていて、ネットテレビで毎日見られます

日テレのウェブサイト内、第二日本テレビとかいうページの、

総理番記者日記
https://al.ssl.dai2ntv.jp/blog/abe/

私は、小泉の時から、何か事があるとみてますが、ちょっと「総理」が強く出るとすぐ引いてしまう。

「それでも、ジャーナリストか!」

と言いたくなります。「俺に代わりにやらせてみろ」とか。

私が番記者になったらすぐに出入り禁止にさせられそうですけどね(笑)。

投稿: JIRO | 2007.05.04 19:33

JIROさんへ こんばんは。
「現憲法下における内閣総理大臣として、(三権分立における)行政府の長として、そのような御発言は如何?」と、ツッコむ政治記者はいないのかなー----。

まあ、ヤツの場合、どう言葉をとりつくろっても、
「衣の下にヨロイ」ならぬ、
「ヨロイの下に戦闘服」が「ミエミエ」ですが---。

投稿: てんけい | 2007.05.04 18:56

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