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2007.06.15

「金総書記が動脈手術=既に健康回復-ブルームバーグ」←色々な情報を総合すると本当に悪そうですよ。

◆記事1:金総書記が動脈手術=既に健康回復-ブルームバーグ(6月14日12時1分配信 時事通信)

米通信社ブルームバーグは14日、北朝鮮の金正日労働党総書記が

5月にドイツの医師団による動脈閉塞(へいそく)の切開手術を受けたとの情報を東京発で報じた。

金正日体制につながりのある人物の話として伝えた。

手術はベルリン心臓センターの医師団が平壌で実施。金総書記には糖尿病と高血圧の持病があり、

1カ所の動脈閉塞が見つかったが、手術により健康を回復したという。

情報提供者によると、金総書記以外の北朝鮮高官は外国で治療を受けており、

北朝鮮に医師団を招くのは金総書記に限られている。 


◆記事2:金総書記、休まずに歩ける距離は27メートル?…英紙報道

【ロンドン=本間圭一】10日付の英紙サンデー・テレグラフは、西側政府筋の話として、

北朝鮮の金正日総書記(65)が体調を崩し、休まずに歩くことが出来る距離は30ヤード(約27メートル)になっていると伝えた。

金総書記は、側近が休息用のいすを持ち運びするまで悪化しているとされる。

同紙によると、健康不安説の発端は、ドイツの医師団6人が5月に平壌を訪れ、8日間滞在したこと。

金総書記は糖尿病を患っているとされ、診察を受けた患者の1人とみられるが、医師団は否定した。

(2007年6月12日11時51分 読売新聞)


◆記事3:【為参考】週刊現代6月23日号のある記事の見出し:「金総書記、心筋梗塞で緊急入院」

見出しを確認するだけなら、週刊現代Onlineから可能。


◆記事4:(2004年5月25日付 時事通信)北朝鮮、心臓専門病院を準備=韓国にノウハウ打診-情報当局が関心

【ソウル24日時事】北朝鮮が、不整脈などの心臓疾患や突然の発作に対応する治療体制を備えた

初の専門病院の開設を準備していることが24日、明らかになった。

同国事情に詳しい消息筋によると、平壌に10階建て前後の施設を建設し、検査や先端治療用の機器を整備する計画。

食料や電力の不足で厳しい経済苦境に直面する北朝鮮が、あえて高度な治療のできる病院を造ろうとすることに、

米韓両国の情報当局は関心を示している。

同筋によると北朝鮮は、医師や看護師の専門技術の習得や病院運営に関するノウハウの提供を、韓国の医療関係者に打診している。

ソウルの心臓疾患専門医が今年3月、北朝鮮に足を運んだことが確認されているが、

この専門病院に関する協力が訪朝理由の1つとされる。 (時事通信)[5月25日7時0分更新]


◆コメント:複数の記事を載せるのはクロスチェックするためです。

こういう話(北朝鮮のように情報が伝わりにくいテーマのことです)は、

いろいろな情報源を調べて、同じような事を書いているか、あるいはそれぞれ違うことを書いているかを見るのです。

記事1は、時事通信が別のブルームバーグ(Bloomberg)という情報提供会社の記事を要約したものです。

ブルームバーグをしばしば間違えて「ブルーグ・バーグ」と書いたり、発音している人がいます。

違います。

ブルームバーグの創設者は今のニューヨーク市長です。

ブルームバーグ市長って聞いたことあるでしょう?この人が80年代に設立した。

元来、債券のディーラーなど、金融市場の専門家向けに市況の情報などを提供(勿論有料で)する会社です。

もともとプロ向けの情報を提供する会社だから、情報の精度は高い。ロイターと競ってます。

今では、このように、市況のみならず、一般的なニュースも扱っています。世界各地に特派員がいます。

そのブルームバーグの本当の玄人向け情報は料金を支払って買わねばならないのですが、ネットで無料で読める記事もかなりあります。

幸い金正日の手術の詳報は、北朝鮮金総書記が5月に動脈閉塞で手術、ドイツ人医師執刀-関係者に載っています。

これが無くなったときのために、ウェブキャッシュのアドレスも載せておきます。いつもの「ウェブ魚拓」ですが、↓です。

http://megalodon.jp/?url=http://www.bloomberg.com/apps/news%3fpid%3dinfoseek_jp%26sid%3daM9pVNWYe0Yc&date=20070614222651


◆ブルームバーグの記事も触れているとおり、最新号の「週刊現代」が、かなり詳しいのです。

今週の週刊現代を持っている方は、気が付いたでしょうか。

見出しだけなら、週刊現代Onlineに「金総書記、心筋梗塞で緊急入院」が載っています。

いつ、変わったのか分からないのですが、週刊現代と週刊ポストの記事は、少なくとも昨年のある時期までは、記事ごとに、買えたのです。

電子書店のe-book Japanで。ところがいつの間にか、それが出来なくなっていました。

オンラインで週刊現代を読むためには、その月の途中からでも、月額1000円を支払わなければなりません。これは各自のご判断で。

それはさておき、とりあえず、私は読めるのですが、さすがに転載は憚られますが、ざっと要点を書くならば、

金正日は、ずっと前からメタボリック・シンドロームなのですね。人民は餓死しているのに、一人で美味いもの食い過ぎて。

その結果、金正日は、糖尿病を患っているのですが、糖尿病により動脈硬化が進行し、これが心筋梗塞の原因になった模様です。

糖尿病が心筋梗塞などの合併症を引き起こすことは、ネットで「家庭の医学」のたぐいを読めば調べられます。

つまり、「週刊現代」の書いていることが、医学的に全然出鱈目でないことが分かります。


◆英国のテレグラフ紙が10日付で、同じ事を書いています。

記事2は読売新聞の記事ですが、テレグラフに、確かにこれに該当する内容の記事があります。

Is Kim Jong so ill he needs surgery?です。

「金総書記、手術を要するほど病状が悪化か?」という意味です。

始めのパラグラフだけ訳すと、次のようになります。

北朝鮮の独裁的指導者、金正日総書記は、体調が悪化し、休まずに歩けるのは30ヤード(約27メートル)が限界だ、

との情報が自由主義諸国の政府に流れている。

平壌で金正日を見たある(西側の)外交官は、この65歳の独裁者は、手術を要するほどの重病だとの確信を得たという。

金正日は、側近が常に椅子をもって、傍に付き、彼が息苦しくなったらすぐに座って休めるようにしなければならない状態であることを

目撃した、という。

かなり描写がリアルなので、実際に目撃した人からテレグラフ紙が得た情報と思われます。


◆3年前から兆候はあったのです。

記事4は私が、ちょうど三年前に、

「北朝鮮、心臓専門病院を準備=韓国にノウハウ打診-情報当局が関心」

で取り上げた記事です。この時、私は、金正日はすぐにでもぶっ倒れるのではないかと思いましたが、

「憎まれっ子~」、が古今東西の常で生命力があるようです。しかし、そろそろ、奴の命運が尽きる頃でしょう。

その場合どうなるか、という予想論文を米国のアーミテージ前・国務副長官が書いている、と、時事が13日に報じました。

これも、妙にタイミングが合っています。それはさておき、その内容は、次の通り。

◆記事:「北朝鮮軍が実権掌握へ」=金総書記重病なら-アーミテージ氏(6月13日15時1分配信 時事通信)

【ワシントン13日時事】ブッシュ米政権1期目に国務副長官を務めたリチャード・アーミテージ氏は12日、

北朝鮮の金正日労働党総書記が重病に陥り、職務執行ができなくなった場合、

究極的には北朝鮮軍が実権を掌握する可能性が高いとの見通しを明らかにした。

アーミテージ氏は時事通信とのインタビューで、

「金総書記が職務を続けられないほど健康状態が悪ければ、息子のうち1人に(権限を)譲ろうと試みる可能性があり、

権限委譲はあり得る」と語った。

しかし、「結局は北朝鮮をコントロールするのは軍だろう」と述べ、

息子への権限委譲が行われたとしても、実権は軍が握るとの見方を示した。

その上で、北朝鮮軍は情勢の安定維持に腐心するとして、

軍による実権掌握は必ずしも情勢の不安定化にはつながらないとの認識を明らかにした。 

と言うことだそうです。


◆日本政府は、首領様がぶっ倒れたときのシミュレーションをしてるのでしょうか?

アーミテージ氏が、何を以て「情勢の不安定化」というのか分かりません。

内戦が起きないということだとおもいますが、飢えている人民が大量に逃げ出すかも知れませんから、当然

日本も、そのときどうするのか。

なによりも、拉致被害者を連れ出すチャンスが生ずるのか、誰が、何を、何時、何処で、どのように、行うのか、

年金問題は勿論ものすごく大事ですが、それ「だけ」が国の仕事じゃないですから、安全保障に関わることは、

よくウォッチしておいて頂きたいものです。



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コメント

Kenさん、コメントをありがとうございます。

>うーん、連帯無責任国家に「対処マニュアル」を作ろう、なんていう発想を持てる人が、そもそもいるんでしょうか?

これはね。いるんですよ。但し、軍事的な行動に関して。

防衛省の制服組は要するに軍人ですから、基本的にそういうことが好きなのですよ。但しねえ。いくら「対策を講じ」ても、超機密事項をウィニーでエロ画像とと共に世界中にばらまいてしまう組織ですからねえ・・・・(思い切り、イヤミ)。


問題は、大量の脱北者が日本に流入してきたとき、どうすんの?ということでしょうかね。

そして、本文でも書きましたけど、この国の政府は本当に拉致被害者を連れ戻す気があるのか?ということです。

安倍首相なんか、それだけが取り柄だったのに、総理になったら心ここにあらずで、横田めぐみさんのご両親をはじめ、被害者と家族が気の毒すぎます。

世間は、普段は天下国家のことなど「知ったことか」という態度なのに、年金というカネの話のとき「だけ」関心を剥き出しにするのは浅ましいと思います。

投稿: JIRO | 2007.06.16 17:15

うーん、連帯無責任国家に「対処マニュアル」を作ろう、なんていう発想を持てる人が、そもそもいるんでしょうか?
他のことでも、です。
僕は依然、家内の墓のことで頭がいっぱいですが、ちゃんと何かを教えてくれるのは人でもノウハウ本でもない、「史料」だけです。

仕事で言えば、尊敬していた上司のアドヴァイスで標準業務のマニュアルを百ページ近くのフロー図で作った経験もありますし、いまも新業務ができるたびにマニュアルを作っては「読んで、やってみて、分かりづらいところは指摘してくださいね。直しますから。」そう言っても、読んで群れる人なんて本のわずかで、結局「やったらいくらくれる?」といいながら、業務そのものを自分で引き受けるようなありさまです。

分からんなあ。

投稿: ken | 2007.06.15 22:06

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