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2007.06.11

「社保庁システムにトラブル、納付記録確認が一時不能に」←「バックアップ取ってなくて、コンピューターデータも消えた」と言いそうだ。

◆記事:社保庁システムにトラブル、納付記録確認が一時不能に

年金記録漏れ問題を受けて、社会保険庁が10日朝から、

全国の社会保険事務所や相談窓口で実施していた臨時の年金相談で、

神奈川、福岡、静岡、秋田など全国23県にある130の事務所などで、

年金オンラインシステムの端末にトラブルが発生し、被保険者の納付記録が一時確認できない状態になった。

同庁によると、トラブルが発生したのは、相談受け付けが始まった午前9時半から。

午前10時55分ごろに復旧するまで、約1時間半にわたって被保険者の情報を集約している、

東京都杉並区の社会保険業務センターとのオンラインがつながらず、通常の年金相談を行えない状態となった。

同庁で原因を調べている。(2007年6月10日12時49分 読売新聞)


◆コメント:社保庁によれば、手書きの台帳は残っていないのです。

年金台帳はもともと紙の帳簿に手書きで記録していたものを、コンピューターに入力したのである。

正確な開始時期が特定出来ないのだが、

私が読んだ読売新聞の特集記事によれば、

1970年代から本格化したという。そのときに、この記事にあるとおり、入力作業をアルバイト任せにして、更に、そのアルバイトが

いい加減な仕事をしていたことは、6月8日(エンピツ)付で書いたとおりである。

さらに大きな問題は、(中)照合も不可能「記録消失」で報道されていることが本当ならば、

手書き台帳を廃棄してしまったことである。

繰り返すが、これが本当ならば、もう、どうしようもない。

安倍首相が党首討論で述べたような「1年で5000万件の照合」は口から出任せである。


◆これでコンピューターの記録が消失したら、完全にお手上げですね。

今までの社保庁の(他の役所も大同小異だろうが)仕事ぶりをみると、コンピューター年金台帳の全てについて、

データのバックアップを保存しているとは、到底思えない。

つまり、システム障害で突如ダウンしたときに、データは全て消えてしまった、と言うことになりかねない。


◆本当にデータは無いのだろうか?

当初、該当者不明の年金保険料納付記録は5000万件と言われていた。

ところが、6月6日、新たに不明分があることが発覚した。

◆記事:不明の年金記録、5000万件以外にも大量に存在(2007年6月6日23時9分 読売新聞)

柳沢厚生労働相は6日の衆院厚生労働委員会で、該当者不明の年金保険料納付記録が、

これまで社会保険庁が公表していた約5000万件のほかにも大量に存在していることを明らかにした。

コンピューター入力されなかった厚生年金加入経験者の記録が、1987年時点で約1430万件あり、

今も該当者不明のまま残っているデータが数百万件にのぼる可能性がある。

これまで明るみに出ていなかった“第2の記録漏れ”が明らかになったことで、政府・与党の今後の対策にも影響が出そうだ。

民主党の長妻昭氏の質問に答えた。

新たに発覚したのは、1954年3月までに勤めを辞めた人が厚生年金に加入した記録。

おおむね現在70歳より上の人の記録と見られる。

こうした記録は「旧台帳」と呼ばれる手書きの台帳に記録され、マイクロフィルム化されて倉庫に保管されている。

公的年金の加入記録は原則として社保庁のコンピューターに入力されるが、

社保庁は旧台帳については、手書きの年金記録をオンライン化する過程で、

入力の作業量が膨大になることなどを理由に入力していなかった。

柳沢厚労相は答弁で、旧台帳の記録約1430万件の中に「基礎年金番号に統合されていない記録もある」と述べた。

こうした記録は、年金を受給し始める時点などに基礎年金番号と結びつけられる場合もあり、

該当者不明の件数は、現在ではかなり少なくなっていると見られるが、その数字については、

「持ち合わせていない」という。すでに明らかになった記録漏れ約5000万件は、

社保庁がコンピューター内の記録を調べて明らかにした件数で、手書きの旧台帳記録は、これとは別に存在している。

つまり、面倒くさいから、手書き台帳からコンピューターに入力していないデータが膨大にあるということだ。

社保庁の木っ端役人どもは、余程、仕事をしたく無い連中のようだ。

どこかのテレビ局が放送していたが、社保庁の労働組合と役所との合意により、ここの職員は、

パソコンのキーボードを一日、5000ストローク(か、1万ストロークだったか忘れたが)以上、打っては「いけない」のだそうだ。

その類の「あきれてものが言えなくなるような話」は枚挙にいとまがないので、ここでは、置いておく。


◆すごい金額の使い込みをしているのだ。

私がこの段落で強調したいのは、「本当にデータは消えたのか?」紙の台帳は廃棄したのか、ということである。


三年前に、民主党のながつま昭議員が社会保険庁は、年金掛け金を5兆6千億円流用していたことを明らかにした。


以下は、そのホンの一部である。



  • 社会保険庁職員用マンション建設・整備費 18億6503万4000円(平成15年度~16年度予算)


  • 社会保険庁職員の健康診断費 2億5532万5000円(平成15年度~16年度予算)


  • 社会保険庁の公用車(乗用車のみ)の購入費 2億8637万1000円・247台(平成10年度~14年度決算)


  • 社会保険庁長官の交際費 125万円(平成10年度~14年度決算)


  • 社会保険庁の外国旅費 8581万5000円(平成10年度~14年度決算)




はっきり書くと、私が疑っているのは、年金保険料納付記録の元帳を廃棄してしまったと、社保庁、厚労相、首相が言っているのは、実はウソで、

預かった金を使い込んで、年金を支払う原資が無いので、データ消失で誤魔化そうとしているのではないかということだ。


◆今日(2007年06月11日(月))発売の週刊現代によると、三鷹の書庫に1億件のデータが保存してあるそうだ。

参考までに。社保庁の三鷹の書庫とは、ここのことだ

地図では、ここになる。井の頭公園のすぐ南だ。

この記事が本当かどうかわからないが、今まで「週刊現代」のスクープを国会の質疑で取り上げると、

安倍首相は大抵、異常にムキになって否定する。

あれを見ていると、記事の全てが真実か否かは別に、かなり痛いところを突かれていることが推察される。

この記事も野党が取り上げるだろうから、その時の安倍首相の反応をよく観察することといたしたい。


◆ブログだけで怒っていても仕方がない。首相官邸に抗議メールを出すことだ。

社保庁の役人も政治家も、日本人の忘れっぽさを計算に入れている。しばらく、何とかその場しのぎで誤魔化せば、

一ヶ月もすれば静かになると思っている。いつもそうだ。だから、ナメられる。

年金問題をブログだけで取り上げて怒っていても、国は怖くも何ともない。

しかし、首相官邸ホームページのご意見募集に何千万という国民から

抗議が殺到すれば、少しは顔色が変わるだろう。

注意すべきは、社保庁へメールなど送ってもダメだ。全て握りつぶすに決まっている。

抗議するならば、行政府の首長たる内閣総理大臣宛である。

首相官邸への「ご意見」とて、本人がいきなり読むわけはない。内閣官房の職員が読むのだろう。

そしてあまり過激な意見は握りつぶすだろう。ただし、

「年金問題にかんして、今までにないほど、国民から抗議メールが届いている」

ことは、多分、首相の耳に入るだろう。怖がっていないで、皆が実行しないとダメだ。



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