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2007.09.13

安倍晋三内閣総理大臣の所信表明演説と本日の記者会見/【追加】立花隆氏が辞任の真相について書いています。

◆安倍晋三内閣総理大臣、所信表明得員説より、抜粋引用。

全文は、首相官邸のサイトの第168回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説

に載っている。所信表明演説を行ったのはわずか二日前、9月10日である。この中で首相は、次のように述べている。

先の参議院議員通常選挙は、与党にとって大変厳しい結果となりました。

今回示された、国民の皆様の思いや怒りに対し、これまで十分応えきれていなかったこと、

政治と行政に対する不信を招いたことについての深い反省の上に立って、今後、国政に当たっていきたいと考えております。

「ここまで厳しい民意が示されたのだから、退陣すべき」とのご意見もあることは十分承知しています。

しかし、人口減少や地球規模の競争の激化、学校や家庭における教育力の低下、

日本を取り巻く安全保障の環境変化、こうした時代の大きな変化に直面している我が国が、

豊かな国民生活と明るい未来を手にするためには、経済・行財政の構造改革はもとより、

教育再生や安全保障体制の再構築を含め、戦後長きにわたり続いてきた諸制度を原点にさかのぼって大胆に見直す改革、

すなわち、戦後レジームからの脱却が、どうしても必要です。

「我が国の将来のため、子どもたちのために、この改革を止めてはならない」。

私は、この一心で、続投を決意しました。

初心に戻り、厳しい選挙結果を踏まえた「反省」と、国民のために闘うとの「覚悟」を持って、
引き続き改革に取り組むことにより、国民の皆様に対する責任を果たしてまいりたいと思います。

今日(9月12日)、安倍首相の記者会見を見て、日本中のかなりの人が、「開いた口がふさがらない」と感じたであろう。

本日の記者会見における首相発言から、抜粋、引用する。


◆本日(2007年9月12日)の記者会見より抜粋・引用。

本日、総理の職を辞するべきと決意をいたしました。

7月の29日、参議院の選挙が、結果が出たわけですが、大変厳しい結果でございました。

しかし厳しい結果を受けて、この改革を止めてはならない、また戦後レジームからの脱却、

その方向性を変えてはならないとの決意で続投を決意をしたわけであります。今日まで全力で取り組んできたところであります。

そしてまた先般、シドニーにおきまして、テロとの戦い、国際社会から期待されているこの活動を、

そして高い評価をされているこの活動を中断することがあってはならない、

なんとしても継続をしていかなければならないと、このように申しあげました。

国際社会への貢献、これは私が申し上げている、主張する外交の中核でございます。

この政策は何としてもやり遂げていく責任が私にはある、

この思いの中で、私は、中断しないために全力を尽くしていく、職を賭していく、というお話をいたしました。

そして、私は、職に決してしがみつくものでもない、と申し上げたわけであります。

そしてそのためには、あらゆる努力をしなければいけない。

環境づくりについても、努力をしなければいけない、一身を投げ打つ覚悟で、全力で努力すべきだと考えてまいりました。

本日、小沢党首に党首会談を申し入れ、私の率直な思いと考えを伝えようと。

残念ながら、党首会談については実質的に断られてしまったわけであります。

先般、小沢代表は民意を受けていないと、このような批判もしたわけでございますが、

大変残念でございました。今後、このテロとの戦いを継続させる上において、

私はどうすべきか、むしろこれは局面を転換しなければならない。

新たな総理のもとで、テロとの戦いを継続をしていく、それを目指すべきではないだろうか。

きたる国連総会にも、新しい総理が行くことが、むしろ局面を変えていくためにはいいのではないか。


◆一昨日は、国民への責任を果たすと云っていたのに、小沢代表が会ってくれないから、もういやだ、ということ?

一国の指導者が、

「皆がお前は、辞めろというが、私は覚悟を決めて、責任を持って任務を遂行したい」

という意味の発言をした。同じ政治家が、わずか二日後、
「野党党首に会談を申し入れたが、断られた。私にはもう無理だ。誰か他の人、後はよろしく」

と言った。「無責任」という言葉は今日の為に日本語に存在していたのではないか。



しかし、安倍さん。「戦後レジームからの脱却」という言葉がよほどお好きなのですね。

私には、最後まで意味が分からなかった。

立花隆氏が、立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」第115回の冒頭で、

内閣改造によって、第2次安倍内閣が発足したものの、この内閣がそれほどもつとはとても思えない。

と、書いていて、その通りになった。

しかし、立花隆氏とて、まさかこれほど早く、異常な形で第2次安倍内閣が崩壊するとは思わなかっただろう。

日本中探しても、永田町の情報筋以外、誰も想像しなかったに違いない。


◆完全に素人の勝手な想像だが、極度のストレスにより、解離性障害になっていた(又は、いる)のではないか。

先日、モンゴル人の相撲取りにこの診断が下され、「乖離性障害」と表記されていたようだが、

今、調べたら現在は「解離性障害」の方が一般的だという。要するに昔でいうところの、ヒステリー。

参院選後、また、第2次内閣を組閣した途端に農水相が辞任した頃から、私は何となく、首相の表情が変だな、

と思った。そして、以前読んだ解離性障害の説明を探してきた。次の通り。

強い葛藤に直面して圧倒されたり、それを認めることが困難な場合に、その体験に関する意識の統合が失われ、

知覚や記憶、自分が誰であり、どこにいるのかという認識などが意識から切り離されてしまう障害。

安倍首相は、自分が誰か分からなくなっていたとは思えないが、非常に困難な政局に直面している割には、

ぼんやりしていたり、薄笑いを浮かべたり、「心ここにあらず」に見えた。

わずか2日で、正反対の内容の演説をするのも、そのためではないかと思う。

お断りしておくが、言うまでもなく、私は医者ではないから、診断など出来るわけもない。

ここに書いたのは、完全に私個人の想像であり、情報の裏付けは全く存在しない。


◆与党議員も怒っているというが、安倍晋三氏を首相に指名したのは、貴方達でしょう。

与党の国会議員が、安倍首相の突然の辞任は無責任だ、という。

しかしながら、首班指名選挙で、安倍晋三を内閣総理大臣にしたのは、他ならぬ自民党員だ。

ここまでいい加減な人物を日本の政治の最高責任者に選んだ自民党員の責任が問われるべきだ。

すなわち、衆議院解散、総選挙である。

与党は郵政民営化選挙と同じ、衆議院議席の3分の2を獲得できるか、

民意を問うべきだ。「小泉チルドレン」なんか、悲惨だろうね。


◆【追加】立花隆氏が辞任の真相を書いていますね。

立花隆氏が、立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」最新号で、安倍首相辞任の真相について書いています。

「病気」はウソではないが、それは、まだ「隠れ蓑」で、辞任の本当の理由はその裏にあるのだそうです。

ご参考まで。



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コメント

てんけいさん、こんにちは。レスが遅れて申し訳ありません。

>しかし、(東アジアの某国はじめ)諸外国の記者の方たちは、どう、思ったのかな。

これは私も気になったので、Asia Timesという香港の英字新聞↓

http://www.atimes.com/atimes/Japan/II13Dh01.html

とか、BBCの記事↓

http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/6991545.stm

を読んでみたら、意外に淡々と、分かることだけを伝えています。辞任の真の理由が不明なのでコメントは付けられなかったという、事情も有るのでしょう。

今日(15日)発売の週刊現代には、安倍首相の相続税脱税スキャンダルが載っていて、これは、立花隆氏に言わせると、ナミの週刊誌の記事ではない、何年もかけてウラをとった厚みのあるものだそうです。

立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」  第117回 週刊現代が暴いた“安倍スキャンダル”の全容 (2007/09/14)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070914_scandal/

これが、海外にも知れ渡ると、流石にちょっと恥ずかしいことになるように思います。

投稿: JIRO | 2007.09.15 12:18

さざ波様、こんばんは、いつも御愛読頂きまして、有難うございます。


>一国の首相が、辞任理由を他人の所為にしたりして??! もう泣きたいよ??
>でも、ホッとしました。最後まで、暴れたり崩れたりせず、意味不明でも頑張った!
>そして、自力で歩いて退場して行かれ、兎に角、形式上、メンツは保てました。

ホントですね。遂に発狂したのでは?と思った方が多いと思います。

ところが、立花隆氏によると、安倍首相が、どう考えても異常な辞め方をしたのは、明日(15日)発売の週刊現代が、大スクープとして載せる、「安倍首相の脱税スキャンダル」が本当の理由だそうです。昨日に続いて、立花隆が事態の概要を書いています↓。

http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070914_scandal/

安倍晋太郎氏が亡くなったときに、実際には安倍晋三が相続したのに、安倍晋太郎氏の支援団体に遺産を寄付したかのように帳簿をごまかし、相続税(3億円)の支払いを怠ったそうです。

法的には時効なのですが、部下である閣僚の金銭スキャンダルで、何人ものクビを切っていた、内閣総理大臣が、実は、最も巨額の不正をしていたことが、明日日本中に知れ渡るわけです。

あのまま、辞めないで、国会での代表質問が始まり、そこで週刊現代の記事のことを詰問されたら、もうどうしようもなくなり、参議院の問責決議案も出るだろうし、逃げ切れない。国民が注視している中で、石もて追われ、退陣する、という非常に惨めな辞め方になる。それぐらいなら、自分から辞める、ということだそうです。

やはり、政治家はヤクザと同類、ぐらいに考えていてちょうど良いようです。

投稿: JIRO | 2007.09.14 21:44

ころぺこさん、こんにちは。コメントをありがとうございます。

>山積する問題の中でも、特に憲法改正の議論が今後どうなるのかが気になるところです。

確かに。ただ、自民党の議員で、本当の改憲論者がどれ程いるか、あやしいものです。

小泉のバカが、自民党をぶっ壊した結果、総理が専制君主(安倍ちゃんの場合見劣りしますが)の如くふるまうので、他の連中の中には、とりあえず「時の宰相」である安倍首相の思想に迎合していた奴が多いと思います。公明党は集団的自衛権反対と言っています。憲法改正の発議は3年後に可能ですが、その頃には誰も憲法の「け」の字も口にしないかも知れませんよ。

>ところでまたぞろ小泉前総理を引っ張り出そうとする向きがあるそうですね。

そうでしたね。ただ、今日(14日)の時点では、福田康夫元官房長官で決まり、みたいな雰囲気です。

福田康夫はいうまでもなく、故・福田赳夫元首相の息子です。小泉純一郎は福田赳夫の弟子、書生でした。 小泉純一郎から見ると、福田康夫の方が年長である、という以前に、「師匠の息子」な訳です。

小泉は、恩師の息子が総理になる、といっているのに、これに対抗して立候補することは、まず、絶対にできないから、大丈夫ですよ。

それにしても・・・本当に小泉は、国賊ですね。私は、小泉が日本をぶっ壊したと思うのです。

安倍政権での諸問題のうち、格差の拡大などは小泉・竹中による経済施策の失敗の結果が露呈してきたものです(年金は、半世紀前からインチキをしていたそうですから、小泉が問題の発端とはいえないですが)。その意味では安倍君も気の毒ですが、官房副長官のころから、小泉のコバンザメとなり、次の首相になったのですから、やはり自業自得ですね。

投稿: JIRO | 2007.09.14 21:14

selaさん、コメントをありがとうございます。

>見てたテレビで、そのような旨言っていた精神科医もいらっしゃいました。

あ、やっぱり・・・・。

機能性胃腸障害はまあ、表向きの病名なんでしょうけど、消化器系の病気で体調が悪かったとしても、あの憔悴しきった表情や、虚空を漂う視線がどうも普通じゃないように思われます。

政治家は「普通の」病気ですらなるべく匿そうとしますから、精神科も受診していたとしても絶対に言わないでしょうね。内閣総理大臣の重責を考えれば、神経症ぐらい不思議は無いと思うのですが・・・・。

投稿: JIRO | 2007.09.14 04:00

JIROさんへ こんばんは。
私も、昨日、ちょこっと書きましたが、答弁内容は、論理矛盾だらけで、取るに足らずなのですが、しかし、(東アジアの某国はじめ)諸外国の記者の方たちは、どう、思ったのかな。日本人として、それが、なによりも、心配でなりません。

あと、「やっぱ、あいさつぐらいは、しろよ!」と思ったのですが。

投稿: てんけい | 2007.09.13 18:18

政治音痴の私が出る幕では有りませんが、一応、此処の読者ですので、
独断的チャイルドとして、厚かましくお邪魔します。

安倍さんの話すことは、どうも筋が通っていない、と、何度も思いました。
それで居て、取り敢えず、澱みなく言葉が出るのも不思議でした。
話す分量の割には、無意味なことが多く、国民を対象に話しているなら、
せめて、傾聴している者が何とか判る程度に話して欲しい、と苛つきました。

最近は、どう見ても支離滅裂。なぜ、与党が放置してるのか、不思議でした。
所信表明演説を聞き乍ら、私は、もう数日かも? これは限界だ・・と・・
で、急転直下、辞任でした。記者会見が心配で、テレビに釘付け・・(ヒマ!)
カメラは、首相の表情を捉えようと、異様なくらい、何度もド・アップ撮影!

一国の首相が、辞任理由を他人の所為にしたりして〜〜! もう泣きたいよ〜〜
でも、ホッとしました。最後まで、暴れたり崩れたりせず、意味不明でも頑張った!
そして、自力で歩いて退場して行かれ、兎に角、形式上、メンツは保てました。

昔は、も少しマトモでいらしたでしょうけど、昨今の精神状態は、言動を見るに、
JIROさんご指摘の様に、殆ど病気だったと思います。辞任会見で修羅場になったら
どうしよう、日本のイメージダウン確実・・と、怖いほどでした。

首相として功績がなかった、という人、ワンサカ居ますが、功績大です。
世を挙げて小泉神輿で大騒ぎした政局を、この短期間で、参議院を野党過半数に
まで持ち込んだ功績、スゴイです。歴代首相、誰も為し得なかった功績でしょう。

安倍さん、安らかにご休養なされませ。大活躍、お疲れさまでした。お大事に。

投稿: さざ波 | 2007.09.13 14:45

我が儘と独りよがりのあげくにこれではお話になりませんね。
山積する問題の中でも、特に憲法改正の議論が今後どうなるのかが気になるところです。

ところでまたぞろ小泉前総理を引っ張り出そうとする向きがあるそうですね。
勘弁して欲しいものです。
もしそれで内閣支持率が上がったりするようなら・・・いや、考えるのはよしましょう。

投稿: ころぺこ | 2007.09.13 10:58

見てたテレビで、そうのような旨言っていた精神科医もいらっしゃいました。
週刊誌のほうでも二つ?かな、大きなネタがあるとかないとか。
いずれにせよ。

月曜から辞意を伝えていたというのですから「どの面下げて所信表明演説したんだ」といいたくなりもします。暴言失礼。

投稿: sela | 2007.09.13 01:19

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