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2007.10.17

「<痴漢行為>植草・元教授に懲役4月の実刑判決 東京地裁」←証拠不十分だと思うのです。

◆記事:<痴漢行為>植草・元教授に懲役4月の実刑判決 東京地裁 (10月16日10時13分配信 毎日新聞)

電車内で06年9月、女子高生に痴漢行為をしたとして東京都迷惑防止条例違反に問われた元大学院教授、

植草一秀被告(46)に対し、東京地裁は16日、懲役4月(求刑・同6月)を言い渡した。

神坂尚裁判長は「再犯の恐れも否定できず、もはや社会内での更生は期待しがたい」と厳しく非難した。弁護側は控訴する方針。

植草被告側は「女性が振り返る際に『真犯人』が後ろに下がり、近くにいた自分を犯人と間違えた」と無罪を訴えていた。

判決は、被害女性や痴漢を目撃した男性の証言に高い信用性を認め、

植草被告が主張する「真犯人」の存在を「証拠上全くうかがわれず、

弁護人が独自の推論で可能性を指摘するものに過ぎない」と一蹴(いっしゅう)した。

「痴漢はしていなかった」と述べた弁護側証人の証言についても

「被告すら認めている事実関係とも内容が違う。車両に乗っていたことと事件を目撃したことの両面で相当の疑問を差し挟まざるを得ない」と退けた。

さらに「取り押さえられた際に、騒ぎを恐れて抵抗しなかった」などとする植草被告の証言を「信用性を欠く」と判断。

「女性の人格を無視した卑劣な犯行で刑事責任は重い。妻子があり、大学に勤める身で、

行動には強い自重が求められていたが、その社会的責任を放棄するにも等しい」と断罪した。

判決によると、植草被告は06年9月13日夜、京浜急行の品川-京急蒲田駅間の下り電車内で女子高生の尻を触った。

判決は、植草被告が98年に電車内で女性の両ひざを触ったとして罰金5万円の略式命令を受けたことや、

04年にJR品川駅で女子高校生のスカートの中を手鏡でのぞこうとしたとして罰金刑になったことにも言及し

「規範意識に相当問題がある」と指摘した。植草被告は「一度も痴漢はしていない」と3件とも否定していた

◆コメント:目撃証言だけで有罪にしていいのかね。

最初に断っておくが、私は植草被告人とは縁もゆかりもなく、中立的な立場からこの件について書こうとしている。

痴漢の冤罪事件で人生を狂わされた悲惨な例は数多く、それだけに、検察も裁判官も慎重になるべきである。

先日、はっきりと無罪が確定した、富山県の強姦冤罪事件など、無実の人が3年間も服役させられ、出所してから

真犯人が自供して、冤罪だと分かったという、とんでもない事件があったばかりではないですか。

再審で無罪判決を言い渡した裁判長が

「無実であるのに服役したことは誠にお気の毒です。(亡くなった)お父さまのことを思うと言葉がありません。

これからの人生が充実していくものになるよう心から願っています」

と言ったそうだが、お気の毒ですで済むか!

私は自白を強要した刑事や検事や誤審した裁判官も3年間服役したらどうか。と思った。

痴漢で冤罪が起きるのは被害者や目撃者の証言だけを根拠とするからである。

植草氏の場合、被害者と称する女性は、事件当時電車がガラガラだったのに、約2分間、

逃げずにその場にいたと言うし、植草氏を取り押さえた男は全然、犯行の瞬間を見られないはずの位置、向きで

立っていて、いきなり、植草氏に飛びかかったという。更に、素人なら、このような場合、普通は「犯人」を

捕まえたら、そのまま駅に着くのを待って駅員に引き渡して、駅員が警察に連絡するものだろうが、、

植草氏を取り押さえた男性は、自分の携帯で直接「蒲田警察」に通報した。駅に着いたら、そとにパトカーが

待っていて、流れるような段取りで連行された。なんか、怪しい。

◆弁護側の証人が頼りないのが、植草氏には不運。

弁護側の証人に現れると言うことは、当然植草氏の無罪、つまり、「何ら痴漢行為は行われていなかった」

若しくは「真犯人を見た」ということになるはずだが、何とも頼りないのである。彼は、事件直前まで植草氏が

テレビで見たことのある人だなと思い、観察していた。植草氏は立っていたが、つり革に捕まらなければ倒れていたのでは

ないか、というぐらい、酔っぱらってフラフラしていたという。

それで、この証人に関して、申し訳ないけどイライラするのは、肝心の逮捕の瞬間を見ていなかったのである。

つまり、自分もウトウトしていたのである。気が付いてみると、植草氏が取り押さえられたというか、暴力を

振るわれているように見えた。しかし、そのときは面倒に巻き込まれたくないので、見て見ぬふりをしてしまった。

このままではいかん、というので、証人として出廷したのだが、無罪証明にはほど遠い。

信頼性に致命的な欠陥があるのは、この証人が本当に事件が起きた電車に乗っていたことを証明する手段がないことだ。

こういうことなのです。

痴漢だ、痴漢じゃないという騒ぎがこれほど多いのだから、コストはかかるだろうが、電車には監視カメラを設置するべきじゃ

ないですか?東京の新宿歌舞伎町という、日本有数のガラの悪い街には、無数の監視カメラが設置してあるぐらいなのだ。

電車も同様にすべきだ。

◆背景を考えたときの怪しさ。

私は、植草氏が冤罪というか国策捜査というか、いけにえにされたのではないかという気がする。

エコノミストとしての植草氏は小泉政権の経済政策に真っ向から異論を唱えていた。小泉の経済政策と言っても、

小泉に経済は分からないから、竹中平蔵の政策だ。彼らにガンガン反論していた。理屈は植草氏の方が、

正しいのである。

同じような、「生け贄」と思われる人に辻元清美議員がいる。

辻元氏は小泉内閣発足初期に、小泉純一郎に、個別的自衛権と集団的自衛権の違いを

説明して下さい、と詰め寄った。何と、小泉は説明できず、内閣法制局の役人に代わりに答弁させた。

小泉は大恥をかかされたのである。それから、辻元氏は鋭い舌鋒で鈴木宗男が疑惑の総合商社だ、

とか、思いっきり与党を叩いた。

そうしたら、秘書給与不正受給で逮捕された。国会議員、どうせ皆やっていることなのに。

被疑者を検挙しても、逃亡・証拠隠滅の怖れがないときは、身柄を拘束せず、書類送検で済ませるのが普通なのに。

「お縄」をかけてさらし者にした。小泉が粘着質であることは、郵政民営化で反対票を投じた奴を

「許さん!」と言わんばかりに、公認から外し、刺客を放った事からも分かるでしょう。

国家権力を変な奴が握ると、こういうことになるのである。

植草氏に関して、真実は今のところわかりませんけどね。なにか、おかしい。



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