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2007.10.13

「<自動改札機>トラブル原因は『日本信号』のプログラムミス」←カリカリしなさんな。機械なのだから、故障もするさ。

◆記事:<自動改札機>トラブル原因は「日本信号」のプログラムミス(10月12日21時55分配信 毎日新聞)

首都圏を中心に8都県のJR東日本や地下鉄、私鉄の662駅で、

12日の始発時から自動改札機の電源が入らなくなったトラブルは、同日午前11時ごろまでに、すべて復旧した。

電車の運行に影響はなかったものの、計約260万人に影響した。

「日本信号」(東京都千代田区)が製造した各改札機でプログラムミスがあったことが原因と分かった。

トラブルがあった改札機は、16の鉄道事業者が使うICカード対応の全改札機の約4割に当たる計4378台に上った。

自動改札機は3社が製造しているが、トラブルが起きたのは日本信号製のみだった。

同社などによると、改札機には始発前の電源投入時、ICカード相互利用センターの中央コンピューターから

▽不正使用

▽期限切れ――

など最新の定期券やクレジットカードに関するデータが送信される。

同社で調べたところ、改札機がクレジットカードに関する特定の長さのデータを受信すると、

電源が入らないプログラムミスがあった。同社は13日中に修正作業を始める。

このプログラムは今年3月のICカード「Suica」(スイカ)と「PASMO」(パスモ)の相互利用開始時に導入された。

同社の柏倉光行常務執行役員は「社会的インフラを任せられているにもかかわらず、申し訳ありません」と陳謝した。

一方、鉄道事業者らでつくる「関東ICカード相互利用協議会」の石橋正男会長ら12日夕、

東京・霞が関の国土交通省で会見。石橋会長は「大変ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げる」と頭を下げた。

国交省鉄道局は今後、鉄道事業者のトラブル対応に問題がなかったかなど事情を聴く。


◆コメント:新しいシステムを導入したときには、トラブルはつきものだ。

662駅で自動改札機が作動しなくなったのは、史上初めてだろう。

メーカーの日本信号の顔色が変わるのも無理はない。

しかしながら、記事を読むと、これは、文句を言っても仕方がないだろう、と思う。

その理由を非常に単純に云えば、故意によるものではないからだ。過失と言えば過失だが、

コンピューター・システムというのは、使って見ないと、どのようなバグがあるか、分からない。

プログラムを作った担当者が怠慢だったというのも、酷だ。

不可抗力というのが一番適切な表現ではないか、と思う。

ICカード専用の自動改札機が使われ出したのは、2005年である。

日本信号が今回問題を起こしたプログラムを導入したのは、今年の3月だという。

その時には、今日のようなトラブルは起きなかったのだから、

プログラム自体に致命的な問題があったとは考えにくい。

鉄道に限らない。殆どの業種でコンピュータでさまざまな管理をするようになってから、

新しいシステム導入後には、必ず何か問題が起きる(私の印象である。統計的な裏付けは、ない)。

旧日本興業銀行・旧富士銀行・旧第一勧業銀行が合併して、みずほ銀行になったとき、

ATMのトラブルが何週間も続いた。システム担当者は、念には念を入れてテストした筈だ。

10月1日の発足した、ゆうちょ銀行でもシステム障害が一週間も続いた。社長は、元三井住友銀行頭取、

西川善文氏である。事前に万全の準備をするように命じていたことは想像に難くない。

それでも、やはり、障害が起きた。

古い話だが、1964(昭和39)年(東京オリンピックの年)、東海道新幹線が開通した。

最初の一ヶ月で、1,000件を超える(大小合わせて、だが)トラブルが報告されたのである。


◆人間、勝手なもので、普段問題なく(改札機が)作動しているときには、「有難い」と思わない。

12日に改札機に問題が発生した駅は、日本信号製の改札機を使っていた駅であり、

JR東日本によれば、都内各駅はオムロンか東芝の製品を設置しているので、問題は無かったという。

(地下鉄・私鉄)は別である。

だが、今日の話はさておき、例えば新宿駅は、1日の乗降客が300万人を超える。世界で最も「忙しい」駅である。

その分、改札機の数も多いだろうが、毎日300万人が、ICカードの定期でピッ・ピッとやるわけだ。

それで、大混乱になるほどの障害は起きないわけだ。すごいと思いませんか?

そんな機械を作れるのは、日本人だけだと言っても過言ではない。

我々は勝手なもので、改札機は正常に作動してあたりまえだと思う。

これほど便利なものを発明してくれた人に対して、普段は、感謝の念を抱かない。

ところが、ひとたび機械が故障して、一本電車に乗り遅れると、途端に駅員に

食ってかかる人がいる。あれはみっともない。

どうしても急ぎの用があってイライラする気持は良く分かるけれど、

稀に、今日のような騒ぎが起きたときは、改札機が正常に作動してくれるのが、

如何に便利で有難いことなのか、を考えても良いのではないでしょうかね?



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コメント

懐かしい風景だね。

改札が入札口と出札口に(当然)分かれていて、朝夕は定期が殆どだが、

入札の駅員は切符に穴を開けるハサミ状のパンチを手にして、

客が通らないときでも常に独特のリズムでカチカチ、やっていたな。

投稿: JIRO | 2007.10.14 22:45

自動改札を素通りできるうれしさよ。
また有人改札に戻してくれないかしら。
そうすれば、定期券を「見せるだけ」で改札通れるのに。
(ピッってやるより確実に速い)

投稿: muraoka | 2007.10.14 08:00

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