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2007.11.03

「<大連立協議>『決めてきます』小沢氏、首相に言い残す」←小沢氏がそういうのは不思議じゃないけど。ダメだよ。/バッハ「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」

◆記事:<大連立協議>「決めてきます」小沢氏、首相に言い残す(11月3日1時41分配信 毎日新聞)

「決めてきます」。

連立政権協議をめぐり緊迫した福田首相と小沢一郎・民主党代表の党首会談。

関係者の話によると、打診を受けた小沢氏は首相にこう言い残して、会場となった国会の常任委員長室を後にした。

首相は小沢氏の態度に連立政権への好感触を持ったようだ。

先月30日の党首会談を境に一気に憶測が広がった大連立構想。

第一回の会談を前に自民党の伊吹文明幹事長は首相に「小沢氏から大連立構想を持ちかけられても同調しないように」とクギを刺した。

一方で、小沢氏も民主党幹部から「総理がもし大連立を持ちかけたら、首相をもらえ」と助言を受けるなど、

自民、民主両党内には大連立構想への疑心があった。

党内の慎重論をよそに首相、小沢氏とも水面下では政策協議への調整を進めていた模様だ。

新テロ対策特別措置法案の処理をめぐり、小沢氏は自衛隊派遣恒久法の協議で合意した場合、

法案に賛成する考えまで首相に伝えていた。複数の与党幹部は

「実際には、連立協議を持ちかけたのは小沢氏だ」とすら指摘する。

2日の再会談後、小沢氏は役員会で

「首相から連立の申し入れがあった。協議に入れば農業政策など参院選の公約が実現できる。みんなの意見が聞きたい」

と連立協議に応じるよう求めた。役員から「えっ」という驚きの声が上がった。

手を挙げた6人全員が、「政策ごとの協議ならまだしも、連立は受け入れられるはずがない」などと反対論を浴びせた。

小沢氏は「みんなが言うなら分かった。断る」と席を立ち、代表室から「せっかくの誠意だったが対応できない」と首相に断りの電話を入れた。

民主党幹部の一人は「血迷っている」と吐き捨て、小沢氏側近は「党の批判は抑えられるが、怖いのは世論だ」と話した。


◆コメント:小沢君、早く与党になりたいのは分かっているけどさ・・・。

参議院選挙の投開票があったのは、7月29日(日)でしたが、参議院で野党が過半数を獲得することが決まった瞬間から、

実は、小沢氏は「大連立」を密かに構想しながら、国民には「衆議院を早期解散に持ち込み、政権奪取を目指す」

などと云っていたのかもしれません。

この人は65歳ですが、心臓が悪い。これが最後の天下取りのチャンスなのです。

政治家という生き物は、よく分からないけど、小沢氏の胸中は、

「天下を取りに行くなら今だ。一刻も早く」という気持ちなのでしょう。

そのためになりふり構わなくなるところを、民主党の連中に「バカ言うな」と諭された、

ということですね。

但し、冗談じゃないのですよ。国会議員は公務員の一種です。

公務員。パブリック・サーバント(public servant)。「公に仕える(尽くす)人」なのです。憲法にも書いてある。

日本国憲法第十五条第二項 すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。

ところがあまりにも多くのパブリックサーバントが、パブリック(公)どころか自分にサーブ(仕える)ことを最優先課題としているので、

世の中が変なことになるのです。小沢さんが天下を取りたいというのは「私欲」ですから、公益に優先させてはいけないのです。


◆参議院選挙では、国民は自民党の政策を批判する民主党を勝たせたのですから・・・。

小沢氏は相当頭に血が上ってるご様子。大丈夫かいな(大丈夫じゃないね)?

7月の参院選の選挙演説で、安倍晋三氏は何度も「(この選挙は)小沢代表と私のどちらが首相として相応しいかを問う選挙だ」と

云っていましたね。選挙結果は、「小沢と小沢率いる民主党の方がまだマシだ」という有権者の意思を反映したわけですね。

参議院は政権選択選挙じゃないけど、小沢氏が変なこと(「国際治安支援部隊へ参加するのは、国連のお墨付きを得ているのだから、

たとえ、武力を行使しても合憲だ」)を云ったり、今回のような「ご乱心ぶり」を見せなければ、本当に普通に衆議院解散総選挙、

で政権を取れたかも知れないのに。ダメだね。これじゃ。

折角、長妻昭議員が社保庁のいい加減な仕事ぶりや、年金掛け金の流用、横領、いろいろ暴いて、

彼のおかげで参議院選挙は勝てたようなものなのに。勿論、その功績は民主党が政権を取るか否かと関係なく、評価されるべきですが、

民主党として客観的に観察すると、若手党員が良い仕事をしているのに、党首の私欲で、政権政党への道が遠のいて気の毒だね、

ということです。小沢党首じゃ、悪いけど、危なくて政権どころじゃないよ。


◆思想が違うから、複数の政党が存在するのです。

最後に、読売新聞の社説が「党首会談 政策実現へ「大連立」に踏み出せ(11月3日付)」となっていたのには驚きました。

要するにテロ特措法に替わる新法の制定を急げというのでしょう。何をオタオタしているのですか。

そもそも、2001年、テロ特措法は違憲なのに、きちんと審議をせず、強行採決などするから、今自民党は困っているのでしょう。

自民党と民主党、二つの政党があるということは、思想が違うから、別の党なのです。

それを、とにかく、アメリカに睨まれないために、何でもいいから民主は自民と一緒になって譲歩して、

新しい(恒久)法を作り、給油を再開しろ、と読売はおっしゃる。法律を作るために思想を変えろというのです。

こういうのを本末転倒というのです。


◆【音楽】バッハ:カンタータ 140番 「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」トランペット:モーリス・アンドレ

バッハは毎週、教会の礼拝用のあたらしい、「カンタータ」という形式の曲を書いていました。

短い曲が10曲ぐらい続けて演奏され、それでカンタータ1曲なのですが、バッハは何とそれを毎週書いていた。全部で200曲もあります。

今日は、その中でもとても美しい140番を聴いていただきます。コーラスが歌うパートをモーリス・アンドレがトランペットで吹いています。

荘厳ですが、心の安まる音楽です。ボリュームは抑え目の方が良いです。







それでは、また。

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