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2008.02.15

「日経平均558円高で大引け、今年最大の上げ幅」←朝、発表された10-12月期のGDPが良かったからなんですけどね・・・。

◆記事:日経平均558円高で大引け、今年最大の上げ幅 (2月14日15時20分配信 読売新聞)

14日の東京株式市場は、内閣府の発表した国内総生産(GDP)が高い成長率となったことを好感して、今年に入って最大の上げ幅となった。

日経平均株価(225種)の終値は、前日比558円15銭高の1万3626円45銭で、

07年からでも2番目の大きさで、5日以来、約1週間ぶりに1万3600円台を回復した。

東証1部銘柄の91%が値上がりし、東証株価指数(TOPIX)も大幅上昇して47・09ポイント高い1332・44となった。

朝方に発表された2007年10~12月期のGDP速報と、前日に米国で発表された1月の小売り売上高が、

ともに市場の事前予想を大きく上回ったことが株高の要因だ。市場関係者に、日米双方の景気の先行き不安が後退したと受け止められた。

前日の米株式市場に続き、この日のアジア各市場も軒並み上昇し、外国為替相場が円安・ドル高方向に進むなど、買い材料がそろった。

ただ、東証1部の出来高は約21億8900万株、売買代金は約2兆5000億円と、活況の目安である30億株、3兆円を大きく下回っている。

市場関係者には、「ヘッジファンドが3月の期末を前に、株を処分するために売りを増やすとの観測があり、

このまま本格的な回復軌道に乗るかどうか、わからない」(新光証券の瀬川剛エクイティストラテジスト)との見方も出ている。


◆コメント:GDP(国内総生産)の伸びは輸出によるもので、家計の消費支出は全然増えていないのです。

四半期毎にGDP(国内総生産)の速報値(後で、確定値が出る)が発表されます。

経済統計は色々な役所から発表されるのでややこしいのですが、GDPは内閣府の統計情報・調査結果を見るのですが、

これをじっと見るのは面倒臭いでしょうから、かいつまんで要点を述べます。


GDPを押し上げた「寄与度」を部門別に見ると、専ら企業なのです。総需要のうち、企業の設備投資や純輸出が+0.9となっています。

一方、家計の需要(個人消費や住宅投資)はどうだったかというと、マイナスなのです。

さらに、個人消費は最近5四半期、プラスはプラスなのですが、+0.2程度ですから、殆ど変わっていない。

GDPと同じ2007年10-12月期の名目雇用者報酬(=名目賃金×雇用者数)を見ると、前年同期比、やはり、+0.2%。

会社ばかり儲けて、給料を上げないから、企業収益が家計に反映されないのは当たり前で、個人消費が伸びないのも当たり前です。

個人消費というのは、GDPの大体半分、55%を占めるのです。これが活発になることはものすごく大事なのです。

また、企業が儲かっている、ということを書きましたが、主たる儲けは、輸出から得たものなのです。

最大の輸出国アメリカは、リセッション(景気後退)する可能性が高いと言われてます。

サブプライムもその大きな要因です。


だから、今日のGDP良好→株高騰は、長く続かないよ、と、大抵のエコノミストが言っています。

そうでしょうね。私のような素人でも分かるんだから、プロの予想屋さんは、そう言うでしょうよ。

景気のいい話ではありませんが、実際に景気が悪いのですから、それを直視しなければ、いけません。


それにしても、アメリカさん、サブプライムローンを何とかしてよ、公的資金を入れるとか。

昨日、シティとか、バンカメとかが、

「住宅ローンの返済に行き詰まった借り手に対し、最大30日間持ち家差し押さえの執行を停止して借り換えなどを促す住宅ローン支援策を共同発表した。」

というニュースが流れたけど、誰も何とも思わない。そんな、チマチマやってたんじゃダメですよ。

米国の不良債権が債券化されて(結果的に不良債権になったのだけど)世界中に出回っているから、

みんな迷惑しているんだよ。公的資金でも何でも入れて早く償却しろ。一度には無理だろうけど。

なるべく早く。

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コメント

あつし様、いつもありがとうございます。

全く仰るとおりで米国経済の日本経済に与える影響は大変大きいですが、普通の景気循環としてアメリカが不景気になっているならまだしも、

歴史的観点からは「つい最近」日本の例を見ていたのに、同じように米国もバブルに陥り、それが崩壊したことが問題です。

今回は、不良債権が世界中に債券化され、金融商品に組み込まれているので始末が悪いです。先日東京でG7がありましたが、抜本的対策は出ませんでした。

企業が儲かっているのに、従業員の給料が上がらないのは、正に「搾取」(別に私はマルキストではありませんが)ですよね。

最近、日本の会社員の横領や、不祥事が増えているように思いますが、「努力しても報われない」世の中は、次第に疲弊すると思います。

投稿: JIRO | 2008.02.16 13:44

サブプライム問題で思ったのですが、アメリカの消費が世界の景気に与える影響は本当に大きいのですね。最近勢いのあるインドや中国も、アメリカの消費が落ちれば悪影響を受けることになるでしょう。ということは輸出主体の日本の景気にも悪影響を与えることは必至ですから、日本政府もアメリカに言うべきですよね。”日本を見習って不良債権には公的資金(税金)を投入しろっ!。もともと不良債権への公的資金投入はお前(アメリカ)が言い出したんだろう!。” とね。
また企業が儲けているのに我々の給料が上がらない。そして昨今の値上げラッシュや社会保障費の負担増ですから、そりゃー個人消費が伸びませんよ。今まで日本は政治・外交は3流、経済は1流と言われていたのですが、経済も3流になりそうですね。

投稿: あつし | 2008.02.16 10:05

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