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2008.02.24

2月23日は、ヘンデル(1685-1759)の誕生日ですので、色々。お薦めCDも。

◆ヘンデルというのは、本来、ドイツ人です。

ヘンデルは1685年生まれでして、バッハと同い年です。バッハの誕生日が3月21日なので、殆ど同じです。

ヘンデルはドイツ生まれのドイツ人ですが、イギリスに帰化した人です。バッハに比べるとすこし、軽く見られがちですが、

とんでもない話で、大変な才能の持ち主で、多くの傑作を残しています。

そういうことは、辞典の類にいくらでも書いてありますので、早速音楽にいきます。あんまり系統立っていませんが、ご了承下さい。


◆編成が小規模なものから。リコーダー・ソナタイ短調より。

中学で習ったアルトリコーダー。あれがリコーダーの最も中心的存在ですが、

ヘンデルは、リコーダーソナタを6曲も書いています。比較的易しいけど、美しいです。

リコーダーを吹く人でこれを練習しない人はいないでしょう。

リコーダーソナタ第4番から第2楽章アレグロです。





木訥なリコーダーの音と、憂いを感ずる旋律が見事に合っていると思います。


◆歌、歌とトランペット

歌では、何と云っても、歌劇リナルドより、アリア「私を泣かせて」が美しい。

本当は、森麻季さんの演奏をお聴かせしたいのですが、森さんのCDを黙って載せることは、

私の心情的にできないので、別の方(英国人)の演奏を載せます。この人も決して下手ではありません。





私はこの曲を聴くといつも、「敬虔な気持ちになる」、とはこういうことか、と思います。

このサイトに良くお越し下さるてんけいさんがファンであるところの故・本田美奈子さんがこれを歌ったCDがありますが、

あれも、よくぞ、あそこまで勉強した、と大変驚いたのを覚えています。

森麻季さんのCDでは、あなたがそばにいたら、本田美奈子さんならば、AVE MARIAに、ヘンデルのこの楽曲が収められています。



もう一曲。ソプラノとトランペットのデュエットという面白い組み合わせの曲を。

オラトリオ「サムソン」から「輝けるセラフたちを」です。





人間の声とトランペットの音が見事に美しいハーモニーを作っているところに感動します。


◆管弦楽曲とその編曲(例によってブラス・アンサンブルです)版

ヘンデルがオーケストラを使った曲は沢山ありますが、私はどうしても最初にこれを連想してしまうのです

初めて聴いたときに、「何という爽やかな、明るい音楽だろう!」と思ったのです。

子どもの頃のそう言う記憶はなかなか、消せません。「シバの女王の入城」です。





いいですなあ・・・。この演奏は、指揮者をおかないので有名な、オルフェウス室内管弦楽団「パッヘルベルのカノン/バロック名曲集」です。

これ、今改めて収録曲を見ましたが、お買い得ですね。



さて、次です。ジャーマン・ブラスで「水上の音楽」から、ア・ラ・ホーンパイプです。





実に華やかな、雅やかな音楽ですね。演奏、難しいんですよ。吹いてる人たちが上手いので、難しそうに聞こえませんが・・・。
これは、北から南からに収録されています。

「水上~」を載せたら、「花火」を載せないわけにはいかないですね。

「王宮の花火の音楽」(Royal Fire Works)から、「序曲」です。





まあ、よくぞ、これだけパラパラ平気な顔して吹けるものです。音楽も本当に華麗で素晴らしい。


◆最後はやはり、メサイアから「ハレルヤ・コーラス」で。先日とは違う演奏者です。

先日、「お祝いの音楽」で、日本人の鈴木雅明さん指揮の演奏をお聴かせしましたが、

今日の演奏者は、イギリスの「スコラーズ・バロック・アンサンブル」という団体です。





同じ曲でも演奏者によって、当然違った響きになりますが、その曲の本質的な素晴らしさは変わりません。

ヘンデルは、もっともっと色々書いているのです。明るい曲ばかりではないのですが、

私はヘンデルの作品の中でも華やかさ、輝かしさをもつもの。

音楽が光を放っているかのようなものが、とても好きです。

一通り、ヘンデルの色々な分野の曲を聴きたい、という方は、

The Very Best Of Handelがよろしいかと思います。

リヒテル(ピアニスト)の弾く「調子のよいかじ屋」なんて、私も聴いたことがないです。なかなか贅沢です。

それでは、今日はこの辺で。

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コメント

てんけいさん、こんばんは。

私、何がきっかけで本田美奈子さんがクラシックを歌っていることを知ったのか、そのきっかけをわすれちゃったのですが、

彼女、「時」とか、いくつかクラシックを中心に据えたアルバムを出してますよね?

で、一枚一枚、段々上手くなって行くのです。それは、細かいことを云ったら、最初から声楽を学んでいた人には及んでいないのですが、

(お気を悪くなさったかもしれませんが、私は、心を音楽評論家・シュトゥッケンシュミットにして書いています)

それにしてもですね。最初、アイドル歌手から出発して、その歌い方のクセがついていたわけですね。

それを、一旦取り払って、一から声楽を勉強し、短期間で素晴らしい成長をなさったと思います。これは客観的に見てすごいです。

日本の「アイドル」とか「歌謡曲」の人でそんなことを成し遂げた人は、いません。

そして、彼女の演奏の中でも「私を泣かせて」は、殆ど精神的な高まり(成長)を感じさせるほどになっている。

「30秒のロングトーン」もびっくりでしたけど、それは「技術」であって、音楽の本質じゃないですね。

とにかく、「私を泣かせて」は、彼女の努力が並大抵ではなかったことを示すに足る、立派な演奏だとおもいます。

本田さんはクラシックの発声の勉強を始めたときに、「自分の探していたものは、これだ」とおもったそうです。

本田さんが夭逝なさったことは、まことに残念ですが、

彼女の録音は永遠に人々の心に残ることでしょう。

投稿: JIRO | 2008.02.24 21:35

JIROさんへ こんばんは。
「ヘンデルがドイツ人」というのも、ごく最近、覚えましたし、アリア「私を泣かせてください」についても、本田さんのアルバム『AVE MARIA』によって、初めて知りました。(汗)
“すごいねー、美奈子ちゃん、ここまで上手くなったんだねー…”と、感心しつつ、そのCDを毎日毎日、聴いていましたっけ。

また楽しい音楽の話題を取り上げてください。
有り難うございました。

投稿: てんけい | 2008.02.24 18:40

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