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2008.02.25

「工場で63人が中毒、2人死亡=毒性ある「ニセモノ塩」が原因か―広東省」←こういう「毒殺文化」圏でオリンピックやるの?

◆記事:工場で63人が中毒、2人死亡=毒性ある「ニセモノ塩」が原因か―広東省深セン市(2月25日11時6分配信 Record China)

2008年2月23日、新華社通信(電子版)によると、広東省深セン市の自動車メーカー比亜迪汽車(BYDオート)の従業員63人が、食中毒を起こす事件が発生した。

すでに2人が死亡、3人が重体、19人が入院中。原因は化学工業原料で毒性を持つ「亜硝酸塩」と特定された。

警察は「事件性が強い」として捜査を開始している。中国新聞社(電子版)が伝えた。事件が発生したのは23日午前。

BYDオートの従業員が、工場入り口で無許可営業している食堂で朝食を食べた後、食中毒と思われる症状を訴えた。

その数は63人にも膨れ上がり、うち2人が死亡、19人が入院という騒ぎに。警察は付近一帯の食堂を全て封鎖し、捜査を開始した。

(以下略。全文のキャッシュは、こちらに保存済


◆コメント:中国というのは、「毒殺文化」の伝統があるのか?

冷凍食品のギョーザにメタミドホスが混入していたことが発覚してから、はやくもひと月が経つ。

(私が調べた限りでは新聞が騒ぎ始めたのが1月31日である)。

2月22日、警察庁長官が正式に、「日本で(メタミドホス)が混入した可能性は低い」と発言した。

ウラを返せば、まず間違いなく、中国で誰かが混入した、という公式見解である。

日本の警察庁長官が、個人的印象でうっかりそのような発言をしたら大問題である。

つまり、報道はされないが、何らかの手がかりを捜査当局は既に掴んでいる、と見ていい。



「ギョーザ騒動」が起きて間もなく書いた記事の中でも引用したが、

過去においても、中国では、このような毒物混入による、未必の故意による殺人事件が起きている。

私が最も強烈に記憶している事件を伝える記事をもう一度載せよう。2002年の話である。

◆南京・集団中毒死で死刑判決(2002年10月5日 テレビ朝日)

38人が死亡した中国・南京市郊外での集団中毒死事件。南京市中級人民法院(裁判所)は30日、

食品に猛毒の殺鼠剤(さっそざい)を混入したとして、元飲食店経営、陳正平被告に死刑を言い渡しました。

判決によると陳被告は9月14日朝、近くの軽食チェーン店が繁盛しているのをねたみ、手伝いに呼ばれたのを機に、

揚げパンやごま団子などを作る小麦粉に殺鼠剤を混入したとのこと。

朝食として揚げパンなどを食べた近くの学生や工事現場作業員ら38人が死亡、

約300人が病院に運ばれました。陳被告は列車で逃げましたが、15日未明、河南省に入った寝台車内で鉄道警察官に逮捕されました。

事件発生からわずか半月――あっという間の死刑判決でした。

恐ろしいことに、故意犯だけではないのである。

昨年12月には殺鼠剤が「誤って」混入したと見られるラーメンを食べた小学生が4人も死亡している
◆中国 即席めん食べ小学生4人死亡 警察 調味料に“殺鼠剤”混入か(2007.12.08 NHKニュース)

中国で即席めんを食べた小学生4人が中毒症状を起こして死亡し、警察は、調味料にねずみを殺す薬が混入していたのが原因と見て製造過程などを詳しく調べています。

中国国営新華社通信によりますと、今月3日、南西部の雲南省昭通市(ショウツウシ)魯甸県(ロデンケン)で、

同じ小学校に通う9歳から13歳の4人の小学生が、通学途中に1つの即席めんをわけあって食べた直後に中毒症状を起こし全員死亡しました。

地元の警察が捜査したところ、即席めんについていた調味料の袋からねずみを殺すための効き目の強い薬が検出され、

警察は、事件性はなく、工場で製造される過程で何らかの理由で混入したのではないか見て業者を調べています。

中国では即席めんの人気が高く、様々な商品が販売されていますが、最近は原材料費の高騰に伴って使用済みの廃油を流用する悪質な業者が出たり、

ずさんな管理で製品に殺虫剤などが混入するケースも確認されているため、政府は監視体制の強化を急いでいます。

いくら何でも「杜撰な管理」で「製品に殺虫剤などが混入するケース」があるって、杜撰さにもほどがあるだろう。

この国でオリンピックやるのでしょ?

中国人、日本人嫌いね。選手の食事に「うっかり間違えた」ととぼけて「故意に」殺鼠剤入れられたら、どうするあるか?

真面目な話、無いとは言い切れないだろう。


◆中国はそりゃ、選手村の食事は安心だというだろうけどさ。

オリンピック選手村の食事を信頼する、とアメリカが云っているが、記事を最後まで読むと、

何のことはない。やはり、オリンピック開会前に、独自の「アメリカ基地」を作り、本国から必要な食品を送らせる、とのこと。

今までのオリンピックでも行っていたことだそうだから、中国を特に信頼していない訳ではない、と、云いたいのだろうが、

本当に信頼していたら、独自の基地など作らないはずだ。また、その判断は正しいように思われる。

日本も中国に対して、

「ギョーザ事件があったばかりだし、悪いが貴国選手村の食事を100%信頼するわけにはいかない。日本政府は日本国民たる日本人選手団の生命の安全を

確保する義務がある。よって、食料は全面的に日本から持参したい。それが適わぬなら、出場は辞退する」

と、居直るべきだ。

日本が中国に厳重抗議しないのは、2016年の東京オリンピック開催を目論んでいて、そのためには中国の支援が必要だからだ。

そんなこと云って、北京オリンピックで選手の身体にもしものことがあったら、取り返しが付かない。

ナメられては、いかんのである。

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