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2008.04.11

「大阪府 1100億円収支改善へPT試案 医療費助成を縮小」←小泉の真似か?/大阪センチュリー交響楽団を救え!

◆記事:大阪府 1100億円収支改善へPT試案 医療費助成を縮小(4月11日16時37分配信 産経新聞)

■35人学級廃止、警官削減

大阪府の橋下徹知事直轄の府改革プロジェクトチーム(PT)は11日、事業費や人件費の削減などによって

平成20年度に1100億円の収支改善を図る「財政再建プログラム試案」を発表した。

「聖域なきゼロベース」での見直しを求める橋下知事の意向を反映し、高齢障害者、乳幼児を対象とした医療費助成のほか、

私学助成の削減など府民生活に直接影響を与えるものに踏み込んだ。

「子どもが笑う、大人も笑う大阪」の実現を掲げる橋下知事だが、各方面からの強い反発が予想される。

試案は今月下旬、改革PTが各部局と折衝を開始。府市長会や府町村長会への説明などを経て橋下知事が最終判断。

6月に確定させ、7月に提出する20年度本予算案に反映させる。

試案は「収入の範囲内で予算を組む」という橋下知事の改革方針に沿い、20年度で1100億円の削減を実現することを前提に改革PTが検討。

内訳は一般施策経費削減で330億円、建設事業費削減で70億円、職員の人件費削減で300億~400億円。

府所有の土地売却などで新たに300億~400億円の歳入確保を目指す。

また、22年までの3年間を集中改革期間と位置づけ、21、22年度でそれぞれ1060億~1210億円規模の削減を目指す。

一般施策経費の削減に含まれる事務事業の見直しについては

(1)法令により、府に事業量削減の裁量がないもの

(2)個人給付や府民生活にかかわる緊急性・重要性の高い事業など

(3)法令に根拠があるが事業量を府の判断で決めることができるものなど

(4)府独自事業で事業量削減の裁量があるもの(5)扶助費や公債費など-の5項目に分けて精査した。

このうち(2)では、高齢障害者や乳幼児などの医療費助成や救命救急センター運営関係事業、私学助成(授業料軽減)など、

いずれも府民の生活に直接影響を与える事業を削減対象に挙げている。

(3)では、2年間で520人の警察官を削減。

(4)についても、高齢者の生きがい・地域生活支援事業、子育て支援関係事業など、

いわゆるセーフティーネットといえる部分の削減にも踏み込んだ。

一方、府立施設については、大相撲春場所を開催している体育会館など8施設を廃止。

46の出資法人については、大阪国際児童文学館など28法人について廃止や統合など見直す方針を示している。

【財政再建試案ポイント】
 一、安威川、槙尾川両ダムは凍結

 一、警察官を520人削減

 一、私学授業料軽減の上限を年収680万円以下に引き下げ

 一、小学校1、2年生の35人学級を廃止

 一、高齢者や乳幼児の医療費は自己負担1割

 一、救命救急センターの運営補助を廃止

 一、20年度の市町村への支出金79億円カット

 一、体育会館は売却、上方演芸資料館(ワッハ上方)は移転


◆コメント:これだけ云うなら、大阪府知事、職員、府議会議員が率先垂範するべきではないか?

こういう事をしてはいけないと思います。まず、弱いものから切り捨てているからです。

高齢者や乳幼児の医療費の自己負担を引き上げるべきではない。教育、治安、文化への支出は義務的支出と呼ばれるものだ。

これらは基本的に削るべきものではない。それをやったのが小泉政権とその流れを汲む現福田政権なのだ。後期高齢者医療制度が典型である。

その前に、歳入を増やせば良いでしょう。儲かっている大企業が大阪には多数存在するのだから、法人住民税率を引き上げれば良い。

ここには、歳入を増やす方法が何一つ書いて無い。

支出を削減することによって、不都合が生じるのは納税者ばかりじゃないか。

それならば、まず、税金で食っている府知事を含む大阪府職員の給料を半分にカットしろ。ボーナスは無し。当然だろう。


民間企業を見習え。伊藤忠商事の丹羽宇一郎氏は、同社が多額の負債を抱えていた、1998年に社長に就任した。

1年半、無給で働いた。

黒塗りの社長車に乗らず、一般職員と同じように徒歩と電車で通勤して、それは取締役会長になった今も続いている。

昼食は子会社であるファミリーマートのコンビニ弁当や、吉野家の弁当を取っている。


橋下知事もプロジェクトチームとやらも、自分は痛みを覚えずに納税者に財政難のツケを持っていくのは正しくない。

丹羽会長を手本にせよ。


◆大阪センチュリー交響楽団を救え

一昨日、「在阪楽団への運営補助金を大幅削減 橋下行革」←大阪府議政務調査費、年間6億5千8百万円を減らせ。ココログ)に書いたとおり。

文化・芸術など理解できない橋下知事は大阪府が運営する大阪センチュリー交響楽団への補助金をカットしようとしている。

オーケストラは、基本的に「金儲け」の為の組織ではない。初めから赤字に決まっているのだ。

だからといって、潰して良いとでも思っているのか。

オーケストラひとつ潰すのは簡単だ。しかし、一旦潰してしまったら、新しいオーケストラをゼロから組織するのがどれほど難しいか。

橋下がここまでバカだったとは呆れるばかりだが、バカ呼ばわりばかりしていても始まらない。

ここに署名を送りましょう。

緊急署名活動のお願い【大阪センチュリー交響楽団を応援する会】

一人でも良いそうだ。郵送が間に合わないときはFaxでも構わないそうだ。

第1次締め切りは4月17日。

昨年、大阪市消防局音楽隊を救えなかった。今度は救いたい。

お断りしておくが、私は、大阪センチュリー交響楽団とは何の利害関係も無い。

ただ、政治屋や役人の気まぐれでオーケストラが潰されるのを、黙って見過ごすわけには行かないのである。

皆さんのご協力をお願いします。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

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コメント

あつし様、レスが遅れて失礼いたしました。

全く、同感です。警察官を減らしたり、救命救急センターの運営補助を減らすというのは、断行するとしても一番後に来るべきもの。

自らは懐を痛めない「聖域だらけの構造改革」で、これで、どうして「子供と大人が笑える大阪」なのか、本当に気は確かなのかと思います。

テレビでは庶民のような顔をしておきながら、権力の座に就いたら、情け容赦なく弱者を切り捨てる、と言い出すとんだ食わせ物です。

オーケストラに関しても仰るとおりでして、オーケストラに必要な助成金など、メガバンクなどから見ればはした金と言っても良いぐらいなのですから、

(別に銀行だけではありませんが、例えば、ということです)、メガバンク3行が1億ずつ助成すればいいんです。尤も、N響など古くからの楽団には、

スポンサーがこんなにいるのです。

http://www.nhkso.or.jp/donation/list.html#ct02

ひとつの団体にこんなに集中しなくて良いから、経団連などで相談して上手くやれ、と言いたいです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
harayosi-2さま、コメントをありがとうございます。

そう言えば、石原慎太郎もやっていましたね。彼も「弱者」になったことがなく、常に陽の当たる道を歩いてきた人間ですから、

弱者を平気で切り捨てるのでしょう。

兵庫県については、初めて知りました。貴重な情報をありがとうございます。

投稿: JIRO | 2008.04.13 17:27

東京都では石原都知事により、すでに老人医療(老人医療費助成事業)の廃止や、障害者医療の1割負担など、福祉医療制度の改悪が、6年も前から実施されています。
経過措置がありましたが、それも2007年6月30日で終了しています。
大阪府の動向は、これを全国的に波及させること、権力側の意図だと思います。
兵庫県においても同様の動きがあります。参考までに拙ブログの関連記事を、TBさせていただきます。

投稿: harayosi-2 | 2008.04.13 09:51

連続での投稿 失礼します。
大阪センチュリー交響楽団の補助金カットでちょっと思ったのですが、こんな時、率先して補助金を負担してやろうという日本の民間企業って、ほとんど無いような気がするのですが、どうなんでしょう。自治体に予算が無くて文化的事業にまわすお金がないと困っているときに、代わりに負担してやろうという大企業は無いのでしょうかね。優遇税制で利益を上げているのなら、それくらいの心意気があっても良いと思うのですが、どうも日本の企業はそうではないらしい。文化的事業ですから自治体だけが負担するのではなく、広く民間企業などにも負担して貰って良いのではないでしょうか。

投稿: あつし | 2008.04.12 10:16

大企業や金持ちに対する優遇税制をそのままにして、医療費や福祉に対する予算など義務的支出を削減する。これはJIRO様も指摘しておられますが、小泉 竹中がやった手法と全く同じですよね。「聖域なきゼロベース」での見直しと言ってますが、これも「聖域なき構造改革」を言い続けた小泉元首相と同じです。でも聖域なきと言うのであれば、真っ先に自分自身や職員の給与カット、府議の政務調査費や議員報酬を削減するのが筋だと思うのです。これを実行してこそ本当の意味での「聖域なし」と言えるではないでしょうか。
財政再建試案ポイントで挙げられている、警察官を520人削減や救命救急センターの運営補助を廃止したら、大阪府は無茶苦茶になってしまうのではないでしょうか。福祉、文化、安全、安心を切り捨てた大阪など「子どもが笑う、大人も笑う大阪」どころか、「子供から大人まで皆泣いている大阪」になると思います。
でもこの橋下知事、本当に聖域なきという考え方で大阪の財政改善を図るのかと思っていたのですが、このプランから見えるのは、どこにでもいる俗な人物だったということですね。俗物と言っても良いかもしれません。

投稿: あつし | 2008.04.12 09:43

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2008年(平成20年)2月13日に、兵庫県は、2008年から11年間の、新行革プラン(第一次)を、公表しました。 昨年11月に取りまとめた当初案を、福祉医療については実施主体である県下市町や、県議会からの反発を受け、修正された内容となっています。 その修正内容は、実施時期を1年先送りし、2009年(平成21年)7月としたことと、所得制限強化により非該当とされる対象者を、経過措置として2年間の救済を、盛り込んでいます。 ... [続きを読む]

受信: 2008.04.13 09:52

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