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2008.07.07

「食品価格、バイオ燃料生産で75%上昇=世銀報告書」「エイズ患者400万人の治療費分=巨額なサミット経費に驚き-英紙」

◆記事1:食品価格、バイオ燃料生産で75%上昇=世銀報告書(7月4日17時22分配信 ロイター)

[ロンドン 4日 ロイター] 英ガーディアン紙によると、世界銀行は、バイオ燃料の生産により

世界の食料価格が75%上昇したとの内部報告書をまとめた。これは従来の推定をはるかに上回る水準。

報告書は、世銀エコノミストとして国際的に評価されているドン・ミッチェル氏が行った詳細な分析に基づいて作成された。

米政府は、バイオ燃料が食品価格上昇に及した影響は3%以下と主張している。

報告書は4月に完成していたが、関係者らは、ブッシュ政権に配慮して公表されなかったとみているという。

ある筋は「公表すれば世銀が米政府と政治的に対立することになる」と述べた。

欧米諸国は、二酸化炭素排出量の削減と輸入原油に対する依存度の低下を目指してバイオ燃料の生産に力を入れているが、

報告書はこうした流れに一段の圧力をかけるとみられている。


◆コメント:世界的には食品価格の高騰による食糧危機にあるのだ、という話を、4月に書きました。

日本人は、食料自給率が低いということを新聞を読んで知ってはいるが、

毎日の生活では(物価は上昇しているものの)、スーパーへ行けば、ふんだんに食料品があるから、

とても信じられないが、全世界的には食料価格の高騰による食糧危機にある。

この高騰が始まる前、既に世界では8億人以上が飢餓に苦しんでいて、

現在、毎年少なくとも1千万人が貧困と飢餓により死亡しており、その数は増えつつある。

そういう話を4月に書いた。

「食糧危機の回避、WTOは農業生産国に圧力を=EU委員」←世界的には深刻な食糧危機なのですよ。ココログはこちら)。

このとき、日本では、どれほど食料が無駄にされている(捨てられているか)に関しても書いたのでお読み頂きたい。

この世銀の秘密報告書をスクープしたのは英紙Guardian(ガーディアン)。

くだんの記事は、Secret report: biofuel caused food crisis

そんなに難しい英語ではありませんので、学生さんなどお読みになっては如何。

バイオ燃料を開発して生産して、化石燃料の使用を減らし、CO2の排出量を減らす、

というと、如何にも世界的世論の潮流に合致していて聞こえが良いが、その所為で食料価格が高騰して、

毎年千万単位の人間が餓死するようでは、何のための温暖化対策なのか。

裕福な国の人間が生き残る環境を維持するために、貧しい発展途上国の人は飢え死にして下さい、

ということになる。これでは意味がない。


◆記事2:エイズ患者400万人の治療費分=巨額なサミット経費に驚き-英紙(7月5日22時32分配信 時事通信)

【ロンドン5日時事】5日付の英紙タイムズは、7日から開催される北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で

日本政府がかける経費が2億8500万ポンド(約600億円)に上り、3年前の英グレンイーグルズ・サミットの3倍以上に相当すると報じた。

エイズ患者400万人を1年間手当てできる金額と同等と指摘している。

同紙によると、洞爺湖サミット予算の半分は警備を担当する警官2万1000人らの動員費用。

同費用は1億4200万ポンド(約300億円)でグレンイーグルズ(7200万ポンド)の約2倍になるという。


◆コメント:英国がイラク戦争に費やしたカネで、エイズ患者何人救えたの?

サミットに日本がカネを使いすぎだ、とイギリス人が言う。大きなお世話だ。

こちとら世界第2位の経済大国だ。

世界の要人をもてなし警護するのに費用を惜しんだら、それはそれでケチをつける癖に。よくいうよ。



そして、英国はアメリカと協調して違法なイラク戦争を始めましたね。

調べれば分かるだろうが面倒くさいから具体的な数字は調べないが、巨額の戦費を投じて、しかも戦争自体間違いだった、

というのがブレア前首相が退陣に追い込まれた大きな要因でしたね。

無辜のイラク人を何万人も殺すのに使ったカネで、エイズ患者は何人救えたでしょうね。

そのイギリス人が、偉そうなことを書くな。馬鹿。

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コメント

あつしさん、TACさん、Times原文の趣旨を時事通信が半分しか正しく伝えていないようです。彼らの云わんとする半分は、「あの安全で知られる日本がテロ対策でこんなに費用を使わねばならないようになったとは、世界も物騒になったものだ」というニュアンスです。それでも全体としては大きなお世話だと私は思いますが。

何でも向こうが自分のことを棚に上げてこちらを非難するのに、TACさんがおっしゃる用に誠意など示す必要があるでしょうか。

ひとつだけ言えるのは、過去日本で行われたサミットで東京以外で開かれたのは九州沖縄サミットだけです。今回が二度目です。九州沖縄サミットの時の方が警護に費用を費やしています。

今回も洞爺湖でサミットを開催するから、洞爺湖周辺を警備し、首都東京を警備する必要が出て経費がかさむのですから、サミットは東京で演れば良いんです。そうすれば東京を重点的に警護すれば済むことです。

投稿: JIRO | 2008.07.08 00:56

バイオ燃料については、食料を原料に代えていてはあまり意味がないですね。菜の花プロジェクトのように循環のサイクルを考えたり、稲わらなどの食料外のものを原料とする道を考えないと解決には結びつかないのでしょうね。
「自分のことは棚に上げ」は、ある程度は必要でしょうね。指摘されたところを、誠意をもって直していけば良いだけのことですから。サミットの費用については、都合の悪いことを追及したり明らかにしたりしようとする人々を押さえつけるために過剰の警備費用がかかるのでしょうね。もっとopenにして、苦言にも耳を傾けるようにすれば、警備費用も圧縮できると思います。

投稿: TAC | 2008.07.07 21:09

こんにちは。お邪魔します。
自国での鹿猟を棚に上げて日本の捕鯨を非難しているイギリスですから、自国がイラクで使ったお金のことを棚に上げて、他国のお金の使い道にとやかく言うのを何とも思わないのでしょう。こういうのを「厚顔」、「鉄面皮」と言うんでしょうね。
またこんな記事を書くイギリスのメディアというのは、政府の不利になることは書かない日本の政府御用達メディアとあまり変わらないのかな。
ただサミットについては、その有効性を改めて問い直す必要があると思います。数カ国だけが集まって会議を開いても、いまの世界で起きている問題を解決できるとは思えませんから。

投稿: あつし | 2008.07.07 11:37

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