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2009.02.21

「米FRB、リーマンを破たんさせないことを決意していた=バーナンキ議長」←バーナンキさん、気は確か?

◆記事:米FRB、リーマンを破たんさせないことを決意していた=バーナンキ議長(2月19日7時3分配信 ロイター)

米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は18日、システミックに重要な企業の存続が重要なため、

FRBはリーマン・ブラザーズを破たんさせないことを決意していた、と語った。

議長は講演後の質疑応答で「われわれはリーマン・ブラザーズを救済するため、できることをすべて行う覚悟だった。

大型でシステミックに重要な機関を破たんさせないことが不可欠と、私はこの危機の始まりから言ってきた」と述べた。


◆コメント:日本のマスコミって、外国の要人のアホな発言、失言には寛容だね。

この見出しを見たときに私は我が目を疑った。

FRBはリーマン・ブラザーズを破たんさせないことを決意していた

それでは、どうして昨年9月15日、あれほど簡単にリーマン・ブラザーズが破綻したのでしょうか?

いくら「破綻させないことを決意し」ても、破綻させてしまったのは事実であり、今更何を言っても空しいし、

見苦しい。リーマンの破綻が現在の世界不況の始まりである。

多分、バーナンキは「破綻させないことを決意していたが、結局どうしようもなかったのだ」と言いたいのであろうが、

それなら、黙っていることだ。

そもそも、以前バーナンキはこのように発言している。記録が残っている。
◆「巨額すぎて救えない」=リーマン破綻でFRB議長(10月8日9時0分配信 時事通信)

【ワシントン7日時事】バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は7日の講演で、先に破綻(はたん)した証券大手リーマン・ブラザーズについて売却、

存続いずれのケースも巨額の公的資金の投入を必要とし、数十億ドルの税金が失われる見込みだったと指摘、救済に乗り出さなかった事情を説明した。

議長は、リーマンに必要な公的資金は、3月に事実上破綻し、JPモルガン・チェースに救済合併されたベアー・スターンズよりはるかに巨額だったと指摘。

さらに、仮に資金投入が正当化されたとしても、FRBの融資には返済を保証する妥当な担保が必要であり、リーマンにはこれがなかったと強調した。

この発言から、「FRBにリーマンを破綻させない決意があった」とは到底考えられず、要するに、

私は冒頭の発言に対して、
うそつけ!

と言いたいのである。

百歩譲って、FRBの当時の「覚悟」がどのようなものであれ、リーマン・ブラザーズが破綻してしまったのは、

くどいようだが歴史的事実であり、それが世界に金融危機をもたらし、世界各国の中央銀行は、銀行が潰れて金融恐慌が起きないように、

こぞって、自国の民間銀行に公的資金を注入し、資本を増強し、潰さないように必死になった。


もう少し詳しく書くならば、証券化されたサブプライムローン関連商品に投資していた世界中の銀行が、

巨額の含み損を計上せざるを得なくなり、それがどこまで広がるか分からない。

損失を埋めるためには資本を取り崩すことになり、有価証券評価損により、

どこの銀行も業績が著しく悪化している。

そして銀行はこれ以上損失を増やしたくないから、本業の金貸し(融資)に極めて慎重になっている。

それによって、世界各国の事業会社が、必要な融資を受けられない。

非常に単純に言えば、それが今の世界不況をもたらしている。


世界不況の発端はまぎれもなくリーマン・ブラザーズの破綻であり、それを放置したアメリカが、

世界中に迷惑をかけている。アメリカの金融政策を司るFRBの最高責任者、FRB議長、いや、本当は

アメリカ合衆国大統領は、世界に対して
ご迷惑をおかけして申し訳ない。

と謝罪するべきなのに、絶対に謝らない。

日本のマスコミは日本の政治家の失言には異様なまでに敏感なのに、

バーナンキ発言批判が全くないのは不可思議である。

「よくも、いまさらいけしゃあしゃあとそんなことがいえるな」

という(趣旨の)記事が有って然るべきだ。

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