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2009.05.11

「<新型インフル>個室に10日間「停留」会話は内線・携帯で」←もう少し隔離された患者のことも考えてやったらどうです?

記事:<新型インフル>個室に10日間「停留」会話は内線・携帯で(5月10日2時30分配信 毎日新聞)

国内初の新型インフルエンザ感染者が9日、確認された。

感染者に同行した高校生や近くに座っていた乗客ら49人は、10日間の停留措置の対象になる。

成田空港近くのビジネスホテルで、与えられた一室にいることを求められ、行動を厳しく規制される生活。

厚生労働省が対象者に配っているパンフレットは「停留は、あなただけではなく、大切な家族の方、会社の同僚、友人等を守るために行われます」

と協力を呼び掛けるが、史上初めて実施される宿泊施設での停留とは--。



厚労省によると、停留者は原則ホテルなど施設の個室内で生活することになる。

1日1回、医師や看護師が健康状態を確認し、必要に応じてタミフルなど抗インフルエンザ薬を投与する。

1日3回検温するなど健康状態の記録を提出。食事は▽午前7~8時▽正午~午後1時▽午後6~7時と定められ、

原則自分の個室で食べることになっている。

49人のうち感染者と一緒に行動した生徒・教諭は33人。学校関係者や保護者らによると、

生徒らは全員が9階の個室を与えられ、他の部屋やフロアに行かないよう指示されている。

洗濯室などに出かける際は、マスクの着用を義務付けられているという。

生徒と教諭の連絡はホテルの内線電話を使い、生徒同士は携帯電話でやり取りしている。

荷物が既に最終到着地の関西国際空港に送られているため「着替えがほしい」「携帯電話の充電器がない」

という要望があり、荷物だけ成田に送り返すことになった。

生徒からは「テレビを見るしか、やることがない」などの不満も聞かれ、ホテル側はパソコンの貸し出しも検討している。

5月下旬の中間試験への影響を心配する声も多く、学校側は教科別のプリントをホテルに送るなどして対応するという。

勝手に外出することは許されない。パンフレットはこうクギを刺す。

「許可無く施設外に出ようとしたり、スタッフの質問に答えなかった、または、虚偽の返答を行った者は検疫法に基づき処罰されることがありますのでご注意ください」

厚労省によると、滞在費や食費などの生活費は国が負担する。

しかし、仕事を休んだ場合の休業補償など、停留による損失の補償はされないという。

10日の停留期間が満了すると、ようやく解放される。入国手続きを行い、晴れて「帰国」となるという。


◆資料:首相官邸 新型インフルエンザ対策本部長(内閣総理大臣)談話(平成21年5月9日)

(http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/flu/swineflu/swineflu20090509.pdf)

平成21年5月8日、デトロイトから成田空港に到着した日本人男性3名が新型インフルエンザに感染していることが、本日、確認されました。

本件感染は、我が国で確認されたものですが、空港における検疫の段階で対処したものであり、

新型インフルエンザ対策本部で決定した「基本的対処方針」の「国内で患者が発生した場合」には当たりません。

政府は、引き続き、「基本的対処方針」に基づき、水際対策等に徹底して取り組むとともに、

併せて、国内での患者の発生に備えた準備を進めていく所存です。

国民の皆様にも、引き続き、国や地方自治体が発する情報をよく聞いていただき、

警戒を怠らない一方、冷静な行動をお願いします。


◆コメント:政府は「水際作戦が奏功した」と得意そうだが、患者の事を考えてやれ。

政府(内閣総理大臣)のコメントは、要するに

政府の「新型インフルエンザに対する基本方針」は、国内で新型インフルエンザ患者が発生した場合を想定したもので、

今回はそれに当たらないが、引き続き水際対策を徹底して行いますよ、

というものである。テレビニュースを見ると、内閣総理大臣も厚労相も「水際作戦」で感染者を発見し、隔離したことを

「得意気に」強調しているが、記事に書かれていることが事実とすれば、

新型インフル感染確認された高校生らの扱いは、ちょっとひどくないだろうか?



何だか、治療法が無かった時代に肺結核に感染した人を「座敷牢」に閉じこめたのとあんまり変わらないような印象を受ける。

隔離するのはやむを得ないとしても、インフルエンザに感染した患者は「犯罪者」ではない。病人である。

新型インフルに故意に感染するバカはいない。

実名こそ公表されていないが、テレビは見ることが出来るというから、「日本人初の新型インフル感染患者」

と大きく報じられることにより、心理的なショックを受けていることは容易に想像出来る。

政府は「とにかく隔離した」ことで、それ以上関心が無いようだが、

テレビを見るしか時間を過ごす方法がないようなビジネスホテルの個室に「隔離されている患者」

への配慮が足りないと思う。このような環境で10日間もすごしたら、普通の人間でさえ、精神的に不安定になる

可能性は十分にある。何らかの心理的なサポートが必要である。カウンセラーが個室に入れば感染する可能性がある

ということで、誰も個室に立ち入らないようにしているのだろうが、パソコンを設置して、あれ、なんていうのだっけ?

カメラで互いの顔を映して、画面で相手の顔をみながら会話する奴。あれは可能だろう。

メッセでもいいじゃないか。


カウンセラーを持ち出したのは、大袈裟と思われるかも知れないが、

それぐらいの配慮が出来なければダメだ。

記事によれば、隔離された生徒たちは、荷物は関空に送られてしまったので、着替えも携帯の充電器も無い、という。

「着替えが欲しい」

と言っている生徒がいる、ということは、アメリカで飛行機に乗り込む前に着た下着や服をいまだに身につけているのだろうか?

そうだとしたら、それはひどいでしょう。

荷物を関空から成田に送り返すことになったというが、その荷物にはインフルエンザウイルスが付着しているかも知れない。

中身まで全部消毒してから、本人に返すのだろうか?

とりあえず、新しい下着と、服ぐらい用意してやるとか、

隔離を決めたのは日本政府なのだから、厚労省でも何処でも良いから政府が面倒を見てやれよ。


ホテルがパソコンの貸し出しを考えているそうだが、携帯の充電器ぐらい貸してやるとか、

読みたい本、雑誌、DVDでもないか、訊いてやるとか、

日本政府がそれぐらいの気遣いをしても良いだろう。


繰り返すが、新型インフルに感染したことは、本人の意図せざる結果である。

防疫上の措置はキチンと行わなければならないが、「隔離」されているのは、普通の一般市民、

つまり生身の人間であることを、日本政府は忘れている。

政府の眼中にあるのは「患者」ではなく彼らの体内にある「新型インフルのウイルス」だけなのだろう。

これから、国内で新型インフルエンザ患者が発生し、感染が広がった場合、皆、このような目に遭うのだろうか。

国は、あまりにも気が利かない。詰めが甘い。

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