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2009.05.02

「<新型インフル>ウイルス株、10日にCDCから製薬企業に」←到底、感染が広まる速さに追いつきませんね。

記事1:<新型インフル>ウイルス株、10日にCDCから製薬企業に(5月1日15時0分配信 毎日新聞)

豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザの世界的拡大を受け、

ワクチン製造用のウイルス株を培養している米疾病対策センター(CDC)が大手製薬企業に対し、

10日にウイルス株を渡せると連絡していたことが分かった。世界保健機関(WHO)が警戒度を

「世界的大流行(パンデミック)直前」の兆候を示す「5」に引き上げる中、ワクチン開発が本格的に始まることになる。


世界の大手製薬企業で作る国際製薬団体連合会(IFPMA)によると、各社はウイルス株を受け取り次第、

本格的な開発作業に取り組めるよう準備を急いでいる。世界の製薬企業でワクチン生産能力を持つのは20社前後。

うちIFPMAに加盟する16社が、パンデミックワクチン開発でWHOと協力している。

参加企業の生産能力は、世界のワクチン生産の9割以上をカバーするという。

IFPMAは2月発表の調査で、パンデミックワクチンについて

「各社が生産設備をフル稼働させれば、ウイルス株受け取りから12カ月以内に25億人分を生産できる」と予測している。

ただ、クラウセ良子・ワクチン部長によると、実際に開発に着手してみないと分からないことも多く、開発スケジュールは流動的という。


記事2:新型インフルエンザ、感染確認は331人 WHO発表(5月1日20時0分配信 CNN.co.jp)

ジュネーブ(CNN) 世界保健機関(WHO)は5月1日、新型インフルエンザ(H1N1型)感染者数が世界11カ国で331人に達したと発表した。

最多はメキシコの156人で、このうち死者は9人。次いで米国が109人となっている。

このほか、


  • カナダ34人、

  • スペイン13人、

  • 英国8人、

  • ドイツとニュージーランドで各3人、

  • イスラエル2人、

  • オランダとスイスで各1人

となっている。


◆コメント:ワクチン開発されるまでに全世界に広まりそうですね。

豚インフルという表現は、風評被害が出るというので、畜産業界や国連食糧農業機関(FAO)から文句が出て、

WHOはこれから、

「インフルエンザA(H1N1)」

という表現を用いるそうだ、日本のマスコミは「インフルA」などと言っている。

当ブログでも「インフルA」で統一することにする。


さて、記事1を読み、記事2、及び続々と報じられる

世界の「新しい感染疑い」の情報をネットやテレビで見ていると

ワクチンが出来るまでに世界中に広まってしまうであろうことはほぼ明らか。


CDCが大手製薬会社にウイルス株を渡せるようになるまで後9日もかかる。

そして、それからワクチン開発に着手するわけだが、

開発されるまでどれぐらい時間がかかるか、は、やってみなければ、分からない。

IFPMA(国際製薬団体連合会)は2月発表の調査で、パンデミックワクチンについて
「各社が生産設備をフル稼働させれば、ウイルス株受け取りから12カ月以内に25億人分を生産できる」

というが、その頃には、世界中の人が感染し、免疫が出来て、ワクチンが不要になるかもしれない。

インフルAの感染拡大防止にワクチンは間に合わないだろう。


◆日本に関して言えば、タミフル・リレンザの予防的処方を保険適用対象とすれば良いのです。

抗インフルエンザウイルス薬といえば、タミフルリレンザである。

タミフルはスイスの製薬会社ロシュの製品で、日本では中外製薬が扱っている。

リレンザはグラクソ・スミスクラインが製造・販売元である。

この二つはいずれも、インフルAに有効である。

私事で恐縮だが、2週間前の木曜日、4月16日、愚息が高熱(39度台)を発したので早退させる

と学校から連絡があり、帰宅後、直ぐに近所の開業医の診察を受けたら、A型インフル(Aソ連型)と診断され、

リレンザを処方された、朝晩2回、5日間服用したが、効果は劇的で、17日の朝には熱も下がり、食欲も出た。

但し、体内にはまだウイルスがあるから、5日間朝晩服用したのである。


余談になるが、タミフルはカプセルで普通に経口投与だが、リレンザは錠剤を専用の道具を使い、粉末にして、

専用の吸引器で吸い込むのである。最初、使い方が分かり難い。グラクソのサイトに、

GlaxoSmithKline | 一般・患者のみなさま | くすりの情報 | リレンザというページがあり、

使い方をビデオで解説しているので、一度、見ておいた方が良い。



話がそれた。

何を言いたいかというと、タミフルもリレンザも主として発症後の治療に使われるが、

どちらの薬も、予防用として使えるのである。リレンザのサイトに、

予防用に使う時の説明が書いてある。

息子がインフルエンザに罹ったとき、私はこのページを見て、自分も予防用に処方してもらえないか、

息子を診た開業医の先生に相談したが、特別の要件(明日から海外へ出張する予定がある、など)を満たさないと、

予防用には処方出来ず、どうしてもというなら、自費で(全額自己負担で)買うしかない、という。

5日分で1万円以上2万円未満は確実。で、諦めた。

私の世帯は息子以外は家内と私だが、二人とも予防しなければ意味がない。

これが4人家族で1人だけ感染したケースなら、感染者以外の家族3人分に付き2万円、

予防用に6万円が必要となる。高い。

私は、幸い息子から感染しなかったが、それは結果論だ。

感染症の予防には、ワクチンを用いるのが望ましいが、実際問題として、ワクチン開発、製造に1年かかるのでは、

政府の基本対処方針、「水際対策」にならない。手っ取り早い方法として、タミフル、リレンザを予防用に処方する際にも、

保健が適用されるよう、関連法令に暫定的な特例を設ければよいのである。

日本のGWに世界でインフルAがヒト-ヒト感染しているが、海外旅行をキャンセルしない人が多い。

海外旅行中に感染し、連休明けに発症し、国内でも爆発的な感染の広がりが起きても何ら不思議はない。

これに対処するには、前述の措置が最も現実的かつ効果的だ。

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