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2009.12.13

「米大統領がノーベル平和賞受賞」←人殺しがノーベル平和賞ですか。

記事1:2010年夏までにアフガン駐留米軍3万人増派=大統領(12月2日11時30分配信 ロイター)

オバマ米大統領は1日、アフガニスタン新戦略をめぐる演説で、2010年夏までにアフガン駐留米軍を3万人増派し、

1年半後に米軍撤退を開始する方針を明らかにした。大統領は陸軍士官学校で行った演説で

「最高司令官として、アフガン駐留米軍の3万人増派が米国にとって重大な国益になると判断した。

駐留米軍は18カ月後に撤退を開始する」と表明。

米軍に加え、予定されている北大西洋条約機構(NATO)諸国の増派によってアフガン側への治安権限移譲を急ぐことが可能になり、

2011年7月に米軍撤退を開始することができると述べた。


記事2:過半数がアフガン増派支持=2年超える駐留、6割が望まず-米紙(12月10日15時58分配信 時事通信)

【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は10日、オバマ大統領が打ち出した

新たなアフガニスタン戦略に関するCBSテレビとの合同世論調査の結果を発表した。

3万人の増派を支持する人は半数を超えたが、約6割が2年を超える大規模な部隊の駐留は望まないと回答した。

調査はオバマ大統領が戦略を発表した後の4~8日に実施された。

オバマ大統領のアフガン戦への対応を支持した人は48%で、11月の調査より10ポイント上昇した。増派を支持したのは51%で、反対を8ポイント上回った。

増派により来夏までに駐留規模は10万人になるが、大規模な部隊の駐留期間に関しては

32%の人が1年未満を、25%が1~2年を選んだ。また、アフガン政府を信頼できないと答えた人は約6割に上った。


記事3:米大統領がノーベル平和賞受賞、「武力行使の道徳的な正当化も」(12月11日11時33分配信 ロイター)

[オスロ 10日 ロイター] オバマ米大統領は10日、当地で開かれたノーベル平和賞授賞式に出席し、

同賞を受賞した。大統領は「戦時大統領」の受賞をめぐり議論があることに触れた上で、米国を守るために行動する権利を留保すると述べた。

受賞演説で、武力行使は人道主義的理由に基づく場合など正当化されることもあるとし、

武装組織アルカイダに対しては交渉は武力放棄につながらないと指摘した。

大統領は「私の受賞をめぐる最も奥深い問題は、私が現在2つの戦争を戦っている国の最高司令官であることだ」と指摘。

「世界の国々が単独もしくは協調して行動する中で、武力行使を単に必要と判断するだけでなく、

道徳的に正当化されると認める時があるだろう」として、米国はイスラム系武装組織アルカイダによる

2001年9月11日の同時攻撃事件を受けて、アフガニスタンでの戦いを強いられたと主張した。



また過去にノーベル平和賞を受賞したマーティン・ルーサー・キング牧師の「暴力は決して恒久的平和をもたらさない」

という言葉を心に留めているとしたが、「私はありのままの世界に対峙している。米国を脅かす状況にあって、何もしない訳にはいかない」と述べた。

その上で「武力行使が必要な場合、米国は一定の行動規範に従う道徳と戦略的関心を持っている」と主張した。

一方で、武力行使に代わるものを求める上で、国際社会は法を順守しない国々に対し厳しい姿勢で臨むことが必要だと主張。

「国際法を順守しない国は責任を取るべきであり、制裁では、実質的な代償を強いる措置を法制化しなければならない」と述べ、

「イランや北朝鮮などの国々に対して、そのシステムと駆け引きをさせないように主張することがわれわれ全員の責務だ」とした。

また中東や東アジアで核武装が進行している恐れがあるとして懸念を示した。

過去108年の歴史の中で米国の現職大統領として同賞を受賞したのはオバマ大統領で3人目。


記事4:NYでも反対デモ、平和賞受賞(12月11日12時16分配信 TBS)

「オバマ大統領は戦争を終わらせたわけではない」、ノーベル平和賞受賞に反対する市民が抗議のデモを始めました。

参加者は戦死した兵士の棺に見立てた「箱」を運びながらマンハッタンを横断し、

タイムズ・スクエアの真ん中にあるアメリカ軍の兵士勧誘センターを目指しました。

「アメリカは戦争を激化させ、そして今、オバマが平和賞をもらうなんて、オバマは戦争犯罪を犯しているんだよ」(退役軍人のデモ参加者)

熱烈なオバマ支持者が多いニューヨークでは、異例の光景となりました。(11日10:44)


記事5:<ノーベル賞授賞式>米国民66%「オバマ大統領値せず」(12月11日0時39分配信 毎日新聞)

ノーベル平和賞に決まったオバマ米大統領への授賞式が10日行われたが、

米キニピアック大学(コネティカット州)世論調査研究所の最新の世論調査で

「オバマ大統領は平和賞受賞に値しない」と回答したのは66%に上った。「値する」は26%。

CNNテレビが9日発表した調査でも「受賞にふさわしい仕事をした」と見る人は19%だった。

同研究所のブラウン副所長は「時差の関係で多くの米国人が授賞式をテレビで見られないことが、オバマ大統領にとって好都合かもしれない」と話す。

「戦時大統領」への懸念とともに、オバマ政権の経済、内政への国民の不満が募っている。

医療保険改革、景気対策、金融機関や大手自動車メーカーの救済など

大規模な財政出動を伴う事業が目白押しだが、失業率は10%と高止まりしている。

史上初めて1兆ドルを突破した09年度(08年10月~09年9月)の財政赤字が膨らむことは確実で、

生活を圧迫する気配さえ漂う。大統領の支持率が50%を切った最大の要因である。


◆コメント:人殺しを正当化する人物が、ノーベル平和賞を受賞する滑稽。

延々と引用しましたが、難しいことではありません。

記事1に書かれているとおり、ノーベル賞授賞式の前、12月1日、オバマ大統領はアフガニスタンに、更に兵隊を送る、と発表しました。

アメリカがアフガニスタンに関してムキになるのは、2001年9月11日のテロの首謀者がウサマ・ビンラディンで

彼が率いるテロリスト集団がアフガニスタンに潜伏しているので、彼らを殺さないと、またアメリカがいつ攻撃

されるか分からない、という訳です。これは前米国大統領のアホのブッシュと同じ理屈です。

しかし、911テロから8年経ちました。アメリカはこれでもか、と兵隊を代わる代わるアフガニスタンに送って、

「テロリストを掃討する」と言い続けて、できないのです。これから更に3万人増派すれば、

アフガニスタンに潜伏する「テロリスト」をやっつけられるのでしょうか。

増派するからには、その根拠を世界に示して欲しいと思います。

そして、増派はするものの、
1年半後に米軍撤退を開始する方針を明らかにした。

そうです。1年半後に米軍を撤退させるならば、どうして直ぐに撤退させないのでしょうか。

アフガニスタンで、アメリカ軍は兵士のみならず一般人、つまり非戦闘員を殺害しています。

ひとつの村ごと、米軍の爆撃で亡くなってしまった、などという例は枚挙に暇がない。


オバマ大統領は、
「テロリストに対して武力を行使するのは正しいのだ」

とノーベル平和賞受賞のスピーチで、必死に強調していましたが、非戦闘員を殺害することこそ、

テロリズムです(太平洋戦争末期に広島と長崎に原爆を投下したことも、テロリズムです。

永久に許されないテロだと思います)。



アメリカという大きな国によるテロ行為は許されるけれども、

アルカイダのように国家ではない、武装集団のそれは許されない、という論理は正しくないと思います。

どちらも許されない、と考えるべきだと思います。

アメリカという世界最大の人殺し集団の親玉がノーベル平和賞で「立派な」スピーチをする。

「滑稽」と言わずして、なんと表現したら良いのでしょうか?


◆アメリカ人は何を考えているのでしょうか。

アメリカは広いですし、人種、宗教、社会的地位が多岐に亘りますので、世論調査のやり方によって、

矛盾した回答がでることは、統計学の専門家でなくても、簡単に想像できます。

しかし、上の記事を単純に眺めると、これも非常に滑稽です。


記事2によれば、12月はじめにオバマ大統領がアフガン増兵を発表したときには、過半数がこれを支持したそうですが、

記事5には、ノーベル平和賞受賞前後の世論調査では、66パーセントのアメリカ人が、オバマはノーベル平和賞に値しない

と回答した、と書かれています。しかし、回答理由が頓珍漢です。このアンケートでオバマ大統領がノーベル平和賞受賞に値しない、と

回答した人の回答理由をよく読むと、要するに「平和」云々ではなく、不況から来る経済的、米国の内政問題に関してオバマ政権に不満で

「だから」ノーベル賞に値しない、ということのようで、本来、関係ありません。


最もまともなことを主張しているのは、記事4で報じられているNYでデモをした、

アメリカの退役軍人の言葉でしょう。

アメリカは戦争を激化させ、そして今、オバマが平和賞をもらうなんて、オバマは戦争犯罪を犯しているんだよ

全く同感です。

蛇足ながら、恥ずかしい記事を見つけてしまいました。
◆ノーベル平和賞:オバマ米大統領受賞 小浜温泉で記念の集い /長崎(12月12日15時1分配信 毎日新聞)

(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091212-00000167-mailo-l42)
◇核兵器廃絶へ「平和の鐘」鳴らす

オバマ米大統領のノーベル平和賞受賞を記念した集い「平和への願い、With You」が10日夜、雲仙市の小浜温泉で開催され、約200人が参加した。

小浜温泉観光協会や旅館のおかみらが主催。これまでも小浜温泉では「オバマつながり」でオバマ氏を町を挙げて応援し、

大統領当選から節目ごとにイベントを開いてきた。(後略)

みっともないから止めて下さい。オバマ大統領が実際におこなっていることをよく考えて下さい。

小浜観光協会の人々は、誰一人それを理解する知能を持たないのでしょうか?

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