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2010.03.05

3月4日は、ヴィヴァルディ(1678-1741)の誕生日です。

◆毎年同じようなことになるんですが。

ずっと御愛読頂いている方には、何度も同じ事を書いたり、同じ音楽を載せたりしては、申し訳ない、

と思うのですが、エンピツにもココログにも画面に現れませんが、アクセス解析が埋め込んであります。

(ココログの有料版に付随するアクセス解析とは、また別です)。

これを拝見すると、毎日3分の2は初めて、拙ブログをご覧になる方、という結果になります。尤も、

ブラウザでJava Scriptをoffの設定にすると、何百回目でも初めての来訪者としてカウントされるので、

正確なところは分かりません。

兎に角、御常連の読者は、

また、あれかよ。

と思われるかも知れませんが、一日ご辛抱を。


◆ヴァイオリンを習ったことがあり、ある程度辛抱出来た人は必ず弾いたことがある曲。

調和の霊感という協奏曲集から。「ああ、あれか」と思われるでしょう。

鈴木メソッド(才能教育)でヴァイオリンを習う人は、この曲で初めて、弦を押さえる左手の位置を移動させる

「ポジション・シフト」を体験します(本当は、ポジション・シフトしないで、隣の弦で弾いた方が

自然なのですが、敢えてポジション・シフト初体験曲にしているのです。



ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 RV 356より第一楽章



Violin Concerto in A minor, RV 356



何処かで聴いたことがあるでしょう?


ちょっと、遊びます。昨年ご紹介したハンドフルートオジサンが、この曲の第三楽章を吹いてます。

まあ、すごい人ですね。


ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 RV 356より第三楽章(ハンドフルートおじさん版)


Vivaldi RV356 Concerto for Violin in A Minor, Presto







このハンドフルートという「楽器」昨年初めて知りました。

日本には、CHILDHOOD(チャイルドフッド)という「プロ」がいるんです。

それを偶然テレビで見て"hand flute"でYouTubeを検索したときに偶然、このおじさんを見つけました。

今日は「ハンドフルート」が主題ではないので、昨年書いた

2009年09月10日(木)【音楽】「ハンド・フルート」という不思議な「楽器」。今日初めて知りました。ココログ

をお読み下さい。

なお、ヴァイオリンの演奏は、ナクソスの「ヴィヴァルディ 協奏曲傑作集」に収録されています。

このCDは二年前にもお薦めしました。ちょうどヴィヴァルディ入門に良いと思います。


◆2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調 RV 537

これも、同じCDで聴けます。現代のバルブ(指で押さえたり放したりするのが3本ついてます)トランペットでも、

本当にきれいに吹くのは難しいです。ヴィヴァルディはバッハと同時代の人で、バッハのロ短調ミサとかクリスマス・オラトリオなども

同様ですが、この当時のトランペットは、要するに単なる真鍮(真鍮を英語でブラスというのですな)の管だったのです。

バルブが無くても自然倍音といって、一本の管でも音程をコントロール出来たのですけど、ものすごく難しい筈です。

しかし、こういう曲をヴィヴァルディが書いたのは「吹ける人がいた」からです。信じがたいです。


2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調 RV 537 第一楽章


Concerto for two trumpets in C major, RV 537

この中で、「如何にもヴィヴァルディ」な音型が沢山出て来ますが、「ソラソラソラソラ・ファソファソファソファソ・ミ」とかね。

ちょっと間違えたら隣の音が出てしまうわけで、ヘタクソだったら、訳が分からなくなる筈なんです。

ウーム。アンビリーバブル。


◆合奏協奏曲集から「4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 Op. 3 No. 10 RV 580」

あまり一枚のCDで終わらせるのも能がないので、もう一枚ナクソスの廉価版なのですが、合奏協奏曲を集めたCDがあるのです。

コンチェルト・グロッソとかいうんですな。独奏者が1人ではなくて複数なんです。

聴いて頂いた方が早いですね。CDは、協奏曲集Op.3調和の霊感第1, 2, 4, 7, 8, 10, 11番です。


4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 Op. 3 No. 10 RV 580 第一楽章

Concerto for 4 Violins in B minor, Op. 3, No. 10, RV 580



これも、「如何にもヴィヴァルディ」なんですけど、何故か好きなのです。


◆ファゴット協奏曲

古典派以降はファゴット協奏曲って、モーツァルトが書いてますけど、有名なのはあんまりないですね。

あんまり聴いたこと無いでしょ?

ヴィヴァルディは山のように書いております。

ファゴット協奏曲全集第3集の最初に収録されている、

ファゴット協奏曲 ト短調 RV 495 第一楽章をどうぞ。



Bassoon Concerto in G minor, RV 495

ちょっとびっくりしませんか。オーケストラの中で裸で音が聞こえることが少ない楽器ですし、これほど早い動きは

していても、分かり難い。面白いと思うのですけどね。


◆何度目か分かりませんが、ヴィヴァルディがここまで輝かしいとは。ジャーマン・ブラス。

バッハは、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲などを、イタリアの音楽の勉強のため、

そのまま、チェンバロ独奏曲に編曲してます(ヴィヴァルディだけではありません)。


これは元々、ヴィヴァルディのソロ・ヴァイオリン協奏曲、RV 230をバッハがチェンバロ用に編曲したBWV 972を、

金管アンサンブル、ジャーマン・ブラスのトランペット奏者でマティアス・ヘフス氏という、矢鱈に上手い人が

いるのですが、彼が、BWV 972を更にブラスアンサンブル用に編曲したものです。

ちょっと、あの慎ましげなヴィヴァルディのイメージとは異なります。アレンジによって、

ヴィヴァルディの音楽が輝かしく生まれ変わった、という感じです。

これは、DVDですが、Bach for Brass / German Brassで見て、聴いた方が面白いです。


BWV 972 第一楽章



J.S.Bach BWV 972 Ⅰ



BWV 972 第三楽章


J.S.Bach BWV 972 Ⅲ



唖然とするほど上手いですね。

あれこれ詰め込みすぎてしまいましたが、全部お聴きになる必要は全くありませんので、

いつも、申し上げているとおり、気が向いた曲をお好きな順番でお聴き頂ければ幸いです。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

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コメント

pecoさん、いつも、ありがとうございます。

喜んで頂けて何よりです。

コメントを頂戴すると、とてもやり甲斐があります。

音楽記事は、文章(文字)は少ないのですが、音源を一度、レンタルサーバーにアップして、

そこに、リンクを貼る作業がありまして、結構手間がかかっているのですが、

聴いて下さる方は大勢いらっしゃいますが、コメントをpecoさんのように頻繁に

書いて下さいル方は、余りいらっしゃらないのです。

ですから、一言書いて頂くだけで、とても嬉しいのです(←根が単純ですから)。

>トランペットは”輝かしい”という言葉がぴったりの音を
>響かせるんですね!

トランペット、特にこの曲、爽やかでいいですよね。

晴れたお休みの日の朝(じゃなくても、勿論いいんですが)などにぴったりではないか、

と思います。

>ファゴットをじっくり聴いたのは、初めてです。

そうですよね。オーケストラでもファゴット・ソロってそれほどありませんし、

ましてや、ファゴット協奏曲がコンサートのプログラムに含まれることは、極めて稀

というか、殆ど全くありませんから、初めてお聴きになったのもごく自然なことです。

興味をお持ち頂けて幸いです。

ヴィヴァルディは、実はまだまだ、オーボエ、リコーダー、チェロ、マンドリン、リュート(ギターの先祖みたいな楽器ですね)

の為に協奏曲を書いておりますし、その他、歌も書いています。

ヴィヴァルディ=「四季」のイメージが固まっている人が日本では多いですが、

それではあまりにもヴィヴァルディが気の毒なので、毎年のように、色々と

ご紹介しています。

これからも、ヴィヴァルディに限らず色々ご紹介して参りますが、

お付き合い頂ければ幸甚です。

投稿: JIRO | 2010.03.05 23:17

JIRO先生、
毎回、講義の内容が濃すぎま~す
(知らないことばかりです)^^;
トランペットは”輝かしい”という言葉がぴったりの音を
響かせるんですね!
ファゴットをじっくり聴いたのは、初めてです。
味のある音ですね~♪♪♪

投稿: peco | 2010.03.05 17:22

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