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2010.03.19

【音楽】バッハ:ブランデンブルク協奏曲5番、6番とテレマンを一曲(色々な楽器)。

◆バッハ・テレマンの誕生日・命日とかでは無いのですが。

と、書いて、調べてみたらテレマンの誕生日が1681年3月14日、J.S.バッハの誕生日が1685年3月21日(ユリウス暦)でしたが、

偶然でして、それを意識したわけではありません。


何となく取りあげたくなったのです。


◆ブランデンブルク協奏曲第5番 第一楽章。トン・コープマン=アムステルダム・バロック管弦楽団

バッハのブランデンブルク協奏曲は今までにも載せましたが、以前から一度お聴かせしたかったのが、

オランダのトン・コープマンという、チェンバロ奏者、オルガン奏者で指揮者もやる人

(今は、指揮が多いと思います)と彼が率いるアムステルダム・バロック・オーケストラの演奏です。

CDはバッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲) コープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団ですね。1983年の録音。

コープマンは、これも偶然ですが10日ほど前に、

【音楽】ジャーマン・ブラスの比較的新しいアルバム Fascination Bachココログ

で、ヴィヴァルディの、2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 Op. 3 No. 8 RV 522を、バッハがオルガン曲に

編曲したのが、オルガン協奏曲 イ短調 BWV 593である、という説明の後、BWV 593を聴いて頂いたのですが、

オルガンを弾いてるのが、トン・コープマンです。


ブランデンブルク協奏曲に話を戻します。



このCDは以前は、「1番、3番、4番」と、「2番、5番、6番」の二枚に分かれていたのです。

それで、私は最初に、2番、5番、6番を買ったのです(実際の収録順は、5番、6番、2番です)。


ブランデンブルク協奏曲は全部で6曲で全て趣向(編成とか形式など)が違うのですが、

5番は殆どチェンバロ協奏曲と呼びたくなるぐらい、チェンバロが活躍します。

特に、第一楽章は演奏時間が約9分ですが、その3分の1ぐらいは、チェンバロの長い独奏(カデンツァ)です。

カデンツァは、再生開始後6分30秒付近から延々と続きます。分散和音の繰り返しで、次第に盛り上がるのですが、

8分43秒。休止が入ります。

演奏を聴いて頂きましょう。

トン・コープマン(チェンバロ・指揮)、アムステルダム・バロック管弦楽団の演奏。


J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV1050 第一楽章







8分43秒の休止。バッハの楽譜にはこのような指定(休符)はありません。

コープマンの解釈です。

私は色々な演奏家のブランデンブルク協奏曲第5番を聴きましたが、他にこのような演奏は

聴いたことがないのです。強烈に印象的でした。

しかし、一旦、コープマンを聴くと、非常にこの休止が適切に感じられます。

この休止には、何か必然性を感じます。こちらの方が正しく思えるのです。


私は音楽の専門教育を受けたわけでも、自分で理論を勉強したわけでも、バッハ学者の本を読んだこともないのに、

ゴタクが長くなってしまいました。次に行きましょう。


◆ブランデンブルク協奏曲第6番 第一楽章。編成にヴァイオリンが無く、ヴィオラなんです。

ブランデンブルク「協奏曲」は全部で6曲ありますが、第3番と第6番には、独奏楽器(群)がありません。

しかも、この6番は極めて特殊な楽器編成でして、ヴァイオリンがいないのです。

楽譜には、ヴィオラ・ダ・ブラッチョ(=ヴィオラ)、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、通奏低音(チェンバロ)です。

このため、華やかさはありませんが、極めて柔らかく、暖かな、落ちついた響きがします。

お聴き下さい。


J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV1051 第一楽章







この曲は実は、かつて、
2008年05月10日(土) ヴィオラによる音楽特集ココログ

で取りあげました。他のヴィオラの曲も宜しければお聴き下さい。


◆テレマンのソロ・ソナタ:ヘ短調 TWV 41:f1

バッハのブランデンブルク協奏曲と、テレマンの多くの室内楽の中の一曲に特に関係はありません。

ただ以前、テレマンのお薦めCDとして、テレマン:室内楽名曲集 コープマン(トン),アムステルダム・バロック管弦楽団

ご紹介したことがあるのです。

謂わば、「コープマンつながり」です(「○○つながり」がもはや死語化していることを承知で使っています。

揚げ足取りのメールはご無用です)。

テレマンは多作ですから、「室内楽集」といっても色々です。

ヴァイオリン、リコーダー、オーボエ、通奏低音の「四重奏曲」、

フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音の「トリオ・ソナタ」等々、挙げたらキリが無いのですが、

私は、昔から、この特に楽器が指定されていない(元々はリコーダーなのかしら?)

ソロ・ソナタ:ヘ短調 TWV 41:f1というのが好きでして。

コープマンのCDでは、ファゴットで演奏されてます。まずは、それを。


テレマン:ソロ・ソナタ ヘ短調 TWV 41:f1 より アレグロ(ファゴット)







これ、何だか、好きなんですよ。昨年、

2009年06月25日(木) 【音楽】お薦めCD。工藤重典さんの、「バロック・フルート作品集」ココログ

を書いた時にも、載せています。工藤さんのフルートで同じ曲の同じ楽章を吹いたのをどうぞ。


テレマン:忠実な音楽の師 - リコーダー・ソナタ ヘ短調 TWV 41:f1 第2楽章 アレグロ







これはこれで、文句の付けようがないですね。ファゴット独特のユーモラスな音色と、

透明なフルートの音色。対照的です。


次は、アルト・リコーダーで。中学から習い始めた、あのアルト・リコーダーです。

本当はれっきとしたプロが存在する。由緒正しい楽器です。

今日の音源としたCDは、ヨーロッパのバロック時代におけるリコーダー・ソナタ集 M.シュナイダーですが

高いですよね-。今は指揮者になってしまいましたが、かつて天才的リコーダー奏者として名を馳せた、

フランス・ブリュッヘンという人がいまして、この人の「テレマン・リコーダーソナタ集」がお薦めです。

私、持っていた筈なんですが、今、見つからないので、いずれご紹介します。

勿論、これからお聴き頂くシュナイダーという人も、非常に良いです。どうぞ。


忠実な音楽の師 - リコーダー・ソナタ ヘ長調 TWV 41:F2 アレグロ(リコーダー)







これ、やはり、リコーダーの為に書かれていますね。音域の狭いリコーダーですが、その音域を

非常に効果的に使っています。リコーダーを意識してテレマンが書いた曲だと思います。

とはいうものの、他の楽器で吹いても、違和感は全くありません。


というわけで、最後は、金管楽器のユーフォニアム。これは吹奏楽をやっていた(いる)方は珍しくも何ともない

楽器ですが、オーケストラ音楽を聴くのがもっぱら、という方は余り御存知ないでしょう。

オーケストラでは、普通、使われません。ウィキペディアの「ユーフォニアム」にリンクを貼っておきます。

音源となったCDは、マーク・フィッシャー名演集 (ユーフォニウム)(「マーク・フィッシャー」は、演奏者名)です。


忠実な音楽の師 - リコーダー・ソナタ ヘ短調 TWV 41:f1(ユーフォニアム)






ユーフォニアムはトロンボーンとほぼ同じ音域で、音色も似たところがありますけれども、

もっと柔らかいですね。金管楽器ですが、全然耳に刺激的な音がないでしょう? しかし、ホルンとも違う。

独特の楽器です。



何だか非常に、衝動的な選曲で、まとまりが無い構成になってしまいました。

ご容赦のほど。

それでは、皆様、良い週末をお過ごし下さい。

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