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2011.03.21

「緊急物資、ヘリから投下しやすく 国交省が規制一時緩和」/渡辺謙「雨ニモマケズ」朗読等 特設サイト「kizuna311」開設

記事1:緊急物資、ヘリから投下しやすく 国交省が規制一時緩和(日経電子版)(2011/3/17 18:55)

国土交通省は17日、東日本巨大地震を受けて、

ヘリコプターなどが緊急物資などを地上に投下する際の規制を一時的に緩和した。

すでに警察や消防、防衛省など関係機関に通知した。

通常は航空法に基づき、15日ごとに所管空港の事務所に文書で届けなければならないが、

緊急物資を被災地に投下する場合は、電話で1度連絡すればよいことにする。

被災地へ救援物資を速やかに輸送することが狙い。


◆コメント:一般に飛行機から物資を投下するには届け出が必要だったのですね。

地震発生直後から、菅首相は自衛隊の災害救援要員を5万人にするといい

直後に10万人にする、といった。その割には、被災地の映像を見るたびに

毛布が無くて寒い。石油が無い。食料がない。水が無い。薬が無い、と訴えているのに、

一体、国は何をしているのか?

と多くの人は思い、そして、それは航空法という法律により禁止されている為だと知り、

驚いた。航空法 第89条。

(物件の投下)

第八十九条  何人も、航空機から物件を投下してはならない。但し、地上又は水上の人又は物件に危害を与え、又は損傷を及ぼすおそれのない場合であつて国土交通大臣に届け出たときは、この限りでない。

この条文により、自衛隊機が災害時に救援物資を投下するにも、

都度、国交相に届けなければならないことになっていた。さらに、

その細かい手続きを定めた「航空法施行規則」という省令があり、

航空法第89条に所謂「国土交通大臣に届け出」る内容が細かく定められている。

航空法施行規則 第196条の2
(物件の投下の届出)

第百九十六条の二  法第八十九条 ただし書の届出をしようとする者は、次に掲げる事項を記載した物件投下届出書を空港事務所長に提出しなければならない。

一  氏名及び住所

二  航空機の型式並びに航空機の国籍及び登録記号

三  飛行の目的、日時、径路及び高度

四  物件を投下する目的

五  投下しようとする物件の概要及び投下しようとする場所

六  操縦者の氏名及び資格

七  その他参考となる事項

なるほど。この法律と省令自体の存在意義は、分からなくも無い。

たとえば、一般企業が広告用のキャンペーン・グッズを、都内でヘリから地上にバラ撒かれたら、危ない。


但し、自衛隊が救援物資を投下する場合が、例外ではないとすると、

いちいち、このような煩雑な手続きをしていては、埒(らち)が開かない。一刻を争う状況である。

記事1は、この手続きを電話1本で済む事にした、ということで、地震から6日目で

やや遅いが、役所の対応としては、これでも早い方だと認めてやるべきかもしれない。


◆記事2:<渡辺謙>「雨ニモマケズ」朗読 吉永小百合、役所広司らが被災地へエール 特設サイト開設(毎日新聞デジタル 3月20日(日)15時12分配信)

俳優の渡辺謙さん(51)らが15日、東日本大震災の被災者へ向けた世界中の応援メッセージを発信する特設サイト

「kizuna311(キズナ サンイチイチ)」を開設。

岩手県出身の詩人・宮沢賢治作の「雨ニモマケズ」と、英語で世界へ向けたメッセージを動画を公開しており、

渡辺さんは「メディアには、それぞれの役割があります。日々報道を続けるマスメディアの切り口とは違った、

私たちならではの視点に立って、被災地に、世界中に絆の力を伝えたい」と呼び掛けている。

「kizuna311」は、渡辺さんと放送作家の小山薫堂さんが呼び掛け人となり、動画サイト「YouTube」で配信。

地震発生後、渡辺さんの元にトム・クルーズさん、レオナルド・ディカプリオさんら

過去に共演したハリウッド俳優ら国内外から日本を心配するメッセージが届いたことから、

企画がスタートしたという。



吉永小百合さんや役所広司さん、風吹ジュンさん、香川照之さん、南果歩さん、笑福亭鶴瓶さんらが賛同し、

「詩」「童話」など被災者を励ますための作品を選び著名人が朗読する「kizuna_Stories」のほか、

国内外から寄せられたコメントを紹介する「kizuna_Words」を公開する。

サイト内の動画や音声メッセージなどのコンテンツは、全国のテレビやラジオへ無償提供する。


◆コメント:良いことだ、と思います。

私自身は、東京にいて、東京もかなり地震の影響を受けているが、

それでも、東北にくらべたら、いかほどのものか。

自分は、家が壊れもせず、食料も、水もあり、水道、電気、ガスが通っており、

寒ければ暖房を使うことが出来、布団で眠ることが出来る。

そういう安全地帯にいて、被災者の方々に

頑張って下さい!

というのは、それは言うだけなら簡単だが、仮に逆の立場でそういう言葉を聞いたら

腹が立つ、と思うのである。そう思っていたのだが、渡辺謙氏の立ち上げた

「kizuna311(キズナ サンイチイチ)」を見た。自分が被災者ではないから、

被災者はどう感じるか分からないが、悪く無いと思われた。

あまりにも、地震情報と、民放の「公共広告機構」で「子宮頸癌予防」などの

同じような時間が流れていくよりも、

合間にプロの俳優による詩の朗読や、メッセージを流す方が余程良いのではないか。


◆「kizuna311(キズナ サンイチイチ)」より、いくつか。

助けあい、乗りこえる。私たちの財産は [kizuna]のトップページに、

本サイトのすべての映像・音声コンテンツは、ロイヤリティフリーにてご提供し、再頒布していただく事を目的としています。

とあるので、遠慮無く転載させて頂く。

最初は発起人、俳優、渡辺謙氏による朗読「雨ニモマケズ」。



kizuna311 #01 渡辺謙「雨ニモマケズ」朗読






単なる詩の朗読で、余計なことを言わないのが良いと思います。


kizuna311 #03 香川照之からのメッセージ







こういうコメントは、本当に気持ちがこもっていないと、すぐバレます。

香川照之氏のコメントには「誠」を感じます。


kizuna311 #07 佐藤浩市「生きる」朗読







最後に、最も新しいのでは無いかと思います。

昼間はまだ無かった。中井貴一氏による谷川俊太郎:「守らずにいられない」。


kizuna311 #10 中井貴一「守らずにいられない」朗読







このプロジェクト(kizuna311)の本質から逸れますが、

詩や小説を、その「心」が通じるように朗読することは、俳優の基本なのだ、と感じました。


◆【音楽】森麻季さん:ヘンデル:リナルドより「涙の流れるままに」

これは、「kizuna311」とは無関係です。

私からは、今は音楽どころじゃ無いかも知れないけれど、

ソプラノ森麻季さんの麗しき瞳よ~ヘンデル・アリア集から。


≪リナルド≫ 涙の流れるままに







それでは。

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