« 地震関連情報(をまとめました。網羅的ではないのですが。) | トップページ | 福島第一原発、東電記者会見の記者の態度。 »

2011.03.15

【災害】無理して出勤することは、美徳ではない。

◆自宅待機。

昨夜、遅くまで輪番停電のスケジュールが決まらず、

嫌な予感がしたが、案の定、今朝出勤しようと最寄り駅まで行ったら、

入場制限と言われ、駅構内に入場できたとしても、電車の本数が普段の半分にも

満たないので、すさまじい混雑とのことだった。


仕方が無いから会社に電話したら、意外と寛容で、

無理に出勤し無くても構わない、他にも同様の人がいる。

と言われた。部長クラスは昨日のうちに会社近くのホテルに泊まり込んだらしい。

ここ10年ほど風邪などで会社を休んだ事は無いし、まあ、良いか、と自宅待機となった。


◆勤め人の強迫観念。

しかし、駅に集まったサラリーマンは何時間でも待って会社に行くつもりらしい。

気持はわかる。勤め人は、何とか会社へ行かねばならぬ、という一種の強迫観念に

とらわれているからである。


しかしながら、会社に着くのは数時間後になるであろうし、

輪番停電がどうなるか分からないので、JRは終日、通常の半分以下の電車しか

運行しない、という。下手をすると帰れなくなる。

気象庁は昨日、

3日以内にM7.0以上の余震が起きる確率は70%

との予想を発表した(夕方、その確率は40%まで下がったが)。

今回の地震は、震源が様々な所に分散している。

M7.0の震源が内陸部だったら、震源の深さにもよるが、震度6級の揺れになる

という。そうなったら、11日以上の揺れとなり、鉄道が全て止まることは明らかだ。

無理に出勤して、会社にいる間に震度6の揺れが起きて、帰れなくなり

家族の安否が分からない、と言うことになり得る。

今回の地震は、プレート移動型で、それは珍しく無いが、

珍しいのは、その規模である。

三陸沖から茨城県沖まで幅200㎞、長さ500kmにわたって

地球を覆っている巨大なプレート(岩盤)が動いた。

動いたプレートは元に戻ろうとする。その時にまた大地震が起きる可能性がある。

日本観測史上最大の地震はまだ、収束したとは言えないのである。


◆これほどの超弩級の「天災」が起きたのに、普段と同じに働くことは美徳ではない。

どうしても職務につかなければならない、と思われる人は大勢いる。

警察官消防・救急隊員。自衛隊員、医療従事者等々。

しかし、本当にそうなのか。

組織においては代わりになる人が必ず存在するのである。


私が大学生になった年、1980年、衆参同時選挙が行われたが、その選挙戦の最中、

現職の内閣総理大臣大平正芳氏が急逝したことがある。

国の政治の最高責任者が急死しても、日本国は何の問題も無く運営された。


勘違いされては困るが私は勤勉さがいけないことだ、と述べているのではない。

繰り返しになるが、今は、かつて日本が経験したことのない超弩級の大地震が発生した直後で、

それは収束したかどうか分からない。

そういうときには、頭を切り換えるべきだ。

無理して会社に行っているうちに、再び大地震が起きる可能性が残っている。

会社にいる間とは限らない。

ものすごい数の人があふれている、新宿駅のホームにいるときに

大地震が起きるかも知れない。言うまでも無く、生命の危険がある。

一家の主が死んだら、家族は路頭に迷う。

会社はあなたや私が死んでも少しも困らない。

世の中「仕事どころではない」という状況が存在し、

今はそういう状況にあることを認識しても良いだろう。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

« 地震関連情報(をまとめました。網羅的ではないのですが。) | トップページ | 福島第一原発、東電記者会見の記者の態度。 »

エッセイ」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

東北地方太平洋沖地震」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

職業」カテゴリの記事

自然災害」カテゴリの記事