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2011.05.05

「土下座しろよ、清水!」被災者は何を言っても良いのか。

◆記事:福島第1原発事故 菅首相と東京電力の清水社長、それぞれ避難所を訪問(FNN 5月4日(水)18時25分配信)

映像を見て頂いた方が早いと思います。


福島第1原発事故 菅首相と東京電力の清水社長、それぞれ避難所を訪問





菅首相と東京電力の清水社長、2人のトップが4日、それぞれ避難所を訪問した。

ぶつけられたのは、不安と不満に満ちた怒りの声だった。

清水社長は4日午後、原子力発電所の事故で、

福島・二本松市に町ごと移転している浪江町の避難所などを訪問し、謝罪した。

謝罪に訪れた清水社長には、「心から謝ってくださいよ」、「土下座しろ、清水!」など、怒りの声が浴びせられた。

避難所の人は

「なんで1軒1軒、謝れないんですか。浪江町なんか小さいんだから、

3万何人も社員がいるんだったら、一家族ずつ謝りに行けるんじゃないんですか」、

「自分たちの給料ばっかり心配するのって、間違ってないですか」、

「私財投げ出せよ、全部」、

「東電のせいで仕事がなくなった人が、いっぱいいるんですよ。死んだ牛や豚を見ましたか」などと話した。

清水社長は、土下座して頭を下げた。

避難所の人は「わたしたちの地域はどうすんの?

帰ったら竹やぶの中だったって話は聞きませんよ、わたしは」と話した。

清水社長は「これまでのご苦労といいますか、つらさというのは、私自身、あらためて痛感させられた」、

「(社長、社員が1軒1軒回って謝罪に行く?)そういうご要請をいただきましたので」と語った。

一方、菅首相は、福島・双葉町の住人が避難している埼玉・加須市の避難所を訪問した。

菅首相は「国も精いっぱい、皆さんの手助けになるようにがんばりたいと思います」と述べた。

避難所の人は「帰りたくても帰れない、その気持ちをくんでもらいたい」と話した。

さらに、被災者からは「早く自宅に帰りたい」、

「住むところをなんとかしてほしい」などの要望が寄せられた。


◆コメント:「土下座しろよ!清水!」土下座したら放射能が消えますか。

今回の事故において、東電や国に責任があるのは当然ですが、

問題は、浪江町に留まりません。


福島第一原発の原子炉に残っている核燃料棒を固めたペレットという棒状のものは、

一部は溶融したけれど、まだかなりの部分は残っています。

冷却が何かのトラブルで停止したら、燃料棒の大きな部分が溶けて落下し、

圧力容器、又は格納容器の底に溜まっている水に落下したら、水蒸気爆発が起こります。

すると猛烈な放射性物質が拡散し、福島原発の風下700キロ圏内は、人がいてはいけないほど

危険な場所となります。風向きは変化しますから、日本うち、北海道から本州全域まで、

「危険地帯」になるかも知れない。日本国存亡の危機です。

映像を見ると、浪江町の避難民は、「自分達こそ日本一不幸な状態の人間」で、

東電には何を言うことも許されると思っているようですが、

私は「土下座しろよ!清水!」の怒号を聴いて、あまり気の毒な気がしなくなりました。


繰り返しますが浪江町だけの問題ではないのです。

はっきり言って、浪江町住民への保障以前に、放射能をどうするか、

が優先課題なのです。


福島原発の1号機は1971年から稼働していたのです。

40年前から原子力は本当に安全なのかを、勉強する時間はあったのですが、

国民は誰も本気で考えなかった。

原発をどんどん建てるぞ、という自民党のエネルギー政策に関心をもたず、

放置した。今回の事故の究極的な責任は、主権者たる国民にあります。

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