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2011.06.28

「5月の自殺者数、月別で過去最多」←地震後2ヶ月は人身事故がすくなかったのです。

◆記事:5月の自殺者数、月別で過去最多(医療介護CBニュース 6月8日(水)18時35分配信)

今年5月の自殺者数は3281人(速報値)で、月別で過去最多を更新した。

警察庁のまとめによると、月別の自殺者数の公表を始めた2008年1月以降、

これまで最多だった09年3月の3103人を178人上回った。

自殺者数の月別の推移を見ると、09年3月から3か月連続で3000人を超えたものの、

それ以降は23か月連続で3000人を下回っていた。

都道府県別では、東京が325人で最も多く、以下は神奈川(210人)、大阪(206人)と続いた。

また、東京、神奈川を含む13都県で、月別での自殺者数としては過去最多となった。


◆コメント:震災後暫くは首都圏の人身事故(飛び込み自殺)が驚くほど少なかったのです。

引用した記事は、あくまで参考です。

全く個人的な推測ですが、5月に自殺者数が増えたのは、地震後、自殺を控えていた人が

5月に集中したのではないかとおもうのです。


私が、通勤時に使う、JR東日本の中央線快速電車は、以前はそんなことは無かったのですが、

ここ数年、「自殺が多いので有名な場所(鉄道路線)」になってしまいました。

厳密にいうとJR中央線だけではなく、週に何度かは首都圏の何処かのJR在来線や私鉄各線で、

自殺者がいたのです。人身事故に限らず、信号故障などによる運行障害があると、

電車の中の液晶画面、「トレインチャンネル」に表示されるので、自分が乗っている路線

以外のことも分かります。


3月11日、東日本大震災の後、暫く経ってから私はふと、気がついたのです。

地震以降、人身事故が全くと言って良いほど起きなくなったのです。

首都圏の何処でも同様でした(統計的にはエビデンスはありませんが)。


戦争中、自殺者は少なかったといいます。

それと同じ「原理」だったのでしょう。

つまり、

人間は放っておいても命を失うかも知れない状況下では、自ら命を絶とうとしない。

ということです。

被災地はまだがれきが片付かないで、猛烈な悪臭や、ハエに困っている所が多いと聞きます。

それに対して申し訳ないようですが、東京は、ほぼ、震災前の世の中の雰囲気に戻っています。

そうしたら、今月に入ってからは、再び人身事故のニュースを度々見るようになりました。

誠に皮肉です。


しかし、これは被災地でも要注意ということです。

阪神淡路大震災でも、避難所で暮らしているときには、不便でプライバシーもないけれど、

周囲に人がいた。ボランティアの人々も医療従事者もいた。

その後、仮設住宅が急遽建てられて、そこに済む事を言い渡されたお年寄りですが、

とにかく、急いでいたので、行政は「元来のご近さん」同士を仮設住宅街(?)に

於いて再現する、というところまで手が回らなかった。仕方が無かったのかもしれませんが、

1人住まいのお年寄りは隣近所は知らない人ばかりで、以前のように話し相手もいません。

その孤独感や将来への不安感や健康への不安などが渾然一体となり、地震から随分時間が経ってから

仮設住宅でお年寄りが孤独死(必ずしも自殺ではない)する例が多かったと聞きます。

東日本大震災では、この点を考慮して「相談センター」に多くの人員を割くそうですが、

あくまで他人です。

できることなら、震災前の「ご近所同士」を仮設住宅でも実現することが望ましい、

と思われます。

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