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2011.06.16

「日本の復興:指導者なんて要るのか?」(The Economist)←日本政府はダメだが国民はすごいと褒めてるのです。

◆日本の復興:指導者なんて要るのか?(英エコノミスト誌 2011年6月11日号)

 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/11433


3月11日の災害の後遺症は、日本の強さが東京ではなく地方にあることを示している。


3カ月前に日本を襲った地震と津波と原子力事故は、この国に関する重要なことを明らかにした。

当の日本人さえもが驚いた、社会の根底に脈々と流れる強さと冷静さである。

東京で国政に携わる政治家が自分のことばかり考えて何も決められずにいるのをよそに、

こうしたたくましい回復力は、家族や住居、そして生計の術を失った何十万人の人が苦しみに耐えるのを助けただけではない。

英雄的な共同体精神

特に中央政府の浅はかさと比べると際立つ地域社会の隠れた奥深さを日本に思い出させることで、

この国が今回の危機から強くなって立ち上がり、長年の経済漂流を終わらせられるという予感を与えてくれた。

共同体精神を示す最も英雄的な見本の1人が、24歳の遠藤未希さんだ。

彼女はマグニチュード9.0を記録した地震の震源に程近い漁港、南三陸町の防災放送で、

押し寄せる津波から逃げるよう住民に呼びかけた。遠藤さんは職場で津波に飲まれ死亡した。

テレビの映像を見ると、盛り上がった海面が押し寄せてくる中で、彼女の声が波の上を響き渡っている。

南三陸町では、1万8000人の町民のうち1000人以上が死亡した。


もっと静かな無私の精神も多々示されている。

ある漁師は、長男の消息が全くつかめないまま、4日間にわたって自分の村の瓦礫を撤去していたという。

両親の元にたどりつくため山野の長い道のりを歩いた息子がついに姿を見せた時、

2人は涙を拭ったが、お互い声を掛けることはなかった。長男は父親の懸命な作業を邪魔したくなかったのだという。

地方の首長の高い資質と献身には、驚くべきものがあった。

国会で言い争っている政治家と比べると実に清々しい。

首長たちが見せた本物の気概

被災地の町長や市長と話をすれば、西部開拓時代のような本物の気概を感じる

。南三陸町の佐藤仁町長がその1人。佐藤町長は津波が来た時、

建物の屋上のフェンスにしがみつき、3分間にわたって波にもぐりながら生き延びた。

その時から、町長は執務室の折り畳みベッドで寝起きし、昼夜なく働いている。

もう1人が南相馬市の桜井勝延市長だ。桜井市長は危機の真っ只中にNHKの番組に出て、

近隣の福島第一原子力発電所から放出される放射線レベルの上昇に見舞われた南相馬市を

助けに来ない中央政府を激しく非難した。(以下略)


◆コメント:海外メディアの方がアテになります。

JBpress(日本ビジネスプレス)というサイトには、

毎日、前日か前々日のフィナンシャル・タイムズ紙の記事、特に日本に関連する大きい記事、

そして、経済雑誌のThe Economist誌最新号の記事がこのように一つずつ翻訳されて掲載されてます。

大本営発表の伝達機関になっている、日本のメディアよりもアテになります。


放射能については、日本政府はいつも「健康に影響はない」の一点張りで如何にも怪しいけど、

駐日英国大使館駐日米国大使館は、自国民宛に、毎日状況説明をメールで知らせてきます。

日本人が登録しても何ら問題ありません。

私は駐日英国大使館のメールサービスに登録しています。


それから。

英語の勉強を兼ねて(英語がお好きな方は、ですけど。)、という場合は、ネイティブの子供用サイトがちょうど良い。

VOA Special Enlishというのは、子供向けという意識ではないようですが、

英語のネイティブでは無い人々のために、Voice of Americaが文字通り「特別に」設けているサービスです。

非常にゆっくり原稿を音読してくれるので、大体何を言っているのか分かります。

また、BBCはWorld News for Schoolsというサイトを持っていて

これは対象はネイティブの11歳から14歳が対象です。ボキャブラリーは大人用より易しくしていますが

内容は同じです。これのPodcastのページが、BBC - Podcasts - World News For Schoolsです。

先ほどのVOAも同様ですがダウンロードして何度でも聴けます。


他にもBBCにはLearning Englishというページがあり、非常にコンパクトにニュースをまとめてくれてます。

Words in the newsですが、

これらを読んだり聴いたりすると、日本のニュースなのに日本のメディアが伝えないことを

報道しています。

例えば、Japanese garbage island moves towards USは、

東日本大震災の津波で海に流れ出した、物凄い量のがれきが、海流に乗って、

ゆっくりと東に向かっており、2年でハワイに、さらにその1年後にはアメリカの西海岸に

到達するであろうこと。今すでに、該当する航路を航行する船には、ぶつかると船体が損傷するかもしれないので

アメリカの第7艦隊は注意を呼びかけている、という話が載っています。

蛇足ながら、情報を得るだけならともかく、これから勉強しようという方は、

単に聞き流すだけではなくて、どれか一つのニュースを500回ぐらい音読なさることを薦めます。

詳しくは、今、時間がないので、私が随分前に書いた、読み難くて恐縮ですが、

音読を続けることでTOEIC780点は取れる。お薦めの本がある。

をご覧下さい。

【読者の皆様にお願い】

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