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2011.07.30

【音楽】7月28日はバッハとヴィヴァルディの命日。BWV 972=RV 230。

◆毎年同じ話、同じ曲で能が無いですが。

毎年同じで恐縮です。

これしか、思いつかないのです。

バロックの巨匠、バッハ(1685~1750)とヴィヴァルディ(1678~1741)2人の

生涯はほとんど重なっています。命日が同じ7月28日です。


バッハもヴィヴァルディも膨大な作品を残していますから、

それぞれの「代表作」を選ぶのは容易ではありません。


◆バッハは、同時代の他人の作品をかなり編曲してます。

バッハの作品番号、“BWV”(ベー・ヴェー・ファウ。Bach Werke Verzeichnis。バッハ作品主題目録番号。)

が付いていても、実は、編曲というのが、結構あります。

ヴェネツィアの作曲家、ヴィヴァルディやマルチェルロ、

同じドイツ人ですが、当時はバッハよりも人気があったテレマンらが、

他の楽器の為に書いた協奏曲を、チェンバロ独奏曲にした例が多いです。

その一つがBWV972で、原曲はヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 RV 230です。


本音を書くと、毎回これを取りあげるのは、このBWV 972を更に金管アンサンブル用に

編曲して、演奏している。最後のジャーマン・ブラスを聴いて頂きたいのです。

それだけだと間が保たないので、原曲→バッハチェンバロ独奏曲版を載せます。


◆ヴィヴァルディ「調和の幻想」からソロ・ヴァイオリンの為の協奏曲 第9番 ニ長調 RV 230

何度も書きましたが、CDが発明される以前、何十年にも亘って、

日本でのクラシック(厳密にはバロックですが)レコード売上げ1位は、

イ・ムジチ室内合奏団による、ヴィヴァルディの「四季」でした。

あまりにも「四季」が有名ですが、私の趣味としては「四季」(因みに「四季」は別の協奏曲集、「和声と創意への試み」

1番から12番で、「和声と創意への試み」には、その他にも多くの協奏曲が含まれています。)よりも、

この「調和の幻想」の方が良いと思います。

最近では、ヴィヴァルディなど、古楽器による、昔風の演奏が多いですが、

私は、別にわざわざそうする必要は無く、現代の楽器による「普通の」演奏の方が好きです。

引用元は、調和の幻想 サー・ネヴィル・マリナー=アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズです。


ヴィヴァルディ:ソロ・ヴァイオリンの為の協奏曲 第9番 ニ長調 RV 230 第一楽章


Concerto in D Major for Violin, RV 230 "L'estro armonico No. 9": I. Allegro



ヴィヴァルディ:ソロ・ヴァイオリンの為の協奏曲 第9番 ニ長調 RV 230 第二楽章


Concerto in D Major for Violin, RV 230 "L'estro armonico No. 9": II. Larghetto



ヴィヴァルディ:ソロ・ヴァイオリンの為の協奏曲 第9番 ニ長調 RV 230 第三楽章


Concerto in D Major for Violin, RV 230 "L'estro armonico No. 9": III. Allegro



◆【番外】ソロ・ヴァイオリン・パートをチェロで弾いた録音。シュタルケル。

ヤーノシュ・シュタルケルという、上手いチェリストがいるのですが、

RV 230をチェロで弾いてます。他にも色々。このCDは面白いです。

Concerto Collection



ヴィヴァルディ:ソロ・ヴァイオリンの為の協奏曲 第9番 ニ長調 RV 230 第一楽章(チェロ版)


Concerto In D Major, Op. 3, No. 9: I. Allegro



ヴィヴァルディ:ソロ・ヴァイオリンの為の協奏曲 第9番 ニ長調 RV 230 第二楽章(チェロ版)


Concerto In D Major, Op. 3, No. 9: II. Larghetto



ヴィヴァルディ:ソロ・ヴァイオリンの為の協奏曲 第9番 ニ長調 RV 230 第三楽章(チェロ版)


Concerto In D Major, Op. 3, No. 9: III. Allegro



上手いですね。


◆バッハがチェンバロ独奏曲に編曲した、BWV 972。

はじめに書いたとおり、バッハは、他の作曲家の作品をチェンバロ独奏用に編曲していますが、

そういう作品ばかりを録音したCDがあります。

J.S. バッハ:チェンバロ協奏曲集(ヴィヴァルディ/テレマン/マルチェロによる)(セベスティエン)です。


Concerto in D major BWV 972 (after Vivaldi): I. Without tempo indication



Concerto in D major BWV 972 (after Vivaldi): I



Concerto in D major BWV 972 (after Vivaldi): II. Larghetto



Concerto in D major BWV 972 (after Vivaldi): II



Concerto in D major BWV 972 (after Vivaldi): III. Allegro



Concerto in D major BWV 972 (after Vivaldi): III



このBWV 972をチェンバロで弾いた録音は沢山ありますが、何だかやたらとテンポを落とした、

もったりとした演奏が多いのです。好みですが、私はそれらは何だか間延びしてきこえます。

この演奏はちょうど良いと思います。


◆ジャーマン・ブラス(金管アンサンブル)版、BWV 972

これは、CDもあるのですが、DVDで観て、聴いた方が面白いと思います。

Bach for Brass というDVDですが、AmazonTOWER RECORDSHMV

全てにありました。

その中からBWV 972全曲です。

演奏しているのは、ライプツィッヒの聖トーマス教会。バッハが長くここで音楽監督を務め、

バッハの墓がある所です。



Bach BWV 972 after Vivaldi Violin Conceto RV 230







一番右端で、ピッコロ・トランペットを吹いている、マティアス・ヘフス氏が、編曲もしています。

金管楽器だけによる演奏ですから当然と言えば当然ですが、原曲やバッハのチェンバロ用編曲と

比較にならないほど、音に華やかさと厚みが加わります。原曲より、こちらの方が良いぐらいの、

名編曲・名演奏です。

この他、勿論、バッハ自身の作品も沢山含まれています。

イタリア協奏曲第一楽章、「主よ、人の望みの喜びよ」「トッカータとフーガ」等々。

今まで、「所詮ラッパなんて」と思っている方にこそお薦めします。

金管楽器の表現力の大きさを知って頂きたい、と思います。

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