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2011.07.13

<警視庁音楽隊>「水コン」1000回、ギネス申請へ←ギネスはさておき、続いているのが素晴らしい。

◆記事:<警視庁音楽隊>「水コン」1000回、ギネス申請へ(毎日新聞 7月12日(火)15時1分配信)

昼休みのひととき、東京・日比谷公園で生演奏を聴かせてくれる

警視庁音楽隊の「水曜コンサート」(水コン、毎日新聞社など主催)が13日、1000回を迎える。

戦争の傷痕が残る1949年、市民の心を音楽で癒やそうとスタートし、

春と秋の水曜日、都心の空にさわやかな音色を響かせてきた。

同一の曜日・時間・場所で長期間続くコンサートは世界にも例がないとされ、

関係者は近くギネス世界記録に申請する方針だ。



第1回の水コンは、音楽隊創設翌年の49年6月1日。

きっかけは約2カ月前、隊員の研究発表の場として、

昼休みに日比谷公園小音楽堂で始めた「公開練習」だった。

山口常光・初代隊長は「練習だから気軽に聴いて」

と破れたモンペ姿の聴衆らに呼びかけ、メガホンで曲目を紹介したという。

ところが回数を重ねるうち、生演奏が無料で聴けると評判になり、練習は演奏会に「昇格」。

以来62年、警察官約40人のメンバーが正午からの1時間、

年間約20回開催というスタイルで、999回の演奏を重ねてきた。

86年から歴代最長の14年間隊長を務めた第5代隊長の牟田久寿さん(73)は

「年間のプログラムで同じ曲は演奏しないのを信条にしていた。就任時に比べたらレベルが高くなった」と話す。

かいわいの会社員中心だった聴衆は今、

水コン目当てに電車を乗り継いで駆けつける常連の中高年層が大半を占める。

最大のピンチは95年。春のシーズンを控えた3月20日、

地下鉄サリン事件が発生した。現場は目と鼻の先だ。

世論を考慮して中断も検討された。

「こういう時だからこそやるんだ」と押し切ったのは、当時の井上幸彦総監だった。

意気に感じた隊員らは、徹夜の張り込みの翌日に演奏に臨んだという。

東日本大震災後の自粛ムードが強かった4月。開催の決断を後押ししたのも、

音楽の力を信じる水コンの原点の精神だった。


◆コメント:ギネスブック云々はどうでもよくて、ただ、素晴らしい。

「どうでもよくて」、は失礼かもしれません。

私が言いたいのはギネスブックに載るか否かではなく、

こういう演奏会をずっと続けてきた警察の音楽隊があり、その演奏を心から

聴きたいと思う、聴衆がいる、という事実そのものが美しいと思うのです。

演奏そのもの(後でYouTubeで発見したのをご覧に入れます)は勿論すばらしいけど、

屋外で演奏する音楽隊と、それを嬉しそうに聴く聴衆全体を見ると、

その光景自体が実に、美しいのです。文化、平和、幸福、の象徴のように見えるのです。


◆実際の演奏

これは素人が家庭用ビデオカメラで撮影したものではないでしょうか。

音質も画質も悪いのですが、そんなことは、今回はどうでもよろしい。

「水曜コンサート」の「美しさ」を観て、聴いて下さい。

最初はオーソドックスにスーザのマーチ「雷神」です。





次は、「埋め込み不可」なので、リンクを貼らせてもらいますが、

グレンミラーのスタンダードナンバーですね。


YouTube -吹奏楽「イン・ザ・ムード」 (警視庁音楽隊・水曜コンサート110525)



各都道府県警の音楽隊は、カラーガード隊という、フラッグ(旗)を用いた演技を行う女性ばかりの隊員で

構成された組織を持っています(まだ全都道府県ではないようですが)。

水曜コンサートではありませんが、警視庁カラーガード隊の演技をどうぞ。


ウエルカムけいしちょう2011 警視庁カラーガード隊演技







華やかでいいですね。


◆警察の音楽隊は勿論、警視庁のみならず、全国各地にあります。

全都道府県に存在するのかどうかはわかりませんが、

かなりの自治体の警察本部が音楽隊(とカラーガード隊)をもっています。

キリが無いので一つだけ。千葉県警察音楽隊による、Take The ''A'' Train (A列車で行こう )。


Take The ''A'' Train A列車で行こう 千葉県警察音楽隊







上手いものです。


◆無駄なものを大切にできるかどうか。

警視庁音楽隊や、各都道府県の警察音楽隊、消防音楽隊、陸海空・各自衛隊の音楽隊

など、数え切れないほどありますが、音楽は直接的には、犯罪防止したり、火事を防いだり、

国家の安全保障を強固にする機能はありませんが、日本国民はこれらを無駄だから無くせとは言わない。

これが日本人の民度の高さだと敢えて信じます。

芸術や学問などカネの無駄だから圧倒的に減らそうとした元クラリオンガールの大臣がいました。

ああいうのを「無教養な輩」というのです。

警察や消防や自衛隊の音楽隊が全国にあり、催し物で演奏をする。

人々はプロの音楽家の演奏を、無料で生で聴くことができるのです。

これは、人々が考えている以上にものすごく大切なことです。


とくに子供たち。

初めて、クラリネットやフルート、トランペットやトロンボーン、ティンパニと他の打楽器などの

音に接すると子供は強烈な印象を受けます。それぞれの楽器を訓練した人が演奏したときにしか聴けない、

本当の音楽。こういうものに子供の頃に接したことがあるかないか、でその後の人生は大分変わります。

たまたまお母さんに手を引かれて通りかかった所で聴いた、警察音楽隊のトランペットに感動して、

本気でトランペットを志す子が、確率としては低いでしょうが、必ずいます。

水曜コンサート1,000回の警視庁音楽隊には、心からお祝いを申しあげます。

同時に、皆あまり意識していないかもしれないけど、全国音楽隊に所属する、

あるいは、オーケストラの音楽家の皆さんに御礼を言いたい。

同時に、「あなたの今日の演奏を聴いて人生が変わる子供がいるかも知れない」ことを

どうか、お忘れなきように、お願い致します。

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