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2011.07.02

「<節電>制限初日、東電管内15%減クリア 東北電は21%」←大人しい国民ですねえ。

◆<節電>制限初日、東電管内15%減クリア 東北電は21%(毎日新聞 7月1日(金)22時3分配信)

37年ぶりの電力使用制限が始まった東京電力と東北電力管内では1日、

最大電力使用量が気温が似通った昨年の同時期に比べ15%以上減り、

政府の節電目標(昨年のピーク時需要から15%節電)をクリアした。

罰則付きで15%節電を迫られた大手自動車会社など大口需要家(契約電力500キロワット以上)が

平日休業など一斉に対応を取ったほか、家庭や地域もエアコンの温度設定を上げるなど協力。

両電力は「節電意識の浸透効果が表れた」と分析している。


◆コメント:そもそも節電しなければいけない(のが本当ならば)誰の所為ですか?

何だか節電が当たり前、という風潮になり、電力会社も政府も尊大だが、

よーく考えて、くださいよ。

小出裕章京都大学原子炉実験所助教の話によれば、

本当は、たとえ日本の原発を全部停止しても、運転を休止している火力発電所の7割

(使えるようになっている)を稼働すれば、原発分の電力を賄えるということだが、


ここは、仮に電力会社の言うとおりだとしましょう。

つまり、福島原発があのような状態であるから、発電能力が減っている。

だから国民の皆さん「節電しましょう」というのだが、

そうであるのならば、節電しなければならなくなったのは東電と監督官庁、

つまり行政府。内閣の責任であろう。


奴らがドジを踏んだから電力が足りないから利用者に「暑いのは多少我慢して

エアコンの設定温度をあげるなど、節電して下さい。ということでしょ?

それなのに、日本人は

「節電」=無駄な電力を使わないこと=いいこと

という意識になるのだろうか。誰も怒らないで、政府の推奨通り、

エアコンの替わりに扇風機を買っている。


その前に、東電と国家に対して
節電などしなければならなくなったのはお前らの所為だろう。

と文句を言うべきだと思うが、誰も全くそういう気配がない。


前回の日記で、「東電のピーク時供給力は変動する」とかいた。

一昨日のピーク時供給力は4,500万Kwだった。

それに対して、電力使用率が93%まで上がった。大変だ、とメディアが騒ぎ、

多くの国民はそれをそのまま信じた。

しかし、私は東電は、運転休止中の火力発電所があるのだから実際はまだ余裕があるはずだ、

と書いた。


本日(2011年07月01日(金))から東京電力は「でんき予報」で、

本日のピーク時供給力と、リアルタイムの電力使用率を表示している。


20110701tepco


7月1日のピーク時供給力は、5,100万Kwだったそうだ。

僅か二日で5,100万Kw -4,500万Kw=600万Kwも供給力が増えるのだそうだ。

もしも、水曜日のピーク時供給力が5,100万Kwだったとすると、

最大電力需要は4,550Kwだったのだから、電力使用率は、

4,550÷5,100=0.892(89.2%)

で、別になにも心配する必要はなかったのである。

こういうのを見て何も疑問に思わずに、国と東電が節電「しましょう」というから、

「はい、節電します」と言ってしまうのが日本人である。

この国民は、70年前、大本営発表をそのまま鵜呑みにし、また、

「大和魂」さえあれば、竹槍でB29を撃墜出来る、と本気で思ってしまったころと

あまり変わっていないようだ。あまりの従順さが心配である。

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