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2011.09.07

「東電、来春から15%値上げ検討」「東電の料金、高めに原価設定か 経営・財務調査委が指摘」

◆記事1:東電、来春から15%値上げ検討「火力発電増やすため」(朝日新聞)(2011年9月6日3時2分)

 

東京電力が来春から15%程度の電気料金の値上げを検討していることがわかった。

福島第一・第二原子力発電所は事故などの影響で今後も停止が見込まれ、

代わりに火力発電を増やすことが理由。

仮に15%値上げなら、標準家庭で月7千円弱の電気料金が、1千円ほど増える。

電気料金は毎月、燃料費調整制度で原油価格や為替の変動を自動的に反映している。

今回は、これとは別の本格改定となる。

値上げに必要な経済産業相の認可には公聴会の審査などで数カ月かかる。

東電は従来、発電電力量の3割ほどを原発に頼ってきた。

これが福島第一・第二の停止で、当面はほぼ半減が見込まれる。

その分は液化天然ガス(LNG)の火力発電を中心に増やさざるを得ない。

燃料費の増加分は年1兆円規模とされ、値上げは避けられないと判断した模様だ。

ただ、値上げには企業や家庭に抵抗感が強く、政府は前提として東電に資産売却や

経費削減などのリストラを求めている。政府関係者も「安易な値上げは認めない」としており、

実際に15%程度の値上げができるかは不透明だ。

東電は、10月中にもつくる「特別事業計画」に値上げの必要性を織り込むことを想定している。


◆記事2:東電値上げ検討に不快感 前戦略相の玄葉氏(朝日新聞)(2011年9月6日21時14分)

東京電力が来春から15%程度の電気料金値上げを検討していることについて、

玄葉光一郎外相は6日の記者会見で、「政府は電力不足も電力料金引き上げも起こさせないという大方針を明確にしている。

(値上げを)認可することがあってはならない」と不快感を示した。

玄葉氏は菅政権の国家戦略相で、7月末のエネルギー・環境会議による

「当面のエネルギー需給安定策」のとりまとめ役を担った。安定策では

「ピーク時の電力不足とコスト上昇を最小化する」と明記している。

玄葉氏は会見で「外交とは直接関連しないが」とことわったうえで、

「電力会社の中で(値上げを)吸収する努力をしなければならない」

「(東電の)財務状態を調査する委員会の結論が出ていない状況での(値上げ検討は)非常識だ」などと批判。

さらに、鉢呂吉雄経済産業相と古川元久国家戦略相に対し、

電力会社の値上げ申請を認めないよう働きかけたことも明らかにした。


◆記事3:東電の料金、高めに原価設定か 経営・財務調査委が指摘(朝日新聞)(2011年9月6日21時14分)

東京電力の資産の実態などを調べる政府の経営・財務調査委員会(委員長・下河辺和彦弁護士)の6日の会合で、

同社の電気料金の原価を過去10年分調べた結果、

見積額が実績を常に上回り続けている項目があったことが報告された。

調査委は、電気料金を必要以上に押し上げていた可能性があるとみて詳細を調べる。

調べたのは、家庭向けの電気料金を算定する際の「総括原価方式」。

人件費や燃料費、修繕費など1年間にかかると想定する原価に、必要な利益を上乗せして料金を決める方法だ。

下河辺委員長は会合後の記者会見で、「見積もったコストより実際はかかっていないものが多い。

10年間分を累積すれば、(その差は)看過できないものになっている」と指摘。

原価算定が妥当だったかを、さらに検証する考えを示した。


◆コメント:常識的(日常的)感覚で考えてもおかしいでしょ?

電力会社というのは、公共性が高い業務を担っているので、競争原理を制限されている。

つまり、東電管内では東電の競争相手はいない。独占禁止法の適用を除外されているのです。
本来の資本主義的競争を行わなくていいのです。

競争相手がいないということは、値引き合戦で顧客を獲得する必要がない。その点は暢気。

暢気でいさせてもらえる。その替わり、電力会社には電力の安定供給義務が課せられているのです。


福島第一原発が使えない。だから節電しろ、というのは、もともと原発の管理がなっていなかったのは

東京電力自身でしょう。自身の失敗により、電力供給能力が需要に足りないかも知れない

だから、仕切りに「節電をお願いします」と言っていたわけです(少なくとも建て前上は)。


日本人は大人しい国民で、暴動など起こさずに言うとおりに節電を工夫していましたが、

東京電力は、電力の安定供給義務を不完全にしか履行していない。


つまり、お客様にご不自由をお掛けしているのだから、

電気料金は引き下げられて当然でしょう。計画停電の地域の人達など、

本当にたいへんだったのですから、信号機まで消えたために、交通事故で人が死んでいる。


このような不便・危険を顧客に半ば強制しているのに、東電は3月から9月まで7ヶ月連続で

電気料金を引き上げています。当たり前のような顔をして。

更に記事1のとおり、来年から更に引き上げると、平然というわけです。


東電は今だに自分の会社が何をしたのか分かっていないのではないか、

と言いたくなります。福島県の人達は、故郷を離れ、避難生活がまだまだ続くでしょう。

放射性物質が環境に大量に放出された結果、子供が内部被曝してしまい、

取り返しが付かないとは、このことです。

東電の株主総会に於ける清水前社長や、勝俣会長は、不気味なほどの無表情でした。

あれを見ていたら、ナチスの将校で何百万人ものユダヤ人をガス室に送った、

アドルフ・アイヒマンや、ユダヤ人で生体実験を行った「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレを

思い出しました。

人間は、魂を悪魔に売り飛ばすと同じような顔つきになるようです。

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