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2011.09.10

「金融街「丸の内」が観光地にも、東京駅の復元開業で-JR東社長」←コンサートホールを造ればいいのに。

記事1:金融街「丸の内」が観光地にも、東京駅の復元開業で-JR東社長(ブルームバーグ)(2011/09/09 19:14)

日本の金融の中心地「丸の内」が観光地にも--。

東京駅周辺を約500億円かけて再開発しているJR東日本の清野智社長は、

丸の内駅舎の保存・復元や、駅周辺のホテルや百貨店の機能を強化して、

非運輸事業の強化に結び付けたい考えだ。


清野智社長はインタビューで7日、復元される東京駅は

JR東や日本の鉄道のシンボルになると前置きした上で、

「幸い東京駅は皇居の正面に位置しており、2012年10月には駅舎やホテルが

ライトアップされることで、丸の内が観光のメッカにもなるだろう」と述べた。

東京駅丸の内駅舎は07年5月に保存・復元工事を開始、来年6月に一部が開業する。

東京ステーションホテルとギャラリーは同10月開館の予定。

八重洲口ではノースタワーの百貨店増床部が同8月末に完工する。

清野社長は、人口増加が続く首都圏中心に「ショッピングやホテルなどの商業施設で

駅の魅力を今以上に高めることが必要だ」と語る。その上で、

「日本では鉄道の駅の集客力がとても強い。ここが米国など海外と違う点だ」と付け加えた。


◆記事2:三井不・住友不・高島屋、日本橋大規模再開発 東京駅挟みテナント誘致合戦(フジサンケイ ビジネスアイ 9月8日(木)8時15分配信)

三井不動産と住友不動産、高島屋は7日、東京・日本橋地区で

大規模再開発事業に着手することを明らかにした。

「高島屋東京店」を囲う形で、地上29~36階建ての超高層ビル3棟を

2014~18年にかけて建設する。

総事業費は1500億円に上る見込みで、日本橋地区では最大の開発となる。

東京駅を挟む反対側の丸の内地区で開発を急ぐ三菱地所とのテナント誘致合戦が激しさを増すのは必至だ。

開発地の敷地面積は、東京ドーム2つ分の広さ。

三井不動産と高島屋は、35階建てと29階建ての複合ビルを18年度をめどにオープン。

高島屋東京店は現在の店舗を残したまま、新たなビルに別館を開く。

売り場面積は現在より25%増床の6万2000平方メートルになる。

特別食堂のほか、ホールやミュージアムの開設も予定する。

一方、住友不動産は、36階建てのビルを14年度にも完成させる計画という。

三井不動産などが新たな再開発計画を打ち出したことで、

JR東京駅を東西に挟んだ、日本橋と丸の内地区の再開発競争がさらに過熱するのは確実だ。

日本橋では、すでに三井不動産と野村不動産が昨年10月に

商業施設が入居する新たな複合ビルをそれぞれオープン。

また三井不動産は、今回の高島屋と進める計画とは別に、

日本橋の一角約1万1900平方メートルで再開発を進め、

14年までに計5つの複合ビルを稼働させる。

コンサートホールや複合映画館の導入のほか、

土日、深夜まで営業する飲食店誘致を広げ、

人の流れを日本橋方面に呼び込む考えだ。

一方、東京駅を挟んだ反対側の丸の内と有楽町、大手町の開発を急ぐのが三菱地所。

今年度からの3年間で3000億円を同地区に投資し

「街の魅力を高めていきたい」(杉山博孝社長)とする。

集客力や街の活性化でどちらに“軍配”が上がるか、注目される。

(注:色太文字は引用者による)


◆コメント:やっと「コンサートホール」が出て来ましたか。

この話題で書くのは二度目である。前回は3年8ヶ月前。

2008.01.05 「東京駅」周辺再開発、コンサートホール作ってくれないかな。駅コンが懐かしい/モーツァルト ホルン協奏曲 ペーターダム

東京駅周辺、再開発の計画がいつから進行し始めたのか、

検索したところ、大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会のサイトを見ると

この「推進協議会」は1988(昭和63)年に設立されたそうだ。

既に色々完成してしまったが、東京駅の特に丸の内側は、大企業の本社が集結していて

日本経済の中心と言っていい。更に、皇居を囲むように、永田町(政界)、霞ヶ関(官界)が

狭い範囲に集結している。大雑把にいうと、東京駅丸の内口から、クルマなら5分か10分の範囲内が

日本の中枢である。


しかし、この近辺には文化的な香りが無い。三井不動産、野村不動産、住友不動産、三菱地所

は、あれだけ雁首そろえて、ひとりも、この日本の中枢を再開発するときに、コンサートホールや

オペラ・ハウスを建設する、という発想が無かったらしい。


昨日の産経新聞にやっと三井不動産が日本橋に「コンサートホール」を建てる

ことが書かれている。

しかし、日本橋もちょっと「日本のド真ん中」からは外れるのである。

丸の内口正面(皇居側)のあの広い場所に、立派なコンサートホールを建てて欲しかった。

三井、野村、住友、三菱、各不動産屋のエライのにクラシックに関心がある奴が誰もいなかったのか。

私の音楽記事を誰が読んでいるか、アクセス解析を見ると、結構「政官財」に

音楽好きがいることが分かる。中央官庁から、「バッハ トランペット ソロ」で検索し、アクセスしたり

「ボレロ トロンボーン」で一部上場、日本人なら誰でも名前を知っている大企業からアクセスがあり、

「ソプラノ 森麻季」で立法府(衆参どっちかですな)の事務局(でしょうね)からリンクされている場合もある。

なかなか面白い。


しかし、この「日本の中枢」からは首都圏のどのコンサートホールも

実に行き難い(地理的に)のである。

サントリーホール、オーチャードホール、東京芸術劇場、オペラシティ、NHKホール。

よくもまあ、これだけ見事に、行くのが面倒臭い場所にばかり建ててくれたものである。

強いて言えば、東京文化会館は上野駅の目の前で行きやすいけれど、周りの環境が興ざめである。

それでも、これら「行き難い場所のホール」でのコンサートは満員だから、

本気で行く人や元気な人は行くのだろうが、私は平日、これらの「主なホール」の開演に

間に合うように行くのは難しい。丸の内のど真ん中を折角再開発したのだから、そのとき、

コンサートホールを建ててくれていたら、あの辺の勤め人は、さぞ、喜んでいただろう。


記事1を読む限り、JR東日本社長は、完全に知らないか、忘れているらしいが、
2008.01.05 「東京駅」周辺再開発、コンサートホール作ってくれないかな。駅コンが懐かしい/モーツァルト ホルン協奏曲 ペーターダム

に書いたとおり、以前、東京駅構内丸の内口ドーム下の広場では、

毎週火曜日の夕方に、無料で「駅コン」(駅のコンサート)が催され

毎回、大勢の勤め人が楽しみにしていた。

「無料」は関係無いと思う。クラシックが好きではない人は無料でも聴かない。

すきなら、カネを払っても聴きたいだろう。

「駅コン」は、最初の頃は、ピアノ、ヴァイオリンのリサイタルで、やがて室内楽(弦の)

や、金管、木管アンサンブル、コーラス、と段々規模が大きくなり、ついには、

年末に「第九」全曲が演奏されたほどだ。その日、私は本番を聴くことは出来なかったが

年末のお客さんへの挨拶廻りの途中、会場を通ったらゲネプロの最中で、

第四楽章で、バリトン・ソロの前の盛り上がるところ、「歓喜の主題」が、

チェロ+コントラバス→ヴィオラ+ファゴットのオブリガート→第1ヴァイオリン→Tutti(総奏)

だった。ほんの数分聴き、仕事中だったので直ぐにその場を離れたが、

それまでぐったり疲れていたのに、明らかに、突然、身体が軽くなり

歩き方が軽快になっている自分に気がつき、ハッとしたことがある。

音楽にはたしかに人を元気にしたり、慰めたりしたりする力がある。

本当は、日本の中枢で忙しく働き、年中カリカリしている人が、

勤め先の近くで優れた音楽、演奏などに触れることが出来る、

という環境があれば、世の中、すくなくとも今よりはマシになると思う。

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