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2011.09.24

「原発収束、順調さ強調…放射性物質が大幅減」←如何に意味の無い話か小出助教が明解に説明。

◆記事:原発収束、順調さ強調…放射性物質が大幅減(読売新聞 9月20日(火)22時24分配信)

細野原発相が19日、国際原子力機関の年次総会で、

東京電力福島第一原発の事故収束に向けた工程表のステップ2の達成時期を

来年1月中旬から年内に前倒しすることを明言したのは、

原子炉の「冷温停止状態」に導く作業が順調に進んでいることを、

国際社会にアピールする狙いがある。

工程表のステップ2の目標は、避難した住民帰還の目安となる「原子炉を冷温停止状態に持ち込むこと」。

原子炉底部の温度を100度以下にするだけでなく、放射性物質の放出量の大幅な抑制が二つの柱だ。

東電によると、原子炉底部の温度(19日午前11時現在)が100度以下になったのは

1号機と3号機。

温度が高めの2号機は、今月から注水系統を、

3号機同様2系統にし、原子炉への注水量も増やしている。

その背景には、汚染水循環処理システムの稼働率向上がある。従来の米仏2社の装置に、

8月中旬から東芝製の「サリー」が加わった。今月上旬、建屋地下の水位が、

大雨でも海などに流出しないという目標の水位(海面から約3メートルの高さ)を下回った。

放射性物質の放出量も激減した。東電によると、8月上旬の原発からの放射性物質の放出量は、

3月の事故直後の1000万分の1以下に減少。

敷地境界の被曝(ひばく)推定量は年間0・4ミリ・シーベルトと、工程表の目標値を達成した。


◆コメント:大新聞をそのまま信用してはいけません。


大新聞は、ホントに「大本営発表」ですね。

ということが分かるのも、小出裕章京都大学原子炉実験所助教のおかげです。

9月8日、TOKYO FMで、ビデオニュース・ドットコムの神保哲生氏が

小出助教に電話インタビューしています。音声を録音し、

YouTubeにアップして下さっている方がおられるので、お聴き頂きますけど、

「冷温停止」という言葉を使うこと自体が意味が無い、と小出助教がキッパリ

断言しておられます。


その説明は分かり易い。

つまり、東電や細野原発相は、

原子炉の「冷温停止状態」に導く作業が順調に進んでいる

ことを「国際社会にアピール」したいそうですが、それは詭弁です。


冷温停止と東電と国が主張する根拠は、原子炉内に設置された温度計が示す温度が

下がっているからです。

しかし、1号機も3号機も原子炉圧力容器も格納容器も核燃料の熱で溶けてしまい、

核燃料は原子炉建屋のコンクリート床も既に溶かして、地面に沈降している。

原子炉は、今や「穴の開いた鍋」のようなもので、核燃料はそこにないのですから、

原子炉に設置されている温度計が示す温度が下がるのは当たり前だと。

それを何か事態が収束に向かっている証拠のように喧伝するのは、

全然話にならない。問題外である。ということです。


録音をどうぞ。元は、

9月8日 小出裕章氏とジャーナリスト神保哲生氏による原発事故の現状をより正確に認識出来る対談(TOKYOFM TIMELINE)です。


神保哲生 x 小出裕章20110908







漸く20日にテレ朝が小出助教へのインタビューを放送しました。趣旨は同じです。

9月20日(水)小出裕章:『冷温停止』について(テレビ朝日「報道ステーション」)



小出裕章:『冷温停止』について







報道ステーションで小出助教は汚染が地下水に及び拡散するのを防ぐ為に、
一刻も早く、地下に遮蔽壁、バリア・バウンダリー(境界)を作るべきだと思います。

と、こんなことは小出助教は4月か5月には既に言っておられます。

参議院行政監視委員会で小出助教が政府の対応を厳しく批判したのが5月23日です。


小出裕章参考人の全身全霊をかけた凄まじい原発批判







3月11日以前、1970年から小出助教が予想していた危険は全て現実化している。

政府はさっさと小出助教や、2011年7月27日、衆議院厚生労働委員会で、内部被曝への

政府の対応の遅さをすさまじい勢いで批判した、児玉龍彦東京大学先端科学技術研究センター教授

らを顧問に招き指南を受けるべきだ。これだけはっきりと問題の在処が分かって何もしないのは

不作為の罪です。


ところで、経産省の原子力委員会の委員である、東大教授の

大橋弘忠は、2005年、「原子炉圧力容器が破損することなど物理的に考えられない」とか

「プルトニウムは飲んでも大丈夫」と言っていた。震災後一度も姿を現さない。

「東大教授」や「原子力委員」の肩書きに

幻惑されてはいけないことがよく分かります。


「格納容器は壊れないしプルトニウムは飲んでも大丈夫」







震災後、一度も出て来ないのです。無責任で卑怯だと思います。

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