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2011.09.05

TBS(毎日放送制作)「報道の魂」で小出助教が取りあげられました。

◆知っている人は、勿論知っているでしょうが。

このブログでは、過去何度書いたか分からないが、

福島第一原発事故が、如何に深刻な事態か、国と東電はひたすら

大したことはない。

と、こと、ここに及んでも、なお事態の深刻さを過小評価している。


小出裕章京都大学原子炉実験所助教は、原子力の専門家であるが、いや、

あるが故に、原子炉は、ウランを核分裂させ、核分裂生成物を作ること自体が

とてつもなく危険なことなのだ。という。


恥ずかしながら、私は小出助教が原発推進に40年前から反対をしていることを知らなかった。

おこがましい例えだが、もしも私が小出助教ならば、
だから今まで散々、原子力発電は危険だと言ってきただろう。皆聞く耳を持たなかったのだから、今更オタオタしても、俺はもう知らねえよ!

と言いたくなるであろう。小出助教は、東日本大震災のずっと前から、

危機管理は、最悪の事態を想定することだから、「原子炉圧力容器が破損することなどあり得ない」

という、国の危機管理シナリオそのものがまるで話にならないのだ、と言うことを

驚くほど、辛抱強く、分かり易く数え切れないほど、講演会で訴えていたのだ。


他方、政府の御用学者、東京大学教授、大橋弘忠教授は、平成17年の討論会で、

「格納容器が壊れることなどあり得ない」

「プルトニウムは何も危険なことはなく、飲んでも平気だ」という。

(小出助教は、ビデオニュース・ドットコムで何度も、

「プルトニウムという元素はは人類が遭遇した最悪の毒性を持っている。

その生物学的毒性は、ウランの20万倍である」と説明している)。
小出助教を完全に馬鹿にして鼻でせせら笑っている。


「格納容器は壊れないしプルトニウムは飲んでも大丈夫」 大橋弘忠







格納容器が壊れることなどあり得ないと断言したクセに、震災以降は全く公に姿を見せず、

自分が間違った断定をしたことに、弁明も謝罪もしていない。


◆小出助教は「原子力の専門家として福島の事故を防げなかったことに責任を感ずる」と言った。

TBS系列で、9月5日未明、午前1時50分から2時20分まで放送された、報道の魂と言う番組で

大きく取りあげられた。

福島原発に関する内容は、ビデオニュース・ドットコムやで何度も説明を伺ったので、

特に新しい情報が含まれていることはないが、

驚いたのは、小出助教が一般人を対象とした、福島原発に関する講演の最後(再生開始後17分)に、

(私は40年間、このような事故が起きないように活動してきたが、とうとう事故が起きてしまった)今、福島の人たちを中心に、とてつもない悲劇が進行しているわけで、それを防げ無かった。(中略)原子力という場に携わってきた人間の一人として、今回の事故を防げなかった責任が私にもある、と思います。皆さんに対して本当に申し訳ありませんでした。ごめんなさい。

と頭をさげたのである。

20110904TBS報道の魂







講演終了後、講演を聴いた女性が、
一生懸命やってきた人に謝られて、恥ずかしくなりました。

と言った。それを聴いて私も余計に恥ずかしくなった。震災までは、小出助教のことは

全く知らなかった癖に、震災後は小出助教の意見が正しいとかなんとか、あたかも自分もずっと

原子力に反対していたような、錯覚に陥った。実際には無関心だったのである。

日本で最も原子力の危険を熟知し、原発反対を唱え続けた小出助教が謝罪し(することはないのに・・・)。

格納容器が地震や津波で 破壊されるなどということはあり得ない。と断言した大橋弘忠は、

全くメディアに登場しない。ここまでいい加減な世の中で良い訳がない。

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