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2011.11.17

「福島市のコメ 初の規制値超え」←私は、毎日福島県産のお米を食べています。

◆記事:福島市のコメ、規制値超のセシウム=全国初、市場に流通せず―政府、出荷停止を検討(時事通信 11月17日(木)0時28分配信)

福島県は16日、福島市大波地区で生産されたコメ(玄米)から

国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える630ベクレルの

放射性セシウムを検出したと発表した。

コメのセシウム濃度が規制値を上回ったのは全国で初めて。

コメは出荷されておらず、市場には流通していないという。

政府は、大波地区を含む旧小国村で生産されたコメについて出荷停止の検討を始めた。

県によると、このコメは「コシヒカリ」で、大波地区の農家が26アールの水田で840キロを生産。

全量が自宅とJA新ふくしまの倉庫に保管されている。 10月上旬に刈り取りを終え、

天日で乾燥した後、今月14日に同農協で簡易分析を行った。

ここで規制値を超えるセシウムが検出されたため、15日から県が検査を行っていた。

規制値を上回ったことを受け、県は安全性が確認されるまで生産農家とJAに出荷自粛を要請した。


◆コメント:私は、ずっと福島県産の米を食べている。

私は、震災前から、美味しい福島県産の米を食べている。

震災前は、近所のスーパーとか米屋で買ったのだが、

福島原発事故の実態が明らかになるにつれて、日本のそこここで

「福島県産の農産物は、見るのも嫌だ」などとひどいことを言う人が増えている、

と言う話を何度も読んだり聞いたりした。

さぞや、福島の人々は辛い思いをしているだろうと思ったので、

福島県のお米屋さんに直接電話して、買っている。

その米に基準値を超えるセシウムが含まれていても

別に気にしない。


福島県だけが騒がれているが、小出裕章京都大学原子炉実験所助教がとっくの昔から

本に書き、マスコミのインタビューで何度も繰り返しているとおり、福島第一原発事故後

数日間で、環境に拡散した放射性物質の量はすさまじく、既に地球全体が程度の差こそあれ

汚染されていて、完全に放射能汚染から逃げることが出来る場所はないのだそうだ。

全世界に比べると随分控え目な報道だが15日付のNHKニュース。

◆記事:北海道や中国・四国にも拡散か(NHK 11月15日 5時11分)

東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質は、北海道や中国・四国地方にまで拡散し、

土壌に沈着した可能性があるとするシミュレーションの結果を名古屋大学などの研究チームがまとめました。

研究チームでは「除染が必要なほどではないものの、全国で土壌調査を行うべきだ」としています。

名古屋大学などの国際研究チームは、原発事故のあとの3月20日から1か月間、

各地で実際に計測された放射性物質のデータを地球全体の大気輸送モデルと組み合わせ、

シミュレーションを行いました。その結果、事故で放出されたセシウム137の一部は、

北海道や中国・四国地方にまで拡散し、雨などの影響で土壌に沈着した可能性があることが

分かったということです。セシウム137は半減期が30年のため、

影響が長く残るとされていますが、土1キログラム当たりの濃度は、高いところで、

北海道東部の一部で250ベクレル、中国・四国地方の山岳部で25ベクレル程度とみられ、

研究チームでは、いずれも除染が必要なほどではないとしています。

シミュレーションを行った名古屋大学の安成哲三教授は

「放射性セシウムが全国的に広がっている可能性があることが分かった。

局地的に放射線量が高いホットスポットが出来ているおそれがあり、

全国で土壌調査を行うべきだ」と話しています。

小出助教の、知りたくないけれど、知っておかねばならない 原発の真実68ページを読むと、

5月初旬に、福島第一原発から290キロ離れた神奈川県南足柄市の「足柄茶」の茶葉から

暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたのは、意外でもなんでもなく、

チェルノブイリ事故の際は、チェルノブイリと日本は8,000キロも離れているのに、

日本中の茶葉が汚染されたというのである。


福島第一原発の核燃料が圧力容器、格納容器の破損により、剥き出しとなり、

環境に大量のセシウムを撒き散らした。事故から8ヶ月以上経つので大気中の放射性物質は

かなり落ちついているが、それは風に乗って飛んでいき、至る所の土壌に堆積している

と考えられる。

そこで栽培された作物には当然放射性物質が含まれる。

最悪の状況を想定するならば、やがて日本中の作物から

放射性物質が検出されるようになるだろう。


だから福島だけを、あたかも「呪われた土地」のように見なすべきではない。

そもそも、福島原発事故が起きたのは、福島県民の責任ではない。

議会制民主主義の原理を考えると、過去約半世紀に日本に54基の原子炉が出来る間、

自民党政権は、原子力発電所の建設を秘密にしていた訳ではない。

原子力政策に関しては、この半世紀の政府の政策に一貫して含まれていたのに、

圧倒的大多数の有権者は、「エネルギー政策」や「原子力政策」に

全く無関心であった。国民が大反対して、原発建設に反対していたら、

今回の事故も起きなかったのであり、その意味では、東電と国家だけではなく

主権者たる国民にも、福島原発事故が起きる責任があることは、論理的に明らかだ。

福島の人々に原発事故に関する直接的な責任はなく、彼らは被災者でタダでさえ困っているのに、

何か汚らわしい場所のように忌み嫌うのはたとえ放射能が強く検出される場所であっても

失礼だ。だから、私は以前と同じように福島県産の米を買うのである。

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