« 「武器輸出三原則、緩和決定へ=官房長官談話で27日公表」どさくさ紛れに決めるな。 | トップページ | 「政府・民主、一体改革案を年明け決定=野田首相『消費増税法案、年度内提出』」←「消えた年金」はどうなったの? »

2011.12.28

「<南スーダンPKO>防衛相、陸自に派遣命令」「震災支援、自衛隊が全面撤収=発生から9カ月余―防衛省」逆でしょう。

記事1:<南スーダンPKO>防衛相、陸自に派遣命令(毎日新聞 12月20日(火)22時52分配信)

一川保夫防衛相は20日の防衛会議で、

南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊施設部隊の派遣を命令した。

最大330人の隊員を派遣する実施計画が同日、閣議決定されたのを受けたもので、来年1月から隊員が順次現地入りし、

首都ジュバ周辺で道路整備などを行う。アフリカの資源外交への影響もにらんだ自衛隊による国際貢献で、

野田政権の「肝煎り案件」だが、補給や法律面など実務を担う自衛隊にとっては厳しい条件での派遣となる。【坂口裕彦、鈴木泰広】

「南スーダンの国造りに自衛隊が参加することは大変意義あることだ」。

一川氏は同日の記者会見で、7月に独立した同国への支援の重要性を強調した。

派遣期間は来年1月11日から10月末までで、4月中に活動を始める。

派遣延長により5年程度の長期的な活動を想定している。

野田佳彦首相は、就任間もない9月の国連総会で、派遣に前向きな姿勢を表明した。

政府高官は「野田政権への交代でこれまでの内向き志向からの脱却をアピールする狙いがあった」と明かす。

とはいえ、330人に加えて、国連などとの調整担当部隊40人も同国や隣国のウガンダ、ケニアに送る大がかりな派遣に自衛隊の負担感は重い。

とりわけ悩ましいのが重機や車両の輸送だ。ジュバから最も近い港湾拠点は約1900キロ離れたケニアのモンバサ港。

ジュバまで陸路で1カ月以上かかる道路状況の悪さに、定期コンテナ船や海自輸送艦による輸送は見送らざるを得なかった。

結局、日本からチャーターした超大型輸送機「アントノフ」でウガンダ・エンテベ空港にまず空輸し、

さらにジュバへ別の民間機などで運ぶことになった。

輸送費は派遣規模がほぼ同じハイチでの震災復興活動の2倍以上に膨らむ見通しだ。

民主党内にはPKO協力法が定める「参加5原則」をめぐり、武器使用基準の緩和を求める声もあったが、

首相は現行法の枠内での派遣を表明。隊員らは必要最小限の武器を携行することになった。


◆記事2:震災支援、自衛隊が全面撤収=発生から9カ月余―防衛省(時事通信 12月26日(月)18時50分配信)

防衛省は26日、同省内で災害対策本部を開き、東日本大震災の被災地に派遣している自衛隊の全面撤収を決めた。

最後まで活動していた福島第1原発事故に対処する部隊について、一川保夫防衛相が同日、福島県の要請を受けて撤収を命じた。

震災発生から9カ月余を経て、自衛隊は派遣された7道県での任務を全て終えた。

一川防衛相は対策本部の会合で「隊員、家族の労をねぎらい、感謝を申し上げたい」と述べた。

防衛省によると、被災地に派遣された隊員は、岩手、宮城、福島各県を中心に延べ約1066万人。

約1万9300人を救助したほか、各種の生活支援を実施し、給食支援は延べ約500万食、入浴支援は同約109万人に上った。


◆コメント:被災地よりスーダン?

どう考えても、プライオリティ(優先順位)が逆ではないでしょうか。

被災地の様子、最近テレビが映さないので、現地以外の日本人は、様子が詳細に分かりませんが

がれきの山が全然片付いていない所があるでしょう。あれは、ほったらかしですか。

また、

福島第1原発事故に対処する部隊について、一川保夫防衛相が同日、福島県の要請を受けて撤収を命じた。

とあるけれども、福島県がどうして撤収を要請したかしりませんが、

福島原発ってこれからまだ何があるか分からないわけでしょ?

1号機から3号機まで、メルトダウン、あるいはメルトスルーした核燃料がどこでどうなっているか、

確認出来ない。

これからまた、急に大量の放射性物質が拡散する可能性は、事故直後よりは大分低くなったけど、

小出助教が、以前から行っているとおり、核物質が大気に触れている状態がずっと続いている、

という「人類未体験ゾーン」の大変な状況なのに、

そちらは撤収して、何だか、世界にアピールするつもりなのか、南スーダンへ自衛隊を派遣する。

自衛隊が初めて海外に出たのは、1991年、イラクがクウェートに侵攻し、多国籍軍が出た湾岸戦争のあと、

機雷を除去する、掃海艇を出したときですが、これですら、当時の後藤田官房長官なんか大反対だった。

自衛隊は憲法上「軍隊」じゃないですけど、まあ、実質似たようなもので、鉄砲持った連中をうっかり

外に出して戦闘状態になったら、憲法違反ですよ。

イラクに派遣するときには、小泉自民党がイラク復興支援特別措置法を強行採決しようとするので、

当時野党だった、民主党は「違憲だ!」といって、殆ど殴り合いのケンカになっていたと記憶してますが、

自分が与党になったら、イラクのサマワなんかよりももっと物騒な場所に自衛隊をあっさり派遣ですか。

スーダン、相当危険ですよ。
◆記事:スーダン軍が反政府組織の指導者殺害と発表、大きな打撃との見方(ロイター 12月26日(月)17時27分配信)

スーダン軍は、西部ダルフール地方の主要な反政府組織「正義と平等運動(JEM)」の指導者、ハリル・イブラヒム氏を殺害したと発表した。

スーダン軍の報道官は国営テレビに対し、イブラヒム氏が南スーダンに入ろうとした際、

政府軍と交戦になったとし、同氏がJEMの他の司令官らと共に殺害されたと明らかにした。

一方JEMは声明で、イブラヒム氏が23日午前に空爆で死亡したと発表。

同氏を殺害した組織は数倍の報いを受けることになるだろうと強調した。

スーダン情勢の専門家は、イブラヒム氏が政治や軍事に関わる決定を下していた指導者だったとし、

同氏の死亡はJEMにとって大きな打撃となると指摘した。

記事1によると、330人もの自衛隊は、首都ジュバ周辺で道路整備などを行う

ということですが、費用がハイチの倍もかかると。財政再建といっているときに、

日本の被災地からは全面撤収して、特に緊急を要しない、スーダン首都の道路整備に、

非常にコストがかかる自衛隊派遣をして、それで消費税増税するぞと。

何だか全然納得できません。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

« 「武器輸出三原則、緩和決定へ=官房長官談話で27日公表」どさくさ紛れに決めるな。 | トップページ | 「政府・民主、一体改革案を年明け決定=野田首相『消費増税法案、年度内提出』」←「消えた年金」はどうなったの? »

ニュース」カテゴリの記事

原発」カテゴリの記事

東日本大震災」カテゴリの記事

福島原発」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

自衛隊海外派遣」カテゴリの記事

被災地支援」カテゴリの記事

野田政権批判」カテゴリの記事