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2012年2月

2012.02.29

【追悼】モーリス・アンドレ:トランペット・ヴォランタリー(トランペットとオルガンのための音楽)

◆記事:フランスのトランペット奏者モーリス・アンドレ氏死去(時事通信 2月27日(月)6時22分配信)

モーリス・アンドレ氏(仏トランペット奏者)家族によると25日、仏南西部バイヨンヌの病院で死去、78歳。

死因は明らかにされていない。

同南部アレス近隣の炭鉱街生まれ。トランペット奏者になる前は炭鉱で働いた経歴を持つ。

250を超える録音に参加。トランペットの演奏水準を高め、アンドレ・ジョリべ、

マルセル・ランドスキら現代音楽の作曲家がトランペット向きの曲をつくるきっかけとなった。(パリAFP時事)。 


◆トランペット・ヴォランタリー(トランペットとオルガンのための音楽)

今日は、トランペット・ヴォランタリー(トランペットとオルガンのための音楽)から。


シャルパンティエ:テ・デウム






何処かで聴いたな、という方が多いでしょう。毎年元旦、ウィーン・フィル、ニューイヤー・コンサート中継。

オーストリアの放送局の映像と音声をNHKが買っているわけですが、あの番組のオープニングです(オーケストラですが。あれは)。



トランペットとオルガンって、今では珍しくありませんが、アンドレ以降急速に演る人が増えた演奏形態です。

バッハもやります。元来素朴なカンタータなのですが、アンドレのトランペットで光のように輝きます。


J.S.バッハ:カンタータ第68番「かくも神は世を愛したまえり」







次は、イギリスのオルガン奏者兼作曲家、スタンリーという人が書いた曲です。


スタンリー:トランペット・テューン







昔、東京FM(当時はFM東京といいました)が、朝6時から、朝のバロック(だったかな?)という

番組を月曜から金曜まで放送していて、ある日、このレコード(当時はレコードです)が取り上げられ、

あまりにも輝かしいトランペットの音に驚嘆したのを良く覚えています。


最後です。

なんと、バッハの無伴奏チェロをトランペットで吹いているのです。


バッハ 無伴奏チェロ組曲第5番、BWV1011からブーレ






むしろ、こっちがオリジナルなのではないか?と錯覚するような演奏です。

このように、モーリス・アンドレは「神様」なのです。トランペット吹きなら

ジャンルを問わず、畏敬の念を抱くべきです。

モーリス・アンドレ追悼記事は、今後もしばらく続きます。

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2012.02.28

<福島第1原発>官邸初動対応が混乱の要因 民間事故調報告←誰が首相でも混乱したであろう。

◆記事:<福島第1原発>官邸初動対応が混乱の要因 民間事故調報告(毎日新聞 2月27日(月)22時23分配信)

( http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120227-00000106-mai-pol )

東京電力福島第1原発事故を調査してきた民間の「福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)」(北沢宏一委員長)は27日、

菅直人首相(事故発生当時)ら官邸の初動対応を「無用な混乱やストレスにより状況を悪化させるリスクを高めた。

場当たり的で、泥縄的な危機管理」と指摘する報告書をまとめた。官邸の指示が事故の拡大防止にほとんど貢献しなかったと総括。

緊急事態の際の政府トップによる現場への介入を戒めた。(以下、省略)


◆コメント:事後的に検証することは必要だが・・・。

今後も日本では、大地震、特に今度は首都直下型大地震の可能性が指摘されている。

311の対応を第三者が事後、客観的に評価することは必要である。それは認める。

しかし、だからと言って、当時の官邸の対応を批判するのは、やや、酷に思われる。

仮定上の話として、もしも、昨年3月11日、自分が内閣総理大臣だったとして、

1,000年に1度の幅200㎞、長さ500㎞を震源域とする、マグニチュード9の巨大地震と津波が発生し、

それによって、福島第1原発が外部電源を喪失し、核燃料の冷却が不可能になった、と聞いて、

自分だったら、最適な判断を下すことが出来た、と100%の自信を持って断言できる人が、

果たしてこの世にいるであろうか、と思う。

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2012.02.27

【追悼】トランペット奏者、モーリス・アンドレ氏、死去。

◆まだ、英語の記事すら見つからないのです。

情報源は、仏紙、France-Soir(英訳するとFrance-evening)紙で、
Maurice Andre' est mort a` l’a^ge de 78 ansなのです。

私はフランス語が分かりませんし、文字化けするかも知れませんが、原文を載せます。

◆Maurice Andre est mort a l’age de 78 ans(26 fe'vrier 2012 a` 14h45)

Le ce'le`bre trompettiste Maurice Andre' est de'ce'de' samedi a` l’a^ge de 78 ans a` Bayonne.

Il fu^t l’un des plus grands, sinon le plus grand trompettiste du 20e sie`cle et de renomme'e mondiale.

Maurice Andre' s’est e'teint samedi a` l’ho^pital de de Bayonne. Il avait 78 ans.

Ne' a` Ale`s en 1933 dans une famille modeste, il fu^t tre`s longtemps professeur au conservatoire de Paris

et mena une carrie`re de concertiste flamboyante a` travers le monde entier.

Sa notorie'te' est telle dans le monde de la musique que de nombreuses e'coles de musique en France,

mais aussi a` l’e'tranger portent son nom.

Il a joue' quasiment tout le re'pertoire de son instrument, avec les plus grands orchestres et les plus grand chefs d’orchestre.

Pour ne citer que quelques uns d’entre eux : Hebert von Karajan,

Karl Mu"nchinger, Michel Plasson, Karl Bo"hm ou Le'onard Bernstein...

これを翻訳サイト、Yahoo! Babel Fish - Text Translation and Web Page Translationで、

フランス語から英語に翻訳します。
◆Maurice Andre died in old 78 years(26 February 2012 14:45)

Maurice Andre died out Saturday at the hospital of Bayonne. He was 78 years old.

Born in Ale`s in 1933 in a modest family, he was very a long time professor with the academy of Paris

and carried out a career of concert performer blazing through the whole world.

He played almost all the repertory of his instrument, with the full orchestras and the largest leaders.

To quote only some of them: Hebert von Karajan, Karl Munchinger, Michel Plasson, Karl Bohm or Leonard Bernstein…

For several years it had been withdrawn in its house of the Basque Country.kg
where it practised the sculpture without giving up his trumpet completely.

It gave its last concert in 2008 to Beziers. Its career reached tops in the years 1980 and 1990.

It could then take part in 250 concerts per annum.

Maurice Andre is not only one large artist of talent. He brought also much to the trumpet by making some a melody instrument

and while playing of works in all the musical genres and in particular of classical music.

He also recorded a considerable number of discs (approximately 280).

He finally received many distinctions of which most prestigious is undoubtedly that into 2006 the Americans gave him,

proclaiming it better trumpet player of the world in front of Louis Armstrong and Miles Davis.

ざっと要約すると、
トランペット奏者、モーリスアンドレ氏が、24日(土)、バイヨンヌの病院で死去。78歳。

1933年アレスに生まれ、長年パリ音楽院の教授を務めた。

その演奏活動は世界各地に及び、カラヤン、カール・ミュンヒンガー、カール・ベーム、バーンスタインなど巨匠と

共演した。ここ数年はバスク地方で引退していたが、練習は続けており、完全にトランペットを吹くことを

止めたわけではなかった。

演奏活動の全盛期は1980年から1990年の10年間で、年間250回ものステージをこなした。

モーリス・アンドレの偉大さは、彼の才能そのものだけではなく、トランペットの旋律楽器としての表現力を

世に知らしめたことにある。

また、彼は、膨大な録音を残した(約280)。

彼は様々な賞を受賞したが、中でも特筆すべきは、2006年、アメリカの金管楽器雑誌「ブラス・ブレティン」(Brass Bulletin)誌が募った投票で、

アメリカ人がモーリスアンドレを、ルイ・アームストロングや、ウィントン・マルサリスを遙かに上回る数で、
「20世紀の最も偉大な金管楽器奏者」

として評価したことであろう。

ということになります。

モーリス・アンドレのファン・サイトでしょうか。これは

ここに、2006年の投票結果が載っています。
TOP 12 brass players of the XXth century(20世紀の最も偉大な金管楽器奏者奏者12位まで)

  • Maurice Andre'(モーリス・アンドレ) (848)

  • Louis Armstrong (ルイ・アームストロング←ジャズ・トランペット)(649)

  • Wynton Marsalis (ウィントン・マルサリス←ジャズ・トランペットだけどクラシックも吹く人)(485)

  • Arnold Jacobs(アーノルド・ジェイコブズ←シカゴ交響楽団の首席テューバ奏者だった人です。) (431)

  • Miles Davis(マイルス・デイヴィス←ジャズ・トランペット) (394)

  • Adolph Herseth(アドルフ・ハーセス←シカゴ交響楽団の首席トランペット奏者だった人です。) (305)

  • Dennis Brain (デニス・ブレイン←イギリスのホルン奏者。「奇跡のホルン」ですね。)(276)

  • Dizzy Gillespie(ディジー・ガレスピー←ジャズ・トランペット。) (263)

  • Christian Lindberg (クリスチャン・リンドバーグ←スウェーデンのトロンボーン奏者です。)(243)

  • Philip Jones(フィリップジョーンズ。←フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの創立者です。) (173)

  • Maynard Ferguson(メイナード・ファーガソン。←カナダのジャズトランペット。映画「ロッキーのテーマ」のハイトーンで有名です。) (171)

  • Herman Baumann (ヘルマンバウマン←ホルン奏者です。)(160)

    (Source : Brass Bulletin)



◆コメント:亡くなったのは、誠に残念ですが、同時代に生きていられて幸せでした。

ヴァイオリンならハイフェッツやクライスラーを生で聴いてみたかったとつくづく思いますが、

無理な相談です。

モーリスアンドレは、一度ですが、東京で生で聴くこと(しかも、ハイドンのトランペット協奏曲)を聴くことが出来ました。

それだけでも幸せでした。

彼は、紛れもなく100年に一人の天才だと思います。


この後、上手い人が続々と出ていますが、なんだかんだいっても次元が違います。

かつて、

【音楽】9人のトランペット奏者による、フンメル:トランペット協奏曲 第三楽章。

を書きました。これは演奏時間が4分弱なので、全部聴いても大して時間がかかりません。

皆、下手とは言いませんけれど、アンドレの軽快さ。音の粒の揃い方に比べると、明らかに劣ります。

滅多に世に出ない名人のことを「不世出(ふせいしゅつ)の名手」といいますが、まさにモーリス・アンドレこそ、

その名に相応しい。誠に残念です。

一日ではとても紹介しきれないので、何にしようか迷いましたが、美しい高音で歌い、またテクニックも堪能出来る、

テレマンのトランペット協奏曲ニ長調を聴いて頂きます。

これは、伴奏がカラヤン=ベルリン・フィルという大変贅沢な録音です。

トランペット協奏曲集から。


テレマン:トランペット協奏曲ニ長調 第一楽章


大変な高音で音が堅くならず,あくまでも伸び伸びと輝かしい。アンドレだけが出せる音です。





テレマン:トランペット協奏曲ニ長調 第二楽章






次は最終楽章ですが、最後の高音だけでも大変な「名人芸」だと思います。


テレマン:トランペット協奏曲ニ長調 第四楽章







突然、モーリス・アンドレの訃報に接し、心の準備が出来ていなかったので、今日はこれしか載せませんが、

何しろ、40年も聞き続け、憧れてきたトランペット奏者ですから、まだまだ、何度かに分けて、その偉大な業績(=演奏)を

ご紹介したいと考えております。今まで一体何度、モーリス・アンドレについて書いたか。

一覧性という点ではブログより、ウェブ日記エンピツが勝るので

目次のページ「モーリスアンドレ」で検索した結果をご覧下さい。

モーリス・アンドレ先生のご冥福を心よりお祈りします。

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2012.02.26

どうやら、実の母がボケ始めました。

◆私事ですが、人に相談出来ずに困っている方が多いと思うので、書きます。

本来、「JIROの独断的日記」は私事を綴る日記ではないのですが、高齢化社会が進み、これから

一層、この問題は大きくなると思います。しかし、はじめてボケ老人に遭遇する人は

それが「ボケ」であることすら、分からないのです。


ですから、自分の気持の整理とストレスを緩和することも目的ですが、

他の方にも役に立つ情報を含むかも知れないので、敢えて書きます。


私の父方の祖母は25年前に92歳で老衰で他界しましたが、

最後の10年ぐらいは、呆けてました。


最初は、軽い物忘れとか、同じ話を何度も繰り返す、ぐらいですが、

やがて、妄想を抱くようになり、真夜中にリビングで地団駄を踏み、

鬼のような形相で立っていて、

皆(家族。当時は健在だった父、母、兄、私)が自分(祖母)に隠れて、この土地と家を売ろうとしている。

といいます。

今から考えると、明らかに精神科医の診察と治療に適応する状態です。

精神科が扱う領域は広く、その範囲ですが、この当時はまだ

今ほど、精神科(もう少し柔らかくいうと、「メンタル・ヘルス」でしょうか)の情報が啓蒙されておりません。

認知症や、アルツハイマー、等という言葉も世間に認知されていなかった。


そして、精神科への偏見は今でも一般の間にも医療関係者の間にも、残っていますが、

25年前は、もっと激しい偏見がありました。


父も祖母がもはや精神状態が普通ではないことは、分かっていたでしょうが、
母親を精神科(=キチガイ病院)に診せる

ことなど、考えたくも無かったのでしょう。何もしませんでした。

父や、既に就職して地方の支店に勤務していた兄は、ボケた祖母とずっと一緒にいるわけではないから

良いでしょうが、散々な目に遭うのは、専業主婦の母です。

徘徊したり、自分の排泄物を家具に塗ったりという激しい行為はありませんでしたが、

なんと言ったらいいのでしょう。とにかく、ボケた人と同じ家に朝から晩まで一緒にいると

発狂しそうになります。


母はよく耐えて、祖母の面倒を見たと思います。

私は、祖母のボケの初期の頃は学生だったので、父や兄よりは、母の苦労を知っています。

祖母のボケが進み症状がひどくなってからのことは、思い出したくありません。

しかし、皮肉なことに、今度は私の母が、ついに「ボケ」の症状を呈し始めたのです。


◆症状の出方。

私は5年前に昔の実家があった場所に建てたマンションの一室に住んでいます。

等価交換という方法で建てたので、私がマンションの「大家」ではありませんが、

15件の一室に妻子と住んでいます。それは、母の希望もありました。


ところが、最近、他所で、母は

「息子(注:私の事です)が、マンションを『ぶんどって』私(母)を追い出してしまった」

と吹聴していると聞き、仰天しました。人聞きが悪いにもほどがある。

この部屋は登記上、母と兄と私の共同所有となっている、つまり空間を見ても分からないけど、

民法上、所有権により三人の「持ち分」がある。母のそれを私が奪っているのではありません。


私の事ばかりではなく、友人や知り合い、実に色々な人の悪口が極度に多いのです。

その人達が母に何らかの害悪を加えた訳でも、加えそうな人達でもないのです。


どうも、おかしい。

私は、遺伝的に高血圧(本態性高血圧)なので1ヶ月に一回、近所のドクターに

診て頂いて降圧剤を処方して貰うのですが、そのドクターは、母のことを以前から御存知です。

今日、ちょうど月一回の診療日だったので、行ったついでに、母が事実無根の悪口をいうので閉口している

と相談したところ、間髪をいれず、
それは、ボケ始めでしょう。何かを「ぶんどられた」とか言っていませんか?

とおっしゃる。正にその通りなので、大変驚きました。

先生によると、ボケといっても認知症、アルツハイマー以外に多発性脳梗塞といって、

致命的ではないけれども、脳内の細い血管が詰まる小規模の脳梗塞が脳のあちこちで起きると

人格に変容をきたすことがある、とのお話でした。

いずれにせよ、一度頭部CTを撮る必要がありますが、何しろ当人(母)に病識

(自分が病気であるという意識)がないので、どうやって検査を受けさせるか。

ボケ始めの老人を抱えた人が皆遭遇する悩みです。

まあ、今日はこの辺で。また、何か大きな変化があったら書きます。

それにしても、自分の病が十数年かけて漸く少し良くなったと思ったら、

親戚に死にそうなのが二人いたり(昨年末時点では三人でしたが

先々週、1人、他界いたしました)、親がボケ始めたり、

よくも色々と起きるものです。

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2012.02.25

読売新聞「人生案内」に見る「人の悩みを親身になって聞く」ということ。

◆記事(相談内容):過去に戻りたい15歳(2012年2月4日 読売新聞)

15歳、無職女性。以前からずっと「過去に戻りたい」と思い続けています。

「そんなこと、できるわけない。あり得ない」と言われるのはわかっています。

自分でもいろいろと方法を探しましたが、見つかっていません。

今は寝る前に「朝起きたら、過去に戻っていますように」と祈ることぐらいしかできません。

人生でやりたいこともなく、無気力な生活を送っています。新聞を読むぐらいで、

それ以外は普段、ほとんど何もしていません。時がただ流れるのを待つだけの日々で、息苦しく、

このまま年齢を重ねていくことに怖さを感じます。毎日楽しくなくて、

「やり直せたら」と考えてしまうのです。過去に戻れないなら死のうと思ったこともあります。

時間を戻す方法を知っていたら、教えていただけませんか。(群馬・N子)


◆回答

「過去に戻りたい」というご相談……。最初の部分を読むと、「タイムマシンをどう作るか」というSF的なご質問か、

あるいは相対性理論の話かなと思ったのですが、読み続けると、

「現在が楽しくないので、過去に戻ってやり直したい」という願望だと分かりました。

普通なら、なぜ楽しくないのか、具体的にどんな苦労があるのか、

人間関係の問題などの「生々しい」現実が書いてあるに違いない。

しかし、あなたはただ「過去に戻りたい」という形で全てをまとめてしまっている。

これはかえってあなたの苦悩の深さを物語るような気がします。

ここで私の頭の中に浮かんだのは、

「『現在』は一瞬にして『過去』になる。過去と現在の区別はそれほど大きくない」

という考えです。

こう考えると、過去に戻ってやり直したいというあなたの姿勢は、ある意味前向きであって、

現在を積極的に生きたいということと大して違わないとも思えます。

あなたはやりたいことがなく無気力と言いますが、それは何かやらねばという真摯(しんし)な姿勢の裏返し。

過去に帰ることを考えるよりも、自分の中にある前向きの意欲に気づくことが大事だと思いました。

(野村 総一郎・精神科医)


◆コメント:「親身になって考える」ということ。

回答者の野村先生は、私の主治医で、10年以上お世話になっているのでよく存知あげていますが、

それでも、毎回、「人生案内」の真摯な回答を読むと感動するのです。

「相手の立場になって考える」ことが大切だ、ということは観念的には、みな、知っていますが、

実際は、なかなか出来ないものです。自分の経験の範囲内で解釈し、

簡単に「甘い」などと切り捨ててしまいます。

しかし、野村先生は違うのです。感動的なほど、「相手の立場になって考える」ことを

野村先生ほど真摯に実行している人物を、ドクターであろうがなかろうが、私は他に知りません。


この「悩み」を一見すると、普通の人は「バカバカしい」と思ってしまうことでしょう。

相談者は15歳で「やることが見つからない。過去に戻りたい」、と訴えている。

普通の(精神科医を含む)大人であれば、まず、99%の人は、

あなた、まだ、15歳でしょう? やることを見つけるのはこれからでしょう?

過去に戻るって、あなた、15歳から「過去に戻っ」たら、生まれてないでしょう?

という、たぐいの回答をしてしまうと思います。

しかし、野村先生は、驚くべき事に、なんと相談者の年齢には一切言及していません。

大人が子供に教え諭す、という姿勢でもありません。

「悩みそのもの」だけに着目し、論理的に回答しています。

この「相談」に関しては、先生にまだ聞いていませんが、実際の相談はもっと長文であることが

多いけれども、紙面の都合で編集されていることが、しばしばあるそうです。

完全に私の想像ですが、実際の相談者の文章はもっと詳細な長文だったのかもしれません。

野村先生は、それを読み、相手の理解度、精神的成熟度を見極め、この15歳の相談者が理解できると判断し、
ここで私の頭の中に浮かんだのは、

「『現在』は一瞬にして『過去』になる。過去と現在の区別はそれほど大きくない」

という考えです。こう考えると、過去に戻ってやり直したいというあなたの姿勢は、ある意味前向きであって、

現在を積極的に生きたいということと大して違わないとも思えます。

と、大人でもよく読まないと瞬間的には理解しにくい、かなり哲学的な回答を示しているのです。

日本語の「親身になって考える」という表現は、あたかも、野村先生の回答の為に用意されたものではないか、

とすら、私は思います。

実は、野村先生の人生案内について書くのはこれが二度目です。前回は、
2011.03.10【書評】人生案内「もつれた心ほぐします」(野村総一郎)

です。読売新聞「人生案内」の全ての分野の全回答者で、

回答が本になっているのは、野村先生だけだと思います。

これです。人生案内もつれた心ほぐします

人生には、ありとあらゆる悩みがあることを思い知らされますが、

同時に、野村先生の回答は絶対に、相手を突き放すようなことをしないのです。

自分には当てはまらない「悩み」であっても、野村先生の回答を読むと非常に暖かい気持ちになります。

私は、自分がうつ病になったことを恥とは思いませんが、勿論自慢にもなりません。

しかし、この病のおかげで野村先生に診ていただけたのです。

人生には不運が好運に結び付くことがあるのですね。

今一度、人生案内もつれた心ほぐしますを、お薦めします。

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2012.02.22

「大阪市、庁内メールを抜き打ち調査 組合活動巡り」橋下市長「業務命令」参与にデータ提供←憲法で禁止された「検閲」。

◆記事:大阪市、庁内メールを抜き打ち調査 組合活動巡り 橋下市長「業務命令」 参与にデータ提供(日本経済新聞 2012/2/22 15:30)

大阪市の橋下徹市長は22日、市役所内のサーバーに保存されている市長部局職員約2万3千人分のメールの

点検調査をしていることを明らかにした。このうち、職員約150人分のメールのデータは、

同市長から委嘱を受けている市特別参与に提供していたことも判明。

調査については職員に事前通知しておらず、組合側の反発は必至だ。

橋下市長はメール調査について「業務命令」と断言した上で、

「市役所の組合問題、市役所の政治活動の問題について市民は疑いを持っており、

徹底調査をするのは市民の求めだと思う。徹底調査で実態解明する」と狙いを話した。

橋下市長が問題視する職員組合による政治活動の実態解明をめざす狙いがあるという。

同市長は「メールを消去されて証拠隠滅されてしまう可能性があると考えたからだが、そもそも事前に通知する必要はない」と話した。

調査は組合問題を担当する特別顧問で弁護士の野村修也氏を中心に進められている。


◆コメント:明らかに、憲法で「一切禁止」されている「検閲」に該当すると思います。

「検閲」とは、何かというと、
公の機関が、国民の表現行為の内容や思想を強権的に調査することをいう。

思想・意見の発表以前に行われる「事前検閲」と、発表後に行われる「事後検閲」があり、前者は国民の声を直接封じるので完全に、思想・表現の自由の侵害となる。

事後検閲は、事前検閲よりも弊害が少ないように見えるが、実際は隠微な形で事前検閲が行われるような事態を生みやすい。日本国憲法第21条第2項は、一切の検閲を禁止している。

(有斐閣「法律学小辞典」)

念のため、日本国憲法第21条を読んで見ましょう。
第二十一条  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

○2  検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

憲法の文言には、「一切の」とは書いてありませんが、

例外があるときには、法律には必ず、「但し」という言葉が入ります。

逆にいうと「但書」がないときは、「例外なく」という意味です。


◆明日の大新聞社説が何と書くか。

橋下市長には、あの悪党小泉純一郎と思想内容は違うかもしれないけれど、

あまりものを考えない、大衆の人気を得る資質がある、という点で共通している。

しかし、あまりにも次から次へとやりたい放題で、権力という麻薬の中毒になりかけている

という印象を受けます。


それはさておき、これは、議論の余地がない。

橋下市長がやっているメールの抜き打ち調査はまさしく、

公の機関が、国民の表現行為の内容や思想を強権的に調査すること

以外の何物でもない。検閲です。

思想を調査し、その結果で解雇するとか拷問にかけるとかしなくても、

勝手に、大阪市職員のメール内容をチェックすること自体が「検閲」です。

そしてそれは基本的人権の基本、思想・表現の自由の侵害に結び付く可能性が極めて高い。

弁護士の橋下市長は、そんなことは百も承知の筈です。

つまり、「検閲」は「やってはいけないこと」だと知りながら

実行しているのですから、本当に悪い。


こんなの議論の余地すら無い。問答無用です。

明日の、全国紙、朝日、読売、毎日、日経を始め、大きな地方紙の社説が

この行為を「違憲だ」と書くかどうかで、その新聞の程度と根性が分かります。

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2012.02.21

【テレビ】「ドキュメンタリー」は決して真実そのものではない。

◆ドキュメンタリー番組は、「演出」してるんです。

昨日、今日の何か特定の番組について書こう、というわけではありません。

たまたま、思いだしたのです。

ドラマは勿論、芝居。虚構の世界ですが、ドキュメンタリー番組という言葉には

なにやら、「真実をそのまま映像に収めた」という印象を、我々放送業界とは無縁の

素人は想像します。


しかし、それは間違いです。

私自身は、勿論、取材の対象になったことなどありませんが、

以前、同じ職場に、学生時代はあるスポーツでそこそこ有名で、

しかし、社会人になるときには、そのスポーツとは全く無関係に

普通に面接を受けて入社し、自分の仕事でこれもまた、そこそこ、

「出来る人」という「ことになっている」人物がいて(仮にA氏とします)、

何度もテレビが来たのを直ぐ傍で見たのでよくわかりました。


しばしば、「有名人の素顔」などという触れ込みがありますが、

テレビに映って日常通りに行動出来る人などいない、と思います。

テレビに映る、ということは、カメラは勿論ですが、それ以外にも、

まず、強烈な照明があります。あの光だけで、素人は特に、幻惑されます。

それ以外に、音声を録音しなければなりませんから、あの猫じゃらしのオバケみたな

マイクを棒の先に装着して、上から、音を拾おうとしてます。

カメラ、照明、音声の3人がずっと至近距離で控えている。

これだけで、既に十分「非日常」です。


意識するなと言われたとしても、到底そんなことはできない。

さらに。ある人物のドキュメンタリー番組を作ることを企画した時点で、

テレビ局は、どうやら、その人物をどのような人物像にするかを「決めて」いるのです。


ですからA氏に対して、これは本当に驚いたのですが、

「演技」を要求するのです。


現実の世界では、A氏は、かなり「威張っ」ていて、朝挨拶してもロクに

返事をしない、嫌な感じの人なのですが、テレビ局員はA氏に対し、

向こうから歩いてきて、部下のこの人の肩をポンとたたいて、「調子はどうだ」とにこやかに言って下さい。

と要求するのです。つまり、A氏の本当の人柄なんかどうでもいいのであって、

予めテレビ局が「この線で行こう」と決めてある、その「線」に無理矢理合わせるのです。

私は、当然、何も知らずにこの番組を見た人々は、「本当は普段から感じの悪い」A氏を

「爽やかないい上司」として記憶に留めることになるだろう、と思いました。


このように、テレビに映っていることは、「自然な日常を撮っている」ように

見せかけていますが、非常にデフォルメされていることが多いのです。

映像に映っていることは「ドキュメンタリーだから」といって全てそのまま

信用しては、いけません。

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2012.02.20

「気になる点全くない」=医師団、連携の良さもアピール-天皇陛下手術←要するに順天堂の天野医師が執刀医です。

◆記事:「気になる点全くない」=医師団、連携の良さもアピール-天皇陛下手術(時事通信:2012/02/18-22:05)

「これ以上はないというものができた」「気になる点は全くない」。18日午後、東大病院で開かれた会見で、

出席した執刀医らは満足そうな表情を浮かべ、手術がうまくいったことを示す発言が相次いだ。自分たちのチームワークの良さもアピールした。

「プレッシャーもなく、順調に行うことができた」。会見で手術が成功したかと問われた小野稔・東大心臓外科教授は自信をのぞかせた。

天野篤・順天堂大心臓血管外科教授は「天皇陛下が公務を行い、日常の生活を取り戻したら、成功と言える。

現状で判断するのはやや尚早」としたものの、「普段やっている手術通りのことができた」と振り返った。

両医師はチームワークの良さも披露。小野教授が「天野先生の技術は超一流」と持ち上げると、

天野教授も「東大病院のハード、ソフト、日ごろのトレーニングが非常に懐深く、極めて実践的になされていたことに敬服する」などと応じた。

退院まで誰が主治医か尋ねられると、小野教授は「主治医はなじまない。主治医チームだ」と全員で管理に当たることを強調した。

永井良三・東大循環器内科教授は「素晴らしい手術をしていただき、安堵(あんど)した。

お互い心を合わせることに若干の懸念があったが、全くの杞憂(きゆう)だった」とたたえた。(2012/02/18-22:05)


◆コメント:東大の医者だけで出来るオペなら、順天堂から呼ばないですよね?

山崎豊子が、小説「白い巨塔」をかいた頃に比べると大分マシになったようだが、

医者の世界には、まだまだ、「メンツ」とか「縄張り」意識があるようだ。


東大病院が選ばれたのは昭和天皇のオペも東大だったし、

今上(きんじょう)天皇(現在即位中の天皇の呼称)の前立腺癌手術も東大で、

「天皇陛下の入院・手術受入体制」に慣れていることや、警備上も過去の例があり、

やりやすい、などの都合があったのだろう。


2月18日に天皇陛下の心臓の冠動脈バイパス手術後、記者会見で中央に座っていたのは、

小野稔・東大心臓外科教授だが、東大の医者だけでオペが出来ると言う確信があったなら、

わざわざ順天堂の天野医師を呼ぶ必要は無かった訳で、

どうしてそうなったかというと、要するに天野篤医師が人工心肺装置を装着しないまま行う、

「オフポンプ術式」で、抜群の実績があり、東大にはそれほどの実績をもつ医者がいなかったからである。

冠動脈バイパス手術は以前は、心臓が動いたままだとやりにくいから、一旦心臓を停めて、

その代役を人工心肺装置が果たしていたわけだが、そうすると、患者への負担が大きく、また

後遺症の可能性が高くなるので、心臓を動かしたまま、ポンプ(人工心肺)を使わない、

「オフ・ポンプ」(off-pump)冠動脈バイパス術という手術のやり方が開発された。


天野医師は、off-pump冠動脈バイパス術が「専門」である、と順天堂のプロフィールに

記載されているほどで、今回の手術は、天皇陛下の手術ということで、注目されたが、

医師達がネットに色々書いているのを読む限り、症例としては、普通のもので特別に心配は要らず、

特に、執刀医が天下の天野医師なら、「まあ、大丈夫だろう」という予想だったらしい。


そして彼らの予想どおり、淡々と手術は済んだ。


執刀医は、天野医師で記者会見でも本来は、天野医師が真ん中に座るべき所だが、

そこは、それ。東大医学部の「メンツ」があるから、小野東大教授があたかも自分がオペを

成功させた、と言いたそうだったが、さすがにみんな知ってるから、そこまでは言えない。

本当の執刀医天野医師は、

「陛下が術前に希望なさっていた、務を行い、日常の生活を取り戻したら、成功と言える」

と言ったが、素人考えでも、本当のオペの成功とは、そう言うことだろうと思うし、

天野医師の発言は、陛下が以前の日常を取り戻せるまで、責任を持つ、ということで、

ドクターの良心を強く感じた。


昭和天皇の頃は侍従長が、
天皇陛下は天寿を全うされるべきで、玉体(天皇陛下の身体)にメスを入れるべきではない。

と言ったほどであるが、今やごく当たり前に陛下のしかも心臓にメスを入れる。

隔世の感があるが、無論、オペで今上天皇が狭心症から解放され、今後も普通に暮らせるようになるのだから、

その方が良いに決まっている。

とにかく、現在、202月19日(日)23時44分だが、術後の経過にも問題無さそうでなによりである。

もう一度、強調するが、これは、何だかんだいって、順天堂の天野ドクターの力量を反映している。

手術時間が短く、人工心肺を使わず、出血も少なかった。つまり、患者(天皇陛下)の身体が、オペによって

受けたダメージ(それがゼロ、ということはあり得ない。)が非常に低かったから、回復も早いのである。


一言だけ嫌味を書かせて貰うと、記事の中に東大心臓外科、小野教授の言葉で、
退院まで誰が主治医か尋ねられると、小野教授は「主治医はなじまない。主治医チームだ」と全員で管理に当たることを強調した

と、あるが上手く言ったら手柄は出来るだけ東大のものとしたい。そして

失敗したら、「主治医の天野先生が最終的な責任者言わざるを得ない」とかいうのだろう。「白い巨塔」はそういうところだ。


いずれにせよ。

天皇陛下のご快癒をお祈り申しあげます。

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2012.02.18

「首相“集団的自衛権 議論も”」←議論するなとは言えないが、集団的自衛権は絶対ダメ。

◆首相“集団的自衛権 議論も”(NHK 2月17日 19時22分)

野田総理大臣は、衆議院予算委員会の集中審議で、政府が憲法解釈上許されないとしている集団的自衛権の行使について

「解釈を変えることは考えていない」としながらも「さまざまな議論はあってしかるべきだ」と述べました。

この中で、野田総理大臣は、集団的自衛権の行使について「従来から政府としては行使できないという解釈をしてきた。

現時点で、内閣総理大臣として、その解釈を変えることは考えていない。ただ、自民党でも問題提起があるし、民主党にも意見を持つ人がいる。

さまざまな議論があってしかるべきだろうとは思う」と述べました。

さらに、野田総理大臣は、昭和32年に閣議決定された防衛政策の基礎となる「国防の基本方針」について、

「時代によっていろいろ状況が変わってきているのに、半世紀も見直しがなかったのはうかつだった。

大いに議論すべきだ」と述べました。

一方、在日アメリカ軍の再編計画の見直し協議で、海兵隊のグアム移転の規模が縮小することに併せて、

移転経費の日本側の負担も減るかどうかについて、安住財務大臣は「今後の交渉の推移を見守りながら、

対応していきたいと思うが、人数の多い少ないにかかわらず、相当規模のインフラ整備が必要になってくるので、

基本方針は今の段階では変わりない」と述べました。

さらに、防衛省沖縄防衛局の真部局長が選挙に関する講話を行っていた問題について、

田中防衛大臣は「業務として選挙に臨んでいる面もあるのでさかのぼって調査している。

今後、防衛省の職員が誤解を与えるようなことがあってはならないと思っており、

そろそろ調査が終了するめども立ってきたので、そんなに遠くない時期に対処していく」と述べました。

一方集中審議では、田中大臣が、グアムに海上自衛隊の基地を作り、哨戒機で海域を監視することができるかどうか問われ、

「今の法体系ではできない」と答えましたが、直後に玄葉外務大臣が「不可能ではない」と訂正する場面も見られました。


◆コメント:何度繰り返し書いたか分からないほどですが、大事なことだから、また、書きます。

今、ふつうに「憲法改正」の問題といったら、戦争放棄を謳った、日本国憲法第9条を変えるかどうか、という話です。

たった、70年前にアメリカ・イギリスなどを敵に回して戦争を始めて、原爆を二回も投下され、今なお後遺症に苦しむ人がいる。

300万人もの国民が亡くなった。東京も、名古屋も、大阪もB29というアメリカの爆撃機の空襲で焼け野原になった。

戦争体験者は随分少なくなりました。私も戦争を知りませんが、自分が知らない過去を知るために「歴史」を勉強するんですね。

で、ちょっと勉強したら、戦争なんてアホなもの、絶対やったらいかん、と思うのが普通の、まともな知能の持ち主だとおもいます。


現実には、また、憲法を変えて日本が戦争を出来る国に変えるべきだ、と主張する日本人がけっこう、おおぜいいますが、

はっきり言って、死んでも直らんバカだと思います。


私は自衛隊の存在は一向に構わないと思いますが、自ら戦争を始めることを認めては絶対にいけない。

集団的自衛権の行使を認めるというのは、戦争に巻き込まれるのがほぼ確実になるということです。


◆個別的自衛権と集団的自衛権。

最も極端な、「護憲」論者は自衛隊の存在自体が違憲だといいますが、それは現実的に考えてアホだと思います。

自分が武器を持たなければ、誰もケンカを売ってこないというほど、人間は崇高な動物ではないです。

直ぐ隣の大陸にある、世界一人口が多い国なんか、スキを見せたら攻めてくる可能性が十分にあるし、

首領様がおかくれになって、新しいデブがまた首領様になった、あのお笑い国家は核弾頭を搭載できる

ミサイルを持ってます。

日本人は、自衛隊という実際には世界で何番目かの協力な兵力を持ちながら、戦後、日本国憲法を守って、

自分達から、他所の国を侵略したり攻撃したことは、ありません。ただの一人も殺していません。

こんな国は世界史上初めてでしょう。

しかし、こちらが攻めなくても他の国が攻めてきた場合、この兵力で応戦することは、合憲です。


何故かと言うと、日本国憲法は前文には、

われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

と書かれています。「平和的生存権」という基本的人権の中の更に基本ですが、「全世界の国民」ですから、当然、日本国民が含まれます。

言い換えると、日本国憲法は、日本国民が平和に暮らす権利を守る、と言ってるのですから、

他の国が侵略してきたり、日本を狙ったミサイルが飛んできたら、黙って殺されて言い訳がないです。

自国に危険が迫ったら、国家は、国民の平和的生存権を守らなくてはいけない。当たり前です。

これが個別的自衛権の行使です。

その限りにおいて自衛隊は必要ですから、その存在は合憲です。


集団的自衛権というのは、日本自体が攻撃されたり、侵略されて亡くても、自国と密接な関係にある

同盟国、要するにアメリカですが、アメリカが第三国から攻撃されたら、それを日本が攻撃されたと同様に

みなして、その第三国を攻撃して良い、ということです。

これは、いけません。国連加盟国は国連憲章を守らなければなりませんが、

国連憲章は、日本国憲法に似ていて、基本的に、武力行使は違法行為なのです。
国連憲章第2条第4項 すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、

また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない。

しかし、自国や同盟国が攻められたときは、国連平和維持軍か、多国籍軍が助けにいくまで、応戦していいよ、ということになってます。
第51条 この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、

個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。

また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持または回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない。

日本で「集団的自衛権は、国家が本来持って居る自然権なのだ」とか云う人がいますが、とんでもない話です。


もともと、集団的自衛権を行使したいというときには、国連の承認が必要だったのです。

国連憲章の原案は、1944年に作られた「ダンバートン・オークス提案」といいます(ダンバートン・オークスとは、ワシントン郊外の地名です)。

ダンバートン・オークス提案では、同盟国が攻撃・侵略されたときに、自国への攻撃と見なして武力行使をするためには、

全て国連安全保障理事会の許可が必要とされていたのです。

ところが、米国とラテンアメリカ諸国がダンバートン・オークス提案に反対しました。

これらの国々は、1943年、チャプルテペック規約という条約を締結し、

米州諸国間での集団的自衛権行使を可能にしていたのです。

しかし、ダンバートン・オークス提案のままで国連憲章が成立すると、米州諸国間での行動に支障が出ます。

いちいち、安保理の許可を得なければならないことになるので、面倒なのです。

それで、最終的に国連憲章を採択した、1945年のサンフランシスコ会議において、

アメリカが、普遍的に集団的自衛権の行使を認める51条を挿入させたのです。


ややこしいので、簡単にまとめます。

集団的自衛権を国連憲章が認めているのは、アメリカの都合であとから第51条を押し込んだからです。

国家が本質的に所有する、自然権でもなんでもないのです。

日本に集団的自衛権の行使を認めたら、絶対アメリカの「パシリ」にされます。

あの国はずっと人殺しを続けています。全く正当性が認められないイラク戦争を始め、

アーミテージというプロレスラーのような国務副長官が来日して、
"Show the flag."(旗幟を鮮明にしろ)

と言ったら、小泉内閣は震え上がってイラク復興支援特別措置法を強行採決し、

自衛隊をイラクに派遣しました。自ら武力行使をしなくても交戦中の同盟国の後方支援を

することは、集団的自衛権の行使であり、違憲だったのです。

集団的自衛権が「違憲だ」という状況下ですら、あの有り様です。

集団的自衛権を「合憲」としてしまったら、どこまで人殺しの手伝いをさせられるか

わかりません。野田首相の発言のとおり、言論の自由は保障されているので、

「日本の集団的自衛権容認賛成」という、自由はありますが、

私は、絶対に日本に集団的自衛権行使を認めてはいけないと、過去10年何十回も書きました。

その考えは、今でも全く変わりません。

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2012.02.17

「N響アワー」終了反対メール(三回目)

◆三回目の抗議メールを送りました。

過去2回、NHKのウェブサイトからNHK・番組へのご意見・お問い合わせメールフォームから、

N響アワーを終了するべきではない、と言うメールを送りました。

一回目は、

2012.01.30「N響アワー、3月末に終了」←NHKに送った「抗議」メール。

すると、多くの読者の方から、コメントやメールを頂戴しました。

大多数の方が、やはり私と同じく「N響アワー終了反対」というご趣旨でした。

しかも、抗議メールは、私がブログに掲載したものと、文言(もんごん)が全く同じ内容でした。
2012.02.04「N響アワー」終了について、NHKから返事が来ました。

そこで、私は、二回目のメールを送りました。
2012.02.08「N響アワー、3月末に終了」←NHKに再び(2回に分けて)送った抗議メール。

これに対して、やはり、多くの方から、「賛成である」というご趣旨のご意見、メールを頂きました。

その後一週間待ちましたが、案の定、「2回目の抗議メール用テンプレート」は準備してなかったようで、

なしのつぶてです。


こちらは、年間25,520円の受信料を支払っていますし、

抗議メールの内容は怒りに満ちていますが、NHKは、最初だけは予め用意しておいたレスを発信するが、

同じ番組に対する2回目以上のクレームは無視する、という方針を決めているようですね。

メール・フォームのページにも、「必ずしも返信するとは限らない」と書いてあるから、

あれで、免責、のつもりなのでしょう。しかし、だからと言って黙ったらダメなんですよ。

たとえ、「ららら」が始まっても文句を言い続けなければ。

日本人あっさりし過ぎ。よく言えば、さっぱりしている。悪く言えば直ぐ忘れる。

文句を受け付ける側は、それをよく知っているのです。

という次第で、三回目のメールをNHKに送りました。


◆メール本文:N響アワーの終了反対(三回目)

過去2回、1月29日、2月7日に、N響アワーを終了させるべきではない、と言う趣旨のメッセージを送りました。

一回目は返信を頂きましたが、「らららクラシック」の番組紹介文そのままでした。

そのことを2回目のメールで指摘しましたが、何らお返事は頂けないようですね。

私と同様、N響アワー終了反対、のメールを送った方々は、皆さん一言一句全く同じ返信を受け取って呆れています。

今更、どうしようもないといわれるのでしょうが、このままですとN響アワーファンは皆、怒って、

「ららら♪クラシック」は見ないと言っておられます。

30年間、N響アワーを見ていた人の支持を失い、これからクラシックを聴いて見ようという人々によって、

その穴(視聴率の低下)を埋め合わせるのは無理でしょう。

取り返しが付かない事になる前にN響アワー存続を決断した方が良いと思います。

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2012.02.15

札幌オリンピックから40年です。「虹と雪のバラード」「札幌オリンピックファンファーレ(三善晃 作曲)」など。

◆1972年2月3日から13日まで、札幌で冬季五輪が開催されました。

のっけから何ですが、失敗しました。

折角40周年なのですから、当時の開催期間に合わせれば良かったのですが、昨日までだったんですね。

しかし、今日気がついて、まだ良かった。


五輪公式サイトに、Sapporo 1972として記録されています。

今では、夏の五輪と冬季五輪は2年ごとに交互に開催されますが、

こうなったのは、かなり最近のことなのです。調べて驚いたのですが、

Wikipedia、近代オリンピック 開催国を見ると分かります。

1992年までは夏季、冬季五輪は同じ年に開催されていました。


◆開会式で演奏されたファンファーレ。

札幌オリンピックは日本で開催された2度目のオリンピック(1度目は1964年の東京五輪。夏季大会)です。

最近、オリンピック大会ごとに独自の新しいファンファーレって、作曲されているのでしょうか。

以前はあったのです。記憶に残っている最後は、ロサンゼルス五輪のジョン・ウィリアムズ(スターウォーズなどの

映画音楽の作曲者)ですが、それはさておき、

東京五輪は一般公募で、長野県の今井光也氏の作品です。


東京オリンピックファンファーレ







見事ですね。


札幌オリンピックファンファーレは、現代日本の代表的作曲家、三善晃(みよし あきら)氏の作品です。


札幌オリンピックファンファーレ






意識的に不協和音を使っておられますが、見事なファンファーレです。

これは、詳しい逸話を調べたいと思ったのですが、あいにく見つからないので、記憶で書きます。

札幌オリンピックの開会式の当日は晴れていましたが、1972年2月3日(開会式当日)の札幌は、

最高気温がマイナス1.9℃、最低気温がマイナス8.4℃。当然ながら寒いですね。

これで屋外で開会式を行ったのですから、ファンファーレを待っている間、

自衛隊音楽隊の方だと思いますが、ファンファーレまで屋外で待っているとなると、楽器が冷えます。

半端じゃないですね。管楽器に限りませんが特に管楽器は冷えるとピッチは下がるし、それ以前にこれぐらい

寒いと、放っておいたら、管が冷え切り音が出ないんですね。さらに、確かNHKのアナウンサーが開会式実況中に

それ以前に取材したのでしょうが、ファンファーレ隊の方々は、楽器を寒気に晒しておくと、トランペットのあの

ピストンの部分が凍ってしまいそうになるので、楽器を暖め続けるのに、普通は息を吹き込めばよいのですが、

この時の札幌ほど寒いと、それだけでは暖まらないので、色々苦労があったとのことでした。


◆「日の丸飛行隊」と「ジャネット・リン」

元来スポーツに関心がない私ですら、良く覚えております。

70メートル級ジャンプで、日本の笠谷選手、金野選手、青地選手が、

金・銀・胴メダルを独占したのです。

今だったらこんなニックネームをつけたら日教組とか、さぞや五月蠅いでしょうが、

当時は「日の丸飛行隊」と呼ばれました。

見ると分かりますが、この当時はまだ、空中で、スキー板をVの字の角度にせず(その方が飛距離が出ることが

分かったのは後年です)、両足の板を揃えて飛んでいます。銅メダルの青地選手はバランスを崩しかけますが、

それまで、足首をきたえていたので、板の角度を微妙に調性し、空中での姿勢を保ったそうです。


笠谷幸生 ・ 日の丸飛行隊 札幌オリンピック (1972年)







勿論、アナウンサーの実況が笠谷選手に聞こえているわけではありませんが、

さあ、笠谷。金メダルへのジャンプ!

と言われて、本当に金メダルを獲得してしまったのですから、そりゃあ、日本中が大喜びでした。



もう一人、私と同年代の男性は懐かしいでしょう。「氷上の妖精」、アメリカのフィギュアスケート、

ジャネット・リン選手。この人には、皆、ウットリしちゃったのですね。

今見ると、それは、40年前ですからね。ジャンプなんていったって、1回転か2回転ぐらいしかしていないのです。

それでも解説の方は「終わり近くなっても、ジャンプの高さが全然低くならない」と感心していますが、

そういうことは、どうでもよろしい。正に「妖精のような」という形容がぴったりする、可憐な美しさと

笑顔を絶やさないジャネット・リン選手に、日本中の男性が魅了されたと言っても過言ではありません。

この映像ではないのですが、スッテンコロリンと転んだことがありまして、その転んで立ち上がるときまで、

ずっと笑顔なんです。これには、参りました。

私は小学校6年でしたが、勝手に憧れてテレビの前で真っ赤になっていたそうです(お袋の証言ですが)。


Janet Lynn 1972 Sapporo







今、気がついてびっくりしたのですが、ジャネット・リン選手、フィギュアスケートに、

ベートヴェンの、序曲「レオノーレ第三番」の最後のプレストを使っています。

今、フィギュアスケートでベートーヴェンって、あまり見かけないように思います。

少なくとも「レオノーレ三番」は使わないでしょう。面白いですね。


◆「虹と雪のバラード」

これは、札幌オリンピックの「テーマ曲」ですね。

美しい旋律と、美しくロマンティックな歌詞。

この作詞者は、河邨文一郎(かわむら ぶんいちろう)氏ですが

なんと札幌医大の整形外科のドクター兼詩人なんです。

オリンピックの前の年ぐらいから随分歌われていました。色々な歌手がカバーしましたが、

何と言っても、トワ・エ・モアです。


【1972】【虹と雪のバラード】【トワ・エ・モワ】







なんと美しい日本語でしょう!

この歌を聴いた頃、子供心に行ったことも見たこともない「札幌」で

どんなに素晴らしいことが起きるのだろう?とワクワクした気持が蘇ります。

白状すると、今、ちょっと涙腺が緩んでおります。


トワ・エ・モアは4年で解散したのですが、数年前から又、歌っておられます。

たまらなく懐かしいです。

お若い方にはつまらなかったかも知れませんが、私と同世代以上の方は、札幌オリンピックを

懐かしく思い出されたのではないでしょうか。

それでは。

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2012.02.14

「11年度、実質マイナス0.4%成長」←「わずか」マイナス0.4%、だ。

◆記事:11年度、実質マイナス0.4%成長 12年度は1.9% NEEDS予測--11年10~12月期速報織り込む(日経)(2012/2/13 19:34)

日本経済新聞デジタルメディアの総合経済データバンク「NEEDS」の日本経済モデルに、

2月13日に内閣府が公表した2011年10~12月期の国内総生産(GDP)速報を織り込んで予測したところ、

11年度の実質成長率はマイナス0.4%、12年度はプラス1.9%の見通しとなった。


◆コメント:マイナスは、当たり前です。むしろ、1,000年に1度の大地震があって、よくぞマイナス0.4%(名目はマイナス2.2%)で止まった。

3月11日に東日本大震災があり、すっかり馴染みとなったサプライ・チェーンが途絶した時期があり、

さらには、今なお基幹産業である自動車産業等、日本を代表する大製造業がタイ洪水で工場稼働不可に陥った。

にも関わらず、11年度(2011年4月から今年の3月末まで)の実質成長率がマイナス0.4パーセントで済んだというのが

私には、むしろ、奇跡に思える。


もっとも、今はデフレの最中だから、実質GDPはあまり意味が無い。

大雑把に言うと、実質GDPは「量(生産量)」。名目GDPは「金額(売り上げ)」である。実質GDPとは、本来インフレの時に

意味を持つのである。

インフレーションといって、物価が上昇を続けているとき。

仮定上の話であり実際には、これほど物凄いインフレはないが、GDPは四半期(3ヶ月)ごとに発表されるが、

直近(今なら10月から12月)の物価水準が、前期(前の四半期。つまり7月から9月)の2倍になっていたとする。

そうすると、ある会社AがXという品物を同じ期間で100個つくり7月から9月は1万円だったものが、

物価高騰のおかげで2万円になる。すると名目は、7-9月の売上げであるから1万円×100個=100万円だが、

10-12月期には、同じく100個しか作っていなくても、売上げは2万円×100個=200万円となる。


おわかりの通り、ある会社Aの「生産活動」は全く拡大していないのに、物価があがると見かけ(金額)は増える。

そこで、インフレの際は、名目GDPを物価上昇率で割って、実際の経済活動が拡大しているかどうかを見るのだ。


今の日本では、ずっとデフレ(物価が下がり続ける事)が続いているのだから、量が増えても「売上げ」が増えないと意味がない。

だから、デフレの最中は、むしろ名目GDPの減り方に注意するべきなのだ。


日経の記事によると11年度は実質成長率はマイナス0.4パーセントだが、名目はマイナス2.2パーセントなのだ。


つまり物価の下落はまだ続いていて、余計、企業収益を圧迫し、これが個人所得を減らして、個人消費が増えず、

さらにデフレとなる「デフレ・スパイラル」と言われる所以だ。


だが、あれだけ、踏んだり蹴ったり。泣きっ面に蜂の状態で、よくぞ、名目マイナス2.2パーセントに収まったと思う。

しかも、あくまでも予測だが、来年度(2012年度。今年の4月から来年3月)の成長率予想は実質だが、

プラス1.9パーセントであるという。

あの大地震、東北太平洋側がほぼ壊滅したと言っていい、1,000年に1度のすさまじい地震と、想像だにしなかった津波により

大打撃を受けた国家。人類が体験したことのない、いまだに、どのようにして収束させたら良いのか専門家すら頭を抱える

放射能汚染を経験した国家が、その翌年度には、実質とはいえ、プラスの経済成長に転ずるであろうという。


昨年11月、2011年11月17日 、ジグミ・ケサル、ブータン国王陛下から国会で演説を賜ったのは記憶に新しい。

弊ブログでも取り上げた。

ブータン国王の余りにも過分のお言葉に、日本人として恥ずかしく思いました。

で、誠にかたじけなくも、ブータン国王陛下のお言葉に、
いかなる国の国民も決してこのような苦難を経験すべきではありません。しかし仮にこのような不幸からより強く、

より大きく立ち上がれる国があるとすれば、それは日本と日本国民であります。私はそう確信しています。

という一節があったけれども、手前味噌ながら、そのとおりではないか、と思う。

世界には、名前は出さないが、大地震とはいえ、昨年の日本と同様の地震、そのた自然災害に遭った国がいくつもあるが、

大抵は、一年経っても、ほぼそのままである。言い方がよろしくないが、あたかも「誰か何とかしてくれえ」と言わんばかりだ。

しかし、外国のマスコミが驚嘆していたように、日本人は何と津波で家や家族、仕事も財産さえ失った人々が、地震直後から

黙々とがれきを片付けていた。余程のおどろきだったのだろう。

こういう所は、日本人はやはり、「とてつもない民族」である。そう信じたい。

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2012.02.13

【音楽】バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ジェームズ・エーネス。

◆一人、逝きました。

週初から、こんな話で恐縮ですが。

去年、

2011.11.23【追加】私事で恐縮ですが、予めおことわり。

で、
私と血は繋がっていないけれども「身内」で、末期ガンで今年中には間違いなく死ぬのが1人おります。

と書きましたが、予想よりも保ちましたけれども先週他界しました。

全然親しくも何ともなくて、最後に会ったのは14年前ですし、それ以前も殆ど話したこともなく、

悲しくも何ともないのですが、同い年の人間が死ぬのは、あまり気持の良いことではございません。

何となくくたびれまして、土日は寝ていました。

天下国家を論ずるのはちょっとしんどいので音楽にします。

以前から、何度も褒めている、カナダのヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス(Jamaes Ehnes)氏による、

バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番を聴いて頂きます。

音源は、Sonatas & Partitas Soloist Vnです。

随分安くなりました。私が購入した頃は6,000円以上しました。


◆バッハ無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006

能書きは、一切書かないことにします。

プレリュード







ルール





ガヴォット







メヌエット Ⅰ







メヌエット Ⅱ







ブーレ







次が最後。
ジーグ






バッハの無伴奏ヴァイオリンの為の、ソナタ・パルティータ各3曲、合計6曲あります。

その一部を取り上げた事はありますが、

全曲を載せるのは、このパルティータ3番が初めてです。

最初はつまらないかも知れませんが、何度か聴いているうちに

段々、この音楽の美しさがわかるのではないか、と思います。

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2012.02.10

大阪市音楽団の存続、橋下市長「一から考える」岸和田の「だんじり」を禁止すると言われたらどうします?

◆記事(再掲示);大阪市音楽団の存続、橋下市長「一から考える」(日本経済新聞 2012/1/20 1:52)

日本で最も古い交響吹奏楽団とされる「大阪市音楽団」(大阪市中央区)について、

同市の橋下徹市長は19日、「一から(あり方を)考える。存続という結論ありきでは考えない」と話し、

運営の見直しを示唆した。

1923年結成の大阪市音楽団の楽団員約40人は大阪市の職員。

市は人件費など年間約4億円を支出しており、

橋下市長は活動意義を認めながらも、文化行政見直しの一環として

「お金の使い方を抜本的に見直さないといけない」と話した。

同楽団は定期公演のほか、中学や高校の生徒を対象とした講習会を実施。

甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催される選抜高校野球大会の入場行進曲を演奏し、

録音していることでも知られる。

橋下市長は「色々な意見が出ると思う。最終決定は行政の反論とか意見を聞いてから」と述べた。


◆コメント:続報が入らないのでよく状況がわからないのですが。

橋下市長の言動を見ていると、完全に「調子に乗り過ぎ」である。

良いか悪いかは別として、日本のムラ社会の慣習はいまでものこっている。

ホリエモンとか村上ファンドとか(あいつらはカネ儲けが絡んだから余計嫉まれたが)を

見ればわかるように、年長者に仁義を切らないで、いい気になっていると、あるとき突然潰されるのである。

今は、自民党も民主党も上手く使えば、次回の国政選挙で票集めにつかえるかどうか、

観察するために「泳がせ」ているのであろう。


Wikipediaによれば、彼の父は暴力団員で、同和地区に育ったそうだから、

クラシック音楽などには縁が無かったのであろう。

人間は「運命は努力で変えられる」という。私は懐疑的だが、仮にそうだとしても、

人間の「宿命」はどうしようも無い。つまり親は撰べないし、どこのどのような環境に

生まれ育つかは、我々の意思とは無関係に決定される。したがって、どのような親で

あろうが、何処にうまれようが、そのこと自体によって人間を差別するべきではない。


しかし、成人してからの思想は、本人の選択であるから、これは批判して構わないであろう。

彼の言動を見ていて思うのは、高尚なもの、或いは高尚そうなものに対する

極めて強い敵愾心(てきがいしん)である。


予算云々というのは後付けであり、とにかく、自分に縁がなく、恵まれた家庭の子女がやるもの、

というイメージがまとわりつくクラシック音楽に対して、強烈な嫉妬心を覚えて、潰してやりたいのであろう。

とはいえ、大阪府知事も、大阪市長も絶対的独裁権力の行使を公然と認められていないので、

支援を打ち切ることによって、やがて、大阪フィルや大阪市音楽団が財政的に破綻して

潰れても構わない、という未必の故意を持っている、ことは明らかだ。

しかし、個人の嗜好で、長く人々に愛され、存続したものを破壊するべきではない。


◆大阪の人。「だんじりは危険だし、なくても誰も死なないから、以後、禁止する」と言われたらどうします?

現在放送中のNHKの朝の連続テレビドラマ「カーネーション」は、デザイナー、コシノ三姉妹の「お母ちゃん」、

小篠綾子さんの生涯を元にしている。

先日、1980年代に、小篠綾子さんと三人の既に功成り名遂げた娘が

出演した番組を、NHKアーカイブズという、日曜の番組で放送していた。


それを見て分かった。

トーキョーモンの私ですら、「岸和田→だんじり」の連想が浮かぶが

だんじりは勿論岸和田だけではなく、かなりの場所でやるようだ。

そして、よその人間にはわからないほど、「だんじりこそ、人生のエネルギー源」

という思いがあるようだ。


コシノ三姉妹は、今だに翌日早くパリ行きの飛行機に乗らなくてはならないスケジュールでも

「だんじり」の日は岸和田に帰らないと、気が済まないといった。


私個人の嗜好としては、「だんじり」に限らずとにかく、人混みが嫌いだから

祭には、何の興味もない。そういう人間の目から見ると、「だんじり」は実に粗野で、

毎年、必ずけが人が出ているであろうし、勢い余った「だんじり」(山車としてのだんじり)が

家屋に衝突する場面などを見ると、はっきり言って、全然面白くない。

より一層はっきり書くなら、見苦しい。不愉快である。


だが、あくまでも仮定上の話であるけれども、このような嗜好を持つ私が、もしも大阪府知事に

立候補して当選し、

だんじりは、危険だし、だんじりがこの世からなくなっても誰も死なないから、以後禁止する。

と、知事として、鶴の一声で決めたら、多分、私は遅かれ早かれ、暗殺されるだろう。


岸和田はじめ、大阪の人々の多くにとってほぼ人生とイコールであるほどの存在を消すのだから、

恨まれても仕方が無い。


オーケストラや吹奏楽団も「だんじり」なのである。

オーケストラや吹奏楽団は、やはりそれを愛する人々にとっては、「我が人生」である。

大阪フィルや、大阪市音楽団がなくなっても、世の中他にオーケストラ・吹奏楽団はあるだろう

というひとがいるかもしれないが、それほど単純な話ではない。結成してから長い期間存続している

合奏体は、それぞれ固有の響きや、固有の音楽表現上の特徴があり、他で代替できるものではない。

音楽好きにとっての「だんじりなのだ。

だんじりは、命をかけても守る価値があるが、クラシック音楽にはそれほどの価値はない、というのは、

主観的な評価に過ぎない。同じ人間で、片方の主観が他方よりも上位に位置する理由はない。

この世には、色々な人がいて、それぞれにとって、岸和田の人々にとっての「だんじり」に

相当するものをもっている。自分が興味がないから、というだけで安易にこれを潰すとか

廃止するとかいうものではないのである。

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2012.02.09

「年金改革で消費税10%超=野田首相、財源不足認める」←消費税を増税しても、税収は増えない。

◆記事:年金改革で消費税10%超=野田首相、財源不足認める(時事通信 2月4日(土)16時21分配信)

野田佳彦首相は4日、東京・三田の慶応大学で講演し、

消費税率を2015年10月に10%に引き上げるとした社会保障と税の一体改革に関し

「年金制度の抜本改革、社会保障改革をやっていく中で消費税が増えていく可能性はある」と述べ、

税率10%では将来的に財源が不足するとの認識を明らかにした。

民主党は昨年、最低保障年金を導入して新制度に完全に移行する75年度には、

現在想定する消費税率10%に加え、さらに最大で7.1%分が必要との試算をまとめている。

首相が税率10%超の必要性を初めて認めたことで、年金抜本改革の財源試算の提示を求める野党の圧力が強まりそうだ。

同時に首相は、さらなる消費増税の時期について「(新たな年金制度に)移行するまでに40年かかる」と述べ、

あくまで将来的な課題と強調。政府・与党の一体改革素案とは切り離して議論すべきだとの考えを示したものだ。

首相は一体改革について「私の政権の時に結論を出したい。今さえ良ければいいという政治をやっていくわけにはいかない」と述べ、

野田政権で実現を期す決意を表明。「一番、安定財源としてカウントできるのが消費税だ」と指摘し、

「実現には国民の理解が必要だ。これからも説明の機会をしっかり持っていく」と語った。

また、民主党が09年マニフェスト(政権公約)に消費増税を記載しなかったことを踏まえ

「関連法案を通した後、14年4月に8%に引き上げる方向性をご理解ください、

というマニフェストは出さなければいけない」として、消費増税を公約して次期衆院選に臨む考えを示した。


◆コメント:特にこの記事でなくても良いのですが・・・。

消費税関連の記事なら何でも良かったのですが、たまたま目に付いたので選びました。


ここのところ経済関連記事を書きませんでしたが、やはり書かないとダメですね。

私は、mixiに登録していますが、お使いの方は御存知の通り、記事毎に

「日記を書く」とか「つぶやく」という選択があるのですけれども、

勿論、一番日記を書く人が多いのは、「エンターテインメント」とか「社会」です。

「政治」となると大分減りますが、それでもまだ書く人がいます。

しかし、経済記事を見るといつも驚きますが、かなり重要なニュースが掲載されていても

日記を書いた人の数が「ゼロ」という場合が多いのです。如何に取っつき難いか、ということでしょう。


偉そうな事を書いていますが、私も学生時代に日本経済新聞や、一般紙の経済欄など、

面倒臭くて全然読む気がしなかったので、気持はわかります。


ただ、税金を我々は一体いくら納めていて、それがどのように使われているか、

を監視するのが、そもそもの「民主主義」が生まれた背景にあるので、大事です。

消費税率を上げるのが当たり前になってしまいました。復興財源やら何やら、

国家の収入がいつもよりも沢山必要になっているであろうことはわかりますが、

その手段として消費税率引き上げは役に立ちません。


◆増税だけで財政再建に成功することはないのです。

東日本大震災からの復興や、高齢化に伴い社会保障費が増大するので、

国が今よりも多くの税収を獲得したいのはわかります。

財政健全化を目指さなくて良い(財政赤字のままでよい)というつもりもありませんが、

ただ、その為に消費税であれ、なんであれ、増税=税収増とは、なりません。


財務省のサイトに「一般会計税収の推移」というグラフがあります。

これにちょっとだけ線を私が書き込んだのがこれです。

Moftaxrevenue

赤いタテの線の年、平成9年=1997年ですが、この年政府は消費税を3%から5%に引き上げました。

このグラフが税収の毎年の推移ですが、消費税を引き上げた平成9年度には53.9兆円でしたが、

3年後、平成12年度は、50.7兆円(平成9年度比、マイナス3.2兆円)に。5年後、平成14年度は、43.8兆円(平成9年度比マイナス10.1兆円)です。

内訳を見るとこのようになります。主要税目の税収(一般会計分)の推移

Revenuedetails

ご覧の通り、平成9年度以降、確かに消費税収入は増えていますが、法人税と所得税が減っています。

こういうことは、様々な複合的な要因があるでしょうが、一つには、消費税率を引き上げた為に、

個人消費が減り、つまり財布の紐が固くなり、モノやサービスを買わなくなるので、会社は利益が減る。

利益が減れば、納める法人税が減ります。同時に会社は、もうからなくなると、最大のコストである人件費を

抑制します。つまり給料・ボーナスが減らされたので、家計の所得が減る。その結果、収める所得税が減ります。


勿論、この間、景気自体の動向とか為替や金利の推移も見なければいけないのですが、

今ほど、滅茶苦茶に景気が悪くない頃ですら、消費税率の引き上げは税収増に結び付いていないことは

明らかです。


◆可処分所得を増やす為に減税するか、財政支出を増やして需要を喚起しなければ、財政は健全化しません。

政治家は狡いので、何だかやたらと「日銀に期待する」とか言いますが、日銀はほぼゼロ金利政策を続けてますから、

これ以上どうしようも無いです。市場に流動性資金が不足して、銀行がおカネの貸出に慎重になっているのではなく、

そもそも、普通の会社が、全然ものが売れないのですから、銀行から融資を受けて、設備投資をして、製品を増産するわけがない。

通貨供給量だけ増やしても、「需要」、つまりおカネを使う機会が増えないと、景気は改善しないので、企業も

家計も所得は増えない。従って税収も増えない。財政赤字はそのままか増大します。


こういうときは、国家が短期的には財政赤字が更に膨らんでも、公共事業などを意識的に実行して需要を創出しないと

ダメだ、という経済学の考え方があります。中学か高校の社会科で出て来なかったでしょうか。

(私の頃は高校で「政治・経済」という科目で習いました)

イギリスの経済学者、ジョン・メイナード・ケインズが、雇用・利子および貨幣の一般理論と言う本で歴史に名前を残したのですが、

要するに「需要」を重視する考え方です。

これの出番だと思います。

ケインズはいささか大袈裟でしたが、要するに減税により個人消費を増やすか、財政支出で需要を創出して、

経済活動を活発化させることが、必要で、それをしないで、消費税率だけあげても、

上のグラフをちらりと見れば明らかなとおり、消費税収だけ増えても全体の税収は増えません。

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2012.02.08

「N響アワー、3月末に終了」←NHKに再び(2回に分けて)送った抗議メール。

◆NHKに再び抗議。

先日、

2012.01.30「N響アワー、3月末に終了」←NHKに送った「抗議」メール

に返事が来たことを書きました。
2012.02.04 「N響アワー」終了について、NHKから返事が来ました。

その後、私と同じようにNHKにメールを送った方からトラックバックやコメントを頂き、

また、Twitterで情報を交換したところ、皆さん、私と同じ内容(文言)の返信がNHKから来た

そうです。

つまり、ここのN響アワー・ファンの気持ちなど知ったことではなく、予め用意しておいた、

テンプレートをそのまま返信するだけのようです。

頭に来たので、二度目の講義メールを送りました。

一度に400字まで、という制限がありますから、2通に分けて書きました。


◆メール本文。「N響アワーの終了について。(二回目)」

N響アワーの終了について先日、貴局からの返信を拝読しましたが、内容が矛盾しています。

いま視聴者の皆さまのニーズがますます多様化し、より多くの方にクラシックのすばらしさをお伝えすることが公共放送として急務となっています。

一方で、新番組「ららら♪クラシック」について、
「クラシックを聞いてみたいけど、何から始めたらいいの?」という人へ、

とあります。

しかし、何から始めたらいいの?」という人は、知らないのですから

「ニーズが多様化する」訳がありません。

また「オペラ、バレエ、オーケストラ、ピアノ、吹奏楽、合唱などクラシックのさまざまなジャンル」 とのこと。

これら全てに通暁している人はいません。若い作曲家と音楽好きの小説家の「軽妙なトーク」では、あまり意味ない。

N響アワーを止めるべきではないと思います。


◆メール本文「N響アワーの終了について。(二回目)」(続き)

N響ファンは多く、Twitterで情報を交換していますが、

どうやら、貴局は誰に対しても予め用意した、全く同じ文章を返信しているご様子。

それぞれの N響ファンの言葉をまともに読んでいないのではないか、との疑念を抱かざるを得ません。

「いま視聴者の皆さまのニーズがますます多様化し」

とお書きですが、要するに十把一絡げ、ということですか。


メール本文は以上です。今度はどのような答が返ってくるのか。

皆様に申しあげたいのは、例え、NHKが内容を読んでいなくても「件名」に
N響アワー終了反対

と書かれたメールが大量にNHKに届けば何らかの影響を及ぼしうるかもしれません。

諦めてはなりません。

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2012.02.07

昨日2回更新したので、本日は休みます。

◆菅井円加さん、ローザンヌ1位の記事の前に更新してたのです。

昨夜は、一度更新した後、ローザンヌのニュースを発見して、

【速報・映像】「<バレエ>ローザンヌ1位の菅井さん 吉田都さんが絶賛」←菅井さん、おめでとうございます。

を書いたのですが、急いで書いておいて良かったです。まさか今日帰国するとは思いませんでした。

今夜、これを記事にしたら、随分間が抜けた記事になるところでした。

本当は、その前に書いた、
ずっと憂鬱な日々が続いています。

という、まあ、愚痴ですが、たまには愚痴を吐き出さないとやりきれんのです。

この状態が続いてます。

N響アワーが3月末で終わりになる事に関しては、随分コメントやトラックバックを頂いていて、

それらは全て拝見してます。また、ずっと前に書いた記事へのコメントにもまだレスをしていませんが、

これは必ず書きますので、もうちょっとだけご猶予を賜りたいと思います。


ブログを更新した後、更新した、ということをTwitterに書き込みます。
「N響アワー」終了について、NHKから返事が来ました。

は、随分多くの方がご賛同下さっているようでTwitter常でのリツイート(RT)が多いですが、

出来れば、今更遅いかも知れませんが、お一人お一人がNHKに抗議なさった方が良いと思います。

私以外にも抗議メールを送った方がおられますが、殆ど私が受け取ったのと同じ回答の内容だったそうで、

NHKが「N響アワー・ファン」の声をまともに聴いていないことが明らかです。

と言うわけで、甚だ簡単ですが、今夜はこれにて失礼を致します。

少々疲れました。

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2012.02.06

【速報・映像】「<バレエ>ローザンヌ1位の菅井さん 吉田都さんが絶賛」←菅井さん、おめでとうございます。

◆記事:<バレエ>ローザンヌ1位の菅井さん 吉田都さんが絶賛(毎日新聞 2月5日(日)19時2分配信)

若手バレエダンサーの登竜門であるローザンヌ国際バレエコンクールで4日、神奈川県厚木市出身で

和光高校(東京都町田市)2年の菅井円加(すがい・まどか)さん(17)=佐々木三夏バレエアカデミー=が1位となった。

現代舞踊賞も受賞した。初の海外遠征での快挙となった。

コンクールの入賞者(1983年)で、審査員を務めた世界的なバレエダンサーの吉田都さんは

「菅井さんは練習の時から反応が早く、エネルギー、表現、ダイナミックな動き、音楽の使い方、

古典と現代のバランスなど、すべてにおいてレベルが高かった」と絶賛した。

1位は9人の審査員全員の一致した評価だったという。


菅井さんは「まだ踊りの夢の中にいるような気持ち。先生方やお父さん、支えてくれた人たちにありがとうと言いたい。

初めての海外は何もかもが新鮮だった。吉田さんのようなダンサーを目指したい」と喜びを語った。

コンクールでは、DVDによる審査を経て19カ国から79人(日本は最多の19人)の15~18歳のダンサーたちが

ローザンヌに集まり、4日間の合同レッスンに参加。21人(日本人は男性1人、女性4人)が4日の決勝に臨み、

観客を前に古典バレエと現代舞踊の両方の演技を競った。


◆コメント:吉田都さんが絶賛って、あまりないですよね。

毎年1月末から2月3日か4日までローザンヌ国際バレエコンクールが開催され、

毎年、日本人が入賞するのが「当たり前」のように感じてしまいますが、

これは大変なことですね。


バレエというのは、生で見ると実によく分かりますが、ガイジン(狩猟民族)の踊りです。

日本人は農耕民族で、身体が元々、跳んだりはねたりするのには、向いていない。

「田植え」を想像すれば分かる通り、田んぼや畑での仕事は同じ姿勢でもそもそとした動作。

同じ姿勢に耐えられるようなのが、日本人の身体です。


だから元来、バレエに適したDNAは、全く日本人にはないはずです。

日本の伝統的な「舞」を見ると分かりますが、絶対にジャンプしないですね。

すり足なんです。


これは音楽でも証明されているようなものですが、日本に西洋音楽が輸入されて150年ぐらい

しか時間が経っていないのに、立派に世界に通用していますね。


この日記・ブログで何度書いたか分かりませんけど、世界一のオーケストラ、

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をカラヤンが指揮していた頃、つまり全盛期に、

カラヤンど、ヨーロッパ人の信任を得て、第一コンサートマスターに就任した安永徹さんは

四半世紀に亘り、コンサートマスターを務めましたが、目の眩むほどの偉業です。

日本人はそういうところ「とてつもない」民族だと思います。

バレエも同じです。


審査員の吉田都さんは今更言うまでもなく、天下の英国ロイヤルバレエのプリンシパル(常に主役を演る人)

だった方ですね。旧サドラーズウェルズ・ロイヤル・バレエ団とロイヤルバレエ併せて22年間プリンシパルです。


バレエは、ダンサーは台詞も言わないし、歌も歌いませんね。身体の動きだけで全てを表現する。

純粋に踊りのテクニックを披露するような演目もありますが、ジゼルとかコッペリアとか、多くの作品にはストーリーがあり、

そのストーリーは当然、西洋人だけを念頭に置いて書かれているのですから、本当は舞台でも東洋人が混入する

「必然性」が全くない。むしろ、不自然です。東洋人ダンサーは欧米のバレエ団に入ったら、その時点でハンディを負っています。

にも関わらず、吉田さんや熊川さんがプリンシパルにまで登り詰めたというのはものすごいことで

想像を絶する努力の賜でしょうし、才能もあったのでしょう。


その吉田さんが、「最近の日本人留学生は、すぐに諦める」と以前嘆いていたのを覚えています。

私は「根性」ということば、嫌いなんですが(自分にないもので)、要するに「あまりにも根性がない」

ということを仰有りたかった様子でした。

今年の優勝者、菅井円加(すがい・まどか)さん(17)さんは、留学してないんですね。

日本で勉強しただけで、世界に通用する、ということはそれだけ日本での指導が正しかったということですから、

やはり、日本人は大したものだと思います。。


◆YouTubeにPrix de Lausanneの公式サイトがあります。そこでファイナルも見ることが出来ます。

ローザンヌ国際バレエのYouTubeの公式サイト(チャンネル)があります。

Prix de Lausanne 

とにかく、菅井さんの受賞の瞬間。アップして下さった方、ありがとうざいます。


2012ローザンヌ国際バレエコンクール一位受賞の瞬間から





実際の演技、古典がまだ見つかりません、現代舞踊賞受賞と記事にありますが、コンテンポラリーといいます。

それは、アップされてます。これもアップして下さったかた、有難うございます。


Madoka Sugai Contemporary 2012ローザンヌ国際バレエコンクール







菅井さん、おめでとうございます。どうか、大輪の花を咲かせて下さい。

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ずっと憂鬱な日々が続いています。

◆【私事】相変わらず、死にそうなのがいます。3人に増えました。

昨年11月23日に

【追加】私事で恐縮ですが、予めおことわり。/明日アルゲリッチの超名演DVDが発売です。

という、何とも景気の悪い、辛気くさい文章を書きまして、2ヶ月以上経ちましたが、

状況はほぼ同じです。


いつ、死んでもおかしくないのが、2人から3人に増えました。

一人は、兄嫁の妹で末期ガンで、ターミナルケアの施設に入ってます。

昨年のウチに逝くかと思いましたが、こういうのは、予測不可能で、

何年単位で生きることがないのは、ほぼ100%明らかですが、

死期などドクターにも分からない。明日かもしれないし、また何週間か保つかも

しれません。悪いけど感情的には私は動じていないのです。数回しか会ったことがない。

但し、私と同い年なので、気の毒だなあと。


二人目はツレアイの父親で、脳動脈瘤。カテーテルを入れて検査したけど、

緊急にオペをするほどではない。多分、瘤が周囲と癒着しているから、

オペ出来ないことはないけど、ほぼ間違いなく、脳の他の部分にキズをつけてしまうから

術後、何らかの麻痺とか視覚、聴覚、言語などに問題が残るのは確実。

つまり、オペにより完治する保証はないが、副作用は確実。

結局このまま、経過観察。ってことはいつどうなってもおかしくないですね。

もう一人増えたのは従姉妹ですが、昔から迷惑をかけられどおしの従姉妹で、

全然同情心が湧きません。


随分冷たい野郎だ、と思うでしょうが、50歳にもなれば、人の死に立ち会ったこともあるし

葬式にいたっては、何回出たかわかりません。

ロンドン駐在中に親父が死んで、死に目に遭えませんでした。

だから、今死にそうな3人の誰が死んでも「悲しく」はないのですが、

全然無視出来る他人ではないから、亡くなったらやれ、お通夜だ告別式だ、ということになり

あれは、ご存知のとおり面倒臭いものです。それがいつあるか分からないと言う状態。

かなり鬱陶しいです。


◆息子の進路はまだ決まりません。

一昨年高校を卒業し、大學受験に失敗し、

一浪後、昨年、2度目の受験にトライしましたが、目も眩むようなアホ大学まで不合格。

もう進学は諦めて、私は働かせたいのですが、家内はアメリカに語学留学などと言っているので

揉めてます。

日本で日本語で、日本の大学、しかもアホ大学にさえ合格出来ない人間。

更に、特別に英語や語学に興味を持っているわけでも、欧米文化に関心があるわけでもない。

そういう人間が、アメリカに行ったからと言って、英語が上手くなる訳がない。

行かせる、と提案する人は簡単ですが、年間250万円もの費用がかかる。

息子を浪人させ、大學受験の受験料その他のために既に会社から借金している私に、

これ以上おカネはありません。そう言って突っぱねるつもりです。

息子はアルバイトですが、労働は苦にならないのです。

今も毎朝4時頃に起きて新聞配達だか、チラシ配りだかなんだかそういうのをやっています。

それで一生食える訳は無いのですが、とりあえずカネが稼げるというインセンティブがあれば、

冬の朝4時にでも起きて働くことが出来るのですから、無理に海外になど行く子とはなくて、

色々仕事を経験して、バイトでも何でも働けばいい。その中で何か好きなことがみつかり、

それが専門的な知識が必要なら、自分でカネを稼いで学校に行けば良い。

もう成人だから、それが当たり前だと思っていますが、家内は私がカネを出して留学させるべきだと

思っている。それは「見栄」です。海外でも何でもいいから、何とか「大卒」にしたいのでしょう。

東大法学部を出ても、早慶を出てもすんなり就職できない世の中。アメリカも不景気で、ウォール・ストリートで

格差抗議デモが起きる世の中。日本人が今からノコノコ言って、片言の英語力では、話にならないのは、

あまりに明らかですが、音大を出ていきなりピアノ教師で、社会で働いたこと皆無の家内には分かりません。

私にとって、これらは、非常なストレスですが、これぐらいのストレスを抱えて働いているサラリーマンはいくらでもいる。

だから、上司に事情を説明はしてますけど、普段は何ごともないように働かなければならない。

仕事ですから、当たり前なんですが、いつまでこれが続くのかを考え、更に、

放射性物質の問題を考えれば考えるほど憂鬱になります。

そんな状態で毎日、過ごして居ます。

面白いとか、楽しいとか、そういうことは、一切ありません。

コンサートにも行く気がしませんし、おカネが心許ないので、あまりCDも買わないようにしています。

当分、新しいCDのご紹介などはできそうにありません。悪しからず。

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2012.02.05

「インフル流行、全国で警報レベルに-過去10年の同時期で3番目の水準」←落ちついて。

◆記事:インフル流行、全国で警報レベルに-過去10年の同時期で3番目の水準(医療介護CBニュース 2月3日(金)12時12分配信)

インフルエンザ定点医療機関(全国約5000か所)当たりの患者報告数が、1月23-29日の週は35.95人で、

全国で警報レベル(30人)となったことが2月3日、国立感染症研究所感染症情報センターのまとめで分かった。

前週の22.73人に比べて1.6倍増で、この時期としては過去10年で3番目の多さ。

この値を基に同センターが推計した定点以外を含む全医療機関の受診患者数は約173万人に上る。

都道府県別では、福井の74.88人が最も多く、

以下、高知(66.69人)、愛知(60.48人)、三重(54.58人)、岐阜(49.87人)、和歌山(48.32人)、静岡(48.07人)、石川(47.72人)などの順。

3週連続で、全都道府県で報告数が増加した。

推計患者数を年齢層別に見ると、5-9歳が最も多い28.9%だったほか、10-14歳が19.1%、0-4歳15.0%と、

小児科が担当する14歳以下で63.0%を占めた。このほか、30歳代が9.2%、40歳代が6.9%、60歳以上が6.4%などとなっている。

警報レベルを超えている保健所地域は、前週の141か所(33府県)から285か所(42都道府県)へと倍増。

注意報レベルのみ超えている保健所地域は214か所(41都道府県)だった。

2011年12月19日―12年1月22日の5週間に検出されたインフルエンザウイルスは、

A香港型が約90%で、B型が約9%。インフルエンザ2009が1%弱だった。


◆コメント:情報の見方。

最初にお断りしておきますが、私は医療従事者ではないので、

自分が調べて情報と、自分(の家族)の体験談を元に書きます。

最終的な医学的判断は、医師免許を保有する専門家=医師にきいて下さい。


インフルエンザに関する情報は一般紙よりも、冒頭の記事を載せている、

医療介護CBニュース - キャリアブレインが詳しいです。

単に詳しいというか、分かり易い。

しかし、本当は大元の情報源、国立感染症研究所 感染症情報センターをブックマークかアンテナ(RSS)に

登録しておくといいです。

毎週金曜日にインフルエンザ流行レベルマップが更新されるのですが、トップページ

2月 3日 インフルエンザ流行レベルマップ[疾患別情報]

第4週(平成24年1月23日~1月29日)

となっていても、実際にレベルマップが更新されるのは午後になります。

順番が逆だと思うのですけどね(まずレベルマップを更新し終えてからトップページに最新情報として載せるべきです)。

兎にも角にも、金曜の午後遅くか土曜日になれば、ほぼ確実に更新されてます。


それで、これが全国の流行状況です。赤が警報、黄色が注意報。

Idscflumap01

詳しくは、警報・注意報システムとはにあります。これは一部です。

Idscflumap04

自分の住んでいる地域をクリックします。私の場合を例に取ると、

まず関東地方のこの図になる。

Idscflumap02

さらに東京都をクリックすると、この図が表示されます。

Idscflumap03

すると、全国マップを見ると東京全体が警報(事実、東京都は警報を発しているのですが)、

で真っ赤ですけど、詳細を見ると、場所によって差があることがわかります。

勿論、住んでいる所が注意報でも、外出したら、色々なところに住んでいる人が

混ざっているので、やはり感染の危険は高くなりますが、まず実際はどの程度の流行であるかを

確認することは重要です。


◆受診のタイミング。早すぎてもダメなんですけど、発症して48時間以内の抗ウイルス薬投与。

これこそ、本来素人が書くことではないですけど、経験的に及びドクターから聞いた話しを書きます。

インフルエンザは感染して、発症すると急に高熱となるケースが多くて、厚労省の診断基準では38度以上の発熱が場合、

とのことですが、今、色々検索したら、大人の場合、38度未満の発熱でもインフルエンザの場合があるそうですから、

兎にも角にも急な発熱と咳、喉の痛み、関節痛などの症状が出たら受診した方が良いです。

しかし、あまりにもおそれて、ちょっと熱っぽいかな?という段階だと検査しても、

インフルエンザウィルスの抗原を検出する、迅速診断キットで「陰性」になってしまうそうですから、

ここのところ難しいですね。ある程度熱が出たら、医師に相談して下さい、と書くのが

素人の立場では限界です。


素人のくせに何故書くのか?と言われるかも知れませんが、

2009年、新型インフルが流行した年に、当時高校生の息子が、まず、従来型のインフルエンザに罹り、

その後、新型にも感染・発症したことがあるのですが、

いずれの場合にも、一時期副作用が恐れられていた、インフルエンザの抗ウイルス薬が

著効を示したからです。

タミフルとリレンザがありますが、タミフル服用の子供が異常行動で高所から飛び下りて

亡くなったというので、因果関係が分からなかったのにやたらと「恐怖の薬」のように

言われたことがありますが異常行動に関して、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会は、

2007年12月25日、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会は、前年冬にインフルエンザと診断された

17歳以下の患者約1万人を対象とした疫学調査の結果、異常行動の発生率は「タミフル」を服用しなかった患者(22%)に対して服用患者では10%で、

10--17歳でも同様とした上で、生命にかかわる異常行動では発生率に大きな差が見られなかったことから

「まだ解析の余地があり、タミフルと異常行動の因果関係は現時点で判定できない」として、十代への使用制限措置を「妥当」とする見解を発表[30]。

とのこと。

全然、統計的・科学的ではありませんけど、前述の通り、新型が流行した年、息子の学校の生徒ほぼ全員が

感染し、抗ウイルス薬を服用されたようですが、異常行動の報告は学校からありませんでした。

私はそれよりも、リレンザを処方された息子の回復の早さに驚いたのをよく覚えています。

朝、39度の熱があり、近所の内科に行き、迅速診断キットでインフルエンザと診断され、リレンザを処方されて、

早速帰宅後に一回、夕食後に一回服用したら、夜にはもう36度台に熱が下がっておりました。

勿論それでもインフルエンザウイルスは体内で生きているので数日間は薬を服用するのですが、

とにかく症状自体は、発症後48時間以内に、抗ウイルス薬を服用すると劇的に改善したのです。

今日、北海道で小学2年生のお子さんがインフルエンザで亡くなったというニュースが流れて、

大変お気の毒でした。

このお子さんがそうだ、というつもりは全くないのです

(そもそも詳細な経緯がわからないので書きようがありません)。


また、自分の子供の経験が全てに通用すると考えている訳でもありませんが、

一般論としては、抗ウイルス薬(タミフル・リレンザ)の副作用で亡くなるよりも、

インフルエンザそのものを放置した場合の危険のほうが遙かに大きいということは

まず間違い無いと思います。

なお、リレンザは単なる飲み薬ではなく、錠剤を粉砕して粉状にして吸引します。

初めてだとちょっと要領が分かり難いかも知れません。

販売元のグラクソ・スミスクラインのウェブに動画で使い方を説明しているページがあります。
GlaxoSmithKline | 一般・患者のみなさま | くすりの情報 | リレンザ

こういう薬を使わないで済んだら、それに越したことはありませんが、

インフルエンザに罹り、リレンザを処方される可能性は、誰にもあるので、一度

「予習」しておくと慌てずに済むと思います。

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2012.02.04

「N響アワー」終了について、NHKから返事が来ました。

◆「N響アワー」終了に関するNHKあて「抗議メール」の返事が来ました。

30年続いたN響アワーが3月で終了になると知り、私はNHKに

抗議メールを送りました。そのことに関しては、

「N響アワー、3月末に終了」←NHKに送った「抗議」メール。

に書きましたが、私が書いたNHK宛のメールを再掲します。
毎週楽しみにしていた「N響アワー」が「今年3月に最終回を迎えます。」と知って大変驚いています。

1月29日の放送で黒崎めぐみアナウンサーが仰有っていたとおり、30年も続いた、多くのファンがいる番組を

どうして突然、終えなければならないのか、ご説明いただきたい。

専門家が素人にも分かり易く名曲を解説して下さることは、聴衆の裾野を拡げる意味でも重要ですし、

既にオーケストラを聞き慣れている者にとっても大変興味深いのです。

かつては、他局に「オーケストラがやってきた」「題名のない音楽会」がありましたが、

今やこのような番組は地上波ではN響アワーだけです。

また、様々な事情により生で聴けないN響ファンにとって、

地上波で毎週必ずN響を聴ける場が失われるのは大きな損失です。

存続させて下さい。小説家の音楽談義は、見たくも聞きたくもありません。

何でも「軽く」すれば良いのではない。大衆に迎合すべきではありません。

これに対して、NHKから送られてきた回答は次の通り。
いつもNHKの番組やニュースをご視聴いただき、ありがとうございます。

「N響アワー」は30年以上にわたりN響の演奏をわかりやすい解説とともに、ご紹介してきました。

いま視聴者の皆さまのニーズがますます多様化し、

より多くの方にクラシックのすばらしさをお伝えすることが

公共放送として急務となっています。

地上波で唯一のクラシックの定時番組として、N響をはじめとしたオーケストラはもちろん

オペラ、バレエ、ピアノ、吹奏楽、合唱などさまざまなクラシックの魅力をお届けする番組に

生まれ変わることとなりました。


なお、「N響アワー」の後継番組として「ららら♪クラシック」が始まります。

「ららら♪クラシック」では、クラシックのさまざまなジャンルから

魅力ある演奏をご紹介します。

N響の演奏はそのなかでも重要な演奏ソフトとして、指揮者やソリストの情報とともにお伝えしていきます。

番組の概要をご説明しますと、「クラシックを聞いてみたいけど、何から始めたらいいの?」という人へ、

クラシックの魅力を作家の石田衣良と作曲家の加羽沢美濃の軽妙なトークを交えお届けします。

毎回、演奏家や作曲家、そして音楽の生まれた「町」などにスポットをあて、

クラシックの意外な面白さを紹介します。

鑑賞するのはオペラ、バレエ、オーケストラ、ピアノ、吹奏楽、合唱など

クラシックのさまざまなジャンル。

最高のパファーマンスをゆったりと楽しんでいただきます。

また今旬の注目アーティストをスタジオに招き、

トークとともにとっておきの一曲を披露してもらいます。

「ららら♪クラシック」スペシャル版として、スタジオをとび出しオーケストラ・コンサートも行い、

一般のコンサートではめったに聞けない名曲をご紹介したり、

リクエストにもお応えしてまいります。

また、N響のすべての定期公演の模様は FMで生放送するとともに 、

「特選 オーケストラ・ライブ」(BSプレミアム 日曜 午前6:00~)で放送します。

あわせてお楽しみください。

今後とも、NHKをご支援いただきますようお願いいたします。

お便りありがとうございました。

ということですが、意味がわかりません。


◆要するに、N響アワーと、芸術劇場をそのまま残せば良かったのではないか。

NHKの回答の意味がよくわかりません。
いま視聴者の皆さまのニーズがますます多様化し、

より多くの方にクラシックのすばらしさをお伝えすることが公共放送として急務となっています。

どういうこと?
地上波で唯一のクラシックの定時番組として、

N響をはじめとしたオーケストラはもちろん

オペラ、バレエ、ピアノ、吹奏楽、合唱など

さまざまなクラシックの魅力をお届けする番組に生まれ変わることとなりました。

これがニーズの多様化?

ならばますます、後の言葉と、矛盾しますね。
(「ららら♪クラシック」の)番組の概要をご説明しますと、「クラシックを聞いてみたいけど、何から始めたらいいの?」という人へ、

クラシックの魅力を作家の石田衣良と作曲家の加羽沢美濃の軽妙なトークを交えお届けします。

毎回、演奏家や作曲家、そして音楽の生まれた「町」などにスポットをあて、

クラシックの意外な面白さを紹介します。

「クラシックを聞いてみたいけど、何から始めたらいいの?」という人の

「ニーズの多様化」ってなんですねん?

何も知らなかったら、あれも聞きたいこれも聞きたい、になるわけがない。

それに、全然馴染みが無い人にいきなり作曲者や演奏家のプロフィールやエピソードを

解説したところで、音楽好きは増えません。


そして、何より。

NHKの回答によれば、「ららら♪クラシック」では、引き続きN響演奏を重視するけれども、

その他に、オペラ、バレエ、ピアノ、吹奏楽も紹介する、と。

はっきり言って、これ全部説明出来る人、専門家でもいないと思います。

オペラ、バレエ、ピアノ、吹奏楽の音楽の部分だけでも、何がどう違うか、

きちんと素人が興味を持てるように説明できるのは、やはり池辺先生、西村先生クラス。

「ららら♪クラシック」の新司会者の一人、加羽沢美濃さんは、東京芸大大学院作曲科にいたそうですが、

高嶋音楽事務所(社長の高嶋弘之は高嶋ちさ子の父)所属で、

今までの「作曲家」としての仕事を高嶋音楽事務所のウェブ内にある、加羽沢美濃さんのプロフィール

で拝見すると、12人のヴァイオリニストの為の作曲か編曲、

チェリストの向山佳絵子から委嘱された12人のチェリストのための『名もなき風』ということで、

フル・オーケストラの曲を書いたかどうか。

石田衣良に至っては、要するに素人。素人でももの書きで相当詳しいのは、

昔、芥川也寸志氏、木村尚三郎氏とN響アワー3人衆だったなかにし礼氏、

村上春樹氏、また、小説は全然読んだことないけど、小説家の平野啓一郎氏は、

以前、テレビで話していたが、少なくともショパンに関して異常に詳しかったです。

あるいは、マンガの世界での評価は知りませんが、漫画家の砂川しげひさ氏は、

公式サイト「コテン音楽堂」をご覧になると分かるが、

ハイドンの全交響曲を聴いている上、のぼりつめたら大バッハ

は、バッハのカンタータ200曲全曲を聴いた後に書いた本です。

新番組の司会に素人を持ってくるならせめて、こういう人達ではないと、

視聴者にも演奏者にも失礼だと思います。


◆以前のように「N響アワー」と「芸術劇場」にすればいいのです。

NHKは、昨年3月末に「芸術劇場」という番組を廃止しました。

これは、オーケストラだけでなく、

第1週・第3週 : 音楽

第2週 : 演劇

第4週 : 古典芸能

と言う構成で、1982年4月から2011年3月までやはり30年近く続いた人気番組だったのを

潰したのです。これでN響アワーを無くすという必然性がどうしても認められません。

一度変えて具合が悪ければ元に戻せば良いと思います。

番組編成担当者の「メンツ」よりも「顧客」である「視聴者」の希望を優先するべきです。

昨年の3月以前に戻せば、いいのではないでしょうか。

また、
地上波で唯一のクラシックの定時番組として、N響をはじめとしたオーケストラはもちろん

オペラ、バレエ、ピアノ、吹奏楽、合唱などさまざまなクラシックの魅力をお届けする番組に

生まれ変わることとなりました。

と書いておきながら、
また、N響のすべての定期公演の模様は FMで生放送するとともに 、

「特選 オーケストラ・ライブ」(BSプレミアム 日曜 午前6:00~)で放送します。

と書かれると、BS契約を増やす為の「作戦」ですか、と皮肉の一つもいいたくなります。

とにかく、既に決まったことなのでしょうが、雑誌やウェブに載せたのと

ほぼ同じ文章をそのまま、返信してくるということは、

如何にも、視聴者の希望などいちいちまともに聴いていられるかという態度に

見えます。

民放のように、視聴率を稼ぎたいのなら、最初のゲストに奇跡のピアニスト、フジ子・ヘミング女史。

オーケストラの週には、「のだめ・オーケストラ」でベートーヴェンの7番でも演ったら

どうでしょうか?

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2012.02.02

「雪の国道で100台以上が立往生」←放射能がダメでも雪ぐらい、県の要請を待たずに国がなんとかしろ。

◆雪の国道で100台以上が立往生(NHK 2月1日22時52分)

青森県の下北半島にあるむつ市と野辺地町の間の国道279号線で、少なくとも100台以上の車が、

吹雪の影響で、およそ30キロにわたって動けなくなり、立ち往生しています。

青森県は、除雪車など50台余りを出して、道幅を広くするなどの作業を進めて、救助を急いでいます。

1日午後5時ごろ、横浜町の国道279号線で数十台の車が吹雪の影響で立往生しました。

青森県によりますと、立往生しているのは、国道279号線のむつ市近川から野辺地町有戸の間の

およそ30キロで、少なくとも100台以上の車が、動けなくなっているということです。

また、国道279号線沿いのむつ市では、大型トラックが横転するなど複数の箇所で

事故が起きているということです。現場は、青森県の陸奥湾沿いを南北に走る幹線道路で、

青森県は、この区間を午後9時から通行止めにするとともに、除雪車など50台余りを出して、

道幅を広くするなどの作業を進め救助を急いでいます。警察によりますと、

「車が立往生して動けない」などの救助を求める電話が50件以上寄せられているということですが、

けが人などの情報は今のところ入っていないということです。


◆コメント:世の中に問題が多すぎて、何から取り上げて良いのかわかりません。

分からないので、最新のニュースを取り上げます。

仕事でも何でもそうですが、問題山積みで何から手をつけたら良いのか分からない、

と言う場合の対処法。何十年も前に職場で先輩が教えてくれたことですが、

別に特別なことではない。

一度に色々やろうとするから混乱する。一件ずつ片付けろ。

本当は、仕事に慣れてきて要領が分かると、複数の仕事を同時並行的に行うことができますが、

このとき職場の先輩は、パニックに陥っている私を見て、その時の私に最適なアドヴァイスをくれたのでしょう。
今も似たような状況ですので、大雪の話を取り上げます。


◆異常な豪雪も原発処理も被災地支援も論じないで政権抗争に明け暮れる国会議員は給料を返上しろ。

下北半島で極寒の豪雪の中で100台もの車が立ち往生している、と今夜のNHKニュースが

伝えていました。今日に限らず、今年に入ってからの積雪量は、

日本有数の豪雪地帯の人々ですら驚くほどの多さで、新潟県や長野県では、

平年の2倍を超えている所が多いです。

自衛隊の出動要請は都道府県知事の権限で可能ですが、現場が困っていることは

詳しい報告を求めなくても明らかですから、こういうのは国がさっさと、出動命令を

発すればよいのではないか、と思います。豪雪地域の除雪作業も同じ事で、

毎年これで、屋根から転落したり、作業中に落下した雪に埋まったりして人が亡くなっている

のは、全然雪国で暮らしたことがない一般人の私ですら、知っていることです。


今年は豪雪地帯の積雪が平均の2倍という所もあるというのですから、放っておいたら、

犠牲者がさらに増えることはあまりにも明白です。


このようなことを書くのは、大雪以前に、福島第一原発の核燃料が一体どうなっているのか

という大問題をほったらかして、国会が、震災関連会議で議事録が作成されていなかったとか、

沖縄防衛局長が宜野湾市長選に絡み、職員家族のリスト作成を命じて、投票を呼びかけた、とか

見ていて腹が立つのは、それらを政権抗争に利用しようとする政治家です。


それらが問題ではない、とはいわないけれども、今はそれどころではなくて、今この瞬間も何処かで

放射性物質を撒き散らしているかも知れない福島第一原発は、放っておけばますます環境が

悪化するのに、地震直後のような水素爆発とか目に見えた何かが起きていないから、本気で取り組もうとしない。


放射性物質は無効化できない、という究極の問題がありますが、

せめて雪ぐらい、日本で今年初めて目にするものではないのであって、要するに「量」が異常なのですから

対処は可能であり、地方自治体が対策を練っているのをまっているより、国がさっさと命令を出せばいいと

思うのです。


雪が降る前から、被災地は、状況に進展がなくて困っているのですから、せめて雪ぐらい何とかしろ、と言いたいのです。

今の日本で、政争どころではないとおもうのですが、石原新党を立ち上げると親父の慎太郎が喚くと思えば、

息子で自民党幹事長、石原伸晃は、自民党から移籍する奴がいたら許さん、

などといってますが、要するに「てめえらの勢力争いしか、考えていないのか?と

怒鳴りたい気分です。

まともに仕事をしないで、国会議員は歳費129万円、文書通信交通滞在費100万円を相変わらず平然と受け取っていて、

納税者である国民は、タダでさえ不況で困っている上、福島第一から放出されている放射能により被曝しているし、

記録的豪雪で困っているけれども、真面目に納税していて、しかし、野田政権はなお、消費税率を引き上げる

という構図はどう見ても間違っている、と思います。

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