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2012.03.27

東電の全原発停止、社長が節電協力呼びかけ」←よく言うよ。

◆記事:東電の全原発停止、社長が節電協力呼びかけ(日本テレビ系(NNN) 3月26日(月)12時24分配信)

「東京電力」の柏崎刈羽原発6号機が26日午前0時前、定期検査のため停止した。

東京・千代田区の東電本店内の中央給電指令所でも、東電が保有する原発17基全ての停止を確認した。

東電・西沢社長は「今回の停止で大きな供給力減となる中、

無理のない範囲で節電への協力をお願いします」とのコメントを発表した。

これで、全国で稼働中の原発は「北海道電力」の泊原発3号機の1基だけとなり、

政府はこの夏の全国の電力需給について、10年並みの猛暑となった場合、最大で約1割の電力不足が生じるとみている。


◆コメント:電力需給について一般人は検証出来ないから、何とでも言えるでしょうが。

昨年、大震災の翌週、まだ、他の東電管内原発が動いていたときのことである。

正確には、2011年3月17日(木)午後、海江田経済産業大臣談話・声明が発表された。

今でも経産省サイトに載っている。

海江田経済産業大臣談話・声明

大規模停電回避のための一層の節電のお願い

平成23年3月17日

1.本日、厳しい寒さの影響により電力需要が急増しており、計画停電を最大限実施しているにもかかわらず、東京電力管内における電力需要は、昨日を約400万KW上回るペースで推移しています。(注)昨日の最大電力需要量は3,250万KW。

2.その結果、本日の供給力は3,350万KWであるところ、午前中のピークの電力需要量は3,292万KWとなっており、既に需給はギリギリの状況です。この状況が続けば、一日の電力需要がピークを迎える本日夕方から夜にかけて需要量が供給量を大幅に上回り、予測不能な大規模停電が発生する恐れがあります。

3.そのような不測の事態を回避するため、産業界及び国民の皆様には、特に電力需要がピークを迎える夕方から夜にかけてを中心に、最大限の電力使用の抑制、不要不急の電気機器の使用停止等、これまで以上の精一杯の節電への御協力をお願いいたします。

4.大変な御不便をお掛けしますが、皆様の御理解、御協力をお願いいたします。(注:色文字は引用者による。

東電は、どんなに電力を供給しても、3,350万キロワットが背一杯だが、この調子だと、限界を超えそうだ。予測不可能な大規模停電のおそれがある。

ついては、みんな電気の使用を控えてくれ。鉄道各社も運行本数を減らしてくれ、と午後2時過ぎに発表したのである。

良く覚えている。

何しろ、東日本大震災(3月11日)から一週間経っていない。また、電車が止まったら、

何時間も歩いて帰らなければならないことになるというので、皆、この発表があった日はパニック的に早帰りをする

勤め人が増えて、首都圏の在来線は超大混雑となったのである。



結局何も起きなかった。

今年は、東電管内の原発が既に全部止まったというが、今日の電力供給量はどれほどであるか?
でんき予報|東京電力

を見ると、この通り。

20120326tepco01

明日(27日)のピーク時供給能力は、4,480万キロワット
ピーク時供給力は、昨年3月17日、原発が全部止まっていたわけでは無い去年(3,350万キロワット)よりも、

全部止まっている今年の明日の方が

4,480-3,350=1,130

1,130万キロワットも増えている。これでも、まだ、今年は危ないという。更に昨年も書いたが、

このピーク時供給量というのは、変幻自在で、需要が多くなると、天上が自然と高くなるらしい。

昨年、東電が、最初にピーク時供給量の90パーセントに近づいた、と騒いだのが6月22日である。

110622

ピーク時供給力は、4,730万キロワットに増えている。しかし、これでも実はまだ余裕があった。


7月1日。ピーク時供給力は5,100万キロワットである。

20110701tepco

最初の「予測不可能の大規模停電時」の供給量が3,350万キロワットだったのは、

あれは、一体どこから出て来たのか。

要するに、需要に供給が追いつかないかも知れない、というのは原発をとにかく再稼働させたいが為の茶番であって、

まだ、稼働休止中の火力発電所を稼働させれば、何とでもなるし、昨年も用いた水力(揚水式発電量)を勘案すれば、

十分足りる筈である。小出裕章京都大学原子炉実験所助教のどの著書でも良いが、書いてある。

実は、原発に発電量は全体の3割程度。しかも、原発を動かす為に使える火力発電所を停めていたのであるから、

何だかんだと東電は脅してくるし、メディアは、けしからん事にそれを検証しないで、そのまま国民に伝える。

原発は運転を停止していても圧力容器が例えば地震で破壊されて、核燃料が剥き出しになったら、結局福島と同じだが、

運転を開始したら、トラブルが起きる可能性は余計に高くなる。

政府や東電のプロパガンダに、簡単に騙されてはいけない。

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