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2012.04.09

「御前崎市議選 あす告示 浜岡原発問題争点に(毎日新聞 2012年04月07日 地方版)←全然、迷うことはない。

◆記事:御前崎市議選 あす告示 浜岡原発問題争点に (毎日新聞 2012年04月07日 地方版)

任期満了に伴う御前崎市長、市議選は8日告示される。

政府要請で運転停止中の中部電力浜岡原発の再稼働問題や津波対策、行財政改革などが争点として浮上している。

市長選にはともに無所属で、現職として3期目を目指す石原茂雄氏(64)

▽新人で元市議の水野克尚(かつひさ)氏(57)

▽共産党推薦の新人で観光業、村松晴久氏(60)の3人が立候補を予定している。

石原氏は4日開かれた公開討論会で、浜岡原発の再稼働について「国が安全宣言を出した後、県の判断や市民の意見を聞いて態度を決める」と主張。

水野氏は「任期中は再稼働に同意しない。状況変化により選挙で信を問う」と明言。

村松氏は「再稼働には反対。廃炉を目指し原発に頼らないまちにする」と述べるなど、

原発政策をめぐり3人の考えの違いが鮮明になった。

市議選(定数16)には18人(現職14、新人4)が出馬するとみられている。


◆コメント:深く考えるまでもない。

浜岡原発がある、静岡県御前崎市長選は8日に告示されたが、

あえて、その前日の毎日新聞の記事を転載したのは、市長候補の3人の原発に対する意見が明記してあるからだ。

東日本大震災後、福島第一原発の事故が起きなかったら、誰に投票するか、は、

様々な政策を総合的に判断して、決定するべきだが、

こと、今回の御前崎市長選挙は御前崎市民だけの問題ではない。

この選挙の結果は国政にも影響を及ぼすであろう。


御前崎市民の責任は重大である。

だが、答は簡単である。

勿論、投票行動は有権者の自由意思に基づいて決定されるべきだが、

私見では、選択肢は一つしかない。「廃炉」を主張する村松晴久候補以外の選択はあり得ない。


浜岡原発は、菅政権時代に運転を停止したが、運転を停止しても原発は、存在する限り危険である。

福島第一原発事故のあと、なにやら、原発の「津波対策」に問題がすり替えられている。


高さ20メートルの津波を想定した防潮堤を建設する、とか、それ自体は「悪いこと」ではない。

しかし、そもそも、小出助教は311の遙か以前から浜岡が巨大地震に見舞われたら、地震のエネルギー自体で

原子炉圧力容器、格納容器、原子炉建屋、また、様々な管の接合部が外れただけでも、

核燃料が、環境に剥き出しになりそうなればメルトダウンが起き、

放射性物質が広範囲に拡散し、東京も被曝することになる、と予想している。

巨大地震が原発を襲うとき - 廃絶すべき浜岡原発 -2008年10月26日(日) 京都大学・原子炉実験所 小出 裕章

小出先生は、1970年10月23日、女川原発建設反対集会に出席してから、

原発は建てるべきではない、との結論に達して、40年間反対し続けていたのに、

私は、誠に迂闊に全然関心を持たなかった。その点では、偉そうなことは言えない。

それは認める。不明を恥じるとしか言いようがない。

しかし、今、正しい考え方を知った以上、遅ればせながら小出先生を支持しない理由がない。

浜岡原発は運転を再開するのは、問題外。

水野候補は「任期中の再稼働には同意しない」というが、意味がない。

繰り返すが浜岡に限らず、原発の原子炉に核燃料がある以上、運転を停止していても危険である。

運転停止中だが、浜岡原発は東海地震の予想震源域のど真ん中に建っている。

もし、原発直下が震源で、マグニチュード9クラス(1,000年に一度の大地震が実際に昨年起きたのだから、

もう一度起きるかも知れない、と考えるのが「危機管理」上、正しい想定であろう)の地震が発生し、

物凄い衝撃で真下から突き上げられ、圧力容器が壊れ、外部電源が消失し、核燃料の冷却が不可能になったら、

崩壊熱によって、核燃料はメルトダウンを起こし、要するに、今の福島第1のように、

環境に大量の放射性物質を撒き散らし、それは東京にも飛んでくる。

首都東京には、既に福島第一から飛散した放射性物質が堆積している。

もう一つ、同じようなことが起きたら、どうしようもない。


浜岡原発は「様子を見て、どうするか決める」という問題ではなくて、

問答無用で、今すぐにでも廃炉計画の立案を開始するべきだ。

浜岡のみならず、日本中、福島以外の53基すべてを一刻も早く(といっても、最短20年を要するが)廃炉にする

ことに、国家としては全力を傾注するべきなのに、新聞は国民新党の仲間割れなどというどうでも良いことを

報道している。

消費税をどうするか、総選挙をどうするか、という議論は「人間が居住可能な日本国」が存続することを前提としており、

今や、その大前提そのものが崩れるかも知れないという、大問題を皆が意識的・無意識的に無視しようとしている。

日本が無くなるかも知れない、などというあまりにも恐ろしいことを考えたくないのは、誰しも同じだが、

現実なのだから、考えなくてはいけない。

御前崎市長選では、ただ一人「廃炉」を主張する、

村松晴久氏以外の選択はあり得ない、と思料する。

他の政治的力量については全く分からないが、こと今回に関しては原発に関する主張だけで

選択して、構わない。

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