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2012年4月

2012.04.30

色々有りますなあ・・・。認知症の老人の病態に関して全く御存知ない方々へ。

◆数ヶ月前に書きましたが、母がちょっと(かなり)怪しいのです。

詳しい事情は、約二ヶ月前に、

2012年02月25日(土) どうやら、実の母がボケ始めました。ココログ

に書きました。この時点で、一番懸念したのは、まずは専門医に診断を下して頂く為に、

脳のCTを撮らなければならない。

母がそれを承知するであろうか?ということでした。

私は、自分自身がまだ精神科に通院しているので、

前回の外来(3月末)の外来の際に、自分の主治医にかくかくしかじかと

状況を説明したところリンク先の2月の日記に書きましたけれども、

以前長い期間、母を別件(高血圧など)で定期的に見て下さっていた内科の

かかりつけのドクターと同意見でした。


つまり、認知症か、アルツハイマーか、多発性脳梗塞か分からないけれども
「何かを取られる(奪い取られる)」

という、妄想は、所謂「ボケ」(←本当は、この言葉は今は使用禁止らしいです)の典型的な症状の一つであり、

直接診察していないから、勿論断定出来ない(診断は下せない)けれども、

脳のCTなりMRIなり、専門家による検査と診断を受けた方が良いというのです。

まあ、それ自体は、祖母で経験済なので、覚悟していました。


で、冒頭に話が戻りますが、この「検査を受ける」ことを母が承諾するか否か、

ですが、こういうときには、いわば(私が勝手にそう言っているのですが)、

「別件逮捕」作戦。つまり、他に具合の悪いところはないか?と訊く。

首筋がいつも痛むとか頭が重いとか、80を越えれば何か不具合があります。

そういうことにかこつけて、
80歳を越えたら、一応脳の写真を撮っておいた方がいいとドクターが言ってたよ?

俺も受けるから一緒に検査、受けない?

と、いう具合に話を持っていきます。

幸いそれには成功しました。


◆次なる問題。ドクターB。

母が予想よりも簡単に、検査を受けることをOKしたので、

私は喜び勇んで、2012年02月25日(土) どうやら、実の母がボケ始めました。で書いた、

かつて母を見て下さった先生にその旨を報告し、早速CTの設備がある近所の病院へ紹介状を

書いて下さいと頼みました。この、以前からの知り合いのドクターを、ドクターAとしましょう。

ドクターAはしかし、ちょっと躊躇しました。

現在母は、ドクターAではなく、今、母が住んでいるところの最寄りの開業医、

ベテラン女医、ドクターBに見て貰ってます。


ドクターAは、医者同士の仁義として、本来なら紹介状は、

母の現在の主治医、女医Bに書いて貰うと良い、と言います

(それなら、最初からそういえばいいのに・・・)。


母にその旨を伝えました。何なら私が女医、ドクターBに挨拶に行っても良いから、と。

しかし、母に言わせると女医・ドクターBはベテランではあるけれども、はっきり言って

名医ではない。その時の気分で、患者にツンケンするような、ある種女の愚かしさの典型を引きずったまま

ドクターになったような人で、気難しいから、いきなり横から今まで面識のない、私が登場したら、

話がややこしくなる。母は(自分が認知症疑診の自覚はないのですが)とにかく、

女医・ドクターBに話してみると言います。


◆ドクターBはオカンムリ。

そして母が、今の主治医、女医・ドクターBにその話をしたら、女医・ドクターB(60代のオバハン)
は、

ろれつが回らないとか、強い慢性的な頭痛とか、特別な症状が無いのに、CTを取る必要はない。

と、「非常なるご不満」だったといいます。

とにかく、女医ドクターBは当時の女性としては大秀才で、旦那さんとは死別だったか離婚だったか

女手一つで医院を経営して、娘さんも医者にした、プライドの人なのですが、

患者から診ればそんなのは知ったことでは無い。

鼻には、ドクターBにCTを撮りたいと言う際、「せがれが一種に検査を受けようと誘ってきた」ことを言え、

と言ったのです。母はそう言ったそうです。

勘の良いドクターなら、ここで「ピン!」と来る筈です。つまり、自分の前ではこの婆さん、

極めて正常だけど、息子の前で何かおかしな言動があったのではないか?と。そこに考えが至らず、

自分が考えてもいなかったことを、患者の側から言いだした。

ただそれだけが不満なのです。


◆何故、ドクターBのご機嫌伺いをするのか?

というと、極めて簡単な理由です。何しろ今年84歳になる母ですから、

いつ、何があっても(循環器系か、脳血管障害かわかりませんが)おかしくない。

そういうときに「とりあえず、直ぐ近所の医者と普段から仲良くしておくこと」が割と大事だからです。


◆紹介状など無くても検査だけ受けるということが出来ればいいのですが、

施設のある病院が普段から行き着けの医者なら、何も紹介状など必要はない。

しかし、かつて、日常的に母が診て頂いていた、私の家の近くのドクターAの医院にも、

女医、ドクターBの医院にも、「医院」ですから、CTやMRIなどありません。

だから、とにかくドクターが

これこれの病気の疑いがあるから、検査したい。付いては貴院をご紹介するので患者(JIROの母親)を頼む。

と一筆書いてくれないと困ります。

検査だけ受けてもいいのですが、検査技師は検査を行うだけですから、

もし、母に、認知症か、アルツハイマーその他で有った場合、その施設でそのまま治療というわけには行かない。

繰り返しますが、普段からその病院の患者ではないのですから。

すると、CTなりMRIを撮り、何らかの病変が見つかったとして、誰に治療してもらうか、

ということです。女医・ドクターBは、勝手に検査を受けたと知ったらよけいにオカンムリでしょう。

仕方が無いので、その点も含めてもう一度、ドクターA(昔から母を知っているドクター。

こちらの方が新設)に相談します。


◆兄弟が理解してくれません。

前段までに書いた状況を、母の現在の住居のそばに住んでいる兄に話しましたが、

「ボケ」の困るのは、全ての人の前で「明らかにボケている」言動を見せるようになるのは、

相当症状が進んでからだ、という傾向です。

初期は、前回の日記ブログに書いたとおり、今回の私の母の場合は、

「息子(注:JIRO)が、マンションを『ぶんどって』私(母)を追い出してしまった」

という妄想の内容は完全に妄想なのですが、それを他人に話すときには、まだ、文法・語法、口調が

まともなのです。このため「ボケ老人」を知らない人からは、わたし(JIRO)夫婦が「悪者」として記憶されてしまう。


「呆け」はそれ自体悲劇ですが、周囲の人間を混乱に陥れるという点でも非常に迷惑なのです。

祖母が呆けたとき、兄は既に社会人で、地方の支店に配属されていたため、実態を知らない。

今回の母の話をすると、もともと「男のヒステリー」の人格的傾向が明らかな兄は、説明を

度々遮り、
CTのことなど、言われなくても分かってる。CTの説明なんか俺にするな!

と、どうして、そのようなことで私がどやしつけられなればならないのか分かりませんがとにかく直ぐに癇癪を起こす。

兄は、母と話していると極めて正常で、私が話しを誇大にしているように感じられる、といいます。

要するに、自分の母が、まさか「認知症・アルツハイマー」になりつつある、とは信じたくないのです。

それは、誰だって信じたくない。考えたくないですよ。

わたしだって同じ事です。


そこで私は、
私としても、母にCT検査を受けさせることなど面倒だし、母が呆けたと考えたくないのだから、

話を捏造するわけがないだろう!

といいました。何だか、話が曖昧なまま、電話越しでのケンカは終わりました。

私と兄とは元々仲が悪い兄弟なので、よけいに荒れる訳ですけれども、

私は誰も包括的理解者がいないので苦しいです。


前回の日記・ブログに書きましたが、

年配の方が、「何かを子供に奪われた」という趣旨の話を非常に本当らしく語り、

その子供が「あの-、母(父)が、変なことを言っていませんでしたか?」と尋ねてきたら、

本当に、子供が悪い奴の可能性がゼロとはいいませんけれども、かなりの確率で、

私の母と私との関係、と、同じ事が起きている可能性があります。

こんな、経験はしないで済むに越したことはありませんが、今、この瞬間も、

そのような呆け老人や、それによって自らが誤解されている状況に悩んでいる人が、

日本中に大勢いる筈です。こういうことが「ある」というのは、知識として

覚えておいて下さい。

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【音楽】4月30日はレハールの誕生日でした。「金と銀」。

◆何度目かのお薦め。「ウィンナ・ワルツ・コンサート」(ルドルフ・ケンペ=シュターツカペレ・ドレンスデン)

たまたま、発見しましたが4月30日はオペレッタ(「喜歌劇」と訳されます)、「メリー・ウィドウ」で

知られる、フランツ・レハール(1870年4月30日 - 1948年10月24日)の誕生日です。

レハールのワルツで「金と銀」という曲があります。

昨今のクラシック愛好者は、大曲・難曲・珍曲志向で、

そちらの関係のブログはいくらでもありますから、お任せして

私は、これでもか、と「ポピュラー名曲」をお薦めします。


「金と銀」は如何にも「入門曲」扱いで、聴いた事も無いオーケストラと指揮者が

軽く流して演奏していることが多いですが、唯一、超一流オケと一流の指揮者が大真面目に熱演しているのが、

ウィンナ・ワルツ・コンサート ルドルフ・ケンペ=シュターツカペレ・ドレンスデンです。

このCD、廃盤になるかもしれない、と、毎年、ヒヤヒヤしますが、まだ大丈夫です。

何曲か収録されていますが、

レハールの「金と銀」一曲だけの為に買ってもいい、というぐらいです。

シュターツカペレ・ドレスデン。ドレスデン歌劇場管弦楽団。「いぶし銀」の響きという形容がつきます。

世界で最も古い、由緒ある超一流のオーケストラの一つです。

とにかく、お聴き頂きます。


フランツ・レハール:ワルツ「金と銀」作品79







ものすごく響きが厚いですね。この類の曲をこれほどの一流オケがこれほど丁寧に

演奏している例は、他に余り知りません。

ですから、過去において既に何度もお薦めしていますが、

新しい読者の方々がおられますから、また、お薦めします。

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2012.04.29

【音楽】バッハ:「二つのヴァイオリンのための協奏曲」 を、初めて生で聴きました。

◆ものすごく久しぶりに生の音楽を聴きました。

過去に何度か書きましたが、音楽は演奏する側は勿論、体調と何よりも「表現する為のエネルギー」が

身体に満ちていないとダメですが、音楽を聴く為にも絶対に「エネルギー」が必要なのです。

私は、遷延性のうつ病患者ですが、うつ病の「症状」の根本は「身体のエネルギーが極端に低下すること」

です。

ですから、うつ病の症状が重いときはもとより、ある程度軽くなってからも音楽を聴きに出かける

気分になりません。10年ぐらい「コンサート」へ行く気がしませんでした。

数年前から、少しずつですが、たまに行けるようになり、28日(土)、非常に久しぶりに、

少なくとも311の後は、初めて行って来ました。


一般に公開されていないコンサートだったので、演奏者などに関して詳しく書けないのを

ご了承下さい。


◆初めて「ドッペル」を生で聴きました。

我ながら、今頃気がついて驚いているのですが、録音では何百回聴いたか分からない、

バッハ:「二つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043」(通称、「ドッペル」)

を初めて生で聴きました。


私は26歳からヴァイオリンを習っていた時期がありますが、最後には「ドッペル」の第2ソロ・ヴァイオリンを

辛うじて、なんとか「弾いた」といってもいいかな?というぐらいになりました。


私の「努力自慢」ではありません。つまり、純粋に技術的にはそれぐらいだ、ということです。

プロになるような方は、多分、小学校に入学する前には弾けていただろう、と。

純粋に「テクニック」というか「メカニック」というか、その点では

プロにとっては、チャイコフスキーとかパガニーニとか、ヴィエニアフスキーとか

などとは比べものにならないぐらい「易しい」曲のはずなのです。



その所為かどうか分かりませんが、オーケストラ・コンサートのプログラムに

バッハ:「二つのヴァイオリンのための協奏曲

が載ることは、滅多にありません。ですから私は、いつも、
クラシックを聴き始めて40年になる。

などと自慢げに偉そうに書いていますが「ドッペル」を生で聴いたのは今夜が

生まれて初めてです。


それで分かりましたが、この曲はCDでばかり聴いているので、ソロが聞こえて当然ですが、

生だと、ソロがオーケストラに「埋もれる」つまり得てして聞こえないのです。

今日のソリスト。ソロの第一ヴァイオリンは外人さんで、ベルリン・フィルや、ロイヤル・コンセルトヘボウ

といった超一流のオーケストラに何度も呼ばれた方ですし、ソロの第二ヴァイオリンは

日本人で、やはり、長くソリストとして活躍しておられる方です。


しかし、驚きました。意外なほど、ソロ二人が聞こえないのです。

伴奏のオーケストラはこれ以上小編成に出来ないほど。つまり、

第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスがそれぞれ、
5人、4人、3人、2人、1人です。

バッハのソロ・パートの書き方にも原因がありまして、ソロ・ヴァイオリンが

後年の、例えばメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のように高音域で弾けば

聞こえやすいけど、バッハの「ドッペル」はD線といって、低い方から2番目の弦の

第2ポジションとか(良く覚えてませんが)、とにかく「楽器を鳴らし難い」音域なんです。

(私の知ったかぶりではなく、現役のオーケストラプレイヤーであるヴァイオリンの師匠が

やはりそのようにおっしゃていました。)


◆「感想文」ですから、「結論」はありません。

今日は、音楽を聴いた「感想」を文章にしているのですから、天下国家を論評する時にような

「結論」は、ありません。あえて結論らしきものを付け加えるなら、

普段は、なかなか聴きに行けませんが、生で演奏を聴いてみるのは

やはり、面白いし、大事だな、ということになりましょうか。


折角ですから演奏を載せましょう。第一楽章と第二楽章だけ載せます。


音源は、ヒラリー・ハーン(Hilary Hahn 1979-)のCD、バッハ:ヴァイオリン協奏曲集です。


バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 第1楽章 : Vivace







バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 第2楽章 : Largo ma non tanto








非常にテンポが速いです。ヒラリー;ハーンは1979年生まれだそうですが、

そのずっと前に全盛期を誇った名手で、ジノ・フランチェスカッティ(Zino Francescatti 1902-1991)というフランスのヴァイオリニストがいます。

フランチェスカッティも、難しいのを弾きましたが、バッハの録音を残しています。

J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲(ジノ・フランチェスカッティ)
です。

第一楽章だけですが、お聴き下さい。


バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 第1楽章 (フランチェスカッティ)







当然のことですが、テンポの設定により、同じ曲でも聴いた時の印象がこれほど変わります。

これは、これで、テンポは遅いけれども間延びした感じは受けません。知的で上品な演奏だと思います。


バッハは、少なくとも、私にとっては特別な存在です。別格です。

プロを目指している、生意気盛りのヴァイオリンの学生さんは
「ドッペル」なんか幼稚園で弾いたわい。

と思うかも知れません。確かに、パガニーニや、ヴィエニャフスキ作品のように(これはこれで素晴らしい作品ですが、)、

聴き手が「アッ」と驚くような派手なテクニックはありません。

音楽は、私ごとき素人がいまさら言うまでも無く「技術的に難しい作品ほど名作」ではありません。


私は、バッハのドッペル・コンチェルトや、バッハの他のソロ・ヴァイオリン・コンチェルトもそうですけど、

人生の何かを物語っている。悲しく、切ない。悲しいけれど、美しい。


そういうものを感じます。

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2012.04.28

すみません、「インチキ更新」です。

◆ちょっと、疲れました。

すみません。昨日、「先週の記事に頂戴したコメントに毎日レスを書きます」と

記し、舌の根も乾かぬ間に約束を違えることになりますが、

実は今日は、レスも書いておりません。

今週は、東京だけではないでしょうが、気温の変動がはげしく、

24日(火)、大分県で真夏日(最高気温が30度以上)になった日、

東京も暑くて、水曜もまあまあ、暑く、木曜、金曜は急に10度ちかく気温が下がり、

しかし、金曜日は、湿度が高くて、蒸し暑いことこの上なく、大汗をかきました。

言い訳ですが、ブログ更新途中に眠ってしまう危険があるので、

今日は、更新を休ませて頂きます。

「インチキ更新」とは、このように「まともな更新が出来ない」理由を書いて、

それでも、形式上、空白の日ができないので「インチキ」更新なのです。

済みません、多分明日は何か書けると思います。

悪しからず。

ただ一つだけ、


既に日付が変わり「今日」になってしまいましたが、当日券があるというので。

すみだ“家庭の日”協賛 新日本フィル<親子コンサート>4月28日(土)14:00開演 会場:すみだトリフォニーホール

は、面白そうですよ。何がって、一番の聞き物は、
服部正作曲(鈴木隆太編) ラジオ体操第1

でしょうね。あの冒頭は確かにファンファーレとして使えるけど、とにかく、フル・オーケストラ版「ラジオ体操」です。

それから、これも東京の話になってしまいまして恐縮ですが、毎年GWに開催される
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭

というのがありまして、一つ一つのコンサートが長くて45分ぐらいらしいのですね。で、やたらと会場が幾つもあって、

色々な演奏が聴けるらしいです。「らしいです」でおわかりの通り私は、人混みが嫌いなので、行ったことがないのです。

行ったことがない、コンサートというか、「音楽祭」をお薦めは出来ませんけど、「紹介」はできます。

世の中には、積極的にこういう、人が大勢あつまるところがお好きな方がいらっしゃるでしょうから、

ご紹介しました。

すみません。やはり「インチキ更新」にしておいて正解でした。この短い記事を書くのにも実は、途中で1時間、椅子の上で寝てしまって

中断しています。

皆様、良い週末をお過ごし下さい。

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2012.04.27

1.【お詫び】コメント、返信の遅延/2.「小沢氏に無罪判決 起訴無効と言えず」←小沢一郎の支持者でも何でもありませんが、判決は妥当なのです。

◆【お詫び】コメント・返信が遅くなりまして申しわけありません。

のっけから、何のことか?と思われるかもしれませんが、これは約1週間前に、

2012年04月19日(木) 唐突ですみません。私、最近、おかしいですか?JIROの独断的日記ココログ版

を書きましたが、それに対して、多くの読者の皆様から大変ありがたい、コメントとメールを頂戴いたしました。

それに関して、翌日、
2012年04月20日(金) 皆様、ありがとうございました。お騒がせ致しましたことをお詫びします。/御礼にモーツァルト。JIROの独断的日記ココログ版

にて、御礼申しあげましたが、この中で、皆様お一人お一人のコメントやメールには、必ず返信を差し上げる、と

書きました。それは、ウソではありませんで、書いてはおりますのですが、

通り一遍の御礼では失礼だと思いまして、毎日、何人様かずつに返信を書かせて頂いているのです。

このため、元の文章から1週間以上経った今でも、まだ、全ての方に、御礼を書き込み、あるいは送信できていない、

という状態でございます。

遅くなりまして、大変申しわけございません。

皆様から頂いたコメント、メールは全部拝読しております。

モーリス・アンドレによる、モーツァルトの「オーボエ協奏曲」に関してメールを下さった読者の方にも、同じく

返信が遅くなっていることをお詫び致します。

今しばらくご猶予を頂戴できれば、と存じます。


◆記事:小沢氏に無罪判決 起訴無効と言えず(NHK 4月26日 11時8分)

政治資金を巡って収支報告書にうその記載をしたとして強制的に起訴された、民主党の小沢元代表に、東京地方裁判所は無罪の判決を言い渡しました。

裁判長はこれまでに、検察審査会による起訴議決は無効だという弁護側の主張について、

「事実と異なる捜査報告書が検察審査会に提出されたとしても、

起訴議決自体が無効とは言えない」という判断を示しました。

民主党の小沢一郎元代表(69)は、資金管理団体が土地を購入する際に提供した4億円を巡り、

収支報告書にうその記載をしたとして、検察審査会の議決によって強制的に起訴されました。

判決の言い渡しは26日午前10時から始まり、東京地方裁判所の大善文男裁判長は、冒頭で、

「被告人は無罪」と述べて、小沢元代表に無罪の判決を言い渡しました。

元代表は、法廷の中央の証言台に背筋を伸ばして立ち、無罪の言い渡しを受けると、裁判長に小さく頭を下げました。

裁判では、小沢元代表がうその記載について、石川知裕衆議院議員ら元秘書から報告を受けて、

了承していたかどうかが最大の争点になり、元代表は「共謀したことは断じてない」と、一貫して無罪を主張し続けました。

判決の言い渡しは今も続いていて、裁判長はこれまでに、検察審査会による起訴議決は無効だという弁護側の主張について、

「事実と異なる捜査報告書が検察審査会に提出されたとしても、起訴議決自体が無効とは言えない」という判断を示しました。


◆コメント:もともと、起訴が無茶苦茶なのです。

私は、政治家としての小沢一郎氏がどういう人物で何を考えているのかよくわかりません。

分かる人の方が少ないと思いますが、とにかく、ですから、政治家としての小沢一郎氏に対する評価を

書くことはできませんが、それとこれとは、全く別の話です。

白状すると、私は最初にこの事件に関して書いたときに、小沢不起訴は不当だと思ってしまいました。

私が間違ってました。不起訴が妥当だったのです。

この事件は元々、ゼネコンの水谷建設のヤミ献金。つまり、政治資金収支報告書に記載されてない献金ですね。

それを検察が立証して起訴したかったのです。

経過を書くと長くなるので、結論だけかくと、それを起訴事実として検察は、小沢一郎氏を起訴出来なかったのです。

そうしたら、水谷建設の闇献金とは全く関係のないこと。

平成16年10月に陸山会が小沢から4億円を借りて、土地を取得したのに、小沢の収支報告書には16年には記載されておらず、

政治資金収支報告書の平成17年分に秘書が記入したのを

小沢一郎が、知っていて共謀した。これは、犯罪だ。というのが、起訴の理由なのですが、


検察はこんなことでは小沢起訴は出来ないと判断して、不起訴にしたのに、

検察審査会という、素人から選ばれた委員会が、「起訴相当」と決定を下したのですね。


検察審査会というのは、検察の暴走を市民の常識感覚で「防ぐ」目的で創られた組織・制度ですが、

今回は逆に、プロ(検察)が起訴できない、としたことを素人(検察審査会)がいやクロだ、

といったので、小沢一郎が起訴されたわけです。


もと小沢の秘書だった石川知裕議員は既にこれで有罪判決(執行猶予付き)を受けてますが、

これは、検察(プロ)が起訴したのですが、繰り返しますが、政治資金報告書の虚偽記載。

但し、時期が2ヶ月ズレていたということです。


ところがこの一審判決が無茶で、収支報告書の虚偽記載だけが、起訴理由なのに、

4億円の中には、水谷建設の闇献金5,000万円が含まれていただろう?

と、既にそのことでは検察(プロ)が起訴を断念したことが判決理由に含まれてる。


しかし、小沢一郎を検察審査会が起訴相当と決めたのは、水谷建設云々ではなくて、

収支報告書の虚偽記載。しかも、別に土地売買を書いてないわけではなく、2ヶ月ずれていたと、

それで起訴するということは、元東京地検の郷原信郎さんがウェブやテレビや雑誌やとにかく

あちこちで何度も何度も発言したり文章にしていますが、

一政治家を、不動産の取得の時期のズレ「だけ」を起訴するということは、検察(プロ)なら

到底考えられず、現実に不起訴になったのに、素人集団の検察審査会の議決があったら、

起訴しなくてはいけない、というのなら、プロである検察の存在意義がない。

素人の「初めに、小沢の起訴ありき」できめられちゃった。

こんな事されたら、敵いません。検察審査会がその気になったら、誰でも「濡れ衣を着せられ」て,

刑事被告人にされてしまう。こんなことで、日本って民主主義国家というの?

ということです。

小沢無罪判決が正しいとは、そういうことです。

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2012.04.25

「京都・亀岡」の言語道断。

◆記事:「大変申し訳ない」=逮捕の少年、弁護士に―京都車暴走(時事通信 4月24日(火)23時19分配信)

京都府亀岡市で集団登校中の小学生の列に軽自動車が突っ込み10人が死傷した事故で、

逮捕された自称無職の少年(18)が「(被害者に)大変申し訳ない」と話していることが24日、分かった。

接見した弁護士が明らかにした。事件の重みを受け止められず、ぼうぜん自失とした様子だったという。


◆コメント:少年法廃止。死刑。

この18歳は胎児も含めれば3人殺したことになるのに、少年法が適用され、5年経ったらシャバに出る。

申しわけないことをした、と言っているところから、他人を死に至らしめることは「罪」だと、

つまり「悪い事」である、との認識があったことになる。「悪い」と分かっていてそれを

実行してしまったのであるから、誰でもなく「本人が悪い」のである。

少年法は、若者は一旦悪事を働いても更正の余地があるとかなんとか

悠長な趣旨が存在理由らしいが、この少年の場合、過失なら更正は関係ない。

罪刑法定主義など、近代刑法の基本的思想の大元は、イタリアの思想家、

チェーザレ・ベッカリーアで、その主著「犯罪と刑罰」で、ベッカリーアは、

犯罪の尺度は社会に対して与えた損害である

と書いている。その通りである。本件で社会が失ったのは3人の生命である。

社会に与えた損害に着目するならば、ガキだろうが、大人だろうが、関係ない。

少年法は廃止するべきだ。


この事故がもたらした結果は、犯人の18歳のガキが、今後いくら真面目に生きて働こうが、

取り返しが付かない。どうしようもない結果をもたらした人間は自らの命で償うべきだ

本当は、こいつが死んでも、死者が生き返るわけではないから、償ったといえるかわからない。

しかし、生かしておいたら、また何をするかわからない。一事が万事で、

こういう人間は、今はしおらしくしていても、5年経てば忘れる可能性が高い。

法学部で刑法を習うと、必ず、「刑罰の正当性の根拠」という講義がある。

人間が人間を罰することが出来る根拠は何か?という、本来は非常に哲学的、

倫理学的な議論だが、法学部ではとりあえずそれは考えない。


大きく分けて、「応報刑主義」と「教育刑主義」になる。

応報刑主義とは、要するに「この野郎!」ということだ。

教育刑主義とは、刑罰とは罪人を教育して善人にするためのものだ、という。

しかし、私はいずれにも属さない思想があるのではないか、と思っている。

こいつを生かしておいたら危険だから、殺そう、ということである。

いわば「排除主義」である。どのような刑法の教科書にも載っていない。

私が勝手に創った言葉である。

この18歳が該当するか分からぬが、かつての女子校生監禁コンクリート詰め事件

などを見ると、人間には、どうしようもない、根っからの「ワル」がいる。

こいうのは煮ても焼いても食えない。消すのが一番だ。

激情に繰られて書いているのではない。

以前から考えていたことを、初めて文字に記したまでである。

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2012.04.24

「資金難の交響楽団に2億円支援=大阪の信組」←良い行為は称讃されるべきだ。

◆記事:資金難の交響楽団に2億円支援=大阪の信組(時事通信 4月23日(月)17時0分配信)

近畿産業信用組合(大阪市)の青木定雄会長は23日記者会見し、

存続の危機にひんしている日本センチュリー交響楽団に対して「今年度から2億円程度の支援を行いたい」と述べた。

今後、楽団と具体的な支援内容について協議に入る。同楽団は、橋下徹大阪市長が府知事時代に補助金を打ち切られ、

昨年4月以降、スポンサー探しを進めていた。同信組は組合員から賛助金を募ることなどを検討。

青木会長は会見で「利益の一定割合を支援に回すことも考えたい」とも語った。


◆コメント:褒めるのが下手な日本人。

と、イヤミなコメント・タイトルにしてしまったが、まず強調すべきは、

近畿産業信用組合の青木会長、偉い!

ということである。

失礼な表現になるが、信用組合は金融機関としては、相対的に小規模な企業である。

それでも、日本センチュリー交響楽団に、年間2億円程度の支援をする、という。


一体メガバンクや、日本有数の大企業、もっと拡げれば一部上場企業の経営者は

何をかんがえているのであろう。


それぞれが、経常利益の0.1%ずつでも拠出したら、日本中のオーケストラや大阪市音楽団を

余裕で救えるだろうに。

(公平を期するために書くが、既に多くの大企業は既存のオーケストラに幾ばくかの援助をしている。

N響のコンサートに行くとプログラムの最後に「賛助会員」として多くの企業名が載っている。

あれは、スポンサーであることを意味しているが、潰れそうなオーケストラを救おうと申し出る企業は、ない)。

日本語で書かれているブログは、星の数ほどあろうが、今日最も取り上げられやすいのは、

京都で18歳の無免許の少年が3人の人(7歳の女の子、26歳の女性、そのお腹にいた子)を殺した

という話であろう。

それに関して私とて、勿論百万語が煮えくりかえっているが敢えて止める。

他に書く人がいくらでもいるだろうから。


私はこのブログで以前から何度も書いているが日本人は悪い事(人)を叩くのは得意だが

(日本人に限らないかも知れないけれど)、

良いこと、善いこと、めでたいことを祝ったり、誉め称えるのが実に下手クソである。

殆ど、人の褒め方をしらないのではないか?というぐらいである。


それは、マスコミの報道姿勢が大きく影響している。

どのメディアも、人の失敗や悪事や不幸を大きく取り上げるのは得意だが、

「いい話」を大きく取り上げない。現実の世の中では、良いこと、めでたいことも起きている筈だが、

暗い事ばかりを強調すると、大衆は世の中で悪い事「ばかり」が起きているような錯覚に陥る。


最初に、この件に触れたのは、
2007.02.06「バレエ:ローザンヌ国際コンクール 若手の登竜門、河野舞衣さん2位」←こういう事を大きく報じないから世の中暗くなる。

だった。その他、何度も、日本人の「褒め下手」について書いた。

チャイコフスキーコンクール演奏部門でヴァイオリンの神尾さんが優勝したとき、

チャイコフスキーコンクールには 演奏部門の他に、楽器製作部門があり、ヴァイオリン製作部門の1位と2位を

クレモナに工房を持つ、日本人の菊田さんと高橋さんが獲ったときにも書いた。
2007.06.16「チャイコフスキー国際コン:弦楽器製作で日本人が1、2位」←「良いこと」は大ニュースにならないのかい?

2007.06.21 チャイコフスキーコンクール・楽器製作部門優勝の菊田さんからもコメントを頂きました

また、毎年、日本の高校生が国際数学、物理学、生物学、化学など、「勉強のオリンピック」で金メダルを獲得している。

大新聞は、社説か何かで「若者の学力低下を憂える」ようなことを書いているくせに、彼らが毎年、勉強の五輪で金メダルを獲っているのに、

絶対に社会面のベタ記事(片隅の一番小さい活字の記事)でしか取り上げない。


だから、私は、毎年必ず書いている。
2007.07.23 「<国際物理五輪>灘高の2人が日本初の金メダル」←毎度、同じ事を書くが、何故「良い事」を大きく報じないのか?

2009.07.25 「国際数学五輪、日本2位=過去最高、副島さん総合トップ-物理も全員メダル」←どうして「良い話」を「小さく」取りあげるのか

2010.07.18 「過去最高に並ぶ金1、銀3=日本代表の高校生―国際生物学五輪」←偉い。

2010.09.29 「金1、銀3で日本3位=国際地学五輪」←何度も書くが、何故「良いこと」を「小さく」報じるのか。

2011.07.18 「物理五輪、日本の高校生3人が金 銀も2人」「生物学五輪、日本の高校生3人が金メダル」←女子サッカーもいいけどさ。

2011.09.20「<地学五輪>日本代表の高校生4人全員メダル 渡辺さんは金」←毎年書くが何故「勉強五輪」金メダルはベタ記事なのか。

これだけ、日本人が「金メダルを毎年」獲得していることを知っていた人の方が少ないであろう。

メディアが悪いのである。


◆今日の結論:1.大企業はオーケストラを助けろ。2.日本人は「褒める」ことを覚えろ。

最初の日本センチュリー交響楽団支援の話から、話題が逸れたが、言いたいことは要するにその2つだ。

橋下市長は大阪市音楽団を潰そうとしているし、大阪フィルが潰れても構わないと思っている。

大阪府民に呼びかけても反応がない。素人吹奏楽の連中も(何たる恩知らずかとおもうが)、

Twitterなど見ていると、自分の楽器の練習の事ばかり書いている。プロが路頭に迷っても知ったことでは無いらしい。

こうなったら、クラシック好きの大企業経営者を見つけた方が早い。

大企業の社会的貢献ということが今、しきりに言われている。企業が自社のイメージを気にする世の中なのだ。その意味ではチャンスなのだ。

一億円だろうが四億円だろうが、世界に冠たる日本を代表するメーカーや、メガバンクにとっては、

それぐらい痛くも痒くもない。これに株主代表訴訟を起こすバカもいないだろう。

東証一部上場企業とは日本の頂点にある企業群のはずだ。オーケストラぐらい、助けろ。


メガバンクが経常利益数千億のくせに何にもしないのに、

日本センチュリー交響楽団支援を決めた、地域金融機関たる、近畿産業信用組合は立派である。

それがひとつ。


もうひとつの結論。

一般論として、世の中が暗く見えるのは、311の後は実際に深刻なのだが、

本当に深刻なことの訴え方は不十分で、殺人事件などばかり取り上げるメディアにも原因がある。


今の日本は確かに崖っぷちだが、悪い事「だけ」が起きているのではない。

良い事、善い行い。優れた人物、業績、功績を「大きく」取り上げるべきだ。

以上。

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2012.04.22

福島第一原発4号機の危険を指摘しているのは、小出助教だけではない。

記事1:福島第一原発4号機・使用済み核燃料プールの危機的状況を米上院議員が指摘、「国際的支援を仰げ」と駐米大使に書簡を送付(東洋経済オンライン 4月19日(木)13時34分配信)

福島第一原子力発電所を4月6日に視察した米国のロン・ワイデン上院議員(民主党、オレゴン州選出)は16日、

同原発の危機的状況を回避するために日本が国際的な支援を要請すべきだとする書簡を藤崎一郎・駐米大使に送付したことを、

自身のホームページで明らかにした。

米上院エネルギー委員会に所属するワイデン議員は、同様の書簡をスティーブン・チュー・米エネルギー庁長官や

ヒラリー・クリントン国務長官、米原子力規制委員会のグレゴリー・ヤツコ委員長にも同日付けで送ったと言及。

米有力議員による警鐘は、国際的にも大きな注目を集めることになりそうだ。


ワイデン議員が特に問題視しているのが、1300体を上回る使用済み核燃料が存在する4号機の核燃料プール。

ホームページで同議員は、再び大きな地震が起きた場合に重大事態になる可能性があるとしている。

4号機の使用済み核燃料プールについては、代替冷却設備が原因不明の自動停止を起こし、

設備が故障・冷却液が漏れるというトラブルが4月12日に発生している。


記事2:ドイツ国営放送が「フクシマのウソ」を告発 「原子力ムラ」の恐るべき実態を暴いたドキュメンタリーが話題に(シネマトゥデイ 4月18日(水)13時26分配信)

動画サイトYouTubeなどにアップされている、ドイツの国営放送ZDFが製作したドキュメンタリー番組

「フクシマのウソ(原題:Die Fukushima Luge)」の衝撃的な内容が、ネット上で話題を呼んでいる。

今年3月8日にドイツで放映された本作は、監督を務めるZDF特派員であるヨハネス・ハーノ記者が、

外国人と見破られないよう防護服を着込み、福島の立ち入り禁止区域に潜入取材する衝撃的なシーンから始まる。

クルーたちを先導するのは、長年にわたり福島第一原発と第二原発で働いていた原子力分野におけるエンジニア会社の社長だ。

同社長は、原発の安全性における重大な欠陥を指摘してきた自身の訴えを東電、政府、大学の学者たちで構成された

「原子力ムラ」に無視され続けてきたことを告白。

番組は、日本のメディアでは決して語られることのなかった「原子力ムラ」の恐るべき実態を次々に暴いていく。

インタビューには、日本で強大な影響力を持つグループ「原子力ムラ」に翻弄(ほんろう)された人物の一人として、

元首相の菅直人氏も登場。

震災後、東電から内密に職員を福島第一から撤退させていいかを打診されていたという衝撃的な事実を告白し、

「原発を推進すれば、多額の献金が入り込む。それは文化に関しても同じで、スポーツやマスコミも含みます」と、

日本全体にはびこる「原子力ムラ」による圧力の実態についても赤裸々に語っている。

日本のタブーに深く切り込んだハーノ記者は、番組の最後で

「1,000以上もの使用済み核燃料が入った燃料プールがある、半壊状態の4号機が臨界を起こした場合、日本にとって致命的なものとなるだろう」

と福島第一原発4号機の危険性を指摘。

前出のエンジニア会社社長は4号機燃料プールの上の階に、新しい燃料棒が保管され、

「重すぎる」機械が置いてあることを指摘した上で、

「もう一度大地震が来れば建物は崩壊してしまうはず。そうなれば、また新たな臨界が起こるでしょう」

と深刻な表情を浮かべる。

本作をパリのプロデューサーに教えられて知ったという、映画『friends after 3.11【劇場版】』を監督した岩井俊二は

、「4号機の危険性を指摘するくだりで、地震学者が今後の大地震の発生する確率を語るに至っては、恐怖の一言でした。

にもかかわらず、政府はいまだに再稼働と言っている。脱原発というより、脱日本。でも、そう簡単にはできないのが現実。

自分たちは恐怖を日常として生きていくしかないのか、そう感じてしまいました」とコメントした。

4号機は、今月12日に冷却装置がストップするというアクシデントが起きたばかりだ。

ネット上では、動画を観た人々が、「日本人はぜったいに観るべき」などというコメントと共に、

ブログやツイッターを通してこのドキュメンタリーの内容を紹介しており、

有志によって作られた日本語字幕バージョンがアップされている動画の再生回数は日を追うごとに増加し続けている。(編集部:森田真帆)

(注:色文字は引用者による。)


記事3:「福島原発4号機は危機的状況、国際的な責務果たせ」――元駐スイス大使が枝野・細野両大臣と米倉・日本経団連会長に要請(オルタナ 4月13日(金)13時50分配信)

「福島原発4号機の深刻な状況はもはや世界の重大関心事になりつつある」――。

村田光平・元駐スイス大使は4月8日、枝野幸男経済産業相、細野豪志環境・原発担当相、米倉弘昌日本経団連会長に対して、

使用済み燃料プールが破損した場合に甚大な被害が予想される4号機への速やかな対応を求めた。

福島第一原発の4号機には、1535本もの使用済み燃料がプールに保管されている。

このプールの構造は今回の震災で脆弱な状態にあり、

次に大地震や不慮の爆発が起きたときにプールが損傷すれば、甚大な被害が予想されている。

4号機のプールから150メートルしか離れていない場所には、6375本の燃料棒がプールに保管されている。

村田氏は「いまだに毎時1億ベクレル近い放射能を出し続ける福島第一、

世界を脅かす4号機問題などの本来最優先課題として対処すべきことがなされていないことが

ついに国際的に明確に問題にされ出した」と指摘。

「問題の本質が全世界の命運に関わるだけにこの勢いは止まらない」と警鐘を鳴らしている。

その上で、原子力委員会の専門部会の提案にもある「第三者機関」の設置を強く両大臣に求めた。

米倉会長に対しては「日本の、そして世界の命運のかかったこの問題がこのように関心を招くのは当然のことで、

福島事故を抱えた日本の無関心は異常である」として、

日本経団連会長としての理解と支援を求めた。(オルタナ編集部=赤坂祥彦)


◆コメント:特に補足することは、ありません。

福島第一原発の4号機で、使用済み核燃料プールがもしも壊れるようなことになったら、

今までの100倍ぐらいの放射性物質が環境に放出されて、日本はおしまいだろう、

というのは、小出助教が繰り返し指摘していることで、弊日記・ブログでも、小出助教がテレ朝系に

出演なさった時の動画を貼り付けて説明しました。

2012.03.23 福島原発4号機の使用済み核燃料プールが壊れたら、(東京も含めて)「おしまいです」(小出助教)

ですから、勿論、現実の状況そのものは、非常に恐ろしいのですが、

それを指摘する人々がいる、と言うこと自体は「驚き」ではありません。

但し、小出助教だけではなく、アメリカの上院議員、ドイツ国営放送、元駐スイス大使、

と、皆小出助教の仲間でもないし、お互いに関係のない3者が、期せずして、全く同じ危険を

声高に訴えているのに、肝心の日本政府は全然お構い無し。

内閣総理大臣の手許に今の福島第一原発に関して、本当の情報が伝わっていないとしたら

それは問題ですけど、それでも、一般人の私ですら、これほど簡単に3つの情報源を見つけられるし、

内閣総理大臣が問題にしなくても、国会で誰も福島第一原発4号機に関する議題を

最優先にするべきだ、と言わないのは、元駐スイス大使がいうとおり、異常ですよ。


消費税率引き上げに政治生命を賭けるとか、国交相と防衛相の問責決議案とか、

ここまで来ると、確かに「異常」という表現が最適です。


記事1で書かれている、アメリカ上院議員ロン・ワイデン氏のサイトを見ると

確かに、
04/16/12 After Tour of Fukushima Nuclear Power Station, Wyden Says Situation Worse than Reported

(福島原発を視察したワイデン議員は、状況は話に聴いていたよりも一層深刻だ、と述べている)というページがあります。

本人の発言の箇所を抜萃します。
“The scope of damage to the plants and to the surrounding area was far beyond what I expected and the scope of the challenges to the utility owner, the government of Japan, and to the people of the region are daunting,” Wyden wrote in the letter. “The precarious status of the Fukushima Daiichi nuclear units and the risk presented by the enormous inventory of radioactive materials and spent fuel in the event of further earthquake threats should be of concern to all and a focus of greater international support and assistance.”

 上手くないですけど訳すと、
原発や周囲の地域が受けた被害の範囲は、私の想像を遙かに超えており、東電や政府や地域住民にとって、問題の深刻さは恐ろしいほどだ。福島原発の不安定な状態とりわけ、使用済み核燃料が貯蔵されている場所は、再び大地震が来た場合のリスクは全世界にとっての脅威であり、日本は国際的な支援を受け入れるべきだ。

と言うところでしょうか。

そして確かにクリントン国務長官、藤崎駐米日本大使などに書簡を送り、それを自分のウェブに載せています。


◆ドイツ国営放送:日本語字幕を入れて下さったかた、有難うございます。

記事2に書かれているドイツ国営放送の番組。

日本語字幕を埋め、日本語吹き替えをして下さった方がいらっしゃいます。

有難うございます。


フクシマのうそ(吹き替え)






記事3は、全くそのとおりで、何も補足する必要がないと思います。

やはり、この問題が国会で最優先で取り扱われるべきなのに、

議題にすら、ならない、というのは、異常です。

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2012.04.21

皆様、ありがとうございました。お騒がせ致しましたことをお詫びします。/御礼にモーツァルト。

◆昨日の文章に多くの方からコメント、メールを頂戴いたしました。

昨日の日記(ブログ)記事、

唐突ですみません。私、最近、おかしいですか?

に、大変、多くの方々から、ご丁寧かつご親切なコメントとメールを

頂戴いたしました。お一人お一人のお言葉を何度も読み返しました。

「時間」は取り返しが付かないものです。

皆さま、それぞれの人生における、二度と戻らない貴重なお時間を私めごときの為に

割いて下さったわけで、それ自体、大変にありがたいことでございます。

心より御礼申しあげます。ありがとうございました。

同時に、皆さまはその時間を、ご自分の為のもっと楽しい事、有意義なことに、

お使いになることができたのですから、

私が昨日の記事を載せてしまったが為に、

取り返しが付かない、よけいなお手間を掛けてしまいました。

そんなことは、「ご意見をお聞かせ下さい」とお願いする時点で当然の結果として

私は推測できたことで、にも関わらず、「構ってちゃん」記事を載せた、自らの不明に

今更、ですが、大袈裟ではなく、顔を赧らめております。



しかしながら、皆さまのお言葉のおかげで「正気に返る」ことが出来たのもまた事実です。


本来、お一人お一人に、返信を差し上げ、その後にこのような文章をここに載せるのが

「筋」でございます。


勿論、コメント、メールには、できる限りはやく、お返事もうしあげますが、

予想(という言い方自体が失礼ですが)よりも多くの方から

大変にお心のこもったメッセージを頂いておりますから、通り一遍の

返信では失礼ですので、全部御礼を書いたのち、この場で御礼を書くとなると遅くなってしまいます。


この記事自体を、皆様への返信の代替物にするつもりは、毛頭ございませんが

取り急ぎ、なるべく早く、最初の御礼をもうしあげたく、

ここに駄文を載せた次第でございます。

皆様ありがとうございました。


◆お礼に音楽を。モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595 第3楽章(ピアノ独奏:ワルター・クリーン)

ワルター・クリーン氏に関しては、少なくとも過去2回、書いています。

直近では、昨年の暮れに一度ご紹介したのですが、サーバーを替えまして、

音が聞けない、という状況なので、最初に取り上げた、

2010.02.06 【音楽】お薦め。ワルター・クリーン氏(ピアニスト)のモーツァルトピアノ協奏曲第27番を含むアルバム。

にリンクしておきます。

その記事で、ワルター・クリーン氏が1989年に故・若杉弘氏指揮、NHK交響楽団と協演した、

「伝説的名演」について書きました。

このときには、まだ録音が商品になっていませんでしたが、今調べて驚きました。

なんと、ちょうど一週間後、CD化されて発売されます。
モーツァルト: ピアノ協奏曲第20番, 第24番, 第23番, 第27番 Walter Klien 、 Horst Stein 、 若杉弘 、 NHK交響楽団

「伝説的名演」の27番以外に、ワルター・クリーン氏はN響名誉指揮者、ホルスト・シュタイン氏と親友でしたが、

そのシュタイン氏の伴奏(指揮)で弾いた他の、更に伝説的名演が含まれております。

2枚組ですが、今予約すると(私はTOWER RECORDSと何ら利害関係はないのですが)、¥1,884だそうです。

ワルター・クリーン氏を、まだお持ちでないかたにはもとより、既に、これからご紹介するCDをお持ちの方にも

まだ発売されていませんから本当は無責任なのですが、是非、お薦めします。

今日お聴き頂くのは、
モーツァルト:ピアノ協奏曲集(第12、14、16、17、18、21、23、24、26、27番)

で、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー(この人も何度も来日してますが)指揮、ミネソタ交響楽団です。

これはこれで名演ですが、4,370円です。Amazonの邪魔をする気はないですが、伝説的名演の予約をお奨めします。

今日はとにかく今はこれしか、音源がございません。しかし、大変美しい。

モーツァルトは、このピアノ協奏曲27番、第3楽章の主題をもとに、数日後、「春への憧れ」という歌曲を書いてます。

ワルター・クリーン氏はその「春への憧れ」を、コンチェルトのカデンツァに使っています。


ワルター・クリーン(ピアノ)、スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)、ミネソタ管弦楽団。


モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595 第三楽章 







非常にモーツァルトですね。

くどくなりますが、お薦めは「伝説的名演」を含む、4月28日発売、
モーツァルト: ピアノ協奏曲第20番, 第24番, 第23番, 第27番 Walter Klien 、 Horst Stein 、 若杉弘 、 NHK交響楽団

です。



乱文、何卒、ご容赦のほど。

皆様、良い週末をお過ごし下さい。

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2012.04.19

唐突ですみません。私、最近、おかしいですか?

◆何のことは無い。私が今日は「煙突男」です。

こういうことを書いていいものかどうか。

迷ったのですが、ウジウジしていても仕方がないので、思い切って書きます。

先日、北朝鮮も橋下市長も煙突男と同じだなどと書いておきながら、

今日は私が、その「煙突男」です。


最近ブログに何を書いても、mixiボイスや、Twitterで、何をつぶやいても、反応が余りにも少なくて、

不安なのです。「少ない」のであって、全くないことはないのですが。

ブログでは最近、10周年の際、長く弊ブログを御愛読頂いている方から、

お言葉を頂戴しました。それは、大変ありがたい。勿論です。

また、最近読者になられた方からコメントを頂くそれだけでも、ありがたいのです。


一方、以前からの読者の方からのお言葉が最近、非常にへっているのです。

いつ頃からか分からないのですが、去年辺りからでしょうか。


実は、これは我が儘であることも自覚しています。

つまり私が他人様のブログにコメントを書くことはまず、ないのに、

ひと様に

ブログ・コメントやエンピツ・フォームメールをくれえ

というのは、虫が良すぎるのですが、以前はそれで成り立っていたので焦ってます。


自分のことは自分では、よく分からないものです。

しかし、敢えて自己分析・自己観察をし、或いは(殆ど妄想的なのもありますが)想像を

書き連ねると、

  1. 日記・ブログの文章。TwitterでのTweetの内容に過激(というか、トゲがあるというか)なので、何となく「触らぬ神に祟り無し」の気がする。(だとすれば、多分リアルにおいて、息子は進路が定まらず、母は認知症の気配が濃厚だし、親戚は末期ガンだし、義父は脳動脈瘤があり、経過観察中。自分のウツも完治しない、等、良いことがないので、その鬱々賭した気分が、「疫病神的雰囲気」としてブログの文章や、Tweetに滲み出ているかも知れません) 。

  2. 私はなにしろ姓名判断でも「口は災いの元」の画数なのですが、知らず識らず、人の恨みを買い、私を蛇蝎の如く嫌っている人が、私の知らないところで、「JIROには関わらない方がいいぞ」と、こっそり書いている(←これは、流石にかなり「妄想的」であることを自覚し、敢えて書いてます)。

  3. ブログでも、Twitterでも、福島第一原発の現実をあまりにもはっきり書き、絶望的な結論(日本は滅びるだろう、の類)を書くので、読者の方から敬遠されている。

  4. フジコ・ヘミングの件でコメントに対して口汚いレスを書きすぎてヒンシュクを買った。

  5. 早寝すればいいのに夜更かしをして、Twitterや日記・ブログを書くときにかなり「キチガイ」っぽいことを書いていて、コメントを付けにくい。

  6. ブログでもTwitterでも同じ事を何度も書くから、うんざりする。
  7. ↑に書いたこと全ての複合。

  8. 単なる気のせい。皆さん、忙しい。いちいちお前(JIRO)にコメントを書いて貰える訳がないだろう。甘えるな。

などとなります。

何でそんなことを気にするのかというと、特にお馴染みさんが次々に離脱していくんですね。

Twitterというのは、それがかなりよく分かります。

こちらはずっとフォローしていて、相手の方も以前はフォローして下さっていたのですが

ふと、気がつくとフォローを解除されている、という例が多いのです。

ブログでも、殆ど1年に一回か二回ですが、それでもたまにコメントやメールを下さっていた方からのそれが、

次々にプッツリと途切れております。


ヘッドラインに書いた通り、今日の私は「煙突男」の典型です

(ただし、構っていただけないなら、飛び降りる、というつもりでは有りません)。


本当にいい年をしてみっともないのですが、恥を忍んで、

読者の皆様のご助言をお待ちしております

(しかし、明らかな嫌がらせは無視します)。

よろしくお願い申し上げます。

人間というのは、例えば私が田中二郎という人間だとしますと、他人に「お前は田中二郎だ」と認知されて、

初めて「田中二郎」の自我が、存在するのですね。人から完全に無視され(ている、とは勿論もうしませんが)

ると、人間、多分発狂するだろう、と、「ものぐさ精神分析」の岸田秀氏が書いていたのを思い出しました。

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「ヒップホップに指導資格 中学のダンス必修化で」←文科省は昔からバカが行く役所として知られている。

◆記事:ヒップホップに指導資格 中学のダンス必修化で(産経新聞 2012.4.18 21:02)

今月から中学校の体育の授業でダンスが必修化されたのを受け、

一般社団法人「ワールドリズムダンス技能協会」(東京)は18日、ヒップホップダンスの指導者を認定する資格を創設すると発表した。

名称は「ヒップホップダンス基本技能指導士」。技能や知識を問う有料の検定試験を5、8、12月に実施。

来年以降も年2回のペースで行う。中学教諭のほか、ダンス教室のインストラクター、ダンスをリハビリに取り入れた

介護現場の職員らを受験対象者として想定している。

ダンスは中学1、2年で武道とともに必修になり、ヒップホップなど「現代的なリズムのダンス」、

創作ダンス、フォークダンスから選ぶことになった。文部科学省が昨年12月から今年1月にかけて実施した

公立学校の抽出調査では、現代的なリズムのダンスを選んだ学校が最も多かった。


◆ダンスだろうが、武道だろうが、英語だろうが、知らないことは教えられない。

記事に載っている「ヒップホップダンス基本技能指導士」なる資格を考えたのは、

文部科学省ではなく、一般社団法人「ワールドリズムダンス技能協会」だが、

そもそもの発端は、文科省が発した学習指導要領により、今年の4月から、

中学1,2年でダンスと武道が必修化されたことが、発端であることは言うまでも無い。


ダンスや柔道を体育の授業で教えてはいけない、とは言わないが、

「必修化」は明らかにやりすぎである

小学校で英語を教えるとか言いだしたときと同じ事である。

即ち、教師自身が知らないことを教えろという「指導要領」は常識で考えて、

無茶苦茶だ。それは「教育」より「詐欺」と言うべきである。


小学校の教師に「英語」を教えろと言う場合、教師は大学を出ているから、

英語を多少はしっているであろうが、語学教師はそれ自体が専門職である。

それは、ダンスだろうが、武道だろうが同じ事だろう。


それを「授業」というのは、どういうことか?

例えば私は全くフランス語を知らないが、

明日から、「アテネ・フランセ」の「フランス語入門コース」(があるか、知らないが)

に通い。生まれて初めてフランス語に接し、そこで習ったことを、

同時に自宅で「JIROフランス語教室」を開業し、「入門コース」の授業を行うに等しい。

これで、怒らない人がいるだろうか。


怒られるだけなら、まだ良いが、ヒップホップなど見たことも聴いたこともない

中年の中学の先生がいきなりやって、上手く「踊れる」訳がない。生徒の前で大恥をかくだろう。


大恥ならまだしも、柔道となると、正気の沙汰とは思われない。下手な投げ方をして、頭から

床に落ちたら、最悪、頸椎損傷で、一生四肢麻痺である。首から下は一生動かない。

いや、それどころか、命が危ない。冗談ではなく素人が教えたらそうなりかねない。

私は、高校の体育の授業の一コマが「柔道」だったが、歴とした柔道場があり、

指導は、柔道だけを教える、専門家だった。


◆文科省は何も新しい授業を考えるな。

「ゆとり教育」ですっかりアホな子供が増え、

やっぱりあれは、失敗だったというが、後を任された高等教育の教師は、

最近の生徒のあまりの基礎学力の無さに頭を抱えている。


あれだけの大失敗をして、まだ懲りない。


私が子供の頃は旧文部省だが、とにかくキャリアになるための試験、

現在の制度はよく知らぬが、国家公務員試験の上級試験で、最も成績が良い者が旧大蔵省(現・財務相)の官僚となり、

一番成績が悪い連中が、旧文部省(現・文科省)の官僚となる、ということは、それが良いこととは到底思えないが、

とにかく昔からよく知られていることだ。

今でも、財務官僚が皆が皆優秀でもないだろうが、文科省のアホさ加減は、

少なくとも半世紀前からほぼ、同じだ。


小学校から英語を教えても、それがたとえ、英語教育の専門家による授業だとしても、

全員が英語が得意になるわけではない

中学の体育では、全員に「ダンス」や「武道」を必修化する合理的理由は存在しない。

ダンスも柔道もやりたい生徒は、放っておいても自分から始めるであろう。


文科省に限らないが、中央官庁は或る決定を下し、現場に命ずるが、それによって、

現場が混乱することが分かっているくせに実行し、混乱しても誰も責任を取らない。

何もしない方がマシだ。

せめて中学の武道必修化だけは、取り消す通達を、死者が出る前に一刻も早く発するべきだ。

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2012.04.18

「中電「浜岡原発、津波21mでも安全」――ただし停止中の場合」←問題をすり替えています。

◆記事:中電「浜岡原発、津波21mでも安全」――ただし停止中の場合(オルタナ 4月17日(火)9時2分配信)

中部電力は16日、南海トラフの巨大地震により浜岡原発(静岡県御前崎市)の周辺を最大21mの津波が襲うとした内閣府の検討結果について、

同原発の停止中は冷却機能が失われても高台に設置したポンプを使って安全を確保できるとする検討結果を発表した。

浜岡原発では現在、施設の海岸側に海抜18mの防波壁を建設する工事を行っている。

しかし3月31日に開かれた内閣府の検討会で、

浜岡原発付近に押し寄せる津波の最大の高さが防波壁を上回ると予想されることから、

経産省原子力安全・保安院が2日、中電に検討を指示していた。

しかし今回の検討結果は同原発が停止中で核燃料が冷えていることを前提としており、運転時の想定ではない。

また、予想される21mの高さは海岸付近のもので、津波が陸地を駆け上がる際の高さを示す「遡上高」ではない。


◆コメント:いつの間にか、原発のリスクの中心が「津波」になっています。

これは、私独自の意見ではなく、小出裕章京都大学原子炉実験所助教が何度も言っていることです。

小出助教は東日本大震災が起きる前から、浜岡原発は廃炉にするべきだ、

という意見で、それは、2008年の講演記録がネット上で簡単に見つかる。

巨大地震が原発を襲うとき--2008年10月26日 京都大学・原子炉実験所 小出裕章(PDF)

この講演で、小出先生は、2007年7月16日、新潟県中越沖地震が柏崎・刈羽原子力発電所に

与えたダメージを根拠に、「地震(の揺れ)そのものが原発に与えるダメージ」とその結果

生ずる、放射能漏れの危険性をしきりに訴えている。


中部電力・浜岡原発(静岡県)は、東海地震の想定震源域のド真ん中に建っており、

津波ではなくて、地震そのもの危険を指摘しているのだ。


それなのに、国や各電力会社、そしてマスコミは、

東日本大震災と福島第一原発事故の後、
大地震が起きた場合、原発にとっての最大のリスクは「津波」だ。

と問題をすり替えている。

常識で考えて、M9クラスの地震が原発を襲った場合、まず懸念すべきは、

建造物としての原子力発電所、とりわけ心臓部である原子炉圧力容器、格納容器、原子炉建屋の耐震性である。

津波を心配しなくて良い、とは言わないが、東日本大震災で津波が原因で福島第一原発が外部電力も

予備電力も喪失し、結果、核燃料を冷却出来なくなったから、といって、今度は予め想定するリスクを

津波「だけ」に限定する理由はない。


東日本大震災では、震源と福島第一はある程度距離があったが、

浜岡は想定震源域の真ん中に建っているのであるから、直下が震源で、しかも

東日本と同様のマグニチュード9クラスの超巨大地震が発生した場合には、

津波以前に地震そのものにより、原子炉圧力容器が破損したり、或いは、そこまでいかなくても、

冷却水循環ポンプが故障・破損したり、しなくても電源が失われたら、と考えると、

浜岡に限らず、原発は稼働していなくても、存在するだけで(圧力容器には核燃料があるのだから)

危険なのだ、ということが、まだ、理解されていない。

大飯原発再稼働の是非が問われているが、再稼働云々ではなく、

全ての原発を一刻もはやく廃炉にするべきなのだ。

全く事故が起きていない東海原発を廃炉にするのですら20年かかるのである。

全ての原発を廃炉にするまでに再び巨大地震に襲われたら・・・と考えると

既に手遅れのような嫌な予感がするが、何もしないより遙かにマシだ。

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2012.04.15

【差替】【御愛読御礼】ネットで日記を書き始めて10年経ちました。(音楽追加しました)。

◆毎年、書いておりますので、ごく簡単に。

ここ数年の、4月14日か15日の記事を読み返しますと、

毎年。【御愛読御礼】満7年、8年、9年です、と書いております。

止めなければ、自然に満10年になります。当たり前です。


正直に書きますと昨年までは、「10周年は少し盛大にやろうか」と思っていました。

盛大にといっても、記念パーティを開くとか、そんな事ではなく、

「この10年、色々有りました」という話を書こうかとも思ったのです。


しかし、それをやると、私は多分、苦労話や愚痴ばかりを、書くと思います。


とにかく10年続いた(といっても途中かなりサボった日がありますが)ということは

自分でも意外です。紙の日記しか、この世に存在しなかった頃は、

何度試みても文字どおりの三日坊主でした。

読んで下さる方がおられる、ということがこれほど「書き続ける気持ち」を

もたらしてくださることが分かったのは、大変大きな収穫でした。

10年前の日記を読み返して、今の日記を読むと、

精神的な未成熟さが、露わで、全然成長の跡が認められず、

誠にお恥ずかしい限りです。

いつまで続けられるか何とも言えませんが、

今後とも、よろしければ駄文にお付き合い頂きたく、お願い申し上げます。

この後、音楽を用意してありますが、エンピツというのは、毎時46分までに登録しないと、

次は、30分後となり、日付が変わってしまいます。

一旦登録すれば、15日の日付になります。

後ほど差替えるつもりでございます。

簡単ですが、取り急ぎ御礼まで。


◆若干補筆。

全段落で書いた通り、この数年毎年4月14日か15日に「御愛読御礼」に弊日記・ブログについて

書いていますが、もう一度書きます。

私は同じ文章を二箇所にアップしています。

1つは、ウェブ日記サービスエンピツのJIROの独断的日記

(これは最新ページですので更新すると内容が変わります。目次ページはこちらになります)です。

このエンピツに今は、新規を受け付けていないそうですが、

当時は無料が普通でしたが、今では、有料版すら、新規の登録は断っているのでは無いかと思います。

これに登録した、つまりアカウントを開いたのが2002年4月15日なので、日曜日でちょうど満10年となります。


その、約2年半後、2004年にブログサービス「ココログ」にアカウントを開き、当時から今まで、原則としてエンピツと同じ文章を

載せています。

ブログ・アカウントを開いたのは、当時物凄い勢いで、あたかもTwitterが流行りだしたときのように、

ブログを始める人が加速度的に増え、ウェブ日記は失礼ながら、あまり人々が感心を持たなくなったのです。

私は、プライベートな事柄を書き記す文字通りの日記ではなく「時事問題」にコメントする文章を書いているので、

より大勢の人に自分の意見を読んで頂く為には、掲載する場所を2つにした方が良いと思ったからです。

あまり、説明がくどいのも行けないのでこの辺にします。


◆【音楽】モーリス・アンドレ。続きます。「夜の女王のアリア」をトランペットで。

これも、このところ毎回書きますが、アナログレコード時代は、これだけで一枚だったんですが、今は、

モーリス・アンドレ・エディション第4集~組曲、舞曲、編曲集(6CD)しかないようです。

6枚組のCD-BOXですが、Disc3に収録されています。

モーツァルトの歌劇「魔笛」の夜の女王のアリア。

普通のオペラのレパートリーでは、ソプラノの最高音、三点ヘ(F6)がでます。

最高音域での声のコントロールが要求される、コロラトゥーラの独擅場です。

それをピッコロトランペットで演奏したもの。


モーツァルト:歌劇「魔笛」第2幕「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」(トランペット=モーリス・アンドレ))







これは、楽器でも歌でもギリギリの高音で非常に難しいでしょうね。想像ぐらいは、できます。

もう一曲だけ。オペラ・アリアをトランペット。

ロッシーニ、序曲は皆しっている歌劇「セビリアの理髪師」ですがその第2幕の最初に

演奏されるアリア。「今の歌声は!」です。


最初に本物(声楽)で聴いてみましょう。

私が日本の声楽家で一番上手いとブログに書き、今もそう思っているソプラノの森麻季さん。

引用元は、愛しい友よ~イタリア・オペラ・アリア集 (森麻季)です。


ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」第二幕「今の歌声は!」(ソプラノ:森麻季さん







すごいでしょ?あらゆる点に置いて。私はですね。こういう超一流の演奏を聴くと「クラシックって次元が違う」と

どうしても思います。クラシック以外の歌を歌を十羽一絡げで「歌謡曲」と呼ばせて頂きますが、歌謡曲の人達、

よく、みずからを「アーティスト」とか言っているけど、今の森麻季さんの超絶的な技巧と完璧な音程。オーケストラを

バックにしてもホールの隅々まで、マイクなど使わずに響き渡るであろう声。こういうのを聴いたら、普通の神経だったら、

歌謡曲の人、自分達程度の歌でクラシックのコロラトゥーラ・ソプラノより遙かに大きい経済的見返りを得ていることが、

恥ずかしくなるのでは無いかと思います。


さて、イヤミはこれぐらいにして、同じアリアをモーリス・アンドレがトランペットで吹いたらどうなるか。


ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」第二幕「今の歌声は!」 (トランペット:モーリス・アンドレ)







トランペットにはバルブ(ピストン)がありますから、音階的な動きなどは、声楽よりも簡単かもしれませんが、

このアリア、とてつもなく難しいということが、楽器の演奏で聴くとより一層明らかになりますね。アンドレの

高音のコントロールは勿論すごいですが、森さんの演奏技術が如何に超絶的か、ということも同時によく分かりました。


さて、4月14日はヘンデル(1685年2月23日 - 1759年4月14日)の命日でしたから、最後は綺麗で有名な二曲で。

オンブラ・マイ・フですが、余りにも有名ですが、これを元チェコフィル首席トランペット奏者、

ミロスラフ・ケイマルで演奏しています。この人もアンドレとはまた違うんですが、ものすごく綺麗な音を

出す人で、このオンブラマイフは多分、トランペットではなくて、フリューゲル・ホーンだろうと、

CDには書いてないのですが、専門家に言われました。なるほど、と思いました。

楽器の音色自体がトラペットよりも柔らかいとはいえ・・・まあ、お聴き下さい。

音源は、-GLORIA-トランペット名曲集です。


ヘンデル:オンブラ・マイ・フ(トランペット:ミロスラフ・ケイマル)






信じられますか?こえが「ラッパ」の音ですよ?楽器と言ったら、ピアノとヴァイオリンぐらいしか聴くに値しない、と思っていた方。

色々聴いてみるものですね。


最後は、とにかくテクニックも素晴らしいけど、声楽家の命、美しい声をお持ちの森麻季さんのアルバム、

ヘンデル・アリア集



は、済から済みまで完璧に美しく文句のつけようがない名盤ですが、

私が昔から大好きなヘンデルのオペラ「リナルド」から、以前は「私を泣かせて」でしたが、最近は、

「涙のながれるままに」が一般的なようです。まあ、そういうのは、どちらでもよろしい。

ヘンデル:リナルド「涙の流れるままに」(私を泣かせて)







リピートの装飾は演奏者の裁量に委ねられていますが、大変趣味の良い上品な演奏だと思います。

信仰心のない私のような人間でも、敬虔な気持ちになります。

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大飯原発再稼働への疑問 今冬のデータを元に。

◆記事:大飯再稼働は妥当と判断 経産相、近く福井県へ (日本経済新聞 2012/4/13 20:00)

野田佳彦首相と枝野幸男経済産業相ら3閣僚は13日、

関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に立地自治体の理解を得られるよう全力を挙げるべきだと判断した。

経産相を近く福井県に派遣する。理解が得られたと判断すれば、再び首相と3閣僚が再稼働を最終決断する。

経産相は記者会見で、関電管内の電力需給見通しについて、

電力の供給力の積み上げを勘案しても一昨年並みの猛暑下での最大2割程度の電力不足になる可能性があると指摘。

「非常に厳しいレベルの電力不足に直面しているといわざるをえない。再稼働の必要性があると判断した」と述べた。


◆コメント:一昨年夏より、原発なしでも、供給力が増えているのです。

政府は、キチンとした手順を踏むポーズをとっているが、最初から

「まず、原発再起動ありき」で動いていたのは、誰の目にも明らかだが、

より強力かつ、冷静かつ合理的に大飯原発再起動が不要であることを主張したい。

不足だ不足だというのは一昨年、昨年の状況を根拠にしており、311以降、

企業の自家発電や自然エネルギーの導入が活発化している分を、故意に無視している。

関西電力のサイト今冬の需給状況について

と題された資料が掲載されている。


関電は当初、最も厳しい2月の供給力が2,412万キロワット、

20120415kansaipower01

需要は2,665万キロワットで、

250万キロワット以上の電力不足となるとしていた。

しかし、実際は、今冬は関西電力管内の平均気温が例年よりも低かったにも関わらず、

最大需要は、2月2日に記録した、2,578万キロワットだった。

最大供給力は、他の電力会社の融通や揚水発電、自家発電により、2月17には2,884万キロワットを記録している。

120415kansai02

これは、昨年夏の最大電力使用量をを100万キロワット上回っているのだ。


関西電力は原発を稼働しないと、今年の夏の供給力が2,574万キロワット、というが、

2月と同様の上積みが何故出来ないのか、全く説明がない。出来る筈だ。

さらに、その上、昨年夏のデータを持ち出すならば、関電に融通できた

中国、中部、北陸電力の電力予備率は13.9~5.9%の余裕がある。

これらを総合すれば、原発を再稼働しなくても、

昨年の夏程度ならば、十分のりきれる。


再稼働の前に、今夏の夏の最大供給量(2,574万キロワット)が、何故、

冬に可能だった、2,884万キロワットに遙かに及ばないのか、

説明が必要である。


◆需給がどうあろうと、原発はもう動かすべきではない。

前段の説明は、枝野経産相が、大飯原発3,4号機を動かさないと、

どうしても電力の供給が需要に対して不足する、と言うので、

本当かどうか、数字を見たのであるが、本当はそれすらも問題ではない。

福島第一原発事故の収束の見込みが全く立っていない。それどころか、

一応冷却は再開したが、問題の4号機である。

4号機のみならず、福島第一原発1号機から3号機まで全て使用済み核燃料プールがある。

1号機から4号機まで全て爆発が起きているが、1号機から3号機までは、

使用済み核燃料プールとは別の階で爆発が起きたが、

4号機では、プールがある階で爆発があったのである。

既にプールが少し傾いている。

大きな余震が起きて、冷却水循環用ポンプが崩壊したら、どうなるか

それは、先日から繰り返し書いた通りである。横浜付近まで要避難区域になるであろう。

そんな危険な状態なものの処理に全力を傾注しないで、

大飯原発を再稼働するという日本政府は、正気の沙汰とは思われない。

ストレステストによって、東日本大震災と同じような地震と津波を

受けても、安全だというが、そんなことは、実際に地震が起きなければ分からない。

福島第一原発のみならず、およそ原発というのは、世の中で一番堅牢に構築されていて、

これは私の記憶があやふやだが、たしか、ミサイルの直撃を受けてもビクともしない、

という話すら読んだことがある。その「絶対安全」だったはずの福島第一があっさり壊れた。

大飯原発の直下を震源とする巨大地震が起きたとしても、大飯原発の圧力容器が絶対壊れない

ということ。「絶対はあり得ない」ということを我々は福島第一を見て、骨身に沁みて知っている。

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2012.04.13

「4号機燃料プール、冷却停止=配管で水漏れ20リットル―東電」←4号機燃料プールが崩壊すれば日本は"おしまい"です(小出助教)

◆記事:4号機燃料プール、冷却停止=配管で水漏れ20リットル―東電(時事通信 4月12日(木)21時21分配信)

東京電力は12日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの冷却システムが

自動停止したと発表した。

停止前の同日午前11時の水温は28度で、東電は1時間に0.5度ずつ上昇するとみているが、

当面は問題はないという。

東電や経済産業省原子力安全・保安院によると、12日午後2時45分ごろ、

4号機燃料プールの冷却システムでポンプが自動停止した。調査したところ、

廃棄物処理建屋1階で、燃料プールとつながっている配管接合部から

放射性物質を含む水が約20リットル漏れているのを発見。

建屋外への流出はないという。
配管には燃料プールの冷却水が流れており、

東電は「放射性物質濃度は1ミリリットル当たり数10ベクレル」と説明している。


◆コメント:小出助教は、「4号機燃料プールが崩壊すれば日本は"おしまい"です」と前から言っています。

東電の発表の仕方は、どうしても事態を過小評価するか、若しくはミス・リーディングな表現を用いるので、

「当面問題はない」を文字通り信じてはいけない(結果的に大問題にならないとしても)。

311の直後、東電は「問題はない」「放射能漏れはない」と発表したが、実は12日には1号機から3号機まで

原子炉圧力容器が壊れ、或いは外部電源を失い、核燃料が冷却できず、メルトダウンが起きていた。


4号炉は、最近、小出裕章京都大学原子炉実験所助教が「最も心配」と言ってい問題である。


3月8日(木) テレビ朝日 モーニングバード「そもそも総研」に小出助教がVTRで出演して説明しているので

ご覧頂きたい。


小出裕章:4号機燃料プールが崩壊すれば日本は"おしまい"です






内容文字おこしは以下のとおり

(注:小出裕章 非公式まとめ

3月8日 【4号機の危機】そうなると使用済み燃料に含まれていた膨大な放射能が、なんの防壁もないここから噴き出してきてしまう小出裕章(そもそも総研)から転載)。

==以下、小出氏インタビュー部分文字おこし==
*「原発危機は続いてる」それでも再稼働は大丈夫?

ー2大政党が再稼働させようとしているが、福島第一原発事故は収束したのだろうか?-

小出「(4号機写真)見ていただいてわかるように、ここにプールがあって、

その底に使用済み燃料がたくさんたまっている。もしこれから大きな余震でも起きてここの壁が崩壊するようになれば、

プールの水が抜けてしまいますので、使用済みの燃料を冷やすことができなくなる。

そうするとどんどんまた更に溶けてしまうということになって、

使用済み燃料がたぶんすべて溶けてしまうだろうと思います。

そうなると使用済み燃料の中に含まれていた膨大な放射能が、なんの防壁もないここから噴き出してきてしまう。」

玉川「地震がいつ来るかわからないわけですけれども、(地震が)来ないうちに

(使用済み燃料を)抜き出してまあ、横にプールでも作ってですね、移せばいいんじゃないですか?」

小出「ところが、使用済み燃料を空中につり上げるようなことをすると、使用済み燃料から膨大な放射線が飛び出してきていますので、

周辺の人たちはもう死んでしまうしかないというぐらいの強い・・」

玉川「そんなに強いんですか?」

小出「そうです。」

(スタジオ玉川氏の図解。通常時の場合の燃料を移す方法について)

小出「オペレーションフロアの上に、ここになんかクレーンのようなものが見えます。

これがクレーンで、巨大な容器をつり上げたりつり下ろしたりするためのクレーンなんですが、

もうこの建屋自身がもう爆発で吹き飛んでしまっていますから、もうこのクレーンすらが使えない。

やらなければいけないことはたくさんあって、

まずは使用済み燃料プールの中に崩れ落ちてしまっているがれきなどをどけなければいけない。

そしてどけた後に、巨大な容器を沈められるように、なんらかのクレーンのようなものを現場が動かせるようにしなければいけない。

ですから外から巨大なクレーンでまあ吊るということができるでしょうから、その準備をする。

そして沈めてもうたぶん何がしか壊れているであろう使用済み燃料をその巨大な容器に入れて、

またそれを外につり上げるということをやらなければいけない。

ただそういうことを全部やろうとすると、たぶん何年という単位が必要になるだろうと。」

玉川「そしてその何年の間にこわれるような、建物を壊すような地震が来たら、それは?」

小出「おしまいです。」

玉川「おしまいですか?」

小出「はい。」

==以上でインタビュー文字おこし終わり==


だから、
「4号機の使用済み核燃料プール冷却停止」

という文字を見たら、本来、日本中が北朝鮮のミサイルよりももっと逼迫した深刻な事態として、

緊張しなければならないが、全然関心がない人が多い。4号機の核燃料まで溶けたら

東京の人間も避難しなければならないという。実際にそうなったら、物凄いパニックが起きて、

道路、鉄道、航空機、全てが使えなくなるであろうから、独身とか学生とか「身軽」な人は、

今のうちに東京から逃げた方がいい。


311の際、14の小学校、約3,000人の子供が無事に避難した「釜石の奇跡」を可能たらしめた、

群馬大学・片田敏孝教授へのダイヤモンド・オンラインのインタビュー、
首都圏に蔓延する地震不安は“知識”では拭えない 釜石市3000人の子どもを救った「避難3原則」に学べ ――片田敏孝・群馬大学大学院教授インタビュー

はひじょうに参考になるので一読を勧めるが、その中で片田教授は、次のように述べている部分がある。
人間には、「正常性の偏見」という心の特性があって、非常ベルを聞いても自分が火だるまになっている姿を想像できず、現実感を持って逃げるという行動に結びつきません。だからこそ、子どもたちには、自然に向かい合う姿勢と同時に、人間はみんな災害時はこうなるんだ、だから「最大の敵は自分だ」と教えました。防災は、敵を知り、己を知って初めてできるものなのです。

今日、福島第一原発4号炉の冷却が停止したこと。小出裕章京都大学原子炉実験所助教が、

4号炉の使用済み核燃料プールが壊れるなどして、冷却ができなくなり、使用済み核燃料が溶けたら、

「日本は終わりだろう」と述べている、ということを私はTwitterに書いたが、殆どの人は無関心だったのは、

片田教授のいわゆる「正常性の偏見」の典型ではないか、と思われる。

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2012.04.12

北朝鮮も橋下市長も、「煙突男」と同じだ。周囲が騒ぐほど、相手の思うツボだ。

◆記事1:防衛相 米司令官と連携を確認(NHK 4月11日 17時14分)

田中防衛大臣は、日本を訪れているアメリカ太平洋軍のロックリア司令官と会談し、

北朝鮮が人工衛星としている事実上のミサイルの発射に備え、

自衛隊とアメリカ軍が情報の共有を図るなど緊密に連携して対処する方針を確認しました。

アメリカ太平洋軍のトップのサミュエル・ロックリア司令官は、北朝鮮が人工衛星としている事実上のミサイルの発射期日が迫るなか、

在日アメリカ軍の状況などを視察するため日本を訪れており、防衛省で田中防衛大臣と会談しました。

この中で、田中大臣は「自衛隊とアメリカ軍の連携は非常に重要であり、引き続き協力をお願いしたい」と述べました。

これに対し、ロックリア司令官は「自衛隊とアメリカ軍の緊密な連携は、長きにわたる日米防衛協力の成果だ。

今回の北朝鮮の事案についても日米で認識を共有しており、協力して対処する必要がある」と述べ、

自衛隊とアメリカ軍が情報の共有を図るなど、緊密に連携して対処する方針を確認しました。


◆記事2:橋下市長、楽団が1億補助金競うコンテスト提案(読売新聞 4月10日(火)23時29分配信)

大阪市の橋下徹市長は10日の大阪府・市統合本部会議で、在阪の交響楽団などが1億円の公的支援を競うコンテスト案を提示した。

起伏のある未舗装のコースをバイクで走るモトクロス場を大阪城公園内に特設し、

レースイベントを開催する構想も提案した。今後、実現性を検討するという。

補助金見直しを進める市の改革プロジェクトチームは大阪フィルハーモニー交響楽団(大フィル)への

年1億1000万円の補助金の25%カット案を打ち出している。

橋下市長は「補助金をもらうのが当たり前になっている。賞金1億円のコンテストを開き、楽団同士で競わせてはどうか」と提案。

音楽イベントの開催など優勝楽団への特典にも言及した。


◆コメント:北朝鮮も橋下市長も、周囲が騒ぐほど「思うツボ」。

記事のタイトルに「煙突男」と書いたが、これは若い方には、補足説明が必要であろう。

今では、日本人の住居には、「風呂場」があるのが普通になったが、

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズを見ると分かるとおり、昭和30年代から40年代初期は

まだ、「風呂」を自分の家に持っている世帯のほうがむしろ少なかったので、

全国いたるところに、必ず「銭湯」があった。

銭湯には「煙突」がある。その煙突によじ登り、

飛び降りるぞ。死んでやるんだ!

と叫ぶ奴が、しばしば出現した。飛び降りると言われると、野次馬は集まるし、

お巡りさんも放っておく訳にはいかず、当時のニュース映像を改めて見ると、

お巡りさんには、失礼だが、滑稽なぐらい、必死に、飛び降りないように説得する。


これこそが、「煙突男」の目論見。騒いで欲しくて煙突によじ登ったのであり、

はじめから、飛び降りる気などない。ただ、人に構って欲しいのだ。


多分、実際にやった例はない、と思うが、本当は「煙突男」が「飛び降りるぞ!」と言ったら、

知らん顔して

「ああ、そうですか、ご自由に。他人にぶつかると迷惑ですから、この印を狙って飛び降りてね?」

とやったら、ほぼ間違いなく「煙突男」はたちまち意気消沈して、「すみません。下ろしてください」

と言ったことであろう。


北朝鮮と橋下は百歩譲って「煙突男」ほど小児的心理ではないとしても、

私見では、両者は本質的において「煙突男」と同一の、所謂「構ってちゃん」の行動原理に基づいていると思料する。


◆落ちついて考えること。北朝鮮の場合。

北朝鮮がミサイルに燃料の充填をはじめたこと、弾頭には、化学、又は生物兵器の弾頭を搭載しているかも知れないこと。

日本か他のアジア諸国のいずれかの領土に弾頭が落下するかもしれず、日本は米軍と共同で厳戒態勢にあること、

などが報じられている。

しかし、北朝鮮が故意に、日本(にせよいずれに国にせよ)の領土内を「狙っ」て弾道ミサイルを発射するとは

考えられない。

北朝鮮が核を保有するのは、アメリカは、核を持つ国を先制攻撃することがないのを知っているからである。

特に、先代・金正日は、核を持っていないが為に、言いがかりをつけられて、戦争をしかけられたイラクの悲劇を見て

一層、「抑止力」としての核保有の重要性を確信し、その思想はデブの息子に引き継がれているのは間違いない。

もしも、北朝鮮が何処かの国にミサイルを落としたら、米国にボコボコにされることを知っている。

相手に先に攻撃させておいて「やりやがったな?」と反撃する、という形にするのは、真珠湾を見れば分かるとおり

アメリカの常套手段だ(ルーズベルト大統領は、真珠湾攻撃の内容を全て事前に知っていながら、ハワイには教えず、

日本に奇襲させておいて、「汚いジャップ」の印象を米国民に植え付けることに成功した)。

また、北朝鮮中枢部は、

ミサイルを発射するぞ!

というたびに、世界中がてんやわんやの騒ぎになるのを、100%意識している。

多分、その世界中の報道映像をかき集め、情報統制されている自国民に見せて、
見ろ、世界は偉大な我が国をこれほど、恐れているのだ!

とやれば、生まれつき首領様は偉大である、と洗脳された人民は、

何百万人もが餓死するほど食い物がなくても、新指導者、金正恩を崇拝し、革命は起きない。

国家の独裁体制は維持される。結果的に、世界は北朝鮮の体制維持に協力しているのである。

北朝鮮がミサイルを発射する、と発表したら、自衛隊や米軍は警戒態勢を取らざるを得ないが

それを、マスコミが大々的に報じてはいけない。全世界的に無視するべきである。


◆落ちついて考えること。橋下大阪市長の場合。

最近、橋下大阪市長の言葉を、メディアが報じない日はない。

しかし、少し落ちついて考えると、橋下は大阪市長である。内閣総理大臣でも官房長官でも野党党首でもない。

タカが、1地方自治体、大阪市の行政の責任者である。

大阪市の政策に日本全国の市町村が従う理由もなければ、橋下が何を言おうが、国政に関係無い。

これもまた、マスコミが過剰に報じるから、ただでさえ「権力」という痲薬の中毒になっている橋下の

肥大した自我を一層拡大してしまう。薬物依存のようなもので、世間の反応に耐性が出来てしまうと、

より大きな反応を、橋下は欲するようになる。かくして、段々発言が過激、かつ支離滅裂になる。


繰り返すが、全国に数え切れないほどの市町村があるのに、

大阪市長の発言だけを毎日、日本国民全体が知らねばならない合理的理由は存在しない。

記事2に於ける橋下市長の発言は、いくら何でも芸術及び芸術家をバカにするにもほどがある、と、

40年前小学校5年から今に至るまでオーケストラを愛する私は、肚の中で百万語が煮えたぎっているが、

それを露わにしては、「反応するな」という、本稿の趣旨に反するので、これ以上書かない。

ただ、大阪市民、日本国民全体ともに、わずか7年前、「改革をとめてもいいんですか!」の一点張りだった

小泉純一郎を熱烈に支持し、その結果かつてない、格差社会が出来てしまったことや、

自民党が再び政権担当するのが困難なほど破壊されてしまったことを忘れたのであろうか?

調子のいい、或いは、奇抜な言辞を弄する奴には、注意が必要だ。


◆結論:無視することだ。

北朝鮮も橋下も「煙突男だ」と書いた意味は以上である。

無視することこそ、両者への最善の対応だ。

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2012.04.11

「景気回復、実現近づく=物価上昇の時期触れず―白川日銀総裁」←物価を上げるのは日銀の仕事ではない。

◆記事1:金融政策、現状維持決定=景気判断据え置き―日銀(時事通信 4月10日(火)12時14分配信)

日銀は10日の金融政策決定会合で、政策金利を0~0.1%とする実質ゼロ金利と、

65兆円の基金を通じ長期国債などを買い入れる金融政策の現状維持を決めた。決定は全員一致。

白川方明総裁が同日午後記者会見し、背景を説明する。

景気認識についても「なお横ばい圏内にあるが、持ち直しに向かう動きがみられている」とし、従来の判断をほぼ据え置いた。

先行きは新興国にけん引される形で海外の成長率が再び高まる上

、「(東日本大)震災復興関連の需要も徐々に強まっていくにつれ、緩やかな回復経路に戻っていく」とした。

審議委員2人が4日付で退任し欠員となっており、約2年ぶりに7人による決定となった。


◆記事2:景気回復、実現近づく=物価上昇の時期触れず―白川日銀総裁(時事通信 4月10日(火)18時10分配信)

日銀の白川方明総裁は10日、金融政策決定会合後の定例記者会見で、

日本経済が緩やかな回復に戻るとしている日銀の景気見通しについて

「実現の蓋然(がいぜん)性が高まりつつある」と述べ、景気の回復が近づいているとの認識を示した。

一方、2月に導入した「物価安定のめど」に関しては、「物価情勢は改善する方向になっている。

当面1%を目指して強力に金融緩和を推進する」と述べたが、

当面のめどとする1%の物価上昇の達成時期には触れなかった。

白川総裁は景気回復の実現性が高まっている理由として、欧州債務問題の波及で

世界経済に甚大な被害が生じるリスクが低下したことと、

国内で東日本大震災後の復興に向けた公共投資が増加していることを挙げた。


◆コメント:包括的金融緩和って、2010年10月から続いているのです。

日銀が昨日と今日、月に一回必ず開催する「金融政策決定会合」を開き、

今までの政策を維持する、と発表しました。これにたいして、一時株の「失望売り」が出たとか

何とか、新聞は書くし、メディアに質問された「プロ」、つまり証券会社や銀行やシンクタンクのエコノミスト、

アナリスト、チーフ・ディーラーといった連中は口裏を合わせたように、

「今日は追加的金融緩和を決めなかったけど、次はやるだろう」とか、言ってます。

メディアや「プロ」や日銀総裁までが、

物価情勢は改善する方向になっている。当面1%を目指して強力に金融緩和を推進する

とか、皆で政府に脅迫でもされているのか?というぐらい同じ考え方です。

つまり、日銀が政策金利を限りなくゼロの状態を続けて、

さらに、国債などの資産を買い入れることにより、金融市場に資金を供給する。

両方を同時に行う「包括的金融緩和」を行えばデフレから脱却できる、

ということが当たり前のように語られている訳ですが、誰も本音では、そう思っていないと思います。


日銀が包括的金融緩和、つまりゼロ金利に加えて、国債など金融資産の買入れの為の基金を作ると、

発表したのは2010年10月でした。最初は買入の上限を35兆円にしていました。

そして、その買入の上限枠をどんどん引き上げているのです(ギリギリまで買うかは別として)。
2011年3月には、+5兆円で、40兆円。

2011年8月には、+10兆円で、50兆円。

2011年11月には、+5兆円で、55兆円。

2012年2月には、+10兆円で、65兆円。

日銀や、「日銀に圧力はかけてはいない」というけれど、どう見ても圧力をかけている政治家達や、

「市場のプロ」や「メディア」の論理では、市場に資金をどんどん注ぎ込めば、物価は上昇する筈ですが、

2010年10月以降の全国消費者物価指数の動きを見ると、前月比前年比とも「+」が

続きません。

20120411cpi




当たり前です。

市場に流動性資金がいくら増えても、目に見えない電話のネットワークである「市場」から

一般家庭がお札のつかみ取りを出来る訳では無い。

GDP(国内総生産)の3分の2は個人消費、つまり統計的には、

家計の所得が増えて、消費が増えなければ、即ち、モノやサービスが売れなければ、

需要と供給の関係から物価は上がりません。

企業は、売れないと分かっているのに、徒に在庫が増えるような無駄な生産はしない。

それ以前にモノが売れないからもうからない。もうからなければ、コストを削減する。

最大のコストは人件費なので、これを削るとなると、リストラをするか、従業員の給料を減らす。

家計の所得が減りますから、一層、消費しなくなる。

今はずっとそういう状態なのに、一層、モノを買いたくなくなる消費税率の引き上げに

政治生命を賭けると言っているのが野田総理です。


何度も書きますが、個人消費が増えるには給料が上がればいいですが、前述の通り企業は

給料を下げたいのですから、無理。可処分所得を増やすには一時的に財政赤字が膨らんでも

減税するしかない。

同時に財政支出、つまり国がおカネを使って事業を発注して経済活動を活発化させて、

家計も企業もとにかくおカネを使うようにしないと、いつまで経っても文字通り景気が悪い雰囲気を

引きずります。

日銀というのは、本来物価を上げるのが仕事ではないのです。

むしろ、経済活動が活発なときに、活発化し過ぎてインフレーションが発生すると、

おカネの価値が下がり、経済的弱者は大変に苦しいことになるので、インフレが

起きないように、景気をウオッチする、というのが本来の役目です。


色々な政治家が、「とにかく日銀、物価を上げてくれよ」といいますが、狡いのです。

それが日銀の本来的な使命では無い事を知っているのに要求する。

景気を浮揚させるのは行政の仕事です。

中央銀行は独立を保つべきで、金融政策の決定に政治が口をだしては、いけません。

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2012.04.09

「大飯原発「安全性おおむね確認」…再稼働要請へ」←呆れてものが言えません。

◆記事:大飯原発「安全性おおむね確認」…再稼働要請へ(読売新聞 - 04月09日 21:41)

野田首相らは9日、原子力発電所の再稼働を巡る4回目の関係閣僚会合を開いた。

枝野経済産業相は、会合後の記者会見で関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について

「我々が決定した(安全性の)判断基準に適合しており、安全性がおおむね確認された」との判断を示した。

週内にも次回会合を開き、再稼働の方針を正式に決める見込みだ。

枝野経産相は週内にも地元・福井県を訪れ、正式に再稼働を要請するとみられる。


◆コメント:同じ趣旨の文章を何度も繰り返すのは、意外にしんどいのですよ?

感想は、「日本人って本当のアホか?」です。

このところ、同じ事ばかり書いていますが、

それは、自分では繰り返し同じ事を書いていても読む人は、こちらが期待するほど、覚えていて下さらないものだからです。

自分が一生懸命主張したから、きっと大勢の方が読んで下さって、覚えておられるだろう、と思うなら、

世の中それほど甘くありません。

毎日、一見さんもおられますし。

大事なことは何十回でも繰り返し書かなければなりません。


さて。

大飯原発「安全性おおむね確認」

という結露だそうですが、政府は「まず、再稼働ありき」でテストをしていたのですから、

このような結論が出ることは明らかです。

しかも、安全性の確認って、コンピューター・シミュレーションですから、

壊れない程度の負荷を設定して、シミュレーションの結果、
壊れませんでした。

って、そんなのそのまま伝えるマスコミは、本当にアホか、と。

しかも、安全性は「おおむね」と言っていますね。後で事故が起きたときに、
政府は「絶対」とは言っていない。

と、言って逃げられるようにしてあるのですね。冗談じゃないです。


どうやって事態を収拾したら良いか分からない、福島第一を含めて、全国全ての原発は、

「絶対安全」とか「たとえ、ミサイルで攻撃されても壊れない」とか言われていたのに、

福島は地震と津波であっさり壊れました。


地震どころか、先週暴風では、福島第一原発4号機の使用済み核燃料プールの冷却水循環ポンプが停止し、

水素爆発を防ぐために注入していた、窒素の供給が止まっていたことに東京電力は1時間気がつかなかった。

さらに、東北電力の東通(ひがしどおり)原発1号機では、使用済み核燃料プールの冷却水循環用ポンプが度々停止し(タカが、風で)、

同じく東北電力女川(おながわ)原発では、非常用ディーゼル発電機などを冷却する海水ポンプのモーターが停止したのです。

コンピューターシミューレーションで、「安全」なんて言われても、大飯原発の直下でもしも、マグニチュード9クラスの地震が起きたとして

(東日本大震災だって、確率予想すら出ていなかったのだから、考え得る最悪の状況を想定するべきです。これでもか、というぐらい)、

大飯原発の原子炉圧力容器が壊れない、とは、政府は言っていない。
「安全性、おおむね」確認。

と言っているのです。「絶対」はあり得ない。そして一度壊れたらどうなるか今なお、福島がどれほど苦しんでいるか、

見れば分かりますよね?一度放射能が漏れたら人間には消せないのですよ?

地震も暴風も何にもないフランス。核保有国にして、原子力に通暁しているはずのフランスでも

レベル1の事故が起きましたね。
◆記事:仏、放射性物質含む冷却水漏れ 原発事故、レベル1に(共同通信 2012/04/06 11:48)

フランス北部パンリー原発で5日起きた火災で、放射性物質を含んだ原子炉の冷却水が一部漏れ出していたことが分かった。

同国の原子力安全局(ASN)は、事故が国際的な基準で下から2番目のレベル1に当たるとの声明を発表した。

フランス公共ラジオが6日、伝えた。

フランス電力(EDF)は、冷却水漏れについて「(原子炉付属の)水槽に集められており、環境への影響はない」と発表した。

ASNによると、原子炉を循環する冷却水の漏れは当初1時間当たり約2300リットルあったが、

5日深夜には約66リットルに減少した。

日本が取るべき手段はただ一つ。全ての原子炉を廃炉にする計画を今すぐにでも立案することだ、

と私は思います。

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「御前崎市議選 あす告示 浜岡原発問題争点に(毎日新聞 2012年04月07日 地方版)←全然、迷うことはない。

◆記事:御前崎市議選 あす告示 浜岡原発問題争点に (毎日新聞 2012年04月07日 地方版)

任期満了に伴う御前崎市長、市議選は8日告示される。

政府要請で運転停止中の中部電力浜岡原発の再稼働問題や津波対策、行財政改革などが争点として浮上している。

市長選にはともに無所属で、現職として3期目を目指す石原茂雄氏(64)

▽新人で元市議の水野克尚(かつひさ)氏(57)

▽共産党推薦の新人で観光業、村松晴久氏(60)の3人が立候補を予定している。

石原氏は4日開かれた公開討論会で、浜岡原発の再稼働について「国が安全宣言を出した後、県の判断や市民の意見を聞いて態度を決める」と主張。

水野氏は「任期中は再稼働に同意しない。状況変化により選挙で信を問う」と明言。

村松氏は「再稼働には反対。廃炉を目指し原発に頼らないまちにする」と述べるなど、

原発政策をめぐり3人の考えの違いが鮮明になった。

市議選(定数16)には18人(現職14、新人4)が出馬するとみられている。


◆コメント:深く考えるまでもない。

浜岡原発がある、静岡県御前崎市長選は8日に告示されたが、

あえて、その前日の毎日新聞の記事を転載したのは、市長候補の3人の原発に対する意見が明記してあるからだ。

東日本大震災後、福島第一原発の事故が起きなかったら、誰に投票するか、は、

様々な政策を総合的に判断して、決定するべきだが、

こと、今回の御前崎市長選挙は御前崎市民だけの問題ではない。

この選挙の結果は国政にも影響を及ぼすであろう。


御前崎市民の責任は重大である。

だが、答は簡単である。

勿論、投票行動は有権者の自由意思に基づいて決定されるべきだが、

私見では、選択肢は一つしかない。「廃炉」を主張する村松晴久候補以外の選択はあり得ない。


浜岡原発は、菅政権時代に運転を停止したが、運転を停止しても原発は、存在する限り危険である。

福島第一原発事故のあと、なにやら、原発の「津波対策」に問題がすり替えられている。


高さ20メートルの津波を想定した防潮堤を建設する、とか、それ自体は「悪いこと」ではない。

しかし、そもそも、小出助教は311の遙か以前から浜岡が巨大地震に見舞われたら、地震のエネルギー自体で

原子炉圧力容器、格納容器、原子炉建屋、また、様々な管の接合部が外れただけでも、

核燃料が、環境に剥き出しになりそうなればメルトダウンが起き、

放射性物質が広範囲に拡散し、東京も被曝することになる、と予想している。

巨大地震が原発を襲うとき - 廃絶すべき浜岡原発 -2008年10月26日(日) 京都大学・原子炉実験所 小出 裕章

小出先生は、1970年10月23日、女川原発建設反対集会に出席してから、

原発は建てるべきではない、との結論に達して、40年間反対し続けていたのに、

私は、誠に迂闊に全然関心を持たなかった。その点では、偉そうなことは言えない。

それは認める。不明を恥じるとしか言いようがない。

しかし、今、正しい考え方を知った以上、遅ればせながら小出先生を支持しない理由がない。

浜岡原発は運転を再開するのは、問題外。

水野候補は「任期中の再稼働には同意しない」というが、意味がない。

繰り返すが浜岡に限らず、原発の原子炉に核燃料がある以上、運転を停止していても危険である。

運転停止中だが、浜岡原発は東海地震の予想震源域のど真ん中に建っている。

もし、原発直下が震源で、マグニチュード9クラス(1,000年に一度の大地震が実際に昨年起きたのだから、

もう一度起きるかも知れない、と考えるのが「危機管理」上、正しい想定であろう)の地震が発生し、

物凄い衝撃で真下から突き上げられ、圧力容器が壊れ、外部電源が消失し、核燃料の冷却が不可能になったら、

崩壊熱によって、核燃料はメルトダウンを起こし、要するに、今の福島第1のように、

環境に大量の放射性物質を撒き散らし、それは東京にも飛んでくる。

首都東京には、既に福島第一から飛散した放射性物質が堆積している。

もう一つ、同じようなことが起きたら、どうしようもない。


浜岡原発は「様子を見て、どうするか決める」という問題ではなくて、

問答無用で、今すぐにでも廃炉計画の立案を開始するべきだ。

浜岡のみならず、日本中、福島以外の53基すべてを一刻も早く(といっても、最短20年を要するが)廃炉にする

ことに、国家としては全力を傾注するべきなのに、新聞は国民新党の仲間割れなどというどうでも良いことを

報道している。

消費税をどうするか、総選挙をどうするか、という議論は「人間が居住可能な日本国」が存続することを前提としており、

今や、その大前提そのものが崩れるかも知れないという、大問題を皆が意識的・無意識的に無視しようとしている。

日本が無くなるかも知れない、などというあまりにも恐ろしいことを考えたくないのは、誰しも同じだが、

現実なのだから、考えなくてはいけない。

御前崎市長選では、ただ一人「廃炉」を主張する、

村松晴久氏以外の選択はあり得ない、と思料する。

他の政治的力量については全く分からないが、こと今回に関しては原発に関する主張だけで

選択して、構わない。

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2012.04.08

花見で本当に「花」を「見」ているのか。

◆記事:都内の桜の名所、花見客でにぎわう(TBS系(JNN) 4月7日(土)19時25分配信 )


東京都心で桜の満開が発表されてから初めての週末を迎え、都内の桜の名所では朝から大勢の花見客でにぎわいました。

6日、平年より3日遅い桜の満開が発表され、初めての週末を迎えた東京。800本以上の桜があり、

名所として知られる目黒川では、川沿いに美しく咲き誇った桜を見ようと、朝から大勢の花見客でにぎわいました。

目黒川沿いの桜、夜はライトアップされた姿を楽しむことができるほか、8日は地元の商店街が開催するイベントも行われる予定です。

「去年震災で(花見ができなかったので)、今年は2倍頑張ってます」(花見客)

こちらは例年200万人近い花見客が訪れる上野公園です。400メートルに及ぶ桜並木をはじめ、

公園内にあるおよそ1000本ものソメイヨシノが満開の見頃を迎えています。

園内では、桜の木の下でビニールシートを広げてお弁当を食べる家族や、

昼間からビールを片手に満開の桜を楽しむ花見客でにぎわいました。

気象庁によりますと、7日は弱い冬型の気圧配置が続き、午後は曇り空や雨が降ったところもありましたが、

8日は高気圧が本州付近を覆う見込みで、関東甲信地方はおおむね晴れるということです。

ただ、寒さ対策はしたほうがよさそうです。

東京では8日朝の最低気温が4度と予想されているほか、8日の最高気温も7日と同じ13度と予想されていて、

晴れるものの、肌寒い1日となりそうです。(07日17:44)


◆コメント:桜なんか見てなくて要するに酒を飲みたいのだろう。

桜は本当にきれいだ。

私は、字義どおりの花見、つまり、桜の花を眺めるのは好きだ。

子供時代をすごした実家には、庭に桜の樹があったので、本来の花見ならば、

どこにも出かける必要はない。縁側に座って一日中でも見ていることが出来た。

桜は本来、静かに見るべきものだ、というのが私の独断的主張である。

しかしニュースになるような、「所謂『花見』」つまり、桜なんかどうでもよくて、単に外で酒飲みたいという「エセ花見は大嫌いだ。

それぞれの自由だ、というのが、本来、「大人のことば」だろうが、私はとにかく「ヨッパライ」が嫌いなのである。

それは、「嫌悪」を通り越して、殆ど「憎悪」に近い。


「花見」とは直接関係がなくて、話がそれる。

日本では、ヘベレケに酔っ払って、大の男が酔態を公衆の面前で見せて、反吐まで吐いても、

人々は、これらの行為に対して、異様に寛容だが、

多分、文明国(?)でここまでヨッパライに寛容なのは日本だけである、と思う。


私達タバコ好きは、副流煙による間接喫煙で他人の発ガン率を高めている、という理由で殆ど「罪人」扱いだが、

ヨッパライは間接喫煙ほど他人に、医学的・生理的危害を与えていない、というのだろうが、

ヨッパライが他人に与える「精神的苦痛」に関して、皆、うすうす気付いているくせに、

誰も何も言わないのは、おかしい。

私は、何十年もの期間にわたって、ヨッパライから受けた「嫌悪感という精神的苦痛」に対して、

損害賠償を請求したいぐらいである(クソ真面目な人が何か言ってくると五月蠅いので一応書くと、冗談である)。

しかし、酒飲みに対して「だけ」甘いのは、明らかに、不公平だ。これは、冷静に考えてもやはり、そう思う。

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2012.04.06

「橋下市長、市音楽団員の配転認めず『分限免職』 」←大阪市の「誇り」と思えないのですね。

◆記事:橋下市長、市音楽団員の配転認めず「分限免職」(読売新聞 4月6日(金)8時28分配信)

大阪市の橋下徹市長は5日、市が同日発表した施策・事業の見直し試案で「2013年度に廃止」とされた

市音楽団の音楽士36人の処遇について

「単純に事務職に配置転換するのは、これからの時代、通用しない。仕事がないなら、分限(免職)だ」と述べた。

市改革プロジェクトチームの試案では、音楽団を「行政としては不要」としつつ、市が正職員として採用してきたことから、

「配置転換先を検討」としていたが、橋下市長は

「分限(免職)になる前に自分たちでお客さんを探し、メシを食っていけばいい」

と述べ、配置転換を認めない意向を示した。

市音楽団は1923年に発足。国内唯一の自治体直営の吹奏楽団で、市公式行事での演奏や有料公演などを行っている。

市は公演収入などを差し引いた運営経費や人件費として年約4億3000万円(2010年度)を負担している。


◆コメント:大阪市有権者の民度を端的に示している。

大阪市は、2007年3月末で、消防局音楽隊を潰しました。

あの時は全国から署名が集まりました。私もブログに記事を書きました。

2007.01.08 大阪市消防音楽隊が経費削減の為、廃止されかけている。議員の政務調査費を減らしたらどうですか?/【変更】署名受付延長

しかし、結局廃止されてしまいました。橋下の「は」の字も関係のない、5年前の話です。

してみると、結局大阪市民の民度の問題でしょうね。橋下の言いぐさも、最近なんだかやたらと偉そうですよね。

「分限(免職)になる前に自分たちでお客さんを探し、メシを食っていけばいい」

大阪市音楽団の問題に限らず、最近の「橋下発言」を読むと、

あたかも自分が急に「偉大な人間」になったような錯覚に陥っているように見えます。

独裁者に近い心理状態で危険なものを感じます。


西洋音楽の本場、ヨーロッパでもオペラハウスなどは、もうかりません。本来、そのように成立したものではない。

オペラハウスや、オーケストラその他芸術団体は、資本主義経済体制が出来る前から存在していた組織であって、

民間企業のごとく収益の極大化を究極の目的として存在するものではない。

つまり、元々赤字で、今もこれからも赤字なのです。

しかし、その存在を市民が誇りに思っているから行政が補助しても、誰も文句を言わないのです。



大阪市音楽団って、東の佼成ウィンド、西の「市音」てぐらい、日本の二大プロ吹奏楽団なのですが、

そういう音楽演奏団体があることは、本来、大阪市の「誇り」として認識されるべきだと思います。

ただ「稼がないから」、クビ、という論理ならば、つまり経済的な基準だけで判定したら、

大阪市長自身1円も稼いでいない。大阪市の職員とて、同じ事。戸籍係が1円でも稼ぎますか?

まあ、こういう人を市長に選んだ大阪市民は、大阪市消防局音楽隊のときのことも併せて考えると、

この程度の民度の人達なのでしょう。 大阪市音楽団廃止に賛成の大阪市民を軽蔑します。

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「福島第一原発4号炉プール、女川原発のポンプ停止(4日)、汚染水漏れ(5日)」でも「<大飯原発再稼働>「これで十分」」だそうだ。

◆記事1:窒素注入停止、1時間気付かず=東電「余裕ある」―福島第1(時事通信 4月4日(水)21時25分配信)

東京電力福島第1原発で4日朝、1~3号機原子炉に水素爆発防止のため窒素を注入する装置が停止したトラブルで、

東電は同日、停止から約1時間気付かなかったことを明らかにした。

東電は注入が止まっても、水素濃度が爆発の危険がある4%に上昇するまで約50時間の余裕があると説明している。

松本純一原子力・立地本部長代理は「設備の改善を検討したい」と話した。

東電によると、装置が停止したのは4日午前9時51分ごろ。砂やゴミによるフィルターの目詰まりが原因と考えられるという。


◆記事2:非常電源の冷却ポンプ停止=予備機で対応、暴風影響か―女川原発(時事通信 4月4日(水)22時10分配信)

東北電力は4日、女川原発(宮城県女川町、石巻市)1号機で、

非常用ディーゼル発電機などを冷却する海水ポンプのモーター1台が停止したと発表した。

ポンプも止まったが、すぐに予備に切り替え冷却は維持されているという。

発達した低気圧による暴風で送電線に何らかのトラブルが生じ、

電圧が急変して悪影響を与えた可能性もあるといい、同社が原因を調べている。


◆記事3:冷却ポンプ、停止繰り返す 東通原発1号機 (日経 2012/4/4 22:53)

東北電力は4日、東通原発1号機(青森県東通村)で使用済み燃料プールを冷却するポンプが、低気圧による強風の中、

送電線の電圧低下で2度にわたり停止し、バックアップ用のポンプも同様に一時停止していた、と発表した。


◆記事4:汚染水、また配管から漏れ=12トン、海に流出の恐れ―作業員対処中に増加―東電(時事通信 4月5日(木)9時11分配信)

東京電力は5日、福島第1原発の汚染水処理システムのうち、

放射性セシウムなどを減らす淡水化装置を通った後の塩廃水が配管から漏れたと発表した。

漏れた水の量は推定約12トン、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質を多く含んでいるとみられる。

一部は排水溝に流れ込んでいることから、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は

「排水溝を通じて海へ流出した可能性がある。心よりおわびする」と陳謝した。

東電によると、5日午前0時6~13分、淡水化装置からタンクに送る汚染水の流量が1.4倍に増加したため、自動停止した。

同50分~同1時10分ごろ、作業員による装置の起動と自動停止が3回繰り返された結果、3~4トンの水が余計に漏れた可能性があるという。

東電社員が同1時50分ごろ、配管から汚染水が漏れているのを発見。30分後には漏れが止まったことを確認した。


記事5:<大飯原発再稼働>「これで十分」 福井・原子力委員長(毎日新聞 4月6日(金)2時40分配信)

原発の再稼働を巡り、野田佳彦首相と関係閣僚による5日の会合で示された新たな安全基準案の骨子について、

福井県に技術的な助言をする県原子力安全専門委員会の中川英之委員長(福井大名誉教授)が同日、

毎日新聞の取材に応じ、

「私自身はこれで十分だと思う」と答えた。

同委員会は、県が関西電力大飯原発3、4号機の再稼働の可否を判断する際、

政府が提示した安全基準を審査する。西川一誠知事や県議会は同委員会の意見を尊重するとみられ、

委員会で「妥当」と判断されれば、「同意」への手続きが急速に進むことも予想される。


◆コメント:国会は予算案成立しか念頭にないが、重大事故が起こりかけていた。

4日から5日の2日間で原発関係で起きた事故・問題を整理すると、

1.福島第一原発:4日午前、1~3号機の格納容器と圧力容器に窒素を封入する装置が停止し、約1時間20分後に予備装置が起動し、封入を再開した。実は東電は1時間気がついていなかった。

2.福島第一原発:4日午後1時50分、4号機使用済燃料プール代替冷却システムにおいて、一次系循環ポンプの吸込圧力が低下傾向にあったことから、ポンプを停止し、使用済燃料プールの冷却を一時停止。停止時間は約2時間。

3.福島第一原発:5日午前1時5分頃、淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水を濃縮水貯槽に送る流量が上昇した。午前1時50分頃、同配管からの水漏れが確認された。

4.女川原発(東北電力):4日午前9時半過ぎ、非常用ディーゼル発電機や空調機を冷却する海水ポンプが停止。

5.東通原発1号機(青森県東通村。東北電力):4日午前6時45分ごろ、使用済み燃料プールを冷却するポンプが、低気圧による強風の中、送電線の電圧低下で2度にわたり停止し、バックアップ用のポンプも同様に一時停止していた。

1から5の繰り返しになってしまうが、

福島第1と青森県の東北電力東通原発1号機では、使用済み核燃料プールの冷却水を循環させるポンプが停止した。

福島第1では、その他に、1号機から3号機で、水素爆発を防ぐ為に格納容器内に窒素を注入するポンプが止まっていたのに、

東電は、ポンプが止まっていることに1時間も気がつかなかった。

更に福島第一原発では3月に冷却水漏れを起こしたのと同じ配管から、汚染水が漏れ、

海に流出した可能性が高い。


これだけの事が、去年の東日本大震災のような、地震と津波ではなくて、日本海の低気圧がもたらした、暴風によって

発生している(汚染水漏れと強風との因果関係は定かでは無いが)。

使用済み核燃料プールは全国何処の原発にも存在するもので、

プールの冷却水を循環させるポンプが故障し、極端な場合、水が蒸発したり、

流出したら、使用済み核燃料が剥き出しになり、メルトダウンを始めるのである。


たかが、「風」でこれだけのことが起きる。


にも関わらず、国は原発を再稼働したくて仕方がない。

記事5に書かれているとおり、福井県の原子力安全専門委員会の中川委員長は、
関西電力の大飯原発3、4号機は、東日本大震災並の地震や津波に襲われても安全だ。

こんなのは茶番で、国は原発を再稼働したくて仕方がないのであるから、「はじめに、再稼働ありき」で、

御用学者の委員会が、コンピューター・シミュレーションで「ストレス・テスト」を行っただけで、

福井県の関西電力大飯(おおい)原発、3,4号機は再稼働しても安全なのだそうだ。

強い風が吹いただけで、冷却水ポンプが止まってしまう。地震が起きなくても止まることが現実に起きていて、

メルトダウンが起きる前にポンプの運転を再開できたのは、運が良かったからで、もしも手間取ったら、

全国どこの原発も福島と同じように核燃料が環境に対して剥き出しになり、

放射性物質が大気や海水を汚染するのである。


福島など、全然事故収拾のメドがたっていない上に、それ以外の、地震では問題が起きなかった原発が

風で事故を起こしかけた、という報告が相次いでいるのに、完全に国会では無視されている。


政治家は予算案の成立で頭が一杯で、首相を含め原発のことなど全く念頭になかったに

違いない。

先日書いたばかりだが、野田首相は、消費税率引き上げに政治生命を賭けるといっている。

国家予算を審議しない訳にはいかないし、財政を考えないで良いとは言わないが、


原発がもう一基、事故を起こしたら、日本の国土が汚染され、日本国そのものが存亡の危機に

陥るのである。


どう考えても国権の最高機関(国会)が優先して考えなければならないことを正しく認識しているとは、

思われない。

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2012.04.05

財政難で困っている音楽団体が多いけど、大企業の当期純利益の何百分の1なんですよ。

◆先日書いたばかりですが・・・・。

何をか、というと、

存亡の危機に瀕しているオーケストラ、吹奏楽団を救いましょう。

で、大阪市音楽団(吹奏楽団)や大阪フィルに少しでも寄付しましょう、と書いたが、

所詮、大衆はクラシックになど関心が無い。音楽なんかなくても死にはしない。

という意見が優勢らしい。それは、そのとおりだが、それでは人間と動物の境界が不鮮明である。
人間だって、動物の一種だろう!

などという、子供のような揚げ足取りをしないで頂きたい。

そんなことは分かっている。ただ、なくても生きていけるものを全部削っていったら、

勉強もなにもかも、同様である。


食って、排泄して、交尾して、寝る。の繰り返しでは、「ケダモノ」と同じだ、というのだ。

しかし、いくらこのような挑発的言辞を弄しても、興味を持とうとしない人は死ぬまで持たないだろう。


◆日本の大企業がその気になれば、数社が経常利益の何百分の1を寄付すれば、簡単に賄える。

社団法人 日本オーケストラ連盟の年鑑によると、

正会員は24団体。準会員が7団体、。合計31団体である。


全ての団体が等しく財政難というわけではないだろうが、個別の財務内容が不明なので、

大阪フィルハーモニー交響楽団の例を参考にさせて頂くと、

橋下氏が大阪府知事時代に、大阪府から大阪フィルへの補助金6,300万円を打ち切られ、

大阪市長になったら、12年度予算案に計上されていた補助金1億1千万円をも、カットする、という。

単純に合計すると1億7,300万円である。

しかし、大阪市音楽団の場合は年間経費約4億3000万円だという。

面倒なので、大阪市音楽団とオーケストラ連盟正会員、準会員合計32団体が

年間5億円の予算を必要としていると仮定すると、その総合計金額は、

5億円×32=160億円

となる。これを個人から集めようとしたら、大変困難だろうが、

近年、大企業は、企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility 略してCSR)という意識を

持っている。企業イメージにも繋がる、という計算があるが、とにかくもうからないことにも

大企業は社会から受けている恩恵に対して「恩返し」するべきだ、と言うことである。


そこで、これから挙げる企業に他意はないが、日本人なら誰でも知っている大企業の収益を見ると、

メーカーならば、当期純利益は、
トヨタ自動車(2011年3月31日、連結) 4,080億円

日産自動車 (2011年3月31日、連結) 3,192億円

ホンダ   (2011年3月31日、連結) 5,340億円

であるし、これも他意はないが分かり易いので、3大メガバンクを見ると、
三菱UFJフィナンシャルグループ(2011年3月31日、連結) 5,830億円

三井住友フィナンシャルグループ(2011年3月31日、連結) 4,759億円

みずほフィナンシャルグループ (2011年3月31日、連結) 4,600億円

と言う次第であるから、別にこのいずれかの1社に全部出せというつもりはないけれど、

例えば三菱UFJの2011年3月期の当期純利益、5,830億円に対して、

全オーケストラと大阪市音楽団の運営経費の総合計、160億円は僅かに2.7%である。

大企業皆がその気になったら、日本中のオーケストラや吹奏楽団の運営経費を補助することなど

痛くも痒くもないのだ。


実際、大阪フィルは朝比奈隆氏が健在の頃は、旧住友銀行の伊部元頭取と旧制三高から京都帝国大学を

通じて、ずっと友だちだったから、旧住友銀行が随分とバックアップしたはずである。

今なら、それは、株主の利益に反するといって、代表訴訟を起こされてしまうのだろうか?

そこまで、セコい世の中ではないと信じたい。

この文章を、大企業の偉い人が読んでいるとは思えないが、大企業経営者のご家族、

秘書室長、等々、おられたら、取締役会で話しをして下さいな。

この文章をプリントアウトして下さって結構ですから。

一部上場企業の経営陣にクラシック好きが大勢いたら、何の苦労もないのだ、という話でした。

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2012.04.04

「ありがとう」と言われて、怒るバカはいない。

◆極端に、感情を表に出さないのは、日本人の悪癖である。

昨日から今日にかけて、そして東北以北では明日も、強力な低気圧の影響で暴風に見舞われている。

東日本大震災の後、日本人が、立ち直れないほどの経済的損失・精神的打撃を受けても、なお、地震の直後から

治安が極度に乱れることもなく、翌日か翌々日には瓦礫の撤去を始めていたことは、諸外国のメディアを通じて

世界に映像として伝えられ、他国の人々はそれをみて、殆ど例外なく驚嘆した。「さすがは日本人だ」と。


それ以前からも日本列島は、様々な自然災害や、戦争により、他国民なら殆ど間違いなく、復元不可能な状態から、

何度でも立ち直り、つい最近中国に数字だけは追い越されたが、日本は、世界第二位の経済大国でありつづけた。


そういうところは確かに「とてつもない」国民である。しかし、世界に類を見ないほど、無愛想な国民である。

これは、日本人が想像する以上に、日本(人)の印象を悪くしている。損だ、とおもう。


便宜的に「無愛想」という単語を使用したが、要するに、感情を表情や声色や態度として明確に表出しない、という

「不作為」のことを、私は述べている。


私はロンドンに4年間住んでいたことがある。行く前までは、実に面倒臭く憂鬱であったが、

今となっては、人生の10分の1にも満たない年月だったにも関わらず、たまらなく懐かしい。

イギリス人が全員親切であったわけでもない。不便だったこともある。日本人に比べると、あらゆる仕事が雑だし、

食い物は不味い。日本人の好きな「風呂」もない。


実務的な有能さにおいては、殆ど客観的に、日本人のほうが、英国人よりも優秀である。

それでも、なお、英国の社会的慣習には、日本のそれよりも優れた面がある。

先に「感情の表出」と書いたが、とりわけ「謝意」、感謝する気持ちを他人に明確に伝達するのが英国人である。

日本人はこの点において、多分世界で最も「ヘタクソ」である。

それは、あたかも、「他人に愛想を良くすると損だ」と思っているのではないかと邪推したくなるほどである。

日本(人)にとって「損」と書いたが、ここまで感情の表現が下手だと、もはや国民としての「短所」である。


◆「おはよう(ございます)」「ありがとう(ございます)」「お疲れ様(です)」ぐらい、意識的に習慣化しろ。

英国人と同じ会社で仕事をすると、日本人ほど気が利かなかったり、ケアレス・ミスが多かったり、

イライラすることは多いが、それを補ってなお、余りあるのが、社会全体に浸透している「挨拶の習慣」である。

ほんのささいなことでも、彼らは、単に"Thank you."だけではなく、

“Excellent!”“Brilliant!”“Superb!”を笑顔で連発する。

特別に意味はない。誰に対してもそうするのだが、言われた私は、いつも、きらめくような気持の良さを感じた。

日本では絶対にあり得ないことだっただけに、一層、強烈な印象となった。


翻って、我が日本国民はどうか。

日本でも、昔は、挨拶など当たり前で、それが出来ないのは、余程親の躾の悪い、育ちの悪い(経済的な要素は無関係)奴だ、

と、思われても仕方がなかった。

ところが近年、日本の特に勤め人、堅気の勤め人の世界を見ると、逆に挨拶出来ない人間ばかりだ。

驚くほど、何も言わない。朝、顔を合わせても気持の良い「おはようございます」を聴くことがすくない。

最近の若いのは、といいたいところだが、私と同年代やそれ以上のオヤジが特にダメだ。

目下が目上に挨拶するのが原則だが、百歩譲って目上から挨拶してもいいが、返礼がない。

これだけで、私は大変不愉快になる。


帰り際に「お先に失礼します」というのは常識であり、そういわれたら「お疲れ様でした」と反応するのが、

本来、日本人の礼儀である。

こんな簡単な事が出来ない。


断っておくが、他の日本人を「こんな簡単な事もできない」というのであるから、

私は当然、何度、イヤな思いをすることがわかっていても、自分は挨拶を実行している。


こちらがきちんと礼をつくしているのに、それを無視されるのは誠に不愉快である。

忙しいのは皆同じ。プライベートで何かしらの悩みや問題を抱えていることも

皆同じである。


◆「身内」に対しても「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」を義務づけた上司がいた。

私の28年のサラリーマン生活で、この点において徹底した人がいた。

お客さんと接する現場においては、さすがに「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」は、

常識である。客商売のイロハのイだ。


しかし、その上司は、本店内部で、直接の接客はあり得ない部署の部長となったときに、

ウチの会社の他部や支店の職員が来たときでも「いらっしゃいませ」と「ありがとう」を必ず実行しろ。

と言った。理屈で考えては、できない。同じ社内の人間に愛想よくしたところで商売が取れるわけではない。

しかし、上司に言わせるとだからといって、愛想が悪いのを「ケチな料簡」というのだ。

凡そ、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と言われて、「怒り出す馬鹿はいない」と。

一見、無意味に感じられるがそうではなかった。本部広し、といえど、そのようなことを実行するのは、

その上司の部だけである。

企業の本店内部などというところは、往々にしてセクショナリズムに陥り、ギクシャクすることが多い。

しかし、同じ会社の社員であるのに、挨拶をしてくれる部署を悪く思う人間はいないのである。

多少のことがあっても、「あの(気持ちがいい)部の頼みなら、仕方ないか・・・」となるわけだ。

一事が万事。こうなると、物事が気持良く運ぶのである。

この上司の炯眼には恐れ入る。

あなたも明日から実行してみませんか?それぐらいのことが、できませんか?

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2012.04.03

最近のニュース諸々、雑感。消費税、中学指導要領。

◆ニュースとは関係ないのですが、最初にお断り。フジ子・ヘミングコメント受付終了。

そもそもの始まりは、

2005.06.11 大きなお世話ですが、フジコ・ヘミングはヘタクソです。

という記事です。これを書いた時に既にヘミング女史は、一部で「神格化」されていたので

狂信的なファンからさぞや抗議が殺到することは予想しました。

そしてそのとおりになったのですが、記事を書いてからもうじき7年にもなるのに、

いまだにアクセス解析を見ると、私のブログで最もアクセス数が多いのがこの記事と、

その後の関連記事なのです。驚くべき事にヘミング女史で検索してアクセスする人が

殆どいなかったのは、東日本大震災当日と、その後しばらくだけで、

あとは、記事をアップしてから2012年4月2日まで6年と9ヶ月22日。

日数にすると2,487日、毎日絶対に「フジ子・ヘミング」や「フジコ・ヘミング ヘタクソ」などで

検索し、アクセスする方がいない日はただの1日もありません。

最初は、こういう記事を書いた以上、面倒でもコメント(罵詈雑言が書いてあるだけのは論外ですが)に

レスを書く責任があるとおもいまして、30数回、同じようなことを繰り返し書いたのですが、

もうキリがありません。


先日、ネット上のマナーということで、ヘミング女史の項に限らず、

他人のブログのコメント欄に初めて書き込むときには、リアル世界の「初対面」と同じことなのですから

挨拶と自己紹介があって然るべきだ、という趣旨の文章を書きました。

ヘミング記事に書かれたコメントも同じです。

いきなり本文から始まる、無礼なコメントへのレスにも何度、
まず、挨拶と自己紹介をしなさい

と書いたか、わからないのですが、ヘミング信奉者は、

少し落ちついて前のやりとりを読む、ということをしません。

(だから、同じような内容を何人もが入れ替わり立ち替わり書くのです)。


今日(2012年4月2日)にもそういうのが来ました。

もう散々コメントにレスをして、それを読まないで同じようなことを書かれても、

答える気はありません。

今後、今日のこの記事も含めて、ヘミングの「へ」の字があったら、削除し、

アクセス禁止にします。問答無用です。

いくら他人の意見に全く賛成できなくても、挨拶ぐらいはするべきだ、

ということすら分からない人がヘミング・ファンには多いということがよく分かりました。


◆消費税率引き上げ法案:首相の政治生命の一点張りじゃ困るのです。

消費税を今引き上げても消費しないのだから、増収は見込めません。

それよりも早く、福島第一原発は人類が体験したことがない悲惨な事故なので、

これからどうやって、核燃料を回収し、埋めるとか固めるとか、

先日から書いているように、下手をすれば、国民の生命が危ないのですから、消費税もへったくれもない。

経済・財政は「国家が存続する」のが前提で、その前提が危険に晒されているのですから、

それよりも「まず、消費税」というのは、絶対に順番が違う。

また消費税率引き上げに賛成の人は、

「反対派は、『まずムダを無くせ』というが、それでもプライマリー・バランスは均衡しない」

と言いますが、だからといって、ムダがそのままで良いとは思えません。

国家公務員は30万人いますが、そのうち20万人は地方への出先機関にいることを知っていますか?

これは、国家行政組織法で定められているのです。
第三条 1. 国の行政機関の組織は、この法律でこれを定めるものとする。

そして、
第九条 第三条の国の行政機関には、その所掌事務を分掌させる必要がある場合においては、法律の定めるところにより、地方支分部局を置くことができる。

となってます。これを良いことに、なんと所謂「国の地方出先機関」、

地方支分部局って、こんなにあるんですよ。


地方支分部局の一覧

すごい数でしょ?前述のとおり国家公務員30万のうち、20万人は、この出先機関に勤務していて、

しかも、地方自治体と仕事の境界がはっきりしていないのです。

こんなのは、無駄である、ということは、民主党自体が2009年のマニフェストで触れています。
民主党の政権政策Manifesto2009 テキスト版Manifesto(txt 31.2KB)

には、
28.国の出先機関、直轄事業に対する地方の負担金は廃止する

【政策目的】国と地方の二重行政は排し、地方にできることは地方に委ねる。

【具体策】 国の出先機関を原則廃止する。

って書いてあるのです。マニフェストって政党と有権者の「契約」という説明だったと思います。

ならば、これを実行しないのは、契約不履行で、履行していれば、財政収支が多少なりとも改善したはずです。

20万人の国家公務員の給料を(一度には無理でしょうが)削れるのですから。

こういうことを忘れたふりをした野田首相は消費税率引き上げに政治生命を賭けるの一点張りでは、

納得しろ、と言われてもねえ・・・。


◆今日から、中学1、2年の体育の授業で武道とダンスが必修なのですが、どうして文科省ってここまでバカかね?

新学習指導要領で、4月から中学校で武道とともにダンスが必修化しているのですが、

文科省ってのは昔から一番国家公務員試験で成績が悪かったバカが行く役所だ、と

言われているのですが、きっと本当なのだろうなと思います。

「ゆとり教育」で思い切り子供達をバカにしておいて、

元のレベルまで戻るかどうかすら不安なところに小学校で「英語」を教える

って、そんなの無理に決まっているじゃないですが、先生が出来ないのだから。

柔道とダンスも同じことでしょ?

木っ端役人が何か、お偉いさんに「新しい試みをはじめています」という為だけに

思いついたこと、としか思えない。

私は、私立高校で体育の授業に柔道がありましたけど、それは、完全に柔道専門の

先生が、柔道場で教えるのでした。

完全に専門職です。投げ技や、受け身の取り方は必ず,

専門家が基礎から教えるべきで、デタラメに投げられて、頭から落ちて、

頸椎損傷、一生四肢麻痺とか即死とか、事故が起きないと、文科省はやめないでしょうね。

ヒップ・ホップって何だか知りませんけど、要するにダンスね。?

理由を読むと「楽しいから」っていうのです。

アホですか?「勉強」という文字をよく見て下さい。

「強いて」「勉める」

と書きます。社会に出たら、自分が嫌いなこと、苦手なことでもしなければなりません。

子供のうちから、社会というのはそういう所だ、と。

自分の楽しいことばかりをやりたい、という我が儘は通用しないのがシャバなんだ

ということを教えるのが初等教育に於ける大切なことの一つです。

「イヤなら、無理にやらなくていいよ」と甘やかすから、最近の新入社員って、

ちょっと気にくわないことがあると直ぐに辞める。

怒鳴られると、なんと男の子が泣き出す。過呼吸になる男がいる。

「我慢」を子供に教えることも「教育」ではないでしょうか(それ以前に「躾け」ですが)。

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2012.04.02

新入社員に告ぐ。「石の上にも3年」。

◆明日から会社勤めをする若い人達へ。仕事なんてつまらないから期待しないこと。

今は、超就職難で、何処かに入社出来ただけでも幸せである。

色んな先人が既に書いている、言い古されたことだが、

学生というのは、親か本人が授業料を学校に納めて、ものを教わるところだったが、

サラリーマンに限らず、凡そ「仕事」は自分の労働力と時間の対価として給料なり、なんなり

とにかく金銭を貰うのである。シャバに出る、とはそういうことで、

会社の先輩があんまり意地悪だったら、抗議しても良いが、基本的には、会社は学校ではないから、

諸君らに「仕事を教える義務」はない。諸君が「仕事を覚える義務」を負うのである。

はっきり言って、辛い。

サラリーマンの仕事を心から楽しんでいる人もいるけれど、私はただの一度も楽しいと思った事は無い。

社会人になって今日で満28年。明日が1461回目の月曜日がだが、何十年経ってもイヤだ。

宝くじで5億円だか、3億円だかあたったら、入金確認の後、すぐにでも止めたい。

4月2日には各企業の入社式で社長が「キレイゴト」を並べるだろうが、本気でそんなことを思っていない。

「自己実現」とかなんとか、偽善的な言葉を並べるであろうが、

要するに会社が諸君に要求するのは、組織をじゃまするな。会社にとって都合の良い人間になれ、

ということである。諸君の人生がどうなろうが、企業にとっては、どうでもよいことだ。


◆無理にプラス思考になるな、といいたいのである。

前段の文章だけだと、なにやら、明日から人生の墓場に突入するように読めてしまうが、

少なくとも、全然楽しくも面白くもないところだ、と思っておけば良い。

もしかして、面白かったら、良い方に期待が外れる。

本当につまらなかったあら、「ああ、本当だ」と思うだけだ。

しかし、はじめのうちは、こき使われるから自尊心が傷つくこともあるだろう、という意味だ。

そして、それは、大抵のサラリーマンが同じ経験をしているのである。

会社は、繰り返すけれども懸命に洗脳しようとする。

ケネディの就任演説のように、

「会社が諸君に何かをしてくれるとおもうな。諸君が会社の為に何を出来るか、考えろ」

とか、ベートーヴェンの「第九」のテーマの如く、
苦悩を克服した後の歓喜!

とか、ゴタクを並べるが、要するに資本主義経済に於ける企業の目的はただ一つ。

収益を極大化することである。

無理に、前向きに考える必要はない。ただ、あまりにもつまらなそうな顔をしていると

多分、配属された職場でイジメられるから、挨拶や返事だけでもはきはきとして、1年ぐらいは

やる気があるフリをしなさい。

とにかく、世界中の勤め人は、食うために仕方がないから働いているのだ。

つまらないのはアナタだけではない。


◆石の上にも3年。

若い人を見ていると、特に優秀な人が1年目でやめる。

あれは、バカだなあ、と思う。どんな会社でも新入社員が楽しくて仕方がないということは

まず、あり得ない。最近は「パワハラ」とか、色々世間が五月蠅い(なまっちょろい)ので、

私らの頃のように、

おめえ、大学まで出て、コピーもまともに取れねえのかよ!

とか、
バカ。お前どうしてそんなにバカなんだよ。もう止めろよ。死ねよ。(これは極端)

などと言われることも無かろう、言われてもただひたすら済みませんと言って、但し、

「失敗記録」というのはつけておくと、いい。同じ失敗は2度が限度だ。

話を戻すと1年目で辞めてしまう優秀な人をみると勿体ない、と思う。

見ていると、「ああ、この子は、一旦現場を見せておいて次は本店だな」と

いうのが明らかで、そうなってからが、少しは面白くなるのに、

その手前でやめてしまう。他の会社に入ってもまた、新人になるわけだから、

芸術家になるほどの才能や、全く別の仕事でやりたいことがあるのでなければ、

諺にあるように「石の上にも3年」である。

日本人論の代表的著作の一つに中根千枝氏著、

「タテ社会の人間関係」がある。

この本の書名は、講談社が考えたのかも知れないが、ミス・リーディング(誤解を招き易い)だ。

中根先生が強調したかったのは、日本人の社会は「場」を共有する人の結び付きがつよく、

同じ「場」を共有した時間は、その人物の「社会的資本」になる、ということである。

転職や、非正規労働者の立場を選択する日本人が以前よりは増えているとしても、

根源的には、昔も今も同じである。同じ場所に長くいるほど、「エラい」のである。

(それが制度的に形になったのが年功序列である)。

これには、異論もあるだろうが、サラリーマンになるぐらいしか、選択肢がなかった人。

自嘲的になる必要は無い。大抵の人間には、際だった才能などないのである。

だからこそ、そういう人々がもてはやされる。99.・・・・パーセントは凡人だ。

成り行きということが人生にはつきもので、今の会社も何となく決まってしまったというのは、

普通のことだ。ただ、3年は我慢してご覧なさい。

私のように気が弱く、頭が悪く、本質的に怠惰で、なんの取り柄が無い人間でも、

3年我慢したら、少し楽になった。そして、「あと1年、我慢しよう」の反復で28年たった。

あなたにも、きっと、出来る。人生、その程度のものである。

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