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2012.05.07

「関東で竜巻 1人死亡55人けが」「国内で最大級規模の竜巻か」←竜巻が福島第一を直撃したらどうなっていたか。

◆記事1:関東で竜巻 1人死亡55人けが(NHK 5月6日 23時15分)

6日午後、茨城県つくば市など関東の広い範囲で竜巻や落雷などによる被害が相次ぎ、

竜巻で住宅が倒壊して中学生1人が死亡したほか、落雷で1人が重体となっているなど55人がけがをしました。

この竜巻などで住宅の屋根が飛ばされるなど少なくとも490棟以上の住宅に被害が出ています。


6日午後1時前、茨城県つくば市で竜巻が発生し、北条地区を中心に市民からけが人や住宅の被害などの110番通報が相次ぎました。

警察などが調べた結果、竜巻でつくば市内の広い範囲で住宅の屋根が飛ばされたり車がなぎ倒されたりしていて、

少なくとも100棟以上の住宅に被害が出ています。

また消防によりますと、中学生1人が死亡したほか37人がけがをしました。

死亡したのは、つくば市北条の中学3年生、鈴木佳介(14)さんで、倒壊した一戸建ての自宅から見つかり、

病院に搬送されていたということです。

つくば市の北隣の筑西市の大関地区などでも竜巻の情報が入っていて、少なくとも24棟の住宅が被害を受けたということです。

さらに常陸大宮市の野田地区でも午後1時ごろ突風が吹き、1人がけがをしたほか、住宅4棟に被害が出ているということです。

このほか常総市で建物4棟が被害を受けたほか、ひたちなか市ではひょうが頭にあたり、73歳の男性が軽いけがをしました。

一方、栃木県真岡市と益子町などでも突風が吹き、真岡市の消防によりますと、

真岡市、益子町、茂木町の3つの市と町で9人がけがをしたほか、合わせて11人がけがをしました。

また、合わせて360棟以上の住宅などに被害が出ているということです。

さらに落雷の被害も出ていて、午後2時すぎ、埼玉県桶川市坂田にある犬を遊ばせるための民間の施設に落雷があり、

宮代町の関根順子さん(40)と長女で小学6年生の彩加さん(11)の2人が雷に打たれました。

2人は病院に運ばれて手当てを受けていますが、長女の彩加さんは意識がないということです。

また、近くに8歳の次女と関根さんの妹もいて、2人とも足のしびれを訴えていますが、けがの程度は軽いということです。

警察によりますと、関根さんたちは飼い犬を連れて施設に遊びに来ていたところ、

雨が降ってきたため敷地内の木の下で雨宿りをしていたということです。

このほか、群馬県富岡市でも物置のトタン屋根が強風で飛ばされ、70代の男性がけがをしました。


◆記事2:国内で最大級規模の竜巻か(NHK 5月6日 23時15分)

竜巻に詳しい防衛大学校の小林文明教授は「上空の寒気と強い日ざしで大気の状態が不安定になっていたのに加え、

強い南風が吹きつけたため、発達した積乱雲が神奈川県から茨城県、栃木県にかけてあちこちで発生し、

その結果、各地で竜巻が起きたと考えられる。被害の状況は車が横転したり、一部の家屋が跡形もなく壊れたりするなど激しく、

風速が70メートルを超えた可能性もあり、国内で起きた竜巻の中でも最大級の規模かもしれない。

ことしは今月に入っても寒い日が続き上空に寒気が入りやすくなっているため、

今後も日ざしが強くなると大気の状態が不安定になって竜巻が起こるおそれがあり、注意が必要だ」と話しています。


◆コメント:これほど広範囲に「竜巻」「突風」「落雷」で甚大な被害が生じているが首相官邸は動かない。

昨年の東日本大震災以降、特に意識するため、記憶に残るのだろうが、

例年とはことなる気象現象が続いている。

昨年は、台風が首都圏を直撃したり、

各地で豪雨による被害が生じた。


今年に入ってからは、例年から豪雪で知られる地域の人々が「生まれて初めて」

というほどの大雪が降り自衛隊が出動した。

ちょうど1ヶ月前、4月3日には、東北日本海側の低気圧が全国に25メートル級の

暴風をもたらした(因みに秒速28メートルが時速100キロである)。


今日は関東を中心として「竜巻」による大きな被害が出た。

今までにも日本で局地的に「突風」や「竜巻」や「落雷」の被害が出たことはあるが、

日本で「竜巻」が、これほど広い範囲に甚大な被害をもたらしたのは、初めてでは無いかと思う。


茨城県つくば市の、竜巻の直撃を受けた建造物の破壊され方は尋常ではない。


誤解を恐れずにいえば、あの写真だけを見せて、「昨年、東日本大震災の津波被害に遭った建物だ」

と人に言えば、そのまま信じるであろう。


ただごとではない。電力供給網がずたずたにされ、市民生活に大きな影響を与えている。

不安定な大気の状態は、深夜になってからは北海道で大規模停電をもたらしている。


ニュースを聞いていて、ふと、気がついたがこれに対して国(政府)は全く関心がないらしい。

首相や官房長官。今は、防災担当大臣という閣僚までいるのに、官邸で緊急会議が開かれたという

ニュースを聞いていないが、私が知らないだけであろうか?


◆竜巻が茨城県つくば市ではなくて、福島第一原発を襲ったらどうなったか?

福島第一原発4号機の使用済み核燃料プールは補強工事をしていない。

一応冷却水は循環しているが、プールそのものが壊れたら、これまでの100倍の放射性物質が

環境にバラ撒かれて、東京も深刻な被曝から免れない、と言われている。

福島近辺で大規模余震が起きて、4号機がやられたら、日本はおしまいだ、

と、小出裕章京都大学原子炉実験所助教はなんども言っている。


もしも、今日の竜巻が茨城県ではなくて、その北に隣接している福島で発生し、

竜巻が福島第一原発4号機の使用済み核燃料プールを直撃したら、どうなったか。

使用済み核燃料は、水に浸かっていればいいが、大気に剥き出しになったら、近くに人が寄ったら

殆ど即死するほどの放射能を発している。

その使用済み核燃料が竜巻に吸い上げられ、周辺に落下したらどうなるか?

原爆が投下されたようなもので、手の付けようが無い。大惨事などという

生ぬるい表現では、済まない。

このように考えると、今日の竜巻の発生場所によっては、日本は滅んでいたかも知れない。

それなのに、政府は全く動かず、それを問題視する声もない。

全然危機管理の「想定」がなっていない。

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