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2012.05.20

「夏場の節電対策 正式に決定」←本当にそこまで電力需給が逼迫しているのか。

◆記事:夏場の節電対策 正式に決定(5月18日 11時38分)

政府は、18日、原子力発電所の運転が再開しない場合、この夏、全国で最も深刻な電力不足が見込まれている関西電力管内に

15%以上の自主的な節電を要請するとともに、中部電力など西日本の電力会社管内にも

節電を要請するなどとした、この夏の節電対策を正式に決定しました。



政府は、18日、総理官邸で関係閣僚による会議を開いて、原発の運転再開がない場合、

全国で最も深刻な電力不足が見込まれている関西電力管内などについて、ことしの夏の節電対策を正式に決定しました。

それによりますと、数値目標を設定した自主的な節電の要請については、いずれもおととしの需要に比べ、

関西電力管内では15%以上、九州電力管内は10%以上の節電を要請します。

さらに、関西や九州に融通する電力を確保するため、供給力に比較的余力がある

西日本の中部、北陸、中国の各電力会社管内にそれぞれ5%以上、四国電力管内には7%以上の節電を求めます。

また、北海道電力管内では7%以上の節電を要請します。

節電を求める期間は、いずれも一部の期間を除いて、

中部、関西、北陸、中国、四国、九州では7月2日から9月7日まで、

北海道では7月23日から9月14日までの間で、平日の午前9時から午後8時までとしています。

このうち、北海道では9月10日から14日については平日の午後5時から午後8時に節電を求めるとしています。

一方、関西電力管内で検討するとしていた法律に基づく電力の使用制限は行わない一方、

電力需給が厳しい関西・九州・北海道・四国の各電力会社管内では計画停電の準備を行います。

さらに、沖縄電力管内以外の東京電力と東北電力の管内を含む全地域には、7月2日から9月28日まで、

一部の期間を除いて平日の午前9時から午後8時まで数値目標を設けない節電を求めるとしています。

今回の節電対策は、原発の運転再開がない前提で、

政府は今後、関西電力大飯原発の運転再開を巡る動向しだいでは西日本を中心に対策の見直しを検討することにしています。

(注:色太文字は引用者による。)


◆コメント:本当に火力発電所では電力供給が不十分なのか。

昨年、東京電力管内では、福島第一原発が壊れたから、電力が足りない

といって、計画停電を実際に行ったが、私はいまだに、

東電のあらゆる設備(火力、水力)を稼働された場合の最大電力供給能力は何千万Kwなのか?

が分からない。東電が発表しない。

昨年、電力会社の「いかがわしさ」がよく分かった。

東日本大震災の翌週、3月17日(木)午後2時過ぎ、当時の海江田経産相が突如、
「このままだと、首都圏で予測不可能な大規模停電が起きるかも知れない」

との「談話」を発表したのである。経産省のサイトにまだ載っている。
海江田経済産業大臣談話・声明「大規模停電回避のための一層の節電のお願い」

この「談話」では、次のように述べられている。
本日の供給力は3,350万KWであるところ、午前中のピークの電力需要量は3,292万KWとなっており、既に需給はギリギリの状況です。

最初はこちらも何も分からないから、東京電力の供給力は3,350万Kwなのだろう、と思わず信じてしまったが、

その後、夏に電力需要が増えるにつれ、福島第一は停まったままなのに揚水発電で補ってます、といいつつ、

東電の電力供給量はどんどん増えて、7月1日には、ピーク時供給力(毎日変化する不可解な数字)が

5,100万キロワットになった。


記事を読むと、政府は、

「関西電力管内は、このままでは節電を要請するしかない。但し、大飯原発3,4号機が再稼働すれば話は別だ」

と言っている。恣意的に読むと、原発を再稼働させたいが為に、「いいの?このままだと、真夏にエアコン使えないよ?」と

言葉は悪いが恫喝しているようだ。

関電は原発依存度が高く、かつ、28基ある火力発電所も定期点検中で使えないのがあるから、

供給力不足になるのだそうだが、原発事故が起きた時点で、火力をいつでも使える様に、

何故、もっと早く火力発電所の「定期点検」を実行しなかったのか、など、どうもいかがわしい。


関電の事業所一覧から、各発電所の「定格出力」をみると、

堺港発電所が、40万Kw×5=200万Kw。

南港発電所が、60万Kw×3=180万Kw。

多奈川第二発電所が、60万Kw×2=120万Kwだが、長期計画停止中。

姫路第一発電所が、72.9万Kw+71.3万Kw=144.2万Kw。

姫路第二発電所が、計165万Kw。

相生発電所が、37.5万Kw×3=112.5万Kw。

赤穂発電所が、60万Kw×2=120万Kw。

海南発電所が、2号機長期計画停止中で、45万Kw+60万Kw+60万Kw=165万Kw。

御坊発電所が、60万Kw×3=180万Kw。

宮津エネルギー研究所が、37.5万Kw×2=75Kwだが、長期計画停止中

舞鶴発電所が、90万Kw×2=180万Kw。

となり、停止中も含めて、全部合計した「定格出力」は、約1641万Kwだが、さらに調べたら、
火力発電所の定格出力とは定められた条件で連続して発揮しうる最大能力の毎時間当たりの値

という意味だそうで、「定格出力」と「発電量」は違うのだそうである。

つまり、停まっている発電機を除いた「定格出力」の合計1,446万Kwが、1日の「発電量」とイコールではないのであって、

実際には24時間ぶっ続けではないとしても何時間かの連則運転は可能であろう。

同じ関電管内といえど、送電網の問題など、種々、考慮すべき問題はあろうが、

単純に考えると、3時間稼働すれば、発電量は5,000万Kwを超えることになる。

何しろ素人が俄仕込みで得た知識と私の貧弱な知能で考えたことであるから、

何か、問題を見落としている可能性はあるけれども、関電と政府の「電力不足」を

そのまま、鵜呑みにしてよいものかどうか、疑問が残る。

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