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2012.06.22

「放射能無害化は、極めて困難」(小出助教)←「不可能」ではないのなら人類の全ての叡智を集めるべきだ。

◆記事:小出裕章さんインタビュー 原発事故の総括(人民新聞社 2012/6/19更新)

(全文は:http://www.jimmin.com/htmldoc/145001.htm)

「放射能の無害化技術」と、その現状について

小出…原子力発電はウランを核分裂させますが、核分裂させると、核分裂生成物ができてしまいます。

   元々ウランは、放射線を発する危険な物です。その危険なウランを核分裂させると、その途端に放射能の量が10億倍に増えます。

   それだけの凄まじい力を人間は持ってしまったのです。

   人間が核分裂の連鎖反応を使うようになったのは、1942年です。米国がマンハッタン計画という原爆製造計画を立ち上げ、

   物理学者が長崎原爆の材料であるプルトニウムの製造法を考えました。

   そして、プルトニウム製造には原子炉を動かすのが最も効率的、と結論しました。

   皆さんは原発を「発電」のための装置だと思われているかも知れませんが、元々開発者は、発電などに興味はなく、

   プルトニウムを作るための手段だったのです。

   しかし、当初から「これをやると大変なことになる」ことはちゃんとわかっていましたので、

   1942年時点から無害 化の研究は始まっているのです。研究は続けられ、今年で70年になりますが、未だにできないのです。


   できない理由は、主に2つあります。

   ①作ってしまった核分裂生成物を消そうとすると、そのために莫大なエネルギーがかかる。

   もともと原子力発電は、エネルギーが欲しいから作った訳ですが、そのエネルギーを全部投入しても

   まだ足りないとなれば、意味がありません。いくらやってもダメなのです。


   ②先ほど「消す」と言いましたが、本当に消すことは できません。正確には、「消す」のではなく、

   寿命の長い放射性物質を寿命の短いものに変化させて、管理期間を短くしたい、という考え方です。

   ところが、ある寿命の長い放射性物質を寿命の短い放射性物質に変える作業をすると、

   放射性物質でなかったものが放射能になってしまったり、新たに寿命の長い放射能が生まれてしまったりする

   物理現象が同時に進行してしまうのです。日本でも「原子力研究開発機構」が研究を続けていますが、

   いくら実験を繰り返しても、この壁を突破できず、70年間 実現できずにきているのが現状です。(後略)


◆コメント:極めて困難であっても「不可能」と言い切らないと言うところに希望を託したい。

世界全体がオストリッチ・コンプレックス(危険は、見なければ存在しないと考える自己欺瞞。

ダチョウは敵に襲われるなど、危険が迫ってもうどうしようもないと思うとクビを岩陰に突っ込んで、

その危険を見ないようにして現実逃避するが、当然現実の危険は消えない)に陥ってしまったかのようだ。


週末にG20が開かれて、欧州経済危機に、世界の政府・中央銀行が団結して対処する、

という、まあ、例によって当たり前のことをステートメントとして発表した。


確かに、放っておいて良い問題ではないが、世界の首脳が集まって、カネの話だけをして

ノコノコ帰ってくるというのは、今の福島の状況を考えると、明らかに現実逃避だ。


しかもそれが一般庶民ではなく、世界の主だった国の政治の最高責任者のあつまりだ。

自分自身が科学者ではなくても、福島第一原発の現状ぐらい知っている。


そして、今後、このような事故は他国でも日本でも起こりうるのであって、最大の問題は、

放射能を無毒化することができない、という事実である。


私は、科学的、理論的思考が極めて苦手な人間だが、原発問題において、仮に

放射能を無毒化出来るようになれば、今のまやかしの「除染」(本当は「移染」である)ではなく

本当の「放射能汚染の除去」が可能になり、根本的な解決は、放射能無毒化が可能にならない限り

不可能だ、と言うことぐらいは分かる。


世界の主だった国の首脳と核物理学者があつまり、今後「放射能無毒化」のために各国政府は、

世界中の学者が、一致団結して研究に邁進する為に、必要な全てを最優先することを決められないものであろうか。


以下は、理数系が苦手な私だから、全然見当違いの発想になるかもしれないが、敢えて恥を晒す覚悟で書く。

私自身は、数学は苦手の最たるものだが、数学者の間では、長年の挑戦の対象であった

17世紀のフランスの数学者、ピエール・ド・フェルマーが書き残した「フェルマーの最終定理」、すなわち、

20120622fermatlasttheorem

は、なんと360年後、1993年6月23日(偶然だが、明日が証明されてから19年になる)に、

ケンブリッジ大学のアンドリュー・ワイルズによって、完全に証明されたと聴く。

このことの意味は数学の専門家か少なくとも数学が好きな人にしかわからないのだろう。


しかし、私はフェルマーの最終定理はどうでもよいのであって、言いたいのは。

天下の大秀才達が代々引き継ぎながら、360年後に証明されることがあるならば、

放射能の無効化も、もしかするとあるとき、

何処の誰か分からないが、画期的な方法を発見するかも知れない、

と言えるのではないか、ということだ。

とにかく今は、放射能について、皆、ことの重大性が分かっているのに、余りにも逃げ過ぎだ。

これこそ、人類が最優先すべき課題だろう。

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