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2012.08.08

五輪における、交渉力・政治力。

◆ロンドン五輪に於ける「史上初めて」。

私にとっては、生まれてから13回目の夏季五輪になります。

とは言っても、東京五輪は、4歳でしたから、後から「歴史」として認識したことが殆どです。

比較的最近では、アテネが日本勢が調子がよくて、かなり熱中した記憶がありますが、

今回のロンドン五輪はそれ以上です。


それはさておき、今大会が五輪史上画期的なのは、すべての国・地域から女性選手が参加できるようになったこと

(今まで、サウジアラビア、カタール、ブルネイがイスラム教の戒律に従って女子を出場させていなかったそうです)、

そして、女子ボクシングの種目の創設により、これも五輪史上初めて全競技で、男女の種目が実施されること、

だそうです。


◆今回は心臓に悪いですな。

別に選手を責めるわけでは勿論ありませんが、

体操で内村選手が最初のあん馬や鉄棒で落下したとき、冷や汗をかきましたが、

その後、個人総合の金メダルは本当に良かったですね。


全部書いてたらキリがありませんが、日本時間7日未明の女子サッカー準決勝日本対フランスは、

本当に心臓に悪かったですね。2点リードされたフランスがこのままな訳がない、と思っていたら、案の定、

スパーン!とシュートを決められて、直後にPKでした。あそこは計測してないけど、多分、見ていた人達全員、

心拍数も血圧も上がっていたことでしょう。

なでしこジャパンは「金」を取る、と公言して五輪に出ているのであって、

それによる、気の遠くなるほどのプレッシャーは、想像に難く有りません。

その中で、最低銀メダルって、「有言実行」の見本で、実に立派です。


8月7日夜の、女子バレー、日本対中国も最後まで、あれほど心臓に悪いのもひさしぶりです。

よくやったけど、日本女子バレーをみてると、勝利への執念を今一つ感じられないのがきになります。

「負けたら、負けたで、しゃあない」に見えてしまうのはわたしだけでしょうか。

それはさておき、今回に限らず、日本にはもっと五輪における「政治力」が必要だと思います。


◆五輪には、はっきり言って作為的な操作が感じられます。

はっきり言うならば日本チーム、日本人が不利になることが多い。

全く証拠はありませんが、今までの五輪の各大会の結果とその後の各競技の採用、廃止、

ルールの改変などを見ると、日本人が金メダルを獲ったり好成績をおさめた競技、種目は、

その後、日本に不利なようにルール改変がなされたり、女子ソフトボールや野球のように、

種目自体が廃止されてしまう。これは、偶然ではないように思います。

柔道、ソフトボール・野球、水泳、バレーボール、そして冬季ですが、フィギュアスケートで

日本人有利となると、ルールが改変されたり、或いは露骨に理不尽な判定が為されます。


こういうことは、選手にはどうしよもなく、日本オリンピック委員会(JOC)や各種目の委員会(日本柔道連盟とか)

の「国際的な政治力」がなさ過ぎる所為だとおもいます。

何だかんだいいながら、世界は白人至上主義だと思います。欧米人は黄色人種に勝たせたくありません。

そして、欧米人の文化というのは、日本的な「以心伝心」は全く通用せず、原則として「パワー全開の自己主張」の世界です。

多分、IOC総会とか世界柔道連盟、水泳連盟、スケート連盟の総会などで、ルールの改変が為されるときに、

日本の役員たちは、黙っているか、モタモタしている間に採決されてしまっているのだと思います。


白人至上主義なら、中国が強いのはどうしてかというと、勝った後の選手の待遇などで、選手のインセンティブ(励み)を

増強しているのと、中国人と接するとわかりますが、彼らの行動様式は、東洋人でありながら「言いたい放題」で、

これが、国際社会において欧米人の「パワー全開の自己主張」に対抗可能な力を持っています。


日本は、五輪のたびに、企業が「公式スポンサー」として莫大な資金を提供してます。

しかし、カネを出しているだけで、自動的に日本に有利なように取りはからって貰う必要はないけれど、

現状では、おカネだけむしり取られて、肝心の競技面のルール・制度などでは、欧米人の好き勝手です。


つまり、日本は良いように「利用され」ているだけです。


このままではダメです。外務官僚の天下り使うとか、とにかく語学力があり、「外人を相手にする」ことに

慣れている人間を登用しないとだめです。元選手で、勉強もできないし、英語も話せないのばっかりが役員じゃだめです。

欧米人を相手にするときには、多少論理が無茶苦茶でも「速く」「強引に」事故に有利なように主張しなければ、

どこまでも、欧米人(白人)に都合がいいように、やられてしまうと思います。


誤解を恐れずにいうならば、多少は汚い手も必要かもしれません。

つまり、「日本の主張を受け入れないのならば、日本企業の五輪への出資を政府として禁止することになるかもしれない」

といったら、欧米人は何しろ今、御存知のように特にヨーロッパは財政危機で、どこもおカネはないのですから、

真っ青になるはずです。

五輪憲章はで、「オリンピックはあくまでも参加する個人または、団体同士の競走だ」と書いていますが、

現実を見てると、そんなのはキレイゴトなんですから。

選手が折角練習しても、途中でルールを変えられて勝てないなどと理不尽なことが現実に起きているのですから、

国家的介入が、必要である、と思料します。

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