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2012.10.09

「山中氏にノーベル賞=iPS細胞開発]」←私の日記は10年前のノーベル賞から本気で書き始めました。

◆記事:山中氏にノーベル賞=iPS細胞開発 医学・生理学賞、日本人25年ぶり(時事通信 10月8日(月)18時38分配信)

スウェーデンのカロリンスカ研究所は8日、2012年のノーベル医学・生理学賞を、

体のあらゆる細胞に変わる能力を持つ万能細胞「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を世界で初めて開発した山中伸弥京都大教授(50)と、

約50年前に万能細胞の実現可能性を初めて実験で示した英ケンブリッジ大のジョン・ガードン博士(79)に授与すると発表した。

皮膚などの細胞に3~4種類の遺伝子を導入して「初期化」したiPS細胞は、さまざまな種類の細胞に変化することができ、

ほぼ無限に増殖する。

難病患者からiPS細胞を作れば原因解明や新薬開発に役立つほか、将来は脊髄損傷患者にiPS細胞から作った神経細胞を移植して

再び歩けるようにするなど、再生医療の実現が期待されている。

日本人のノーベル賞受賞は、10年の鈴木章北海道大名誉教授(82)と根岸英一米パデュー大特別教授(77)の化学賞以来。

米国籍の南部陽一郎米シカゴ大名誉教授(91)を含め、計19人となった。

医学・生理学賞は、利根川進米マサチューセッツ工科大教授(73)が1987年に受賞して以来、25年ぶり2人目。


◆コメント:とにかく、おめでとうございます。

ノーベル賞には、私が勝手に抱いている、個人的な思い入れがあります。


私がウェブ日記エンピツに「JIROの独断的日記」を書き始めたのは、2002年4月15日ですが、

最初は、何を書いて良いか分からず、幼稚な駄文が多く(それは、今もさほど変わっていませんが)、更新しない日の方が

多かったのですが、俄然、本気で書き出したのは、まさにちょうど10年前です。

HTMLタグも何も知らないベタ打ちで読み辛いこと、この上ないのですが、

2002年10月08日(火) 小柴名誉教授、万歳!

そして翌日の

2002年10月09日(水) なんと、今日も、日本人がノーベル賞を受賞!

この時からです。


二番目の「なんと、今日も、日本人が・・・」は、島津製作所の田中耕一さんがノーベル化学賞を受賞なさったことを書いています。


私は、完全に「文科系」人間で理論的な思考が極めて苦手な人間です。

10年前の小柴先生、田中さんの研究の本当の意味も、今日の山中教授の研究の医学的価値も理解出来ていないと思います。

しかし、日本人がノーベル賞を受賞したことを喜ぶということは、ごく自然な感情の発露であり、

日本人として誇りと思う、ということは、当たり前だと思います。


この10年間、2008年には、小林誠・益川敏英両氏がノーベル物理学賞、(南部陽一郎氏はアメリカ国籍の為、アメリカ人受賞者)下村脩氏が化学賞、

2010年には、鈴木章、根岸英一両氏がノーベル化学賞。

そして今日の山中伸弥氏が科学者としての世界最高の栄誉、ノーベル賞を受賞しましたが、

その度ごとに、ネット上で「冷めた」発言が多いのでがっかりします。

曰く、
研究の意味がよく分からないのにおめでとうございますっていうのも何だか・・・・

ノーベル賞ってゼロからその人が研究した成果じゃなくてそれまでの蓄積があって、たまたまタイミングが良かったのでしょう?

こういう言葉を読む度に、私は、
どうして、こういうときに、国の誉れの人を素直に誉め称え、尊敬できないのかな?

と思います。エンピツだとわかりませんが、JIROの独断的日記ココログ版には、

「日本人の褒め下手」というカテゴリーがあります。多分、日本中のブログでこういうカテゴリーを設けているのは私だけではないかと思います。

橋下市長批判なら、ノーベル賞受賞者礼賛の100倍ぐらいのエネルギーが発揮できるのに、

日本人は、他人の仕事を尊敬する。他人を褒める、感謝するという意思が弱すぎます。

または、気持ちはあるのかもしれませんが、その表現が下手すぎます。


私だってノーベル賞受賞理由など理解できません。

天下の大秀才が何十年も、苦労してたどり着いた成果を、ド素人が簡単に理解できると考える方が不遜です。

折角のおめでたい話題ですから、社会への不満の表明はこれぐらいで止めておきます。


◆とてつもない、日本。

今年の出来事を見ていると、戦後(私が生まれる前ですが)の話を思い出します。

敗戦国となり、焼け野原で、自分達はもうダメなのかと自信を失いがちだった日本人にとって、

「フジヤマのトビウオ」、平泳ぎの古橋廣之進選手の世界新記録と、湯川秀樹博士が日本人として

初めて、「中間子理論」でノーベル物理学賞を受賞したことは、我々がちょっと想像出来ないほど、

当時の日本人を勇気づけた、といいます。


今年は、よく似ていませんか?

ロンドン五輪で、日本のアスリート達が頑張って史上最多、38個のメダルを獲得してくれました。

東日本大震災以降、日本は、原発事故や幾度も豪雨や台風その他自然災害に襲われ、良いことがなかった。

8月20日、メダリストによる、銀座のパレードに50万人もの人が押し寄せた。

どれほど、日本人が「嬉しいこと」に飢えていたか、良くわかります。


そして、山中伸弥教授の研究は、それを元に既に世界中で、再生医学の研究が進んでいるといいます。

山中教授は最初は整形外科医だったけれども、手先が無器用で、手術が苦手で「向いていない」ということで、

基礎医学の研究に転じ、将来的には多くの、今まで不治だった病に冒された人を救うかも知れない研究成果を出されました。

勝った負けたではない。純然たる、人類への貢献です。

これが誇らしくなくてなんでしょうか。


日本は、もうダメかも知れないというとき、戦後も今も、このような人々が現れる。

日本は、日本人はやはり「とてつもない国・国民」なのかもしれない。きっと、そうだ、と、信じます。

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