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2012.11.12

「東京 脱原発大規模デモ」(NHK 11月11日 20時38分)←3月に始まったのですけどね。

◆記事:脱原発大規模デモ(NHK 11月11日 20時38分)

東京の総理大臣官邸や国会の周辺では、原子力発電所に反対する市民グループが呼びかけた抗議活動が行われ、

集まった人たちが福井県の大飯原発の運転停止などを訴えました。

この抗議活動は、毎週金曜日に総理大臣官邸前で原発に反対する活動を

続けてきた市民グループが呼びかけて行われました。

11日は、総理大臣官邸や国会議事堂、それに霞が関の周辺で、午後3時ごろから

のぼりやプラカードなどを持った人たちが歩道に集まり、

「大飯原発の再稼働反対」「原発はいらない」などと叫びながら訴えました。

埼玉県桶川市から4歳の息子と参加した40代の母親は、

「子どものことを考えると原発はなくしてほしいと訴えたくて参加しました」と話しました。

また千葉県柏市から来た60代の男性は、

「大飯原発の運転再開はあり得ません。

これだけ多くの人が原発に反対する声をあげていることを、政府にわかってほしい」と話していました。


◆コメント:3月から毎週金曜日に行われていますので、「今さら」の感は否めませんが・・・。

毎週金曜日に首相官邸や国会議事堂前で「反原発デモ」がおこなわれるようになり、

それは、当初「ネット・ジャーナリスト」ばかりが報道していて、テレビや大手新聞は知っていたクセに無視していたのですが、

夏頃からでしょうか。遂に、無視できないほどの規模と、大抵のことは何でもすぐに忘れる日本人なのに、

このデモに関しては、継続的、反復的に行われているということの重大性に、マス・メディアが気がついたようです。


しかし、困ったことに、国政の最高責任者である首相や国家権力、財界人が分かっていないのです。

経団連なんか、早く原発を再稼働すべしと繰り返し言っていますが、無責任です。


◆昔と違って、もはや誤魔化したり、隠したりすることはできない、ことを国家もメディアも認識するべきです。

誤魔化したり・隠したりというのは、まず、原発の危険性という点にに関して。

以前、政府は「原発は絶対安全」と言っていたのです。私の記憶だけだと少し曖昧ですが、確か

「原発は、この世で一番堅牢な建造物だ」とか「たとえ、ミサイルの直撃を食らっても、壊れない」などという文字を、

読んだ事がありますが、なんのことはない。地震津波で、しかも、東日本大震災の震央から約180キロも離れていても、

壊滅的打撃を受けたのです。

これですっかりウソがばれました。東電や国家はしきりに「放射能は大した事は無い」ことにしたがりましたが、

小出裕章京都大学原子炉実験所助教の数々の著書や、小出助教にほぼ毎日質問して現状の深刻さを伝えつつづけた

MBS・毎日放送「たね蒔きジャーナル」(9月末で放送終了)が与えて下さった情報により、本当は物凄い量の放射性物質が、

311後の水素爆発のときに、ほぼ地球全体に飛び散り、厳密に言えば、もはや地球上、福島原発から拡散した放射性物質で汚染されていない場所は

全く無いこと、がわかりました。


いくら、政府や各電力会社が「ストレステストの結果、安全が確認された」と言っても、誰も信じません。


隠しても無駄なのです。


◆反原発の世論を「誤魔化したり、隠したり」することも、できません。

インターネットは両刃の剣で、先日来補導されているように、遠隔操作ウイルスによって、犯罪犯行予告の犯人の冤罪が

生じたり、ネットバンキングで不正におカネを送金したりする、悪い輩もおりますが、

メリットも当然あるのであって、冒頭の記事でNHKが報じている、毎週金曜日のデモは、当初「お上の宣伝局」と化している

大手メディアは報道しませんでしたが、個人が簡単な機材を用いてネットで全世界に映像を流していました。

ですから、今年の3月から毎週金曜日のデモが行われていることは、もはや公然の事実で、これはいくら国家が隠そうとしてもかくせません。


電力会社、特に東京電力が、原発で何かトラブルが生じても「大した事は無い」といっても、

9割方はウソであることも、経験的に知ってしまいましたから、政治家も役人も東電も、メディアも、

匿しても、無駄だ。

ということを認識して頂きたいです。それから、これだけ国民が反原発といっているのに、

それに反して、原発存続を標榜する政党は、選挙で負ける、と思うべきです。


◆少しだけ付け加えるならば・・・原発は運転を停止しても危険で、1日も早く廃炉にするべきです。

いつも申しあげておりますが、

私は大事なことなら、同じ事を何十回でも何百回でも、繰り返しかきます。

以下の話は、ほぼ一週間前に書いたばかりですが、また、かきます。


原発は運転を停止すれば安全なのではなく、存在するだけで危険であることです。

運転を停止しても原子炉圧力容器には棒状で束になった核燃料が冷却水に浸かっている分には安全ですが、

日本中どこでも大地震が起きうるし、活断層や、大地震の予想震源域のド真ん中に建っている原発は多く、

もしも直下型地震が起きたら、いくら丈夫に創ってある建造物も破壊される。原子炉圧力容器は壊れ、冷却水が流れ出し、

中の核燃料は、福島第一の時と同じように自らの崩壊熱でメルトダウンして、環境に放射性物質を撒き散らすことになります。

従って、安全を確実にするためには、原子炉を廃炉にするしかないわけですが、何も問題が起きていなかったけれども、老朽化により、

廃炉が決定した東海原子炉は2000年に作業が始まりましたが、完了するのが2020年(当初の予定どおりなら)です。

この地震大国に福島を除いても53基もの原子炉があるというのは、それを許容してしまった主権者国民に最終的な責任がありますが、

とにもかくにも、放っておいたら危険で、現実的には不可能であうが、仮に明日から、「せーの」で廃炉作業を始めても、

20年は安心出来ない。その間に別の大地震が起きる可能性が高いけれど、そんなことを言っていたら、何もできなくなります。


一番分かってないのが政治家で、この後に及んで、日本国そのものの物理的存亡の危機よりも政局ばかり考えていますが、

政権を取りたいなら、尖閣も憲法も厚生年金もへったくれもないので、まず、原発を最優先で廃炉にします。という政党があったら、

そいつらが一番、事の重要性が分かっていることになります。残念ながら今のところ、そういう政治家、政党が見当たりませんが。

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