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2012.11.28

「ノロウイルスの患者急増 注意呼びかけ」←新型インフルの年には減ったのです。手洗い。

◆記事:ノロウイルスの患者急増 注意呼びかけ(NHK 11月28日 4時6分)

ノロウイルスなどによる感染性の胃腸炎の患者が、ことしはこの5年間で最悪のペースで増えていることから、

厚生労働省は、食べ物による感染を防ぐため、飲食店などに対し、手洗いや調理器具の消毒などを徹底するよう呼びかけています。

ノロウイルスは、感染力が非常に強く、患者が吐いたものなどに触った人の手などを介して、

口から感染し、激しいおう吐や下痢を引き起こします。

国立感染症研究所によりますと、全国およそ3000の小児科から報告されるノロウイルスなどによる

感染性の胃腸炎の患者数は、先月中旬から増え始め、今月18日までの1週間で

1医療機関当たり11.39人となっています。

これは、この期間としては、この5年で最も高い値です。

また、先月から全国の飲食店や旅館などで起きたノロウイルスによる食中毒は37件で、

患者はおよそ1100人に上っているということです。

このため厚生労働省は、食べ物による感染を防ぐため、飲食店などに対し、石けんで手洗いするほか、

調理器具を85度以上の熱湯で1分以上消毒すること、それに、感染した人が使った食器などは

塩素系の消毒剤で洗うことなどを徹底するよう呼びかけています。


◆コメント:ノロウイルスは、抗ウイルス薬がないのです。

感染性胃腸炎と言っても、細菌が原因ならば、抗生物質でその細菌を殺すことができますが、

一般的に「ウイルス」を殺すクスリというのは、ないのです(その意味ではインフルエンザの方がマシです)。

全然違う種類の病気ですが、エイズは、HIVという「ウイルス」が原因である、とわかっても、

発見されて30年も経ちますが、いまだに抗ウイルス薬がありません。

ノロウイルスにも抗ウイルス薬はなく、排泄物と共にウイルスが体外に出てしまうまで

(症状がおさまっても、ウイルスは残っているので、他人にうつす可能性があります)、

ORS(経口補水液。「OS-1」という奴)で、水分と電解質のバランスを保ちながら、ひたすら

待つしかないのですが、かなり症状が激烈です。

嘔吐と下痢と両方で、ひどいときは、びろうな話で恐縮ですが、バケツを抱えてトイレから1時間ぐらい

出てこられなかったりします。

多くの病院や開業医が休診となる年末・年始に発症すると大変です、というところですが、

今述べたばかりですが、ドクターと言えども、治療法も無いし、予防するワクチンもありませんので

実は、病院が休診であろうがなかろうが、大差ありません。


インフルエンザウイルスは、ワクチンもあるし、抗ウイルス薬もあるし、アルコールで非活性化できますが

ノロウイルスは、ワクチン、クスリが無い上、アルコールでも殺せず、塩素系消毒薬(漂白剤です)でしか

殺せないので、食器には使えますが、漂白剤で直接手を洗うことはできないので、

余計に厄介です。

時間がないので、当時の記事を探して引用できなのですが、

新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)が流行して大騒ぎ(結局、あれ自体は症状は大した事はありませんでしたが、

特に若い人の間で非常に感染力が強くて、アッというまに拡がりました)になった年、

政府や医療機関が、手洗いを厳重に、と呼びかけたので、その結果、付随的効果として、

「ノロウイルスの患者が例年よりも明らかに少ない」という記事を読んだことをはっきりと記憶しています。

したがって、発症してしまったら経口補水液で対症療法でただひたすら耐える、しかなくなるので、

結局は、石鹸と流水で、物理的に手に付着しているウイルスを洗い流すことが、今の所最も有効な予防方法だと

思います。尤も、いうまでもありませんが、私はドクターではないので、より正確な情報は医療従事者に確認して下さい。

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